2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
Z 0104:2013
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 分類······························································································································· 1
3 用語及び定義··················································································································· 1
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
Z 0104:2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,全国段ボール工業
組合連合会(JCCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で
ある。
これによって,JIS Z 0104:1990は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
Z 0104:2013
段ボール用語
Glossary of terms used in corrugated fibreboard industry
序文
この規格は,1969年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1990年に
行われたが,その後の関連するJISの改正及び廃止に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,段ボール工業において用いる主な用語及びその定義について規定する。
2
分類
用語の分類は,次による。
a) 段ボール及び段ボール箱の種類
b) 材料及び補助材料
c) 形式,寸法及び設計
d) 機械及び装置
e) 性能及び試験方法
f)
製造方法及びその管理
3
用語及び定義
用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。また,一つの用語欄に二つ以上の用語を併記してある場合は,記載
の順位に従って優先的に用いる。
注記1 用語の読み方が紛らわしいものについては,用語の次に括弧書きで読み方を示す。
注記2 平仮名では分かりにくい場合には,平仮名の後に括弧をつけて表外漢字を示す。
a) 段ボール及び段ボール箱の種類
番号
用語
定義
対応英語(参考)
段ボール
波形に成形された中芯の片面又は両面にライナを貼り
合わせたもの。種類によって片面段ボール,両面段ボ
ール,複両面段ボール,複々両面段ボールがあり,ま
た,用途によって外装用段ボール,内装用段ボールに
分類する(JIS Z 1516参照)。
A段,
Aフルート
段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数
が30 cm当たり34±2段あるもの。AFとも表記する
(JIS Z 1516参照)。
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Z 0104:2013
番号
用語
定義
対応英語(参考)
B段,
Bフルート
段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数
が30 cm当たり50±2段あるもの。BFとも表記する
(JIS Z 1516参照)。
C段,
Cフルート
段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数
が30 cm当たり40±2段あるもの。CFとも表記する
(JIS Z 1516参照)。
E段,
Eフルート
段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数
が30 cm当たり93±5段あるもの。EFとも表記する。
片面段ボール
1枚のライナに,波形に成形された中芯を貼り合わせ
た段ボール。
両面段ボール
片面段ボールの段頂にライナを貼り合わせた段ボール
(JIS Z 1506参照)。
複両面段ボール
両面段ボールの片側に片面段ボールの段頂を貼り合わ
せた段ボール(JIS Z 1506参照)。
複々両面段ボール
複両面段ボールの片側に片面段ボールの段頂を貼り合
わせた段ボール。
マイクロフルート
段ボールの波形部分を構成する段種のうち,段高が microflute
1 mmに満たない極めて薄い段の総称。
段ボール箱
段ボールで作った箱。外装用段ボール箱,内装用段ボ
ール箱の種類がある(JIS Z 1506参照)。
外装用段ボール箱
使用上の区分で,主に輸送用に用いる段ボール箱(JIS
Z 1506参照)。
内装用段ボール箱
個装をまとめ,それを保護するために用いる段ボール
箱。
防水段ボール
水による強度の劣化に抵抗性をもつ段ボールの総称。
はっ水段ボール,耐水段ボールの種類がある。また,
防水加工法によって,カーテンコート方式,ロールコ
ート方式がある。
はっ水段ボール
短時間水がかかっても水をはじいて水滴とし,水の浸
透を防ぐように表面加工した段ボール。
耐水段ボール
長時間浸水しても,強度が劣化しにくくなるように加
工した段ボール。
防水段ボール箱
水による強度の劣化に抵抗性をもつ段ボール箱の総
称。次の種類がある。
a) はっ水段ボール箱
b) 耐水段ボール箱
はっ水段ボール箱
はっ水加工を施した段ボール箱又ははっ水段ボールを
用いて作った段ボール箱。
耐水段ボール箱
長時間浸水しても,強度が劣化しにくくなるように加
工した段ボール箱又は耐水段ボールで作った段ボール
箱。
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b) 材料及び補助材料
番号
用語
定義
対応英語(参考)
段ボール原紙
段ボールを製造するために用いる巻取り状の板紙の総
称。ライナ,中芯の種類がある。単に原紙ともいう(JIS
P 3902及びJIS P 3904参照)。
ライナ
段ボールの表裏及び複両面,複々両面段ボールの波形
に成形されない箇所に用いる原紙。用途によって外装
用ライナ及び内装用ライナがある(JIS P 3902参照)。
中芯
主に段ボールの波形を成形する目的に用いる段ボール
原紙。中芯原紙ともいう(JIS P 3904参照)。
はっ水ライナ
表面をはっ水剤で加工したライナ。
貼合(てんごう)用接
着剤
段ボールの製造に用いられる接着剤。でん粉を用いた
ものが多く使われる。
耐水接着剤
耐水段ボール及び耐水段ボール箱の製造に用いる耐水
性をもった接着剤。
カットテープ
段ボール箱を任意の部分で引き裂くために用いるテー
プ。プラスチック製,綿製などがある。ティアテープ
ともいう。
段ボール用印刷インキ 段ボール印刷に用いるインキ。次の種類がある。
a) 油性インキ
b) 速乾性インキ
c) フレキソインキ
油性インキ
アマニ油で合成樹脂を溶解し,顔料,添加物などを加
えて練り合わせたインキ。他のインキに比べて乾燥時
間が長い。
速乾性インキ
エチレングリコールに合成樹脂を溶解し,顔料,添加
物などを混合したインキ。
フレキソインキ
水又はアルコールにアルカリ可溶樹脂を溶解し,顔料,
添加物などを加えて練り合わせ,主に吸収と蒸発とに
よって乾燥するインキ。
印版
段ボールの印刷に用いる版。手彫版,鋳造版,感光樹
脂版の種類がある。
接合用接着剤
段ボール箱のジョイント部の接合及び封かんに用いる
主として合成樹脂系の接着剤。グルーともいう。
ステッチ
段ボール箱の接合部及び封かんに用いる,主として亜
鉛又は銅めっきを施してさび止めをした平鋼線。
抜型
段ボールの打抜きに用いる型。平板又はわん曲状の合
板に,鋼製の切刃及びけい線刃を組み込んだもの。
c) 形式,寸法及び設計
番号
用語
定義
対応英語(参考)
段
波形に成形した中芯の形状。フルートともいう。
段頂
波形に成形された段の先端部。
坪量
単位面積当たりの段ボール原紙又は段ボールの質量。1
平方メートル当たりのグラム数で表す。
紙幅
段ボール原紙の幅。
流れ方向
コルゲータでの原紙が進行する方向。段ボールでは段
に直角の方向となる。
幅方向
段ボールの段に平行な方向。段方向ともいう。
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
けい線
段ボールを折り曲げるために,線状に段を潰した状態。
段に直角に入れたけい線をスコア,段に平行に入れた
けい線をクリーズという。
クリーズ
段ボールを折り曲げるために,段に対して平行な方向
に入れたけい線。
スコア
段ボールを折り曲げるために,段に対して直角方向に
入れたけい線。
内のり寸法
箱の内側の寸法。
外のり寸法
箱の外側の寸法。
加算値
段ボール箱を設計する際に,内のり寸法に加算する数
値(JIS Z 1506参照)。
展開寸法
段ボール箱の製造時の加工寸法で,内のり寸法に一定
の加算値を加えた寸法。設計寸法ともいう(JIS Z 1506
参照)。
1個の段ボール箱を製造するために使用される段ボー
ルの面積。
単m2
(たんへいべい)
スロット
段ボール箱の各フラップ間の溝切りされた部分。
長さ面
箱の長さと深さとに囲まれた面。側面(がわめん)と
もいう(JIS Z 1506及びJIS Z 0201参照)。
幅面
箱の幅と深さとに囲まれた面。単に幅,又はつま面と
もいう(JIS Z 1506及びJIS Z 0201参照)。
段ボール箱を組み立てた状態における三つのりょう
(稜)の交点。
角
(かど)
りょう(稜)
継ぎ代
箱の接合部分。ジョイントともいう(JIS Z 1506参照)。 joint
手掛け穴
段ボール箱の持ち運びを容易にするために開けた穴。
フラップ
段ボール箱の蓋又は底となる折り曲げ面。外フラップ
と内フラップとがある。またフラップの長さによって
突き合せ,重ね合せなどがある。
オーバーラップ
天面又は底面のフラップが互いに重なりあった状態。
封かん(緘)
物品若しくは包装物品を容器に収め,又は包んだ状態
の開口部分を封じて内容品を保護する行為。ステッチ
を用いる方法,テープを用いる方法及び接着剤を用い
る方法がある。
段ボール箱の形式
段ボール箱の展開図及び立体図による形式分類。4桁
のコード番号で示し,上位2桁は基本形式を,下位2
桁は個別形式を示す(JIS Z 1507参照)。
ボックスブランク
段ボール箱を接合する前までの加工が終わった平板状
の段ボール。単にブランクともいう。けい線に沿って
折り曲げ,組み立てると箱になる。
抜箱
抜型で打ち抜いて作った箱。ラップアラウンドケース,
ブリスボックス,ボトムロックケースなどがこれに含
まれる。
トレイ
段ボール製で,蓋のない比較的深さの浅い容器。
スリーブ
両端面を開放した状態で筒状の形をしたもの。
ボトムロックケース
段ボールの底の部分を組み立てたときに,封かん材を
使わないでロックする形式の箱。
段ボール箱を組み立てた状態で,二つの面が交わる線。 edge
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
セットアップケース
継ぎ代部を接合した溝切り形(コード番号:02)の段
ボール箱の一種。筒状に引き起こして側方から集積さ
れた内容品を挿入し,両端面を接着剤又はテープで封
かんする(JIS Z 1507参照)。
ブリスボックス
両面及び底面に相当する1枚のボックスブランクと幅
面に相当する2枚のボックスブランクとを専用機を使
って接合する形式の箱(JIS Z 1507参照)。
ラップアラウンドケー
ス
抜型によって段ボールにけい線,溝切りを施したボッ
クスブランク。内容物を中に置いて折り曲げると箱の
形になる。フラップと接合部の封かんは専用機を使っ
て行う。
附属類
段ボール箱の内部で商品を安定させるために使用する
仕切り,埋め板,胴枠などの補助材の総称(JIS Z 1507
参照)。
仕切り
箱の内部を幾つかに区分するための部材。パーティシ
ョンともいう(JIS Z 1507参照)。
埋め板
箱の内部の段差を埋めるために用いる部材(JIS Z 1507
参照)。
胴枠
箱の内側に用いる筒状の補強枠。中枠(なかわく)と
もいう(JIS Z 1507参照)。
パッド
箱内部の商品の列若しくは層を保護又は分割するため
に用いる,主として平板状の部材(JIS Z 1507参照)。
バッグインボックス
外側は段ボール箱で,その内側に抽出口をもつプラス
チック製の袋又は成形容器を装着した二重容器。
安全率
段ボール箱は,使用される環境などによって圧縮強さ
が低下するため,これらの低下をあらかじめ考慮して
設計する数値。
ケリカットの式
段ボール原紙の圧縮強さなどから段ボール箱の圧縮強
さを推定する計算式。
マッキーの式
段ボールのエッジクラッシュ強さから,段ボール箱の
圧縮強さを推定する計算式。
包装制限
段ボール箱を設計する場合の最大総質量(内容品+包装
材料)及び内のり寸法の和(長さ,幅,深さ)の最大
値(JIS Z 1506参照)。
ケアマーク
貨物の流通過程で正常な荷扱い,貨物の保護及び荷扱
い者の安全のため,箱に印刷などで表示するマーク
(JIS Z 0150及びJIS Z 0152参照)。
保証マーク
ルール41又はアイテム222に基づいて,段ボール箱の
外側に円形又は長方形の枠を用いて,輸送業者が定め
た規定に適合していることの証明を,段ボール製造業
者の名称とともに記載したマーク。
アイテム222
アメリカ国内の貨物輸送に際して,自動車輸送業者が
想定した輸送規則の中の,段ボール箱及びソリッドフ
ァイバー箱に関する規則。
ルール41
アメリカ国内の貨物輸送に際して,鉄道輸送業者が規
定した輸送規則の中の,段ボール箱及びソリッドファ
イバー箱に関する必要条件を定めた規則。
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d) 機械及び装置
番号
用語
定義
対応英語(参考)
コルゲータ
段ボールを製造する機械。コルゲートマシン又は貼合
機ともいう。
シングルフェーサ
コルゲータの一部で,片面段ボールを製造する装置。
フィンガー方式とフィンガレス方式がある。
段ロール
コルゲータの一部で,中芯を波形に成形するためのロ
ール。上(うえ)ロールと下(した)ロールがある。
フィンガー方式
コルゲータのシングルフェーサで,フィンガープレー
トを備えた方式。
フィンガープレート
コルゲータのシングルフェーサで,波形に成形された
中芯を段ロールから離れないように支える弧状の案内
板。単にフィンガともいう。
フィンガレス方式
コルゲータの一種で,シングルフェーサにおいてフィ
ンガープレートを使用しないで,波形に成形された中
芯を段ロールから離れないように案内する方式。ノー
フィンガー方式ともいう。
ベルトプレス方式
コルゲータの一種で,シングルフェーサにおいて段ロ
ールで成形された中芯とライナとを,プレスロールを
用いず耐熱ベルトで圧着して貼り合わせる方式。
スプライサ
コルゲータの一部で,段ボール原紙を継ぎ合わせる装
置。
プレコンディショナ
コルゲータの一部で,中芯の巻きぐせを修正し,正し
く波形に成形されるように熱及び蒸気を与えて調湿す
る装置。
プレヒータ
コルゲータの一部で,段ボール原紙及び片面段ボール
の片面を連続して予熱する装置。
ミルロールスタンド
コルゲータの一部で,段ボール原紙を支持する装置。 mill roll stand
のり(糊)付け部
a) コルゲータのシングルフェーサ及びダブルフェー glueing part
サの一部で,段頂にのり(糊)付けする部分。
b) 製箱機で段ボール箱の継ぎ代に接着剤を転移させ
る部分。
アプリケーターロール 波形に成形された中芯の段頂に,貼合用接着剤を直接 applicator roll
転移させるためのロール。グルーロール,のり(糊)
ロールともいう。
テークアップコンベヤ 片面段ボールをシングルフェーサからブリッジに運び
上げるベルトコンベヤ。
ダブルフェーサ
コルゲータの一部で,片面段ボールとライナとを両面
段ボール又はそれ以上の多層に貼り合わせる装置。ダ
ブルバッカともいう。
プレスロール
コルゲータの一部で,波形に成形された中芯の段頂と,
ライナの接触面とを加熱しながら加圧接着させるロー
ル。
グルーイングマシン
コルゲータの一部で,片面段ボールを予熱して段頂に
のり(糊)を付ける装置。グルーマシンともいう。
ライダーロール
コルゲータのダブルフェーサののり(糊)付け部を通
過する片面段ボールと,アプリケーターロールとの間
隔を調整するロール。片面段ボールの振動を防止する
役目ももつ。
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
ウェイトロール
コルゲータのダブルフェーサ部で,上部ベルトの上か
ら段ボールに圧力を加え,接着を促進させるためのロ
ール。バラストロールともいう。
ブリッジ
コルゲータの一部で,片面段ボールをシングルフェー
サからダブルフェーサまで送るコンベヤを付設した架
橋状の部分。
ヒーティングパート
コルゲータのダブルフェーサの一部で,段頂にのり
(糊)を付けた片面段ボールとライナとを加熱接着す
る装置。
クーリングパート
コルゲータのダブルフェーサの一部で,ヒーティング
パートを通過した段ボールを空冷し,安定した状態で
カットオフマシンまで送り出す部分。
熱盤
コルゲータのヒーティングパートの一部で,鉄製で中
空の箱に蒸気を入れて加熱し,段ボールの接着を完成
させる装置。
スリッタースコアラ
段ボールを幅方向に切断してけい線を入れる装置。
カットオフマシン
コルゲータの一部で,段ボールを流れ(進行)方向に
直角に切断する装置。カットオフともいう。
ロータリーシャ
コルゲータの一部で,製造ロットを変更するときに,
スリッタの前でシートを切り離すために使う回転式切
断装置。
スタッカ
コルゲータ,印刷機,ダイカッタなどの排出部で,段
ボールを積み重ねる装置。
製箱機
段ボール箱を製造する一連の機械の総称。
スリッタ
段ボールを幅方向に切断する装置。
スロッタ
段ボールに切り込み溝を入れる装置。
グルア
接合用接着剤を用いて,ボックスブランクを接合する
機械。
フォルダーグルア
ボックスブランクを折り畳みながら,継ぎしろ部をの
り(糊)付けして箱に仕上げる機械。
ステッチャ
段ボールの接合部を平鋼線で接合する機械。
プリンタ
段ボールに印刷する機械。段ボールシートの通し方向
によって縦通し印刷機と横通し印刷機とに区分され
る。
プリンタースロッタ
段ボールに印刷し,切り込み溝を入れる装置。印刷,
断裁,けい線,溝切りなどの加工を連続して行うこと
ができる。
フレキソフォルダーグ
ルア
フレキソインキを用いた印刷とグルー接合とを連続し
て行う機能を備えた機械。
フィードロール
製箱加工する段ボールを,給紙部から次の機構に送り
込むロール。
アニロックスロール
フレキソインキを印版に均一に転移させるためのロー
ル。
クリーザ
段ボールを折り曲げるために,段ボールの段に平行な
けい線を施す装置。
フォールディング部
製箱機で段ボールを折りたたむ部分。
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
ダイカッタ
刃物,けい線などを組み込んだ抜型を使い,段ボール
を打ち抜く機械。ロータリー方式とプラテン方式とが
ある。
プラテンダイカッタ
ダイカッタの一種で,段ボールを平板状の抜型と平板
状の受け台との間で打ち抜く機械。平盤ダイカッタと
もいう。
ロータリーダイカッタ ダイカッタの一種で,わん曲した抜型と円筒状の受け
ロールを回転させ,その間に段ボールを送り込んで打
抜き加工を行う機械。
ソフトダイカッタ
抜型の刃を軟質のアンビルシリンダに食い込ませて打
ち抜くロータリー方式のダイカッタ。
ハードダイカッタ
抜型の刃と硬質のアンビルシリンダとを接触させて打
ち抜くロータリー方式のダイカッタ。
フレキソダイカッタ
フレキソインキを用いた印刷と打抜きとを連続して行
う機能を備えた機械。
アンビルシリンダ
段ボールの打抜きに用いる円筒状の受け台。
e) 性能及び試験方法
番号
用語
定義
対応英語(参考)
含水率
材料中に含まれている水分を百分率で表した値。
破裂強さ試験
ライナ又は段ボールを試験機にジグを用いて固定し,
これにゴム隔膜を介したグリセリンによって圧力を加
え,破裂した際の強度を圧力計によって測定する試験
(JIS P 8131参照)。
比破裂強さ
紙及び板紙の破裂強さをその坪量で除した数値。
リングクラッシュ試験 ライナ及び中芯の圧縮強さを測定する試験
(JIS P 8126参照)。
比圧縮強さ
コンコラメジュム試験 段成形した中芯の平面圧縮強さ試験。
吸水度
紙及び板紙が水を吸収する程度(JIS P 8140及びJIS P
8141参照)。
平滑度
紙の表面の平滑さの度合い(JIS P 8119参照)。
繊維方向
段ボール原紙を製造する工程で,パルプ繊維が縦方向
に並ぶ状態。これによって紙の強度,寸法安定性など
の特性に縦横差が表れる。
厚さ
段ボールの厚さ。段ボールを定められた測定板で挟ん
で測定する。
水分試験
段ボールが含有する水分を測定する試験(JIS P 8127
参照)。
段ボール垂直圧縮強さ
試験
段ボールの段の垂直方向に圧縮荷重を加え,試験片が
完全に座屈するときの強度を測定する試験。エンドク
ラッシュテスト,エッジクラッシュテスト又はコラム
クラッシュテストともいう(JIS Z 0403-2参照)。
段ボール平面圧縮強さ
試験
段ボールの平面に対して垂直に,かつ,ライナの面が
横滑りを生じない状態で圧縮荷重を加え,試験片の波
形が完全に圧壊するときの強度を測定する試験(JIS Z
0403-1参照)。
リングクラッシュ試験による圧縮強さをその坪量で除
した数値。
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Z 0104:2013
番号
用語
定義
対応英語(参考)
接着力試験
衝撃あな開け強さ試験 直角三角すいの貫通部をもつ振子式アームによって段
ボールを貫通させ,それに要する仕事量を測定する試
験(JIS P 8134参照)。
はっ水度試験
段ボール表面の水をはじく度合いを測定する試験。
包装貨物の評価試験方
法の通則
包装貨物が流通過程における振動,落下衝撃及び圧縮
に対する保護の程度を評価する規定(JIS Z 0200参
照)。
包装貨物試験の前処置 包装貨物を試験する際,先立って行う前処置の温湿度
条件及び方法(JIS Z 0203参照)。
段ボール箱圧縮強さ試
験
段ボール箱に圧力を加え,箱の圧縮強度を測定する試
験(JIS Z 0212参照)。
振動試験
包装貨物を振動台に載せ,振動を与えることによって,
箱及び内容品の強度又は破損度を測定する試験(JIS Z
0232参照)。
落下試験
包装貨物を所定の高さから落下させて,箱及び内容品
の強度又は破損度を測定する試験(JIS Z 0202参照)。
水平衝撃試験
包装貨物を載せた台車を,所定の距離から水平滑走又
は傾斜滑走させ衝撃板に衝突させて,箱及び内容品の
強度又は破損度を測定する試験。傾斜衝撃試験も含ま
れる(JIS Z 0205参照)。
散水試験
包装貨物に一定量の水を散水して防水性を調べる試験
(JIS Z 0216参照)。
耐候試験
温度,湿度などの相対外気条件による劣化度を測定す
る試験。
耐光試験
太陽光線による段ボール及びその印刷面の退色を測定
する試験(JIS B 7754参照)。
f)
段ボール各段種別に用意された一対のくし(櫛)状の
試験ジグをライナと中芯との間に差し込んで,圧縮し,
ライナと中芯との接着力を測定する試験(JIS Z 0402
参照)。
製造方法及びその管理
番号
用語
ライナと中芯を使用して段ボールを製造する行為。
貼合
(てんごう)
段繰り率
定義
対応英語(参考)
単位長さのライナに対する中芯の使用率。
スタインホール方式
でん粉液をか性ソーダ液でこ(糊)化し,別に水を混
ぜたでん粉と混合して接着剤を作る方式。キャリア部
とメイン部とからなる。
キャリア部
スタインホール方式の製こ(糊)過程で,でん粉液を
か性ソーダ液でこ(糊)化した部分。のり(糊)液の
粘度保持及びメインでん粉を完全膨潤させる役割を担
う。
メイン部
スタインホール方式の製こ(糊)過程で,でん粉液を
水に混ぜ合わせた部分。キャリア部を受け入れて接着
剤が仕上がる。
倍水率
コルゲータで使用する接着剤の水量をでん粉の倍数で
表した値。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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Z 0104:2013
番号
用語
定義
対応英語(参考)
テンション
コルゲータにおけるライナ,中芯及び片面段ボールの
張り。
ニップ圧
コルゲータで上(うえ)段ロール及び下(した)段ロ
ールとプレスロールとを密着させる圧力。
ブレーキ
コルゲータで,原紙及び片面段ボールに張力を加える
行為。
モイスナ
段ロールに送り込まれる直前の中芯の表面に湿り蒸気
を吹き付け,段の成形を容易にする行為。
層間剝離
板紙のすき合せ層間の強度が弱いため,層間で離れる
状態。
表層剝離
ライナの層間剝離のうち,特に表層が剝離する現象。
反り
表裏ライナの水分差などによって生じる段ボールの変
形状態。
ウォッシュボード
段ボールの表面に,段の方向に細かい凹凸が生じて波
板のようになった状態。
耳ずれ
段ボールのライナ及び中芯の両端が不ぞろいになった
状態。
フィッシュテール
箱の接合部分の間隔が上下で異なった状態。
不整段
段ボールの製造時に生じる異常な形状の段。段つぶれ,
段流れなどがある。
フラッフアウト
波形に成形された中芯が遠心力で下段ロールから飛び
出す現象。
ブリスタ
貼合後,段ボール表面のライナがちりめん状のしわ又
は小さな膨らみになる状態。薄物のライナを貼り合わ
せた場合に,熱と水分の影響を受けて発生しやすい。
プレスマーク
コルゲータでプレスロールの加圧によってライナの表
面に現れる線状の痕。
プレプリント
貼合する前のライナにあらかじめ印刷する行為。段ボ
ールに印刷するよりも精度の高い印刷が可能である。
フレキソ印刷
柔軟な版と速乾性の水性フレキソインキとを用いた印
刷方法。
プロセス印刷
網版を使用して4原色を重ね合わせ,様々な色彩を表
現する印刷方式。
印圧
印刷工程で印版によって段ボールに加わる平面圧力。
むら取り
印版又は抜型の段ボールに加わる圧力を部分的に微調
整する行為。
断裁
段ボールを所定の寸法に切断する行為。スリットとも
いう。
粘度
インキ及び接着剤の流動性の程度。
ホードカップ
接着剤の粘度を測定するための器具。
トリム
トリムは,次による。
a) 段ボールを所定の寸法に仕上げるため切断,印刷
及び打ち抜きをするときに必要とする余裕部分。
落ち代ともいう。
b) 段ボールの余裕部分を指定寸法に切断する行為。
ステッチ止め
ステッチ(平鋼線)を使用して段ボールを接合する行
為。
マージナルゾーン
印刷部の画像境界線に過剰なインキが盛り上がった部
分。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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Z 0104:2013
番号
用語
定義
対応英語(参考)
ピッキング
印刷の際,紙の表面強度が弱い場合に,インキの粘着
力によって紙の表面が剝がれる現象。
けい割れ
けい線加工を施したり又はけい線を折り曲げたとき,
ライナに亀裂が入る状態。
損失厚み
段ボールが貼合及び製箱工程において損失する厚み。
参考文献 JIS B 7754 キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
JIS P 3902 段ボール用ライナ
JIS P 3904 段ボール用中しん原紙
JIS P 8119 紙及び板紙−べック平滑度試験機による平滑度試験方法
JIS P 8126 紙及び板紙−圧縮強さ試験方法−リングクラッシュ法
JIS P 8127 紙及び板紙−ロットの水分試験方法−乾燥器による方法
JIS P 8131 板紙−破裂強さ試験方法
JIS P 8134 板紙−衝撃あな開け強さ試験方法
JIS P 8140 紙及び板紙−吸水度試験方法−コッブ法
JIS P 8141 紙及び板紙−吸水度試験方法−クレム法
JIS Z 0150 包装−包装貨物の荷扱い指示マーク
JIS Z 0152 包装物品の取扱い注意マーク
JIS Z 0200 包装貨物−性能試験方法一般通則
JIS Z 0201 試験容器の記号表示方法
JIS Z 0202 包装貨物−落下試験方法
JIS Z 0203 包装貨物−試験の前処置
JIS Z 0205 包装貨物−水平衝撃試験方法
JIS Z 0212 包装貨物及び容器−圧縮試験方法
JIS Z 0216 包装貨物及び容器の散水試験方法
JIS Z 0232 包装貨物−振動試験方法
JIS Z 0402 段ボールの接着力試験方法
JIS Z 0403-1 段ボール−第1部:平面圧縮強さ試験方法
JIS Z 0403-2 段ボール−第2部:垂直圧縮強さ試験方法
JIS Z 1506 外装用段ボール箱
JIS Z 1507 段ボール箱の形式
JIS Z 1516 外装用段ボール