Z 3001-7:2018

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 分類······························································································································· 1

4 用語及び定義 ··················································································································· 1

4.1 溶接の基本 ··················································································································· 2

4.2 溶接方法 ······················································································································ 2

4.3 溶接施工一般 ················································································································ 8

4.4 溶接材料 ····················································································································· 21

4.5 溶接機器 ····················································································································· 24

附属書A(参考)新旧用語番号の対比表 ·················································································· 27

(1)

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まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本溶接協会(JWES)から,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経

済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS Z 3001の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS Z 3001-1 第1部:一般

JIS Z 3001-2 第2部:溶接方法

JIS Z 3001-3 第3部:ろう接

JIS Z 3001-4 第4部:溶接不完全部

JIS Z 3001-5 第5部:レーザ溶接

JIS Z 3001-6 第6部:抵抗溶接

JIS Z 3001-7 第7部:アーク溶接

(2)

日本工業規格

JIS

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溶接用語−第7部:アーク溶接

Welding and allied processes-Vocabulary-Part 7: Arc welding

序文

この規格は,2008年に制定されたJIS Z 3001規格群再編成の一環として,第1部及び第2部に分散して

いたアーク溶接関係の用語を統合して,制定した日本工業規格である。

なお,対応国際規格は,制定されていないが,2016年に発行されたISO/TR 25901-4を参考にしている。

1

適用範囲

この規格は,アーク溶接関係で術語として用いる主な用語及び定義について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部:一般

3

分類

用語の分類は,次による。

a) 溶接の基本

b) 溶接方法

c) 溶接施工一般

d) 溶接材料

e) 溶接機器

4

用語及び定義

注記1 用語の読み方が紛らわしいものは,用語の後ろに括弧“( )”で振り仮名を記載した。

注記2 用語欄の括弧付き用語は,括弧内の用字を含めた用語と括弧内の用字を省略した用語との二

通りの用語を用いてよいことを示しているが,括弧内の用字を省略した用語を優先した。

注記3 表の右端の見出し欄に参考としたISO/TR番号を設け,表内の各用語に対応する番号を記載

した。見出し欄のISO/TR番号と異なるISO/TR又はISO規格を参考にしている場合は,各

用語に対応する番号に括弧付きでその規格番号を併記した。ただし,ISO/TR 25901-1はPart

1と,ISO/TR 25901-3はPart 3とそれぞれ記載した。

注記4 用語の旧番号と新番号の対比表は,附属書Aに記載した。

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2

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4.1

溶接の基本

溶接の基本に関する用語は,JIS Z 3001-1の4.1(共通)による。

4.2

溶接方法

4.2.1

溶接法

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

アーク溶接

電気アークを熱源とする融接。

被覆アーク溶

被覆アーク溶接棒による手動のアーク溶接。手溶接又は

SMAWともいう。

グラビティ溶

被覆アーク溶接棒が溶融するに従って,溶接棒支持部が重力

によって下降し,溶接棒が母材と一定角度を保ちながら溶接

線に沿って移動するようにして行う溶接。重力式溶接ともい

う。

低角度溶接

被覆アーク溶接棒を,ばねなどの力で溶接線に対して低角度

に保持し,溶接線に沿って棒端を接触させながら行う溶接。

横置き溶接

被覆アーク溶接棒を開先に密着させておき,一端からアーク

を発生させてアークの進行によって自動的に行う溶接。

溶極式アーク

溶接

消耗電極を使用するアーク溶接。メタルアーク溶接ともい

う。

セルフシール

ドアーク溶

フラックス入りワイヤを用いて,外部からシールドガスを供

給しないで行うアーク溶接。ノンガスシールドアーク溶接と

もいう。

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3

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

サブマージア

ーク溶接

溶接継手に散布された粒状フラックスの溶融スラグにアー

クが覆われた状態で,単数若しくは複数の電極,又は帯状電

極を用いて行う溶極式アーク溶接。SAWともいう。

注記 通常,自動アーク溶接の形で用いられる。

ソリッドワイ

ヤサブマー

ジアーク溶

ソリッドワイヤ電極を用いるサブマージアーク溶接。

単電極サブマ

ージアーク

溶接

単電極(ワイヤ電極1本)を使用するサブマージアーク溶接。 submerged arc

多電極サブマ

ージアーク

溶接

多電極(2本以上のワイヤ電極)を使用するサブマージアー submerged arc

ク溶接。

帯状電極サブ

マージアー

ク溶接

中実又はフラックス入りの帯状電極を用いるサブマージア

ーク溶接。バンドアーク溶接ともいう。

フラックス入

りワイヤサ

ブマージア

ーク溶接

フラックス入りワイヤ電極を使用する単電極又は多電極の

サブマージアーク溶接。

注記 通常,フラックスを入れていることが多いため,フラ

ックス入りワイヤサブマージアーク溶接ということ

が多い。

コアード帯状

電極サブマ

ージアーク

溶接

フラックス又は金属粉入りコアード帯状電極を用いるサブ

マージアーク溶接。

ガスシールド

アーク溶接

エレクトロガスアーク溶接,フラックス入りワイヤ電極アー

ク溶接,溶極式ガスシールドアーク溶接,ティグ溶接及びプ

ラズマ溶接のようなシールドガスを用いるアーク溶接。

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4

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

溶極式ガスシ

ールドアー

ク溶接

ワイヤ電極を用いるメタルアーク溶接で,アーク及び溶融池

を外部から供給されるガスによって大気から遮蔽しながら

行うガスシールドアーク溶接。GMA溶接又はGMAWとも

いう。

ミグ溶接

不活性ガスでワイヤ電極と溶接部とをシールドするガスシ

ールドアーク溶接。MIG溶接ともいう。

注記1 MIGは,metal inert gasの頭文字。

注記2 シールドガスにアルゴン,ヘリウム又はアルゴンと

ヘリウムとの混合ガスを用いる。

マグ溶接

不活性ガスに炭酸ガス又は酸素を混合した活性ガスでワイ

ヤ電極と溶接部とをシールドするガスシールドアーク溶接。

MAG溶接ともいう。

注記1 MAGは,metal active gasの頭文字。

注記2 シールドガスには,0.5 %以上の酸素又は炭酸ガスの

混合ガスを用いる。

注記3 炭酸ガス100 %も含む。

炭酸ガスアー

ク溶接

100 %炭酸ガスをシールドガスとして用いるマグ溶接。

注記 ソリッドワイヤを用いる方法とフラックス入りワイ

ヤを用いる方法とがある。

フラックス入

りワイヤア

ーク溶接

フラックス入りワイヤを用いるアーク溶接で,シールドガス

を用いる場合と用いない場合とがある。FCAWともいう。

注記1 シールドガスに活性ガスを用いるフラックス入り

ワイヤマグ溶接と不活性ガスを用いるフラックス

入りワイヤミグ溶接とがある。

注記2 シールドガスを用いないフラックス入りワイヤア

ーク溶接には,セルフシールドアーク溶接(72107

参照)がある。

パルスアーク

溶接

電流を周期的に増減させ,電流波形をパルス状にして行うア

ーク溶接。

パルスマグ溶

パルス電流を用いるマグ溶接。

パルスミグ溶

パルス電流を用いるミグ溶接。

短絡アーク溶

ミグ溶接及びマグ溶接において,溶接ワイヤが溶融池に接触

することでワイヤ電極端の溶融金属が母材へ移行する形態

のアーク溶接。ショートアーク溶接ともいう。

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5

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

非消耗電極式

ガスシール

ドアーク溶

タングステンなどの非消耗電極を用いて行うガスシールド

アーク溶接。

ティグ溶接

非消耗の純タングステン又は酸化物入りタングステンを電

極に用い,電極部と溶融池とをシールドガスで保護するガス

シールドアーク溶接。非消耗タングステン電極溶接,TIG溶 gas-shielded arc

接又はGTAWともいう。

注記1 TIGは,tungsten inert gasの頭文字。

注記2 シールドガスは,アルゴン,ヘリウム又は両者の混

合ガスを使用する。

注記3 溶加材を用いる場合と用いない場合とがある。

タグ溶接

アーク及び溶融池が活性ガスで保護された非消耗タングス

テン電極式ガスシールドアーク溶接。非消耗タングステン電

極式活性ガスシールドアーク溶接又はTAG溶接ともいう。

注記1 TAGは,tungsten active gasの頭文字。

注記2 シールドガスは,0.5 %以上の酸素又は炭酸ガスを混

合したガスを使用する。

パルスティグ

溶接

パルス電流を用いるティグ溶接

アークスポッ

ト溶接

重ね部材をアーク溶接で相手材まで貫通して溶融させ,接合

界面を融合させるアーク溶接。

ミグスポット

溶接

ミグ溶接を用いて行うアークスポット溶接。

ティグスポッ

ト溶接

ティグ溶接を用いて行うアークスポット溶接。

イナートガス

アーク溶接

ティグ溶接及びミグ溶接の総称。不活性ガスアーク溶接とも

いう。

プラズマ溶接 拘束されたアークによって形成されたプラズマを用いるア plasma arc welding 2.2.2.4.28-

ーク溶接。プラズマアーク溶接ともいう。

注記1 溶接部の保護は,シールドガスで行われる。溶加材

は使用可能。

注記2 電極と部材との間にアークを発生する移行式及び

電極とノズルとの間にアークを発生する非移行式

に分かれる。

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6

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

移行式プラズ

マ溶接

拘束ノズルを介して電極と部材との間にアークを発生させ

て行うプラズマ溶接。トランスファプラズマ溶接又は移行式

プラズマアーク溶接ともいう。

非移行式プラ

ズマ溶接

電極とノズルとの間で発生したプラズマを,ノズルからプラ

ズマジェットとして吹き出して,この熱を利用して行うプラ

ズマ溶接。ノントランスファプラズマ溶接,非移行式プラズ

マアーク溶接又はプラズマジェット溶接ともいう。

半移行式プラ

ズマ溶接

発生するアークを移行式又は非移行式に切り換えられるプ

ラズマ溶接。セミトランスファプラズマ溶接又は半移行式プ

ラズマアーク溶接ともいう。

注記 この方式は,通常,肉盛りに使われる。

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7

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

プラズマミグ

溶接

ミグ溶接とプラズマ溶接との組合せ溶接。

注記 これは,ハイブリッド溶接である(JIS Z 3001-2参照)。

パウダプラズ

マ溶接

金属粉末を供給しながら行う移行式アークを用いたプラズ

マ溶接。パウダプラズマアーク溶接ともいう。

マイクロプラ

ズマアーク

溶接

溶接電流が,通常,10 A以下のプラズマ溶接。

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8

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

エレクトロガ

スアーク溶

溶接の進行に従って上進するしゅう(摺)動式水冷銅当て金

によって溶融池を支え,この溶融池に溶着金属をワイヤ又は

帯状電極を使用して供給する溶極式ガスシールドアーク溶

接。EGWともいう。

ナロウギャッ

プ溶接

母材の合せ面の間隔及び/又は角度が非常に小さいアーク

溶接。溶接作業には,特別な溶接機が使用される。狭開先溶

接ともいう。

注記 通常,溶加材の量を減らして,厚板部材を接合するた

めに使用される。

4.3

溶接施工一般

4.3.1

溶接施工

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

パス

被覆アーク溶接棒,アーク溶接トーチ又はガス溶接トーチが

溶接線に沿って移動して,1回分の溶接作業を行う操作。ラ pass

ンともいう。

注記 ランは,ビーム溶接で使われる。

ビード

1回の溶接パスによって作られる結果としての1回分の溶接

部又は溶接金属。溶接ビードともいう。

裏波ビード

片側溶接において,電極と反対側(裏側)に形成されるビー

ド。

1パス溶接

1パスで完了させる溶接。

2パス溶接

2パスで完了させる溶接。

マルチパス溶

2パス以上のパス数で溶接部を形成させる溶接。

注記 パスの数によって呼称してもよい(例 3パス溶接)。

多電極溶接

2個以上の電極を並べて行う溶接。

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9

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番号

用語

定義

パラレル溶接 2個の電極を溶接の進行方向に対して直角に,かつ,並行に

配列して行う溶接。

がん(雁)行

溶接

対応英語(参考)

太字:ISO用語

1 溶接部 2 電源 3 電極 4 アーク 5 母材

2個の電極を溶接の進行方向に対して斜め並行に配列して行

う溶接。

1 溶接部 2 電源 3 電極 4 アーク 5 母材

タンデム溶接 2個の電極を溶接の進行方向に対して縦列に並べて行う溶

接。

1 溶接部 2 電源 3 電極 4 アーク 5 母材

連続配列溶接 2個以上の非消耗電極又は溶加材を溶接の進行方向に対して

連続的に並べて行う溶接。

一つ又は二つ以上のパスから成る溶接金属(73114の図参

照)。

積層

溶接線に沿って行う2層以上の溶接操作。

多層溶接

ビードを2層以上重ねる溶接。

ルートラン

マルチパス溶接のルート部に溶着させた初層パス。ルートパ

スともいう。

フィリングラ

多層溶接でルートランの後から仕上げ溶接の前までに溶着

した溶接パス。充塡パス,盛上げパスともいう。

仕上げ溶接

多層溶接において,溶接完了後に溶接面の外観となる最終層

のパス。キャッピングランともいう。

最終溶接

溶接部の欠陥の除去及び良好な溶接部の品質を得るために

行われる溶接。

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番号

用語

片側溶接

定義

母材の片側から行われる溶接。片面溶接ともいう。

対応英語(参考)

太字:ISO用語

両側溶接

母材の両側から行う溶接。両面溶接,ツイン溶接[図c)の場

合]ともいう。

注記 図c)は,すみ肉継手で立板の両側にトーチを配して同

時に行う溶接。

両側1パス溶

母材の両側から各1パスで行う溶接。

両側同時溶接 母材の両側で同時に行う溶接。

裏溶接

主な溶接面の反対面から行う溶接。

裏波溶接

裏当て材を用いずに美麗な裏波ビードが得られる片側溶接。 penetration bead

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

裏溶接パス

多層溶接のルート部に裏面から積層する最終パス(JIS Z

3021参照)。

裏当て溶接

溶接によって形成された裏当て。例えば,V形開先溶接前に

施工される。バッキング溶接ともいう。

開先溶接

すみ肉溶接を除く開先又は突合せ部の溶接。

エンクローズ

溶接

溶融金属が溶接部から流れ出ないように,溶融池を当て金で

囲んで行うアーク溶接。

連続溶接

継手の全長にわたって連続した溶接。

断続溶接

継手に沿って間隔をあけて断続的にビード形成を行う溶接。

並列断続溶接 継手に沿って両側で反対側と対称な形に施工した継手のそ chain intermittent

れぞれの側の断続溶接(JIS Z 3021参照)。

注記 T継手及び重ね継手のすみ肉溶接部には,通常,この

形がある。

千鳥断続溶接 継手に沿って両側で反対側と交互に施工した継手のそれぞ

れの側の断続溶接(JIS Z 3021参照)。

注記 T継手及び重ね継手のすみ肉溶接部には,通常,この

形がある。

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12

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

(千鳥断続溶

接の−)オ

フセット

千鳥断続溶接における片側の溶接始点と反対側の溶接始点

との間隔(JIS Z 3021参照)。

凸(とつ)す

み肉溶接

ビード表面が膨らみをもったすみ肉溶接。

凹(おう)す

み肉溶接

ビード表面がへこみをもったすみ肉溶接。前面すみ肉溶接と

もいう。

前面すみ肉溶

溶接線の方向が,伝達する応力の方向にほぼ直角なすみ肉溶

接。

側面すみ肉溶

溶接線の方向が,伝達する応力の方向にほぼ平行なすみ肉溶

接。

斜方すみ肉溶

溶接線の方向が,伝達する応力の方向に対して斜めになるす

み肉溶接。

断続すみ肉溶

溶接した部分と溶接しない部分とが交互に存在するすみ肉

溶接。

連続すみ肉溶

連続して行うすみ肉溶接。断続すみ肉溶接と区別するときに

用いる。

千鳥断続すみ

肉溶接

溶接継手の両側から断続すみ肉溶接を行う場合に,それぞれ

の溶接ビードを互い違いに置く溶接。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

並列断続すみ

肉溶接

溶接継手の両側から断続すみ肉溶接を行う場合に,それぞれ

の溶接ビードを並べて置く溶接。

溶融池

溶接中にアークなどの熱によってできた溶融金属のたまり。

注記 スラグ溶接では,スラグ浴を含む。

キーホール

溶融池の先端で熱源が母材裏側へ貫通して形成される円孔。

注記 レーザ溶接では,貫通しないで深穴になった部分も指

す。

キーホール法 集中した熱源が母材を溶かし,溶融池の前面に穴を形成(キ keyhole technique

ーホール)する溶接技法。

注記 熱源が移動すると,穴もそれと共に動く。

クレータ

ビードの終端にできるくぼみ。

止端

母材の面と,溶接ビードの表面とが交わる点。

前進溶接

溶接棒又はトーチの方向を溶接の進行方向に向けながら行

う溶接技法。プッシュ溶接法ともいう。

後進溶接

溶接棒又はトーチの方向が,溶接の進行方向とは反対の方向

に向けながら行う溶接技法。プル溶接法ともいう。

(溶着順序の

−)前進法

溶接方向と溶着方向とが同一になるように溶着する方法。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

(溶着順序の

−)後退法

溶接方向と溶着方向とが反対となるように溶着する方法。バ

ックステップ溶接ともいう。

(溶着順序の

−)後退法

シーケンス

短い長さの溶着金属が,溶接継手の溶接方向と反対方向に溶

着されることを繰り返す溶接の溶着順序。

注記 溶接方向と溶着方向とが同一になるように溶着する

方法は,前進法という。

(溶着手順の

−)対称法

溶接線長手中央部から両端に対称的に溶接を行う方法。振分

け法ともいう。

(溶着手順の 飛び飛びに一定区間に区切って溶接を行う方法。スキップ溶

−)飛石

接ともいう。

(とびいし)

後戻りスター

ト運棒法

溶接開始点の10〜20 mm前方(溶接方向)でアークを発生

した後,溶接開始点に後戻りして改めて溶接ビードを置く方

法。

(溶着手順の

−)ブロッ

ク法

多層盛溶接のとき,1ブロックごとに完成していく方法。

(溶着手順の

−)カスケ

ード法

多層盛溶接のとき,滝が流れ下るように盛り付けていく方

法。

埋もれアーク アーク長を短く保ち,アークで掘られた溶融池の中までワイ

ヤが突っ込んだ状態で発生するアーク。

裏はつり

開先溶接(73127)で,開先底部の欠陥部又は第1層目の溶 back chipping,

接部分を裏面からはつり取る操作。

ホットスター

アーク発生のときに,短時間溶接電流を大きくして行うアー

クのスタート方式。

スパッタ

アーク溶接,ガス溶接,ろう接などにおいて,溶接中に飛散

するスラグ及び金属粒。

スパッタ損失 スパッタによる金属の質量損失。

スラグ

電極の被覆剤又はフラックスが溶融し,凝固後に溶接金属を

部分的又は全体的に覆っている非金属物質。

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番号

用語

定義

スカラップ

溶接線の交差を避けるために,一方の母材に設ける扇形の切

欠き。

4.3.2

溶接諸条件

番号

用語

定義

ウィービング

対応英語(参考)

太字:ISO用語

対応英語(参考)

太字:ISO用語

溶接棒又はトーチを溶接方向に対してほぼ横方向に交互に

動かしながら溶接ビードを置いていく溶接技法。

ウィービング

ウィービングにおける横方向の移動範囲。

ウィービング

振幅

ウィービング幅の半分の値。

ウィービング

周波数

単位時間当たりのウィービングの回数。

滞留時間

融接において,(ウィービング操作で)各揺動作業中に熱源

を停止する時間。

ストリンガー

ビード

ウィービングをしないで直線状に置いたビード。

ウィービング

ビード

ウィービング操作を利用して作られたビード。

運棒角

溶接時に被覆アーク溶接棒又はワイヤ電極が部材表面に垂

直な面となす角度。

注記 移動角と動作角とに分けられ,前者には前進角と後退

角とがある(73209の図参照)。

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Z 3001-7:2018

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

動作角

溶接面に対して垂直となる面からのトーチ中心軸の傾き角

度。ワーク角ともいう。

トーチ傾斜角

トーチの中心線と溶接される長手軸とのなす角度。

注記 この傾斜を溶接進行方向から見た角度。

(すみ肉溶接

の−)トー

チ角度

トーチの中心線と母材の溶接進行方向に直交する基準面に

対する水平面との角度。

走行角度

トーチ傾斜角度の余角(73210の図参照)。

溶接速度

溶融溶接において,1パス又はマルチパス溶接で単位時間当

たりに最終パスまで完了した溶接長さ。

走行速度

母材に対して熱源が進行する速度。

ワイヤ送給速

単位時間に送給したワイヤの長さ。

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Z 3001-7:2018

番号

用語

定義

母材接続

母材ケーブル 母材接続に使用される溶接ケーブル。帰線ともいう。

接地

安全のために溶接機の外箱を電気的に大地へ接続する操作

(73216の図参照)。

棒プラス

直流アーク溶接において,母材を電源のマイナス側に,溶接

棒又は電極をプラス側にする接続法。ワイヤ電極の場合は,

ワイヤプラスともいう。DCEPともいう。

棒マイナス

直流アーク溶接において,母材を電源のプラス側に,溶接棒

又は電極をマイナス側に接続する接続法。ワイヤ電極の場合

は,ワイヤマイナスともいう。DCENともいう。

溶接方向

溶接が進行する方向。

注記 溶接方向は,ビードが形成されていく方向によって定

義する。

溶接作業

部材が溶接によって接合される作業。

溶接開始点

溶接が開始する又は開始された部材上の点。溶接始点ともい

う。

溶接再開始点 溶接が再開する又は再開されたパス上の点。

溶接終端

溶接操作が打ち切られる又は打ち切られた部材上の点。

溶接領域

溶接が行われる又は行われた部材の部分。

注記 溶接金属部を指すこともあるが,それより広い部分を

指すこともある。

一時的溶接

ハンドリング,出荷又は溶接物上での作業に一時的に使用す

るために,溶接物に(つり上げ金具などの)小部品を取り付

ける溶接。

注記 それぞれの目的を達した後には除去されて,最終製品

には残らない。

タック溶接計

タック溶接の位置及び寸法並びにタック溶接する順序を規

定した計画。

タック溶接の

順序

タック溶接を実施する順序。

ガスシールド 周囲の大気との化学反応から溶融池を保護するために,溶接 gas shield

領域を覆うガス雰囲気。

トレーリング

ガスシール

溶接作業を行うときに,溶接電源の一方の端子と母材との間

を溶接用ケーブルで接続する操作。帰線接続ともいう。

対応英語(参考)

太字:ISO用語

冷却中の溶接部及び溶接領域を保護するために,シールドガ

スの覆う範囲をビード後方に拡げたシールド。

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18

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

溶接順序計画 部材上で溶接部が施工されるときの溶接順序及び溶接方向 welding sequence

を規定する計画。

溶着順序

一つの溶接部にパスを置く順序。

注記 1本のパス(溶接線)を溶接する場合は,溶接操作に

よって溶着金属が溶接部に溶着する順序。多層溶接の

場合は,積層順序を含む。

溶接順序

一つの部材上で溶接を行う順序。

注記 溶接構造物が多くの溶接継手によって構成される場

合,それぞれの溶接を行う順序を含む。

溶接計画

溶接施工方法(例えば,溶接順序,溶接条件及び溶接パラメ

ータ)を規定する計画。

4.3.3

溶接特性

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

溶滴

ワイヤ電極又は溶加材がアークなどの熱で溶けて形成され

た溶融金属の粒滴。

溶滴移行

アーク発生部を横切って,溶滴が消耗電極から溶融池に向か

って移行する現象。

注記 この現象は,溶接方法,溶接条件などによって形態が

変化し,主な移行形態には,グロビュール移行,スプ

レー移行,短絡移行などがある。

グロビュール

移行

ワイヤ電極(の径)より大きな径の溶滴が移行する溶滴移行。 globular transfer

スプレー移行 ワイヤ電極(の径)より小さい径の急速に加速された溶滴が spray transfer

移行する溶滴移行。

短絡移行

(溶融ワイヤ先端が母材と短絡したときの)短絡電流が(溶

融池と)橋絡している溶融したワイヤ電極先端の分離を加速

される電磁ピンチ効果を利用した溶滴移行。

溶滴移行頻度 アーク中を通過する溶滴が消耗電極の先端から移行する頻

度。

メインアーク プラズマ溶接において,溶接熱を供給するアーク。

パイロットア

ーク

プラズマ溶接トーチの電極と拘束ノズルとの間を流れる小

さな電流のアーク。このアークで,ガスをイオン化し,溶接

のためのメインアークを起動させる。

移行式アーク プラズマトーチの電極と部材との間に形成されるアーク。

非移行式アー

プラズマトーチ及び溶射トーチの電極と拘束ノズルとの間

に形成されたアーク。

注記 部材は(アーク電流を流す)電気回路の構成要素では

ない。

アーク電圧

アークの両端間(電極と部材との間)の電位差(電圧)。

溶接電圧

電極と母材との間の電圧。アークが発生すると,アーク電圧

という。

溶接電流

溶接中に溶接電源から供給される電流。出力電流ともいう。

注記 交流は実効値,直流は平均値で表す。

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19

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

アーク起動電

アークの点弧(放電を開始するの)に必要な最小電圧。アー

ク点弧電圧ともいう。

(アーク溶接

の−)アー

ク長

溶接電極の先端から溶融池の表面までの距離(73324の図参 arc length

照)。

注記 実際のアーク長は,溶極式ガスシールドアーク溶接に

おける溶滴の形状,クリーニングの状況,電極及び母

材上の極点の振る舞いなどによって変わる。

アークタイム アークの発生を維持している時間。

アークの安定

アークの安定の程度で,アーク長,アークの指向性などが一

定している度合い。

初アーク

新しい溶接棒で最初に出すアーク。

パルス時間

パルス電流波形での各1個のパルスの継続時間。単パルス pulse time,

は,普通は孤立パルスを意味する。

磁気吹き

アークが,電流の磁気作用によって意図した方向から片寄る

現象。アークブローともいう。

クリーニング

作用

イナートガスアーク溶接で,アークの陰極点の作用によって

酸化皮膜が除去され,母材の表面が清浄化される現象。

ノズル高さ

アーク溶接のシールドガスノズル先端から部材までの距離。

ノズル−母材間距離ともいう。

注記1 ガス溶接及びガス切断では,火口高さという。

注記2 プラズマ溶接では,ノズル先端と母材との距離,プ

ラズマ切断では,ノズルと切断材表面との距離をい

う。

スティックア

ウト長さ

シールドガスノズル先端からワイヤ電極先端までの距離。

注記 ガスノズル先端からワイヤ電極がはみ出している長

さをいう(73322の図参照)。

突出し長さ

コンタクトチップ又はコレットの先端からワイヤ電極又は

非消耗電極の先端までの距離。

注記 電極チップ先端から測ったワイヤが突き出た長さを

いう。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

コンタクトチ

ップ距離

コンタクトチップ先端から溶接点までの距離。

注記 コンタクトチップ先端からアークを発生する部材の

表面(多層溶接部では前層の表面)までの距離をいう。 contact tube

比溶融量

与えられた電極に対して,標準条件下で求めた単位溶接電

流・単位時間当たりに溶着した金属の質量。質量/(電流×時

間)で表される。

溶着率

被覆アーク溶接棒を標準条件で溶接したときの溶着金属の

質量の消費した溶接棒の全質量に対する比率。その場合,棒

端は除く。溶着効率ともいう。

有効溶着率

被覆アーク溶接棒を標準条件で溶接したときの溶着金属の

質量の消費(実際に消耗)した溶接棒心線の全質量に対する

比率。その場合,棒端は除く。

公称溶着率

被覆アーク溶接棒を標準条件で溶接したときの溶着金属の

質量の消耗した溶接棒心線の公称径で計算した質量に対す

る比率。

全溶着率

被覆アーク溶接棒を標準条件で溶接したときの溶着金属の

質量の消費した溶接棒の全質量に対する比率。その場合,被

覆及び棒端を含む。全溶着効率ともいう。

溶着比

溶加材が消費した長さに対する置かれたビードの長さの比

率。被覆アーク溶接棒を用いる場合,運棒比ともいう。

溶融速度

単位時間当たりに溶ける溶加材の長さ又は質量。

溶着速度

単位溶接時間当たりに溶着した金属の質量。

冷却時間

二つの与えられた温度間を冷却するのに要する時間。

注記 一般に,冷却時間の値(の範囲)は,溶接パス及びそ

の熱影響部のために規定される。

例えば,t8/5は800 ℃から500 ℃まで冷却するのに要

する時間を表す。

(溶加材の−)

溶加材が溶ける時間。

溶融時間

加熱時間

溶接部が二つの与えられた温度間を加熱で上昇するのに要

する時間。

注記 一般に,加熱時間の値(の範囲)は,溶接金属又はそ

の熱影響部のために規定される。

例えば,t5/8は500 ℃から800 ℃まで上昇するのに要

する時間を表す。

溶接時間

アークタイムとサービス時間とを合わせた,溶接を行うのに

必要な時間。準備及び仕上げ時間は除く。

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21

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番号

用語

生産的溶接時

対応英語(参考)

太字:ISO用語

サービス時間 溶接に伴う補助作業に要する時間(例 溶接棒の交換,スラ

グ除去)。以前は,整備時間といった。

予熱

予熱温度(Tp) 熱影響部を含めた溶接部の部材の溶接実施直前の温度。

注記 その温度は,一般に下限値で示し,予熱保持温度の下

限に等しい(JIS Z 3703参照)。

予熱保持温度

溶接が中断されたときに保持しなければならない溶接部(熱

影響部を含む。)の最低温度(JIS Z 3703参照)。

パス間温度

多層溶接において,次のパスを溶接する直前の溶接パス及び

近傍の母材の温度。

注記 通常,上限温度で表す(JIS Z 3703参照)。

後熱

溶接部,ガス切断部などに後から熱を加える作業。

溶接入熱(E1) 単位溶接長さ当たりの溶接で消費される電気エネルギー量。

注記 溶接入熱の値は,次の式で計算する。

ここに, U :アーク電圧

I :溶接電流

ν :溶接速度

実効入熱(Q1) 溶接中に,溶接部に与えられた熱量。単に入熱ともいう。

注記1 溶接部へ実際に入った入熱量のことで,アーク溶接

では,次の式で計算する。

ここに, El:溶接入熱

η:熱効率

注記2 入熱は,通常,単位長さ当たりの値で表示する。

熱効率(H)

アーク溶接の場合,アークに供給されたエネルギー(溶接入

熱)に対する,実際に母材に投入されたエネルギー(実効入

熱)の比率。

電極先端の汚

溶接中の金属又はスラグによって非消耗電極,特に先端部が

汚染する状態。電極先端の汚染ともいう。

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

4.4

定義

準備から仕上げを含めた溶接作業に関わる全ての時間。

溶接に先立って部材の適切な範囲を加熱する作業。

溶接材料

4.4.1

消耗材料

番号

用語

被覆アーク溶

接棒

被覆剤を施した金属製の心線からなる棒状の消耗電極。手溶

接棒ともいう。

酸性溶接棒

被覆剤に多量の酸性系材料を含む被覆アーク溶接棒。酸化性

溶接棒ともいう。

塩基性溶接棒 被覆剤に多量の炭酸石灰及びふっ化物を含む被覆アーク溶

接棒。

セルロース系

溶接棒

被覆剤に多量のセルロースを含む被覆アーク溶接棒。

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22

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

低水素系溶接

溶着金属に拡散性水素量の少ない溶接部が得られる被覆ア

ーク溶接棒。

ルチール系溶

接棒

被覆剤に多量の酸化チタンを含む被覆アーク溶接棒。

鉄粉入り溶接

被覆剤に多量の鉄粉系材料を含み,少なくとも100 %の有効

溶着率が得られる被覆アーク溶接棒。

高能率溶接棒 125 %以上の有効溶着率が得られる鉄粉入り被覆アーク溶接

棒。

接触形溶接棒 アーク長の制御を容易にするために,母材との接触距離を一

定に保つことができる特殊な被覆剤を被覆した被覆アーク

溶接棒。

フラックス入

り溶加棒

フラックス又は金属粉を充塡して管状に成形した溶加棒。こ

の溶加棒は,溶接電気回路の一部を構成しない。

溶接ワイヤ

溶接に使用するコイル状の長いソリッドワイヤ又はフラッ

クス入りワイヤ。

注記 電極として使用する場合と溶加材として使用する場

合とがある。

ソリッドワイ

中実の溶接ワイヤ。ミグ溶接・マグ溶接では消耗電極として

用い,ティグ溶接などでは溶加ワイヤとして用いる。

フラックス入

りワイヤ

フラックスを充塡して管状に成形した溶接ワイヤ。管状コア

ードワイヤともいう。

金属粉入りワ

イヤ

芯材に金属粉が入ったフラックス入りワイヤ。メタル系フラ

ックス入りワイヤともいう。

溶加棒

溶接電気回路の一部を構成しない棒状の溶加材。

ソリッド溶加

中空でない中実の棒状の溶加材。ソリッド棒ともいう。

注記 溶接電気回路の一部を構成しない。

溶加ワイヤ

溶接電気回路の一部を構成するワイヤ形状の溶加材。フィラ

ワイヤともいう。

スプール

溶接ワイヤの単位量を巻き付け,ワイヤを円滑に引き出せる

ような構造にしたプラスチック,ハードボード,金属などで

作られた巻き枠。

ワイヤリール 自動溶接・半自動アーク溶接に用いるワイヤのコイルを取り wire reel

付け,ワイヤが円滑に引き出せるような構造にした器具。

ペールパック 溶接用ワイヤをスパイラル状に重ねて収納する円筒状の容 pail pack

器。

溶融フラック

原料を電気炉などで溶融してから粉砕し,ふるい分けによっ

て粒度を整えたフラックス。サブマージアーク溶接及びエレ

クトロスラグ溶接に用いる。

ボンドフラッ

クス

粉状原料に液状固着剤を混合して練り,キルンなどを使用し

て造粒及び乾燥(400〜600 ℃)を行った後,ふるい分けに

よって粒度を整えたフラックス。サブマージアーク溶接に用

いる。

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23

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

焼結フラック

粉状原料に液状固着剤を混合して練り,キルンなどを使用し

て造粒及び焼結(700〜1 000 ℃)を行った後,ふるい分け

によって粒度を整えたフラックス。サブマージアーク溶接に

用いる。

帯状電極

帯状の形状をした消耗電極。

ソリッド帯状

電極

中空でないコアードの帯状電極。

コアード帯状

電極

芯に別材料を入れた帯状電極。

消耗ノズル

エレクトロスラグ溶接において,溶接ワイヤを溶接部に案内

するとともに電流の供給を行う金属管で,溶融して溶着金属

の一部となる溶接材料。

シールドガス 溶接中にアークと溶融金属とを覆い,空気が溶接雰囲気内に shielding gas

侵入することを防ぐために用いるガス。

パージングガ

ガスバッキングを行うための空間部分の大気を取り除くた

めのガス。

キャリアガス 金属粉末を溶融池に供給するために用いるガス。搬送ガスと

もいう。

注記 主なキャリアガスは,アルゴン,ヘリウム及び窒素で

ある。

消耗電極

溶着金属となるアーク溶接電極。

非消耗電極

溶着金属とならないアーク溶接電極。

ベーキング

溶接金属中に拡散性水素を過剰に含有させないようにする

ことを目的に,溶接材料を300 ℃〜400 ℃で加熱し,溶接

材料中の水分を除去する操作。主として低水素系溶接棒を対

象とする。

乾燥

除湿のために溶接材料を加熱する操作。主として低水素系溶

接棒を除く被覆アーク溶接棒に適用する。

被覆剤

被覆アーク溶接棒の心線に塗布してあるフラックス。

心線

被覆アーク溶接棒における金属線。

棒径

溶加棒の直径又は被覆アーク溶接棒の心線の直径。

(溶接棒の−) 棒径の実測値と片側被覆の厚さとの和の,最大値と最小値と

偏心率

の差の,最小値に対する百分率。

スタブ

溶接棒又は溶加棒で,溶接後に使えなくなっている廃棄処分

される部分。スタブ端,残頭又は残棒ともいう。

つかみ

被覆アーク溶接棒の一部で,溶接棒ホルダによって保持し,

通電するための被覆のない部分。

(ワイヤの−)

2巻き又は3巻き切断して拘束をかけないで平面に置いた場 cast (−of filler

キャスト

合,広がったワイヤの輪の直径。

(ワイヤの−)

2巻き又は3巻き切断して拘束をかけないで平面に置いた場 helix (−of filler

へリックス 合,その平面からのワイヤの最大の立上がり距離。

裏当て

開先溶接において,片側から溶接施工するため又は溶落ち,

欠陥の発生などを防止するために,開先の底部に裏から当て

る金属板又は粒状フラックス。金属板であって母材とともに

溶接される場合は,裏当て金ともいう。

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24

Z 3001-7:2018

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

永久裏当て

溶接後の母材の接合部に永久に残すように設計された裏当

て。

仮裏当て

溶接後に母材から除去するよう設計された裏当て。

フラックスバ

ッキング

大気との反応を防ぐためにフラックスを主にしたバッキン

グの方法。

注記 サブマージアーク溶接のフラックスバッキングは,溶

融池の溶落ちも防いでいる。

ガスバッキン

大気との反応を防止する目的で主にガス圧を利用するバッ

キングの方法。バックシールドともいう。

4.4.2

補助材料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

補助材料

裏当て材料,タブ板など溶接完成品には残らない溶接消耗

品。副資材ともいう。

裏当て材

溶融池を保持するために裏当てに用いる材料。

裏当てフラッ

クス

フラックスバッキングに使用するフラックス。

裏当てガス

ガスバッキングのためのガス。

融合インサー

突合せ溶接において,あらかじめルート部に挿入しておい

て,溶接によって溶接金属を構成する溶加材。消耗インサー

トともいう。

始端タブ

継手の開始点で完全な溶接部ができるようにするために,継

手の始端に取り付けられる補助板。

終端タブ

継手の終端点で完全な溶接部ができるようにするために,継

手の終端に取り付けられる補助板。エンドタブともいう。

ストロングバ

ック

突合せ溶接のとき,母材相互の目違いを修正するとともに,

角変形,ねじれなどを防止するために,一時的に取り付ける

ジグ。

拘束ジグ

ひずみの発生を少なくするために,溶接部を拘束するジグ。 restraint jig

4.5

溶接機器

4.5.1

溶接電源

番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

(溶接電源の

−)静特性

標準負荷を接続した溶接電源の出力端子における出力電流

と負荷電圧との関係を示す静的な外部特性。静的な外部特性

ともいう。

注記 標準負荷とは,無誘導の抵抗負荷である。

(溶接電源の

−)動特性

1パラメータ(例えば,アーク長)が突然変化したときの溶

接電源の主パラメータ間(電圧と電流との間)の動的な変化

の関係。

垂下特性

標準的な溶接(電流)範囲で,電源の外部特性の負の傾きの

程度が7 V/100 A以上となる溶接電源の外部特性。

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25

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

定電圧特性

標準的な溶接(電流)範囲で電流が増加したとき,電圧が減

少する割合が7 V/100 A未満又は電圧の増加する割合が10

V/100 A未満となる溶接電源の外部特性。フラット特性とも

いう。

負荷電圧

出力電流を供給しているときの出力端子間の電圧。

注記 交流では実効値,直流では平均値で表す。

無負荷電圧

出力回路が開路しているときの出力端子間の電圧。開路電圧

ともいう。

注記1 アークの点弧又は安定化のための重畳電圧は除く。

注記2 交流では実効値,直流では平均値で表す。

使用率

断続負荷の状態において,全体の時間に対する通電時間の比

率。百分率(%)で表す。

注記 アーク溶接では,あらかじめ決められた全時間として

は10分を採用する。

溶接整流器

交流電源から溶接用直流電流を供給するための整流器。

溶接コンバー

電気モータ及び直流溶接発電機から構成されたアーク溶接

電源。

アーク溶接変

圧器

アーク溶接のために電気エネルギーを供給するように設計

された変圧器。

溶接発電機

溶接アークに電気エネルギーを供給するように設計された

発電機。

エンジン駆動

溶接電源

エンジンと直流溶接発電機とで構成されるアーク溶接電源。

エンジン溶接電源ともいう。

アーク溶接電

アーク溶接又は関連する方法に適した要求された特性をも

つ電源装置。

インバータ式

アーク溶接

電源

インバータ(商用の交流電源を周波数の異なった交流電力に

変換する装置)を用いて出力制御するアーク溶接用電源。

垂下特性溶接

電源

垂下特性をもつアーク溶接電源。

定電圧特性溶

接電源

定電圧特性をもつアーク溶接電源。

4.5.2

周辺機器

番号

用語

対応英語(参考)

太字:ISO用語

定義

溶接ユニット 溶接設備と周辺機器とで構成される機器。周辺機器には,ジ

グ,固定具,ロボット,マニピュレータ,回転台などが含ま

れる。

溶接設備

溶接に使用する溶接装置,溶接アクセサリ,排気設備などか

ら構成される設備。

(アーク溶接

の−)溶接

装置

電源,ワイヤ送給装置,溶接ガン,溶接ヘッド,トーチなど

溶接に用いる装置。溶接機ともいう。

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26

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

太字:ISO用語

溶接アクセサ

安全機器,ガスボンベ,ケーブルなど溶接装置に接続する周

辺の機器。溶接電源周辺機器ともいう。

(アーク溶接

の−)ポジ

ショナ

溶接物を取り付けて自由に転回し,溶接部を常に溶接しやす

い位置に置くことができるようにした作業台。マニピュレー

タともいう。

乾燥器

あらゆる湿気の除去又は浸入を防止するために,溶接材料を

乾燥させる加熱装置。

溶接棒保管容

被覆アーク溶接棒を乾燥した状態に維持するための携帯用

容器。クイバー又はイングドライヤともいう。

(アーク溶接

の−)電極

アークを利用して溶接又は切断をするための電気エネルギ

ーを母材に伝える溶接ワイヤなどの部品。

コレット

アーク溶接トーチの非消耗電極を固定する部品。

コンタクトチ

ップ

ワイヤ電極を決められた方向に向けるとともに,溶接電流を

供給するトーチの先端に固定される交換可能な金属製部品。

コンタクトチューブともいう。

(アーク溶接

の−)溶接

ガン

トーチ本体をしっかりと垂直に操作するための持ち手がつ

いたトーチ。ガンともいう。

溶接棒ホルダ アーク溶接で溶接棒を保持して電流を通じる手溶接用の器

具。ホルダともいう(JIS C 9300-11参照)。

(アーク溶接

の−)溶接

ヘッド

溶接トーチが取り付けられる溶接機又はロボットの先端部

分。

ワイヤ送給装

溶接用ワイヤをモータで機械的に送給する装置。

電撃防止装置 アーク溶接において,アークを出さないときには溶接機の二 voltage reducing

次無負荷電圧を低くして,溶接技能者への電撃の危険を防止

する装置(JIS C 9311参照)。

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附属書A

(参考)

新旧用語番号の対比表

A.1 一般

この用語の旧番号と新番号の対比表は,表A.1に記載する。

表A.1−新旧用語番号の対比表

用語

番号

用語

番号

2013年

2018年

アーク溶接

2013年

2018年

被覆アーク溶接,手溶接,SMAW

極式活性ガスシールドアーク溶

グラビティ溶接,重力式溶接

接,TAG溶接

低角度溶接

パルスティグ溶接

横置き溶接

溶極式アーク溶接,メタルアーク

アークスポット溶接

ミグスポット溶接

セルフシールドアーク溶接,ノン

ガスシールドアーク溶接

イナートガスアーク溶接,不活性

ガスアーク溶接

サブマージアーク溶接,SAW

プラズマ溶接,プラズマアーク溶

単電極サブマージアーク溶接

多電極サブマージアーク溶接

マアーク溶接

帯状電極サブマージアーク溶接,

バンドアーク溶接

非移行式プラズマ溶接,ノントラ

ンスファプラズマ溶接,非移行

フラックス入りワイヤサブマー

ジアーク溶接

式プラズマアーク溶接,プラズ

マジェット溶接

コアード帯状電極サブマージア

ーク溶接

半移行式プラズマ溶接,セミトラ

ンスファプラズマ溶接,半移行

式プラズマアーク溶接

プラズマミグ溶接

パウダプラズマ溶接,パウダプラ

溶接

ソリッドワイヤサブマージアーク

ティグスポット溶接

溶接

ガスシールドアーク溶接

溶極式ガスシールドアーク溶接,

タグ溶接,非消耗タングステン電

移行式プラズマ溶接,トランスフ

GMA溶接,GMAW

ァプラズマ溶接,移行式プラズ

ミグ溶接,MIG溶接

ズマアーク溶接

マグ溶接,MAG溶接

マイクロプラズマアーク溶接

炭酸ガスアーク溶接

エレクトロガスアーク溶接,EGW

フラックス入りワイヤアーク溶

ナロウギャップ溶接,狭開先溶接

接,FCAW

パス,ラン

パルスアーク溶接

ビード,溶接ビード

パルスマグ溶接

裏波ビード

パルスミグ溶接

1パス溶接

2パス溶接

マルチパス溶接

多電極溶接

パラレル溶接

がん(雁)行溶接

タンデム溶接

短絡アーク溶接,ショートアーク

溶接

非消耗電極式ガスシールドアーク

溶接

ティグ溶接,非消耗タングステン

電極溶接,TIG溶接,GTAW

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28

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表A.1−新旧用語番号の対比表(続き)

用語

番号

用語

番号

2013年

2018年

2013年

2018年

連続配列溶接

(溶着手順の−)対称法,振分け法

(溶着手順の−)飛石(とびいし)

積層

法,スキップ溶接

多層溶接

後戻りスタート運棒法

ルートラン,ルートパス

(溶着手順の−)ブロック法

フィリングラン,充塡パス,盛上

(溶着手順の−)カスケード法

埋もれアーク

裏はつり

げパス

仕上げ溶接,キャッピングラン

最終溶接

ホットスタート

片側溶接,片面溶接

スパッタ

両側溶接,両面溶接,ツイン溶接

スパッタ損失

両側1パス溶接

スラグ

両側同時溶接

スカラップ

裏溶接

ウィービング法

裏波溶接

ウィービング幅

裏溶接パス

ウィービング振幅

裏当て溶接,バッキング溶接

ウィービング周波数

開先溶接

滞留時間

エンクローズ溶接

ストリンガービード

連続溶接

ウィービングビード

断続溶接

運棒角

並列断続溶接

動作角,ワーク角

千鳥断続溶接

トーチ傾斜角度

(千鳥断続溶接の−)オフセット

(すみ肉溶接の−)トーチ角度

凸(とつ)すみ肉溶接

走行角度

凹(おう)すみ肉溶接,前面すみ

溶接速度

走行速度

肉溶接

前面すみ肉溶接

ワイヤ送給速度

側面すみ肉溶接

母材接続,帰線接続

斜方すみ肉溶接

母材ケーブル,帰線

断続すみ肉溶接

接地

連続すみ肉溶接

棒プラス,ワイヤプラス,DCEP

千鳥断続すみ肉溶接

棒マイナス,ワイヤマイナス,

並列断続すみ肉溶接

溶融池

溶接方向

キーホール

溶接作業

キーホール法

溶接開始点,溶接始点

溶接再開始点

止端

溶接終端

前進溶接,プッシュ溶接法

溶接領域

後進溶接,プル溶接法

一時的溶接

(溶着順序の−)前進法

タック溶接計画

(溶着順序の−)後退法,バック

タック溶接の順序

ガスシールド

トレーリングガスシールド

クレータ

ステップ溶接

(溶着順序の−)後退法シーケンス

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Z 3001-7:2018

表A.1−新旧用語番号の対比表(続き)

用語

番号

用語

番号

2013年

2018年

2013年

2018年

溶接順序計画

予熱保持温度(Tm)

溶着順序

パス間温度(Ti)

溶接順序

後熱

溶接計画

溶接入熱(E1)

溶滴

実効入熱(Q1),入熱

溶滴移行

熱効率(H)

グロビュール移行

電極先端の汚れ,電極先端の汚染

スプレー移行

被覆アーク溶接棒,手溶接棒

短絡移行

酸性溶接棒,酸化性溶接棒

溶滴移行頻度

塩基性溶接棒

メインアーク

セルロース系溶接棒

パイロットアーク

低水素系溶接棒

移行式アーク

ルチール系溶接棒

非移行式アーク

鉄粉入り溶接棒

高能率溶接棒

溶接電圧,アーク電圧

接触形溶接棒

溶接電流,出力電流

フラックス入り溶加棒

溶接ワイヤ

(アーク溶接の−)アーク長

ソリッドワイヤ

アークタイム

フラックス入りワイヤ,管状コア

アークの安定性

ードワイヤ

初アーク

金属粉入りワイヤ,メタル系フラ

アーク電圧

アーク起動電圧,アーク点弧電圧

パルス時間

ックス入りワイヤ

磁気吹き,アークブロー

溶加棒

クリーニング作用

ソリッド溶加棒,ソリッド棒

ノズル高さ,ノズル−母材間距離

溶加ワイヤ,フィラワイヤ

スティックアウト長さ

スプール

突出し長さ

ワイヤリール

コンタクトチップ距離

ペールパック

比溶融量

溶融フラックス

ボンドフラックス

有効溶着率

焼結フラックス

公称溶着率

帯状電極

全溶着率,全溶着効率

ソリッド帯状電極

溶着比,運棒比

コアード帯状電極

溶融速度

消耗ノズル

溶着速度

シールドガス

冷却時間

パージングガス

(溶加材の−)溶融時間

キャリアガス,搬送ガス

加熱時間

消耗電極

溶接時間

非消耗電極

生産的溶接時間

ベーキング

サービス時間

乾燥

予熱

被覆剤

予熱温度(Tp)

心線

溶着率,溶着効率

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Z 3001-7:2018

表A.1−新旧用語番号の対比表(続き)

用語

番号

用語

番号

2013年

2018年

2013年

2018年

棒径

溶接コンバータ

(溶接棒の−)偏心率

アーク溶接変圧器

スタブ,スタブ端,残頭,残棒

溶接発電機

つかみ

エンジン駆動溶接電源,エンジン

(ワイヤの−)キャスト

溶接電源

(ワイヤの−)へリックス

アーク溶接電源

裏当て,裏当て金

インバータ式アーク溶接電源

永久裏当て

垂下特性溶接電源

仮裏当て

定電圧特性溶接電源

溶接ユニット

溶接設備

補助材料,副資材

(アーク溶接の−)溶接装置,溶

裏当て材

接機

裏当てフラックス

溶接アクセサリ,溶接電源周辺機

裏当てガス

融合インサート,消耗インサート

(アーク溶接の−)ポジショナ,

始端タブ

マニピュレータ

終端タブ,エンドタブ

乾燥器

ストロングバック

溶接棒保管容器,クイバー,イン

拘束ジグ

グドライヤ

(アーク溶接の−)電極

コレット

フラックスバッキング

ガスバッキング,バックシールド

(溶接電源の−)静特性,静的な

外部特性

(溶接電源の−)動特性

コンタクトチップ,コンタクトチ

垂下特性

ューブ

定電圧特性,フラット特性

75104 (アーク溶接の−)溶接ガン,ガン

負荷電圧

ワイヤ送給装置

電撃防止装置

溶接棒ホルダ,ホルダ

無負荷電圧,開路電圧

(アーク溶接の−)溶接ヘッド

使用率

溶接整流器

注記1 定義した見出し語以外に“ともいう”とした語(慣用語)の記載は,イタリック体で記載した。

例 溶加材,フィラーメタル

注記2 括弧付きの用語番号は,新番号では定義が修正されている。

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Z 3001-7:2018

参考文献 JIS C 9300-3 アーク溶接装置−第3部:アーク起動及びアーク安定化装置

JIS C 9300-11 アーク溶接装置−第11部:溶接棒ホルダ

JIS C 9311 交流アーク溶接電源用電撃防止装置

JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部:溶接方法

JIS Z 3021 溶接記号

JIS Z 3703 溶接−予熱温度,パス間温度及び予熱保持温度の測定方法の指針

ISO 2553,Welding and allied processes−Symbolic representation on drawings−Welded joints

ISO/TR 25901-1,Welding and allied processes−Vocabulary−Part 1: General terms

ISO/TR 25901-3,Welding and allied processes−Vocabulary−Part 3: Welding processes

ISO/TR 25901-4,Welding and allied processes−Vocabulary−Part 4: Arc welding

IEC 60974-1,Arc welding equipment−Part 1: Welding power sources