はじめによんでください

先住民の権利を取り戻す

Restoring Indigenous Rights

sa

池田光穂


週刊金曜日のこのエッセーの著者「千本木るりこ」さんの3つの批判点→

1.アイヌ文化が博物館で展示されることが一面的に好意的に描かれた、
2. アイヌと和人の協力によってアイヌ文化は後世に伝わった、
3. 物語終盤に登場する土地権利書の結末で国家による土地占有と、そこでの利用を許可される従属関係を追認・固定化するものだ、の3点.

結局,和人の創作的デウス・エキス・マシーナに怒るわけだ.その異論はそのとおりだ。だったら先住民の視点版の最終回があってもいいし、もうひとつ(先住 民のそれぞれが思い抱く)のゴールデンカムイの創作シナリオを書いてみんなで共有するのも面白い。先住民の物語で書かれたものなのだから、先住民の側がそ の物語を「取り戻して」自分たちのものとして我有(アプロプリエーション)する文化的権利はあるだろう。和人のつくった文化的占有権利を凌駕できるはず だ。和人を含めて自分たちのゴールデンカムイを取り戻そう。

僕 はこの最終巻を見た(読んだ)ことがないけど、アマゾンのレビュー評は、感動したという絶賛モードで満ち溢れている。これは(僕のような和人のゴールデン カムイの贔屓筋の多くは)一部のアイヌヘイトの連中とは異なり先住民と和人の共存を希求している欲望の表れではないだろうか?もちろん、このような欲望は 植民地主義者のナイーブなロマン的投影である。それゆえにPC的には歴史的な先住民への苦痛を踏まえていないこともあり、そのような共存欲望が、「沖縄大 好きヤマトゥ」と同じような暴力的な植民地支配を忘却しているではないか、という指摘はこの物語の大団円の先住民の苦痛忘却の瑕疵があるという批判を真面 目に受け取るべきだ。ここから対話を始めるしかないように思える。手厳しい野村浩也さん(2019:304)ですら和人は和人をやめることができないが植 民地主義者をやめることができるのだから北方のアイヌモシリでも共存のための対話が開かれるはずだ

















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