「POP before SMTP」と「SMTP-AUTH」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| メール | コンピュータの世界の お手紙機能 |
| 認証 | 「おまえ誰?OKなやつ?」を確認する作業 |
| SMTP | 通信する上でのお約束事のひとつで、メール送信に関するお約束事 |
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| POP before SMTP | 「受信できる人だけ送っていーよ」方式のメール送信時の認証方法 |
| SMTP-AUTH | 「おまえの名前を言ってみろ」方式のメール送信時の認証方法 |
似ているところ
どちらもメール送信時の認証方法です。
違うところ
認証のやり方が違います。
POP before SMTPは「メールの受信ができる人は使って良い人」と判断します。
メールの受信ができるということは、メールアカウントを持っているということです。
メールアカウントを持っているということは変な人じゃないだろう、との判断です。

一方のSMTP-AUTHは、IDとパスワードを使ってメール送信時に認証します。
皆さんが「認証」と聞いて普通にイメージするであろうやり方です。

個人的な使い分け
SMTP-AUTHが使えるならSMTP-AUTHを使います。
使えないなら仕方ないのでPOP before SMTPを使います。
備考
歴史的背景として、元々メール送信に認証機能はありませんでした。
誰でも好きなメールを好きなだけ送れちゃったのです。
ですが、これだとイタズラメールが送り放題です。
マズイですよね?
そこでメール送信時に認証させることにしました。
でも、一から仕組みを作るのは大変です。
おっと、そういえばメールを受信しているときに認証しているじゃないですか。
メールを受信するときはIDとパスワードを使って認証をやり、認証OKだった人にだけメールを受信させています。
よし、その仕組みにタダ乗りしよう。
そして生まれたのがPOP before SMTPです。
POP before SMTPでは、まずメール受信操作をやります。
それからメールを送信することで「メール受信の認証でOKだった人だね。じゃあ多分悪い人じゃないからメールを送っても良いよ」と判断されるのです。
これでしばらくはやっていたのですが、やっぱり問題が出てきましてね。
「仕方ない!面倒くさいけどメールを送信するとき用の認証機能を作るか!」となりました。
そして生まれたのがSMTP-AUTHです。
仕組みとしては単純にIDとパスワードで認証するだけです。
難しいことは何もありません。
ただ、今まで横着して誤魔化し誤魔化しやっていただけに、なんか新しい技術のように見えるのです。
流れとしては
メール送信時の認証がなかった
↓
横着してメール受信時の認証機能を借りるべ(POP before SMTP)
↓
やっぱ駄目そうだからメール送信時の認証機能をつけるべ(SMTP-AUTH)
となります。






