退職後に使える「ハローワークの職業訓練」制度まとめ
退職して「次の仕事どうしよう…」となったとき、ハローワーク経由で使える“職業訓練”の制度は、実は大きく 4つに整理できます。
しかも多くは 受講料が原則無料(※テキスト代などは自己負担)で、条件を満たせば 生活支援の給付金が出るものもあります。 厚生労働省+1
まず前提:「ハロートレーニング」は制度名というより“愛称”
「ハロートレーニング」は、公的職業訓練の**愛称(総称)**です。
この中に、公共職業訓練や求職者支援訓練などが入っています。 厚生労働省
1)公共職業訓練(離職者訓練)
雇用保険(失業給付)を受給できる人が中心になりやすい王道ルートです。
特徴
よくある訓練例(イメージ)
機械・電気・CAD、IT、介護、ビル管理、ものづくり系 など
(地域と時期でコースが変わります)
お金の話(雇用保険受給者向け)
公共職業訓練などを「受講指示」で受けると、訓練中の支援として
技能習得手当(受講手当:日額500円、上限2万円)
通所手当(上限 月42,500円)
などが案内されています。 ハローワーク
また、制度改正の説明資料では、一定の場合に**所定給付日数を超えて基本手当を支給(訓練延長給付)**といった整理で説明されています(該当可否はハローワーク判断)。 都道府県労働局所在地一覧
2)求職者支援訓練(求職者支援制度)
**雇用保険を受給できない人(または受給が終わった人)**のための代表的な制度です。
「無料で学びつつ、条件を満たせば月10万円の給付金」というのが大きな特徴。 厚生労働省+1
特徴
受講料:原則無料(テキスト代などは自己負担) 厚生労働省
期間:コースによって概ね2〜6か月など 都道府県労働局所在地一覧
訓練前〜訓練中〜訓練後まで、ハローワークが就職活動を支援 厚生労働省
もらえる可能性があるお金(要件あり)
要件を満たすと、訓練期間中に 職業訓練受講給付金(3点セット)が出ます。 厚生労働省+1
職業訓練受講手当:月10万円
通所手当:定期券相当など(上限 月42,500円)
寄宿手当:月10,700円(通所のために別居して寄宿が必要と認められる場合) 厚生労働省
※注意:雇用保険の受給資格者が「受講指示」で求職者支援訓練を受けている場合など、給付金が併給できないケースがあります。 厚生労働省+1
3)障害者訓練(ハロートレーニングの中の枠)
障害のある方を対象に、状況に配慮した訓練を行う枠です。
受講を希望する場合は、まずハローワークに相談します。 厚生労働省
特徴
国・都道府県・関係機関などが連携して実施 厚生労働省
例:職業リハビリテーションセンター等の案内もされています 厚生労働省
自治体の「障害者委託訓練」など、地域ごとに具体のコースが出ていることもあります(要件や募集は自治体ページで確認)。 千葉県ホームページ
4)教育訓練給付制度(雇用保険の給付。自分で講座を選ぶタイプ)
これは「ハロートレーニングの授業」ではなく、厚労省指定の講座(スクールや通信講座、専門学校など)を受けて、条件を満たすと受講費が戻ってくる仕組みです。窓口はハローワーク。 厚生労働省+1
4-1)一般教育訓練給付金
受講費用の 20%(上限10万円) 厚生労働省
4-2)特定一般教育訓練給付金
受講費用の 40%(上限20万円)
さらに条件を満たすと 50%(上限25万円) まで上乗せ 厚生労働省+1
4-3)専門実践教育訓練給付金
中長期の資格・専門職を狙う人向けで、最大 **80%**まで支援がある設計です(支給タイミングや上限は制度説明に沿う)。 厚生労働省+1
どれを選べばいい?(迷ったときの最短ルート)
雇用保険(失業給付)を受けられる → まずは 公共職業訓練を相談(給付と相性が良い) ハローワーク+1
雇用保険を受けられない/受給が終わった → 求職者支援訓練(月10万円の可能性も) 厚生労働省+1
障害のある方で配慮が必要 → 障害者訓練の枠をハローワークで相談 厚生労働省
学びたい学校・講座が決まっている → 教育訓練給付制度で対象か確認 厚生労働省+1
ハローワークでの進め方(これだけ覚えればOK)
ハローワークで求職申込み(相談スタート) 厚生労働省
「職業訓練を受けたい」と伝えて、窓口でコース提案を受ける
募集要項に沿って申込み(選考がある場合も)
受講開始 → 訓練と並行して就職活動(支援が続く) 厚生労働省
最後に:一番もったいないのは「知らずに自己流で遠回り」すること
退職後の学び直しは、時間もお金も不安が出やすいです。
でも、公的制度は **「無料で学ぶ」+「就職支援」+「給付(条件あり)」**までセットで用意されています。 厚生労働省+1
気になるなら、ハローワークで 「私は雇用保険の対象ですか?/求職者支援訓練の給付対象ですか?」 を最初に確認すると、一気に道筋が見えます。
