退職したらもらえるお金|雇用保険の給付を「いつ・条件・手続き」で整理

結論要約

退職後にもらえるお金は、ざっくり ①失業中(雇用保険)②早期就職(就職促進給付)③学び直し(職業訓練・教育訓練)④病気・出産(健康保険) に分かれます。
大事なのは「自動でもらえる」ではなく、申請が必要なものが多い点です。
この記事では、指定の5つ(失業手当/退職手当/再就職手当/職業訓練給付金/職業訓練支援給付金)を中心に、他にも条件次第でもらえるお金をまとめます。




退職後にもらえるお金:全体像チェック

まずは地図です。あなたが当てはまる箱だけ読めばOKです。

  • 失業中:失業手当(基本手当)

  • 早く就職が決まった:再就職手当/(条件次第で)就業促進定着手当 ハローワーク+1

  • 学び直し:職業訓練受講給付金(月10万円等) 厚生労働省+1

  • 指定講座の受講:教育訓練給付金(受講費の一部が戻る) 厚生労働省+1

  • 病気や出産:傷病手当金/出産手当金(退職後も継続できる例あり) 協会けんぽ+1

  • 会社が倒産して給与未払い:未払賃金立替払制度 厚生労働省

  • 仕事中・通勤中のケガ:労災(休業補償など) 厚生労働省+1


失業手当(基本手当)

一般に「失業手当」「失業保険」と呼ばれるものの中心が、雇用保険の基本手当です。生活を支えつつ、早く就職するための給付です。 厚生労働省

もらえる条件(超重要)

  • 原則:離職前2年間に、雇用保険の被保険者期間が12か月以上 厚生労働省

  • 倒産・解雇等、やむを得ない理由などは要件が軽くなるケースあり(例:離職前1年間に6か月以上) 厚生労働省

  • 「働く意思と能力がある」「内定がない」「求職活動している」など、失業の状態が前提 厚生労働省

いつから出る?

  • まず「待期期間」:7日は基本手当が出ません 厚生労働省

  • 自己都合などは、待期後にさらに給付制限が入ることがあります(期間は離職理由で扱いが変わります) 厚生労働省

いくら位?

  • 基本手当日額は、離職直前6か月の賃金から計算し、**賃金日額の50%〜80%**が目安(年齢で幅あり、上限あり) ハローワーク+1

  • 上限額などは見直しがあり、直近では令和7年(2025年)8月1日改定の資料があります 厚生労働省

もらい方(最短ルート)

離職票を受け取ったら、できるだけ早くハローワークで手続き→説明会→認定日(原則4週に1回)という流れが基本です。 厚生労働省


退職手当(退職金)

退職手当は、雇用保険や健康保険の給付ではなく、会社(または企業年金・共済など)側の制度として支払われるのが一般的です。とはいえ「退職後に入る大きなお金」なので、ここで整理します。

チェックポイント

  • 就業規則・退職金規程・中退共など、会社ごとに条件が違います

  • 退職金には税金がかかりますが、「退職所得」として計算が別枠になりやすく、手続きも定型化されています 国税庁+1

  • 退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を出さないと、**一律20.42%**が源泉徴収され、確定申告で精算する形になりがちです 国税庁+1


再就職手当

失業手当(基本手当)をもらう前に就職が決まっても、損とは限りません。一定条件を満たすと、再就職手当が出ます。

ざっくり条件

いくら位?

  • 残日数が1/3以上なら 60%、2/3以上なら 70%(いずれも「支給残日数」に応じた計算) ハローワーク+1

さらに追加でもらえる可能性:就業促進定着手当

再就職後、賃金が離職前より下がった場合に支給されることがあります(再就職手当を受けた人が対象)。 ハローワーク+1


職業訓練給付金(職業訓練受講給付金)

どんなお金?

雇用保険を受給できない人などが、ハローワークの支援で訓練を受けるとき、一定要件で

  • 月10万円(職業訓練受講手当)

  • 通所手当

  • 寄宿手当(月1万700円)
    が支給される仕組みです。 厚生労働省+1

主な要件(例)

本人収入・世帯収入・資産などの要件、出席率などが設定されています。 厚生労働省+1


職業訓練支援給付金(教育訓練支援給付金)

どんなお金?

専門実践教育訓練などを受ける人向けに、一定条件で支給される給付です。
日額は原則、離職前賃金から算出された基本手当日額の60%相当とされます。 厚生労働省+1

セットで知っておきたい:教育訓練給付金

受講費の一部が戻る「教育訓練給付金」も別制度としてあります(講座指定が重要)。 厚生労働省+1


他にももらえる可能性があるお金(雇用保険中心)

ここからが「知らないと取りこぼす」ゾーンです。
他にもある様ですが、退職してから自分が貰えるお金に関して書きました。

1) 未払賃金立替払制度(会社が倒産して給与未払い)

倒産で退職し、未払い賃金が残っている場合、国が未払い賃金総額の**80%**を立替払い(上限あり)します。 厚生労働省

2) 高年齢求職者給付金(65歳以上の人)

65歳以上で雇用保険の高年齢被保険者だった人は、基本手当ではなく「高年齢求職者給付金」が一括支給になる仕組みがあります(被保険者期間により30日分 or 50日分など)。 都道府県労働局所在地一覧+1


手続きの順番(タイムライン)

スマホで見ながら動けるよう、最短の流れだけ置きます。

  1. 退職前〜退職直後:会社から 離職票 などを受け取る

  2. なるべく早く:ハローワークで求職申込み→受給手続き 厚生労働省+1

  3. 失業認定(原則4週に1回)に合わせて求職活動

  4. 早く決まった:再就職手当/就業促進定着手当を検討 ハローワーク+1

  5. 学び直す:ハロトレ/求職者支援制度の給付金を検討 都道府県労働局所在地一覧+1

  6. 病気・出産:健康保険(協会けんぽ or 健保組合)の申請を確認 協会けんぽ+1


よくある落とし穴(ここだけ注意)

  • 「失業手当=退職したら自動で出る」ではありません。失業の状態+手続きが必要です。 厚生労働省

  • 職業訓練の給付は名前が似ています。

  • 傷病手当金や出産手当金は、退職日の扱い(出勤したか等)で継続給付の可否が変わることがあります。 協会けんぽ+1


おすすめ本


要点3つ

  • 退職後のお金は「失業」「早期就職」「学び直し」「病気・出産」で分けると迷いません。

  • 失業手当は 待期7日や離職理由の扱いがあるので、まずハローワークの手続きを早めに。 厚生労働省+1

  • 職業訓練系は名前が似ているので、受講給付金(月10万円)/教育訓練給付金(受講費の一部)/教育訓練支援給付金(60%相当) を切り分けるのがコツです。 厚生労働省+2厚生労働省+2


参考(出典候補URL)

雇用保険(基本手当)の受給資格・失業の定義:厚労省Q&A(要件は改定があり得るため最新版確認) 厚生労働省
待期7日・給付制限・手続きの流れ:厚労省「離職されたみなさまへ」 厚生労働省
基本手当日額の計算・50〜80%・上限改定(2025/8/1資料):ハロワークFAQ/厚労省資料 ハローワーク+1
再就職手当(60%/70%):ハローワーク資料 ハローワーク+1
求職者支援制度・職業訓練受講給付金(月10万円等):厚労省/ハロトレ特設 厚生労働省+2厚生労働省+2
雇用保険受給中の訓練(受講手当500円等の例):労働局資料(地域で運用差が出るため要確認) 都道府県労働局所在地一覧
教育訓練給付金/教育訓練支援給付金(60%相当、暫定措置延長):厚労省 厚生労働省+2厚生労働省+2
健康保険:傷病手当金・退職後継続給付/出産手当金・退職後継続給付:協会けんぽ 協会けんぽ+2協会けんぽ+2
出産育児一時金(50万円):協会けんぽ/厚労省 協会けんぽ+1
未払賃金立替払制度(80%・上限):厚労省 厚生労働省
労災(休業補償80%の考え方):厚労省 厚生労働省+1
退職手当の税(申告書なしは20.42%源泉など):国税庁 国税庁+1


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