第一級陸上特殊無線技士(1陸特)とは?仕事内容・メリット・年収と“次に取る資格”まで

結論要約

  • 1陸特は、基地局などの多重無線設備を中心に「無線設備の技術操作」を担える国家資格です。 nichimu.or.jp

  • 仕事は基地局の施工・保守、公共無線、無線設備の点検寄りなど、インフラど真ん中に広がります。 nichimu.or.jp+1

  • 年収は職種・会社で幅がありますが、統計ベースでは「電気通信技術者」平均が628.9万円というデータもあります(関連資格に1陸特が含まれます)。 職業情報提供サイト(job tag)

  • 取ったあとに効く“次の一手”は、工事担任者(総合通信)/電気通信主任技術者/電気工事士/ネットワーク系あたりが鉄板です。




1陸特で「できること」(操作範囲をやさしく)

1陸特は、ざっくり言うと**「陸上の無線局で、一定範囲の無線設備を“技術的に操作”できる」資格です。
具体的には、電気通信業務用・公共業務用などの
多重無線設備の固定局・基地局等**の技術操作が中心で、条件として「30MHz以上」「空中線電力500W以下」などの制限があります。 nichimu.or.jp
さらに、2陸特・3陸特の範囲に属する操作もカバーします。 nichimu.or.jp


途中チェック:この記事でわかること

  • 1陸特ができる“技術操作”のイメージ

  • 仕事の選択肢(基地局・公共無線・点検寄り)

  • 年収の見方(統計/求人)

  • 国家試験の中身と勉強の段取り

  • 次に取ると強い資格セット


どんな仕事に就ける?活躍フィールド例

1) 携帯基地局・通信インフラ(施工/保守/エリア品質)

1陸特の操作範囲は「基地局等の技術操作」に直結するので、携帯キャリアや通信建設会社、保守会社の業務と相性が良いです。 nichimu.or.jp
現場だと、設備の立ち上げ・保守点検・障害対応、エリア品質改善などに繋がりやすいポジションです。
“無線がわかる人”は、机上設計と現場の会話がつながるので重宝されがちです。


2) 公共無線・地域インフラ(防災・交通・自治体)

公共業務用などの多重無線設備が範囲に入るため、防災行政無線や交通インフラの無線設備など、いわゆる“止められない通信”側にも接点が生まれます。 nichimu.or.jp
仕事の実態は会社・部署でさまざまですが、設備更新や保守、運用支援などに繋がりやすいです。


3) 点検・検査に寄せる(登録検査等事業者の世界)

少し専門的ですが、無線設備の点検・検査を担う「登録検査等事業者」では、点検員の要件として陸上特殊無線技士は“第一級”に限るといった形で条文に登場します。 e-Gov 法令検索
つまり1陸特は、キャリアを“運用・保守”だけでなく“点検・検査”方向にも伸ばす入口になり得ます(実際の任用要件や業務は会社側の登録・経験要件も絡むので、求人要件で確認が確実です)。 e-Gov 法令検索


取得メリット(転職・評価・実務の強さ)

1陸特の強みは、単なる知識ではなく**「法令上、資格者が求められる場面」に入りやすい**ことです。操作範囲が明確なので、業務設計側(会社)も配置を組みやすくなります。 nichimu.or.jp
また、厚労省の職業情報(Job Tag)でも、電気通信技術者の関連資格として1陸特が挙げられていて、職種との接続が見えやすいのもポイントです。 職業情報提供サイト(job tag)
資格手当の有無は会社次第ですが、“通信インフラ寄りのキャリア”を言語化する材料として強いです。


年収の目安(統計で見る/求人で見る)

年収は職種(設計・保守・施工管理・点検)と会社(元請・協力会社)で差が出ます。
目安として、Job Tag「電気通信技術者」では年収 628.9万円という全国値が掲載されています(出典は賃金構造基本統計調査の加工データで、関連資格に1陸特が含まれます)。 職業情報提供サイト(job tag)
一方、求人寄りの参考値として、たとえばIndeedには「基地局業務」の月給平均(ユーザー投稿集計)が掲載されています(統計とは性格が違うので“参考程度”に)。 Indeed


取得方法と試験の中身(勉強法)

取得方法は大きく2つ:国家試験/養成課程

  • 国家試験に合格する:日本無線協会が案内・実施。 nichimu.or.jp+1

  • 養成課程を修了する:所定の授業を受けて修了すると、国家試験合格と同等の扱いで資格取得に繋がります。 nichimu.or.jp

そして地味に大事なのが、合格=免許証ゲットではない点です。試験合格後に、総務大臣または地方総合通信局長へ免許申請して免許証の交付を受けます。

おすすめ本


試験日程:1陸特は“CBTでいつでも”ではない(※2025年末時点)

2陸特・3陸特などはCBT方式の対象として案内されていますが、CBTの対象資格一覧に1陸特は入っていませんnichimu.or.jp+1
実際、受験案内では1陸特は特定日に実施され、直近だと**令和8年2月13日(金)**の記載があります。 nichimu.or.jp
申請受付も「6月期・10月期・2月期」など期別で案内されています。 nichimu.or.jp


科目・問題数・合格基準(ここだけ押さえればOK)

  • 問題数と時間:工学24問+法規12問/試験時間3時間(法規免除時は工学が2時間30分の記載) nichimu.or.jp

  • 合格基準(マークシート):工学 120点中75点、法規 60点中40点 nichimu.or.jp

  • 過去問:日本無線協会が「試験問題と解答」を公開しています。 nichimu.or.jp


勉強ロードマップ(おすすめ手順)

  1. 過去問を先に1回解く(弱点が見える) nichimu.or.jp

  2. 工学:頻出テーマを“解ける形”に(式暗記より、問題パターンで覚える)

  3. 法規:条文の丸暗記を避け、用語→ルール→例外で整理

  4. 仕上げは「時間を測って」過去問を回す(3時間の体力も実力です) nichimu.or.jp


私の場合:給付金・講座・CBTの話

私は工事担任者(総合通信)で、一般教育訓練給付金を使って取得し、eLPITの養成講座→CBTで進めました。
この“公的制度+講座でショートカット”の発想は、1陸特でもかなり使えます(ただし、前述の通り1陸特の国家試験自体はCBT対象外です)。 nichimu.or.jp+1
一般教育訓練給付金は、対象講座を修了すると**教育訓練経費の20%(上限10万円)**が支給されます。 厚生労働省+1


併せて取得をおすすめする資格(“伸びる順”に)

1) 工事担任者(総合通信)

現場の無線だけでなく、端末・配線・ネットワーク側の説明力が上がります。あなたの実体験とも接続しやすいので、note読者にも刺さりやすい“セット資格”です。

おすすめ本


2) 電気通信主任技術者(伝送交換/線路)

“通信インフラの管理・監督”側に寄せたいなら強いです。Job Tagの関連資格にも並ぶので、キャリア設計が一段上がります。 職業情報提供サイト(job tag)

おすすめ本


3) 第二種電気工事士(+できれば消防設備士系)

施工・保守で「電気が読める」は武器です。現場の選択肢が増えて、資格手当の組み合わせもしやすいです。

おすすめ本


4) ネットワーク系(CCNA/ネットワークスペシャリスト など)

無線は最終的にIP網へ繋がります。無線×NWができると、エリア品質や障害切り分けで強くなります。

おすすめ本


5) 上位の無線系:陸上無線技術士(2陸技→1陸技)

「放送・大規模設備」側まで狙うなら、最終的にここが王道です(難易度は上がります)。

おすすめ本


まとめ(要点3つ)

  • 1陸特は、基地局など多重無線設備の技術操作に直結する国家資格。 nichimu.or.jp

  • 年収は幅があるが、統計では電気通信技術者の年収データ(平均628.9万円)なども参照できる。 職業情報提供サイト(job tag)

  • 次に伸ばすなら、工事担任者(総合通信)/電気通信主任技術者/電気工事士/NW系が堅い。


参考 出典候補URL

日本無線協会「陸上無線従事者(第一級陸上特殊無線技士)」
検証メモ:操作範囲(30MHz以上/500W以下/多重無線設備)を本文に反映。 nichimu.or.jp
日本無線協会「表1(問題数・時間)」「表2(合格基準)」
検証メモ:工学24問・法規12問・3時間/合格点(工学75、法規40)を本文に反映。 nichimu.or.jp+1
厚労省 Job Tag「電気通信技術者」
検証メモ:年収データは職種平均なので、本文では“目安”扱いにして断定しない。 職業情報提供サイト(job tag)
厚労省「教育訓練給付金」
検証メモ:給付率・上限は制度改定があり得るため、申請前に最新要件確認を促す。 厚生労働省
(任用・点検系)登録検査等事業者等規則(e-Gov)
検証メモ:条文は“要件の入口”で、実務は求人要件・社内要件も確認が必要。 e-Gov 法令検索


関連記事


いいなと思ったら応援しよう!