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初めてもらったラブレターは10数年後に…

こんにちは、岩男です

もう30年くらい前の話になりますが、私は中学1年生のときに生まれて初めてラブレターをもらいました

そのラブレターに対する私のリアクションの選択が後に私の周りの人間の人生に少なからず影響を与えることになりました

そんな人生の選択肢に関する話を書いてみようと思います

今のように携帯が普及してない時代だったので、誰かに想いを伝える手段としてラブレターは割とポピュラーな手段でした


いじめについて スクールカーストの記憶 
子羊の尊厳と犬の糞

という記事でも書きましたが私は当時激しいイジメにあっていました

     ↓↓↓↓↓↓↓↓

そんな私に同じ中学の女の子が興味をもつはずがありませんでした

私がラブレターをもらったのは同じ市内の他の中学の女の子からでした

その女の子と出会ったのは、当時私が住んでいた市が、夏休みに市内の近い地域の中学生の希望者をまとめて船で旅行をさせるという  

少年少女よ、大海へ

という記念事業でした

確か4泊くらいの旅で小豆島でそうめん作りを体験したりする旅でした

私をいじめていた人間は器械体操の全国大会で入賞するような有望選手だったため、練習が忙しくそのような企画に参加できませんでした

私は仲間数人と応募して、いじめっこのいない旅を満喫していました

旅の途中の自由時間でお土産物屋さんにいったときに、皆はキーホルダーやお菓子などを買っていましたが、私は名物でもなんでもない 岩のり という 海苔の佃煮が気になって真剣にどれを買うか悩んでいました

すると後ろから

[ふふふ なんで 岩のり真剣に見てるの〜]

と女の子二人組に笑われました

いきなり馬鹿にされてからかわれた私はイラっとして

[別に、いいだろ]

と言ってすぐに立ち去りました

どうやら、同じ 少年少女よ、大海へ の企画で来た他の中学の女の子みたいでした

それから、女の子二人組は旅の最中に何度も何度も

[岩のりくーん]

といって話かけてきました

本当なら女の子に話かけられたら嬉しいはずですが、からかわれてるというか、バカにされてるというか、釈然としない気分でした

それでも無視をするほどひどいことをされたわけではないので話をしていると、どうやら女の子達は1つ年上の中学2年生らしいということがわかりました

旅の間中、岩のり君、岩のり君、と話かけられて会話をするうちに悪い人達ではないのはわかって最後は打ち解けてさよならをしました

それから、一ヶ月後くらいにどうやって調べたのかわからないけど私の家に手紙が届きました

内容は

岩のり、岩のり、言ってごめんね 私も岩のり好きだよ 返事ちょうだいね

みたいな感じで書いてあって、手紙の最後は

I LOVE  YOU   うそぽ〜ん

と締めくくられていました


返事はしませんでした


正直、二人組の内のどちらの女の子かわからなかったのと内気な私には

他校の女子と手紙をやりとりする

というのはハードルが高すぎました

そんなことをすっかり忘れて過ごしていた25才になったある日、私は中学のときからの仲間に呼び出されました

その友達と酒を飲みながら話をしていたら

[岩男、俺はお前のことは本当の友達だと思っているけど、エミちゃんだけは譲れねえからな]

と、言われました

大変です 

私は中学のときからの友達と恋仇になってしまったようです…

何が一番大変かと言うと…

私はエミちゃんを知りませんでした


え〜と…エミちゃんって誰?

と、私が聞くと 友達は

とぼけんなよ、中学の時にラブレターもらっただろうが‼

と、言いました

エミちゃん?エミちゃん?わかりません

いったん、帰宅することにして、それまでもらった年賀状や手紙などを入れていた箱を調べてみました

…ありました

ILOVE  YOU   うそぽ〜ん

                                       エミより

私は友達と再度合流し、中学の時の旅行以来あってないことを伝えました

しかし、友達は

[エミちゃんは、岩男のことすごい知ってたぞ 本当は付き合ってたんだろ]

と言いました

話を要約すると

○友達とエミちゃんは友人の結婚式の二次会で知り合った

○話をするうちに、出身中学が近いとわかった

○エミちゃんが、そこの中学なら岩男君って知ってる?と聞いてきて毎週遊んでることを伝えたら、共通の友人みたいな感じで盛り上がった

○エミちゃんは、岩男の通っていた高校も、通学の電車の時間も知っていた

○高校時代に岩男がどんな女の子とデートしていたのかも知っていた


…そうでした、確かにエミちゃんは教えていない私の住所を調べあげて手紙を送ってくるような人でした

友達はもう一度真剣に言いました

[エミちゃんだけは譲れないからな]

私も真剣に言いました

[ああ、いらないぜ👍 10年前からいらないぜ👍]

2人はがっちりと握手を交わしました

一度あっただけの私の事を何年も追っかけていたエミちゃんはちょっと怖かったけど、友達の幸せのキッカケになったのならよかったかなと思いました

それから半年後、エミちゃんと友達は結婚しました

もしも、私がエミちゃんのラブレターに返信をして交際でもしていたら、2人が知り合った時点で私はエミちゃんの元カレになっていたことになるので、親密になったキッカケである 

共通の話題としての岩男 

が成立してなかったかも知れません



その後、友達とエミちゃんは3人の子宝に恵まれ今でも幸せに暮らしています


そして、今思い出してもあのときの2人の握手はまさに1点の曇りもない、明鏡とも呼べる握手でした

あれ?

これ #なんのはなしですか

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