#71 オーストラリア留学準備⑩|エージェントは必要?費用の価値はどこにある?単身留学1年の結論
はじめに:学校名やエージェント名を明かさない理由と、それでも書きたいこと
ありがたいことに、コメントやSNSで「どこの学校?」「エージェントはどこ?」と聞いていただくことが増えました。ただ、本人のプライバシーの観点から、学校名・エージェント名は基本的に公開していません。この点だけはお役に立てずすみません。
その代わりに、同じくらいよくいただく質問――「エージェントって、そもそも必要ですか?」について、わが家の判断軸と1年使ってみた実感をまとめてみようと思います。
エージェント費用は大きく分けて2種類
エージェントに支払う費用は、大きく分けて次の2つです。
① 入学までのサポート費
出願サポート、ビザ・保険手続き、学校との細かいやり取り、入学準備、入学初日の同行など。
② 入学後のサポート費(年契約が多い)
学校とのやり取り、成績や履修の相談、(親の英語が不安な場合の)翻訳・通訳、本人の生活面の相談、親へのレポートなど。
※ここはエージェントによって範囲がかなり違います。
費用感について
料金は、年齢・滞在形態(寮/ホームステイ等)・渡航先・学校・契約範囲で大きく変わります。あくまで目安ですがオーストラリアの場合、
① 入学まで:15万〜20万円
② 入学後(年契約):30万〜50万円
と言われることが多い印象です。
わが家が「現地オフィスあり」を選んだ理由
わが家は、現地オフィスがあり、日本人スタッフが在籍するエージェントを利用しています。中学生の単身留学でエージェントを選ぶなら、個人的にはこの2点は優先度が高いと感じています。
というのは、いくら英語が話せる子だったとしても、12歳(うちの子は渡航時は11歳)という年齢で留学というチャレンジをするには、緊急時に日本語で相談でき、必要があれば現地で動ける大人がいることが大きい、という考えです。
エージェント選びの観点は、こちらの記事にも書いています👇
1年経っての結論:わが家はエージェント「必要だった」

結論から言うと、わが家の場合はこうです。
入学まで(①):必要不可欠だった。
入学後(②):安心材料としては必要。ただ、出番は限定的な場面も。
① 入学まで:わが家の場合は“必要不可欠”だった
詳しくは以下の記事で書いた通りですが、わが家はスタートが遅かったにもかかわらず、エージェントの仕事の早さが際立ちました。
結果的に良い学校に巡り合えたことにつながったと感じています。
② 入学後:安心は買えた。でも“フル活用”はしきれなかったかも
以下は、わが家の前提条件です。
12歳男子(日本でいう中1)
単身留学(寮生活)
オーストラリアに親戚はいない
日常英会話は困らない
小学校も授業は英語(インター)
親元を離れて長期間暮らしたことはあまりない(最長3週間の海外キャンプのみ経験済み)
この条件での体感を、A(よかった)/B(自分でやった方が早い場面)に分けます。
A:サポート料金で「安心」を買えたところ
何かあった時、“現地に頼れる人がいる”という安心感
一番大きいのはこれです。
万一のとき、現地にいるエージェントが本人のところへ動ける。この安心感は、12歳単身留学ではかなり大きいと感じました。
実際に、送迎の手違いがあった際、エージェントが迎えに行ってくれたことがありました。フライト遅延やキャンセルなどが起きた場合も、契約内容にもよりますが対応してもらえる想定です。
“同じ立場の日本人”とのつながりを作ってくれた
同じエージェント経由で留学している日本人の子と交流の機会を持たせてくれたのも、ありがたかった点です。
(学校の中だけが世界になりがちな時期に、ちょっと外の空気が入るのは良い)
現地目線の助言が、地味に効く
「オーストラリアでは一般的にどう?」という親(私)からの疑問に、在住者として意見をくれるのは参考になります。
学校の話だけでなく、保護者コミュニティの距離感や、ちょっとした習慣の違いなど、「現地の肌感」がある人の言葉は助かります。
ついで相談もできる
どさくさに紛れて下の子の短期留学の相談もちょろっとしたのですが、丁寧に答えてくれました。こういう「ついで相談」ができるのも、長期契約の良さかもしれません。
B:実務としては「自分でやった方が早い」ことも多かった
リアルタイムのやり取りは、タイムラグが致命的
寮の先生やスタッフ、ママ友とのやり取りは、まさに「その場」で動きます。
エージェントは「全部やり取りしますよ」と言ってくれていましたが、間に人が入るとどうしてもタイムラグが出ます。結局、自分で返信した方が早いので、ほとんどお願いしませんでした。
(特に保護者同士の連絡は、そもそもエージェントを挟む性質のものでもないですし)
面談は、やっぱり“本人のこと”を自分の言葉で聞きたい
先生との面談は、聞きたいことをまとめて自分で直接聞く方が早く、納得感も高いと感じています。なので面談も自分で行っています。
レポートはポータルに上がって数分後には私の小言が息子に届く状態なので笑、エージェントから改めて「報告」をもらう場面はあまりありません。
学校連絡はポータルとメールで来る。返信も自分でできる
学校からの連絡は、ポータルサイトや個人メールに直接来ます。
今は、細かい英語の言い回しが分からなくてもAIで補助ができるので、こちらも自分で返信してしまった方が早いですね。
親子で密に連絡していると、レポート以上に把握していることもある
子どもと親がわりと密に連絡を取っているので、滞在レポートよりも親の方が日常を詳しく知っている、ということも。
本人が直接動けるようになってくると、生活相談の出番が減る
成績や履修の相談も、本人が先生と直接やりとりできています。
ちなみに入学当時に学校から「目上の人に送るメールの文章の書き方」を指導されていて、妙に大人びた文章で先生にメールを書いているのには驚きました。
寮でトラブルがあっても、本人がカウンセラーに相談して解決していることもあり、エージェントの「生活相談」は出番が少なかったです。
おわりに:わが家は「安心を買う」意味で、使ってよかった

親である私も自分でやれることが大半でしたが、Bの「自分でやった方が早い場面」を差し引いても、Aの安心感は大きいです。
まだ12歳で、親戚もいない国に単身で行く。そういった状況では、現地に日本語の通じる大人がいるというだけで、保険として十分価値があると感じています。
わが家はエージェントを使ってよかったと思っていますし、しばらくはサポートを外す予定はありません。
ただし、年齢が上がる/親子留学/親戚が近くにいる、など条件が違えば結論も変わると思います。あくまで参考として読んでいただければ幸いです。
いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます!
いただいたチップは、次の記事の取材や制作の励みにさせていただきます🌱