セリア建設にドールハウスを発注した件③~砂上の4号室・5号室の探索・屋外建造(6号室)
ドールハウス作成記録、第三弾です。
前回までの記事はこちら。
4号室建設――和室を作りたい!
シンプルなドールハウスベース。
シンプルだからこそどんなアイデアも吸い込んでくれる。
そんな自由度に気を良くした私は、4号室として『和室』を作りたいと狙いを定めました。
必要なものを挙げてみましょう。
まずは畳。これは使用するドールハウスベースのシリーズ壁紙の一種に畳があるのでこれを使います。
百均には立体的なミニチュア畳も売られているので、ベースの厚紙に貼りつける形式にこだわらなければ、そういったものを使う手もあるかもしれませんね。
でも私は平面的に片付けられるベースを作りたかったので、素直に畳の模様の壁紙を使います。
加えて、和室という記号に説得力を持たせる付属品。
まずはふすま。セリアに、ドールハウス用ドアと同サイズのミニふすま(敷居風スタンド付き)が販売されているので、これを二つ並べて装着させます。
敷居はあくまでもスタンドであるため、人間ハウスの1/1ふすまのようにフスーっとスライドさせることは難しいです。
しかし、外してはめ直すことで開いた状態~閉じた状態を操れる構造にしたいなとは思いました。
そして障子。
先述のミニふすまと同シリーズ、同じ大きさのミニ障子(障子紙部分はプラスチックではあるけど透ける)もあるのですが、これは使用しませんでした。
ふすまと両方を採用すると、片面にふすまの出入り口・もう片面に障子の出入り口があるという、あまり自然ではなさそうな配置になるということと。
紙と木で障子窓を再現したいという願望があったためです。
なので、ドールハウスベースのシリーズラインナップにある、四分割の四角い木製窓――ぶっちゃけ1号室の窓と同じものを採用しました。
そして障子紙。これはなかなか案が浮かびませんでした。最終的には白いトレーシングペーパーを裏から貼りつけることにしました。
もちろん障子紙の質感とは異なりますが、薄く光を透かす紙、というのは満たしているのでいいかなと。
四分割窓も和室の、障子の窓としてはおかしい形ですが――概念としての和室を示せればいいので。
難航したのは壁紙探しです。
シリーズの壁紙ラインナップ、畳はあるのにそれにふさわしい壁用の図案がないんですよ。
フローリング、レンガ、タイル、あるいは既に使用したような図柄つき……可愛い、使いやすいものがたくさんなんですが、ことごとく洋風なんですね。
畳の部屋の壁はこんな模様、テクスチャーにならない。
もっと、こう……実家の和室の『あの』壁のような……。一色といえば一色なんだけどのっぺりとした無地ではなく、繊維や凹凸を感じる、あの……。
幻想の中に揺らぐ和室を念頭に、赤くエレガントな壁紙の時同様、セリアの文具系売り場を舐めるように観察しました。
その結果、見出したのが『ヴィンテージペーパー』。木材のエッセンスを感じるクリーム色で、糸状の繊維が不規則に閉じ込められているのが見て取れます。
和室の『あの』壁と完全一致とはなりませんが、お花なり幾何学模様なりがあしらわれた壁紙よりは和室にふさわしいかなと思えました。
ひとまずこれらを取り入れたお部屋はこちら!

……なーんか説得力がいまひとつだなぁ。
和室……和室の骨組みとなる柱や梁が必要なのでは?
そう思い立って素材を追加購入。
木材風のリメイクシートです。
これまでセリアセリアセリアと言っていましたが、こちらはダイソーで購入。でもセリアにも似た製品はあるんじゃないかな。
1/1スケール・お人間さんハウス用なので、ドールハウス基準だと極・極太です。なので必要な分だけ千切りにして使用。
これも貼り方が悪いのか、壁紙との相性なのか、不当に細くしたからなのか。一時は貼りついたのですが、すぐにピロピロと丸まり剥がれてきます。
なので最終的には両面テープで再接着しました。
柱・梁を実装した姿がこちら。
なお、ふすまも窓も柱も、全ての位置関係はおぼろげな脳内和室イメージ+少しの画像検索を参考にして決めた『なんちゃって』です。

障子の外側のオレンジの光は、これまたセリアのランタンです。
ろうそく型のランプの光。
障子紙(トレーシングペーパー)を通すことでちょうどよく姿がごまかされ、夕陽が差し込んでいるようにも見える……かもしれません。
とまぁ、思い通りに組み合わせることはできたのです、が……。
この4号室、シリーズ一番の大失敗をしています。
ベース本体がちぎれてしまったのです!
お披露目写真では見切れている部分に答えがあります。


向かって左側のパネルの左端、細い部分がちぎれています。
柱のスペースだけ確保し、ふすま2枚分を切り取ったわけですが、それにより台紙が残る部分が不均等になってしまいました。
穴が大きく開けた=自重を支えるべき、残ったパネル部分が頼りない状態になるということ。
その上で、ふすまをはめ込もうとぎちぎちむりむり試行錯誤した結果、ぶちっと左端が切れてしまいました……。

ふすまのはまり方も不安定です。
穴にふすまを固定しないとパネルを支えられないので、ふすまが壁に接する面に両面テープを貼って固定しているのですが……。
敷居スタンドをはめた上で、敷居らしく2枚のふすまが前後に入れ違うようにセットさせたい。
敷居スタンドには2列の溝があります。片方のふすまは手前の溝に、もう片方は奥の溝に。
するとどうなるか。
壁がねじれますね!
というか、壁はねじれないので敷居の接着が不安定&不自然になってしまった形です。
両ふすまにはパネルを支える義務があるので、上部を穴の辺に接着させる(そうしないと、どの角度から撮影しても穴の存在が丸わかりになる)。
でもふすまの下部はいくらか前・後ろにずれる感じでスタンドに固定されている。
ふすまの均衡が歪む。こういう流れです。
敷居とふすまを完全に接着する。その際、ふすまが納まる溝を前後どちらかに統一する。そして敷居+ふすまをきっちりパネルの穴にはめ込む。
そうすれば安定したとは思います。
でも、どうしても、ふすまが開いた状態にもセットできる余地が欲しかった……!
両面テープでゆるく固定してあるだけなので、それをベリっと剥がしてふすまを差し替えれば戸を開けることができるんですよね。
ちぎれた部分は両面テープで貼り合わせ、柱=木目リメイクテープで挟み込む感じで固定して(ごまかして)います。
強固に接着させるならボンドなどで貼り直すべきでしょう。
しかし、ふすまのセッティングをいじるためには、あえて完全に接着しない方がやりやすいのではないかな、と思ったんです。
ふすまをちょうどよくはめ込もうと試行錯誤する中でちぎれてしまったのですから。
とっても不安定な部屋になってしまったので、この4号室は分解してしまい込んであります。使用して撮影したい時だけ組み立てようかと。
十分スペースがあれば展開して並べておいても構わないのですが、ちょっと自室お人形エリアの横幅には現状、限りがあるので。
残念ながら2軍落ちさせているお部屋です。
5号室建設――わたしがかんがえたさいきょうのおへやを作りたい!
レギュレーションから外れた部屋作りのアイデアはひとまず試し切った。
5号室のコンセプトは1号室と同じ、純正アイテムを使用し、説明書通りに作ったお部屋。
しかし、そのパーツを妥協しない。
一番欲しいパーツ、一番具現化させたい組み合わせを追求する。
先に提示しておきますが、探し求めたのは以下の水色の壁紙です。2号室(緑)、3号室(青)と同じのり付き型。

壁紙のパッケージには一通りバリエーションが提示されています。
百均のカラバリあるあるの『この中の1種類だけ入っています』というヤツですね。
ブラインドではないけどランダム、って感じでしょうか。
最初にこのドールハウスシリーズに着手した時。提示された壁紙バリエーションの中で、一番惹かれたのがこの水色の壁紙でした。
しかし、最初に訪れたセリアにおいて、その壁紙は販売されていませんでした。
その時すぐに買える品の中から最善の組み合わせを選んだのが1号室コーデなんです。
ここらで水色壁紙を探しに行こうかな、と決意しました。
これまでの素材を買い求めた最寄りのセリア以外にも足を伸ばし、水色壁紙が売られていないかチェックします。
……が、特に行きやすい数店舗を巡っても発見できず。
ここで諦めたら『やり切った』とはとても言えません。いつまでも未練が残ります。
なのでそれからは、生活圏の外側、初めて足を踏み入れるセリアを目指して探索の旅を繰り返しました。
どのセリアにもドールハウスベースとその壁紙自体は販売されていました。
でも、やはりこの水色壁紙『だけ』ない。どこも。
同系列の他の壁紙(2号室、3号室に使用したタイプ)は全てある、ものによっては複数在庫されているのに、水色だけない……という店舗も複数ありました。
壁紙探しチャレンジを繰り返して十数店舗目。
ようやく水色壁紙を1組発見しました!
これで目的は達成しました。でもせっかくなので、出発前にまとめて探検すると決めていた、そことかなり近いセリアも覗いてみました。
そこでも1組だけ発見。そこの製品には手をつけませんでした。必要なのは1組だけだし、無意味な買い占めはシンプルに罪なので。
十数店舗巡り、在庫を発見したのはこの2か所のみでした。
(この記事を書き始めてからになりますが、新築のセリアでも1組発見しました)
この貴重な壁紙と、互いを高め合うに違いないと確信したパーツを組み合わせて……。
できました!


水色と白の、清純で可憐でメルヘンなお部屋!
これですよ!!
ひねりはないけれど、可愛いお人形さんに捧げる空間として大満足です。
窓の外はこれまたセリアのデザインペーパー。コピー同人誌の装丁用に購入したものの余りだったりする。
柔らかく明るい、夢の中のような夜空。月や星が描かれているので明確に夜なんですが、マジックアワーのような色彩にも感じます。
求めていたレイアウトを用意できたことに満足してしまい、この手のドールハウスはもう打ち止めでいいかなぁ……。という気持ちが湧いてきました。
厳密には、水色壁紙を確保できた時点(2月末)でそんな境地になり、実際に組み立てたのは4月初頭だったりする。
アイデアを具現化し尽くした心地になってしまい、これ以降新作ドールハウスの発想は長らく浮かびませんでした。
屋外(6号室)建設――ハウスじゃなくてもいいのでは?
ですが、ドールハウスについてのnote記事を書いたことでまたドールハウス作成への意欲がある程度持ちあがってきました。
そこで次のコンセプトに定めたのは『屋外』。
このテーマ、自分の頭では思い浮かびませんでした。noteや他ブログサービスにて『ドールハウス素材を使って屋外の光景を作った』記事を見掛けたことで、自分でもこれやりたい! と思ったんですね。
それで、2ヶ月ぶりにあのドールハウスベースを購入しました。
出来上がりがこちら。

まずは壁。これはシリーズ専用壁紙のレンガですね。
そして床。これもセリアの商品ですが、ドールハウスベースよりも大きなジオラマシートの石畳です。紙ではなく、凹凸感のある布。
このジオラマシートは水色壁紙探索のために初訪問したセリアで発見しました。目的達成までの十数店舗分の訪問で何の成果も得られなかったわけではないんですよ。
ジオラマシートは他の使い方もできるかもしれないので、切り取り・貼り付けはせず乗せているだけです。つまり床面は手つかずの白紙のまま。
探し方が悪かったのかもしれませんが、ジオラマシートは他の店舗では見つけられていないんですよね……。気軽に買い直し・買い足しできる状況ではないので温存しています。

看板などはほとんどセリアのミニチュア。蔦は1/1人間ハウス用のフェイクグリーンを細切れにし、ひっつき虫(粘着剤)で一時固定しています。
道路標識のみカプセルトイ。お人形さんとの縮尺がおかしいって? 1/24スケールと明記されてましたからねぇ。引っこ抜いて即席武器にするには手軽そうなサイズじゃないですか?
がっちり固定してあるものはレンガの壁紙だけ。シリーズ最短の工作時間でした。
床は白紙のままですし、フェイク芝生とかを仮乗せしてお庭感を出す構図も試せそう。
床材次第ではもちろん屋内として演出もできます。
こうして一度しか撮影に使わない百均グッズが増えていく……。ローコストという特長は塵も積もって消え去りました。
これをもって完全なネタ切れに至りましたが、また何か作りたい構図を思いついたらお部屋を買い足すと思います。
ドールハウスベースは他のタイプのものもあるので、そちらに手を出すのもありかもしれませんね。
私の発想力ではここまででしたが、本当にアイデア次第でどんな世界観でも表現できる分野だと思います。
『ハウス』である必要性もないですからね。そこから先はジオラマの分野に接続していきそうですが。
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
他の『作ってみた』系レポートもぼちぼち書いていきたいですね!
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