セリア建設にドールハウスを発注した件①~きっかけ・1号室建設・キット使用感
小さなお人形さんを活かす箱庭
お人形をお迎えし、さぁ一緒に遊ぼう! となった時。
有力な楽しみ方の一つとして『写真撮影』が挙げられるのではないかと思います。
自分のホンモノの生活空間の中で、ドールと過ごす日常を撮影するのももちろんアリですけど……。
美しいお人形に相応しい、映える空間を用意したいですよね?
私は1/12スケールの子を中心にお迎えしています。
その子たちに限っては、たとえ生活臭がただれて充満しているマイルームであっても『ついたて』を利用して現実臭を軽減させた写真を撮ることが可能です。
(逆に言えば、1/3スケールの子にはそのごまかしが通用しないのですが……)
私はついたて、背景として『物撮りノート』という製品を愛用しています。
日常編・ファンタジー編・SF編……それぞれテーマに沿った8枚の背景がノート型に綴られている製品です。
これが本っ当にお役立ちで、秋葉原のイエローサブマリンで発見・お迎えしてからというもの、何度も何度も何度もお世話になっています。
で、それだけでも満足ではあったのですが。
もう少し立体的で、いくらか日常スケールに沿った箱庭空間――ドールハウスを用意してみた時の話をしていきます。
以前のドールグッズ絡みの記事はこちら。
食欲退散のためのハンドメイド
切っ掛けは『空腹を忘れるため』でした。
前回の記事でも少し触れましたが、私の血肉はお菓子でできています。
マロッシュ×ピュレグミ……だと!? こちとらマシュマロで裏打ちされた『ハリボー・スターミックスの赤ハート型』みたいなグミに目がないんだぜ!!
オニポテスナック……とな!? モスバーガーのセットメニューは95%オニポテ付きを選ぶ私への愛のメッセージか!? てかなんでフレッシュネスバーガーのオニオンフライは消えてしまったの! バーガーキングも地元にないのに!!
……などと、甘味や塩味への依存症に新商品への好奇心が足されることで、もはや買わずにはいられなくなり。
当然のごとく、それが気に入れば何度でもリピートする。
そうして餌置き場にストックされたおやつを、意味も切っ掛けもなく軽率に消費していく。
ただ。私、限定された条件下においては食を無視することができます。
その一つが『作業に没頭すること』。
note記事や小説などの執筆とか、レジン工作とかをやり始め、それによりボルテージが上がってきた時……ですね。
そこまでどん底の空腹ではないこと、という前提条件は必要ですが。
2025年2月某日。私は買い出し中、一過性の自己嫌悪に陥っていました。
「なんで私はこんなに食欲から離れられないんだろう。食に興味などなければ、お金も浮くし、余分なカロリーも摂らずに済むしで、良いことしかないのに……」
と、これはこれで極端な思考がぽわっと浮かんできていました。節制してほどほどに楽しむという努力はしたくないらしい。
で、目に入ったのが、ショッピングセンター内にあるセリアでした。
そして私は唐突に「ドールハウス作るか……」と思ったのです。
SNSで流れてくる写真・情報で、セリアにドールハウスキットが売られていることは承知していました。
しかし、私は3冊の物撮りノートで満足する撮影環境を作れていたので、ドールハウスを作ろうとはこれまで考えていなかったのですね。
でも、買い物中の私は不意に閃きました。
ドールハウスを作る→工作が必要→熱中する→間食をせずに済む
のではないかと。
一旦そう接続すると、どんどんドールハウスの存在自体が魅力的に思えてきます。
私はいくつかお人形さんのためにミニチュア製品を買い集めてきていました。
そのミニチュアを三次元としての奥行を持つお部屋に置くことで、より箱庭世界を、お人形さんの『生』――生命と生活を表現できるのではないか?
百均だから失敗しても傷は浅いし、いいか。
そんなノリでセリアに入店していきました。
ドールハウス1号室を建設!
そのセリアには複数のドールハウスベース(凸凹ジョイント付きの3枚の厚紙の板。板は2枚の紙が発泡スチロールを挟んで貼り合わさっている構成)売られていました。
ベースに合うサイズに仕立てられた専用の壁紙(2枚入り)も複数種類……というか、数に偏りはあれどラインナップの大半の在庫はありました。
このドールハウスベース、床と壁紙だけでも成立させられますが、穴をくりぬいて窓やドアを設置する方法も特設サイトで丁寧に解説されています。
せっかくだから窓とドアはつける方向で、あとは腰板に窓ガラス風シートに、と盛れるだけ盛って……。
売り場に陣取り吟味して、これだ! となる一式を選び購入。そのまま帰宅し作業しました。

完成品がこちら!


説明書き通りに作った、白と茶色のシンプルな木のおうち、木のお部屋です。
ガラス風シートはすりガラス風という選択肢もあったのですが、私が選んだのは正方形がみっちり敷き詰められた、透き通りつつ昭和ガラス感のあるシート。
窓の外の風景を活かせる造りにしたかったので。
四角いテクスチャーは数個に一つ、より虹色に光を反射する『当たり』の枠があります。質感が完全に均一じゃない所が綺麗だと思いました。
ドールハウスベース×1
壁紙2枚入り×2(計2種類)
腰板×2
ドア×1
窓×1
ガラス風シート2枚入り×1
ここまでで計800円(税抜き)。
後述する『窓の外側』を作るために追加で300円。
さらに窓枠を固定するための細い両面テープなど、必要に駆られて文房具(工作用品)も購入。
私の場合、カッターマットやカッターに耐える物差しなどは同人誌作成の際にも使用したため既に所持していました。
ベース(厚紙)に窓やドアを仮置きし、その通りに線を引いてくり抜く……という工程が必要なのですが。
私の場合、ここが上手くできませんでした。
まっすぐにカッターを差し込みまっすぐ動かす、という身体操作ができないのですね。
窓をはめる段階になって、線通りに切り抜いたはずなのにうまくはまり切らないことに気付きました。
よく見たら内の厚紙と外の厚紙の切れ方に差があった。つまり、カッターを斜めに突き刺したことで、発泡スチロールを挟んで外の穴と内の穴にサイズ差ができてしまった……というわけです。
小さい方の穴を少し追加で削ったりむちむちとはめ込むなどして、不格好ながら固定に成功。
他にも、切れ方が甘くて再度カッターでなぞったところ少しずれて切り取られ、内部のスポンジも少しはみ出てしまった……ということも。
ただ、ベースそのものが使えなくなるほどのミスではありませんでしたし、自分用だし、そもそも私が作業する時点でこうなるのは必然だったので、ここはヨシ! としました。
壁紙にも同じサイズの穴を開け、貼り付けていきます。
この時、説明サイトでは『ベースの穴の切り口に沿って、壁紙の裏に切るべき部分の線を引く』と書かれていました。
内の穴(壁紙が直接貼りつく側)と外の穴(こちら側から鉛筆を差し込む)のサイズにブレが出たことで、この工程にも悪影響が出ました……。
ここも窓がはまるように後付けで少し切り取るなどで対処しました。
ところで、この専用壁紙はぺらぺらの『紙』ではなく、しっかり凹凸やざらつきも搭載されています。紙というよりビニール製……あるいは合皮っぽくすらある種類もあります。
立体感があって見栄えがいいですし、特にビニール質だと『壁に両面テープで小物を貼りつけ、後を残さず剥がす』こともできます。
紙らしさがある壁紙でも粘着剤『ひっつき虫』を使えばノーリスクで模様替えができます。
壁掛けインテリアの模様替えを、取り返しがつく形で気軽に楽しめるのはかなりの長所だと感じました! 敷金を消費しない!
腰板はもっと立体的。木目やレリーフに合わせて発泡スチロースが仕込まれ、しっかりとぷっくりしています。
ただ……この壁紙、どうもわずかにサイズの個体差があるようです。ベース板の方の個体差の可能性もありますが。
ジョイント面がない角に合わせて貼りつける、と解説されていましたが、壁紙がベース板(の、ジョイント用凹凸を含まない正方形領域)よりわずかに大きく、その通りにするとジョイント面を壁紙がほんの少し浸食しました。このままだと面同士のかみ合わせが不十分になりますよね。
なので、私はジョイント面を侵食しないように位置調整して貼りつけました。つまり、裏から見ると壁紙がわずかにはみ出るようになる、ということ。
全てこうなるのではありません。このキットを複数買いして計5部屋製作したのですが(後ほどまとめます)、ジョイント面なしの角に合わせてもぴったり合う(ジョイントの邪魔をしない)時もありました。

製作過程で最も苦戦したのは『ドアを開閉可能にすること』でした。
説明サイトでは、ドアを固定してはめ込む方法と、開閉可能にする方法が紹介されていました。
固定する場合、必要な作業は窓のはめ込みと同じです。四面に両面テープを貼り付け、くり抜いた部分にはめ込む。
開閉可能にする場合、蝶番として一面にのみ太いマスキングテープを折りたたみつつ貼り付け、他三面には何もつけません。
説明サイトでは図解付きで、一歩一歩段階を踏んで解説されており、どういう形を目指せばいいのかの理解はしやすかったです。
しかし、理解した通りに手が動かせるとは限らない!!
やはり私はまっすぐ、均一に貼ったり切ったりするのがとても苦手なようで。貼って剥がして、むしろ剥がれてやり直すうちにテープにも変な癖がついて……。
めためたになりましたが、ゆっくり操作すればテープも取れずに開閉できる……というところまでは持っていけたので、ここもヨシ! としました。
部屋本体はできたので、最後にプラスアルファの『窓の外側』作成について。
この部屋はドアの透かしと窓に透明ガラスシートを貼っている=外がしっかり見える造りになっています。
窓から見える光景はそれなりに見栄えのする風景にしたいと考えました。お人間さんのリアル自室が見えたら生活感の消臭ができないので。
ここでもセリア製品におすがりしました。
使用したのは『花の写真のデザインペーパー』『空のミニカード』『桜のシール』。

まずはドアの透かし。ここに藤の写真のデザインペーパーを貼ります。
購入時に気付けなかったのですが、この製品、透明なフィルム状でした。
なので、ただ貼るだけだと図柄の主張が弱く、藤の花の写真だと分かりにくい。しかも光源が近くにないと夜っぽくなるのですが……。
提示した写真では白紙を添えるなどはせず、そのまま撮影しました。
藤の花のカーテンの向こうに誰かがいる、とかも演出できそうかと思って(その藤の花が透けているのですが、それは……)。
窓には、窓枠ギリギリの大きさの空柄ミニカードを配置しました。
そのカードに、別売りの季節先取り商品・桜の花のシールを貼り付けて、桜の時期の青空を演出します。
素でそういった図案のペーパーなりカードなりがあれば良かったのですが、この時の、このセリアでは見つけられませんでした。
桜柄のアイテムはたくさんあったのですが、風景にはなっていないんですよ。
なので、脳内イメージに近い窓の外の光景を複数製品を組み合わせることで再現しました。
内側から存在がバレないように、マスキングテープで固定してあります。なので季節ごとの風景差し替えも簡単!


キットには個体差がある?
で、満を持して組み立て……たのですが、どうも安定しない。
凹凸面を正しく合わせているのに、重力に引かれるように壁がふわっと倒れます。そういうコントのセットみたいに。
外側からマスキングテープで各面の繋がりを、複数個所で固定することで安定させました。
安定度もベースにより個体差があるようです。
この1号室よりも壁と床の結合が安定する部屋も、より崩れやすい部屋もありました。
ベース板の反り具合にも個体差がありましたね。1号室の床面にした板は少し反っていて、外縁寄りの部分にお人形さんを立たせることが難しいです。
スタンドで固定してあるお人形さんなら配置できるのですが(スタンド台がずり落ちるほどではない)、自立させられません。
少なくとも私が所持しているお人形さんたちは、バランスが絶妙に釣り合った時だけ自立できる様子です。テーブルの上では自立できても、全く同じ体勢のままこの部屋の外縁に立ってもらうと、即こけてしまいます。
後日作ったドールハウスはそこまで反っていませんでした。
壁でも床でも、反り気味の面があると結合も安定しにくいですね。
『個体差』と書きましたが、私の加工方法や保管方法に問題があってこうなった可能性ももちろんあるので、そのあたりはご了承いただければと思います。
一つドールハウスを作ってみると、連鎖的に『選ばなかった壁紙』『他に使えそうなアイテム』が思い浮かんできました。
そして私は再びあのセリアに向かいます。ドールハウスベースを買い足すために……。
そんなこんなで計5部屋(記事執筆時点)作成しました。
長くなったので一旦ここで記事を閉めます。
他4部屋の作成についてもいずれ記事にします。私が語りたいので!
追記:続編はこちらから!
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