セリア建設にドールハウスを発注した件②~アイデアを実験する2号室・3号室
セリアで買える材料を用いたドールハウス作成記録、第二弾です。
前回の記事はこちら。
2号室建設――シリーズ外のミニチュア窓を組み込みたい!
ドールハウスベース説明書の導くままに、スタンダードに組み上げたドールハウス1号室。
落ち着いた雰囲気で日常シーンに使いやすい、色々な意味で『普通』に可愛いレイアウトにできたと感じています。

まずは作り方を把握したいという考えがあったため、1号室は推奨通り、このベースのシリーズに連なる窓やドアを配置したのですが……セリアはミニチュアの宝庫。
他にもこのドールハウスキットにはめ込めそうな、1/12スケールの窓やドアが販売されています。
その中でも『これをドールハウスに組み込んだら絶対に可愛い』と思えてやまない品がありました。
開閉可能な、アーチ状になっている窓です。
これをつけたら……洋館度、洋風ガーデン度が上がる!
シリーズ製品でないと使えない、ってことはないんですよね。要はベースの厚紙をくり抜いてはめ込めばいいのだから。
そんな流れでまず窓を決め、その窓を配置したいと思える壁紙をシリーズラインナップの中から選びました。
ドアはなし。窓に注力したかったのと、ドアがない=ドアがない二面を監視カメラで映している、とも解釈できるため、必須ではないかな……と思ったので。
そうして組み上げた2号室はこちら。

ウッディなアーチ窓と白い腰板、そして穏やかでボタニカルな緑色の壁紙(柄違いの2枚が1セット)。
そして窓も開く!

夢想した通りに可愛く出来上がりました!!
……と言いたいところですが。
このお部屋、ひっっどい雑な工事で仕上がっています。
具体的には窓の部分。

お分かりですか?
アーチ部分が……ザックザクのギッザギザ!!

厚さがある素材をカッターで丸く切り抜くことの難しさを舐めていました。
あまり前後に動かすとブレるかな? と思い、深く・一思いに突き刺し、少しずつ動かすことを心掛けたのですが……切り取りきれずに二度以上同じ部分に刃を入れ、案の定ぶれっぶれに。
壁本体が多少ギザギザしても、壁紙を綺麗に切れていたらまだごまかしが効いたかもしれませんが……1号室の直線の窓でも陥った『微妙に開けた穴のサイズが合わない問題』で微調整したところ無事にガタガタな切り口に。
定規に沿って切り進められる直線オンリーの窓でさえ残念なことになったのに、曲線をフリーハンドで、無難に切り取れるわけがなかった!
世の中にはローリングカッターとかマウス型カッターとか色々あるようですが、私は格安スタンダード・カッターのみの装備でしたので……。
壁紙とそっくりな色のマスキングテープが売っていたのでそれでギザった部分を覆えるかな? とも思ったけど、試したところ不自然度が大幅アップ。取り繕いは諦めました。
完成度はともかく、想像したレイアウトの具現化を叶えただけでも満足感は生まれました。
追記:こういう曲線部分は『サークルカッター』『ホビーロータリー』といった、円形の刃が転がる形状のカッターを使うと切り取りやすいそうです。
3号室建設――リバーシブルな部屋を作りたい!
このようにカッターに苦戦して2部屋をこしらえたのですが……。
ここで新たな思い付きが降ってきました。
「窓もドアもつけなければリバーシブルな部屋を作れるのでは?」と。
このドールハウスベース、手つかずの時点では裏も表も上も下もありません。
ただ凹凸が噛み合い、3枚の壁と為せる位置取りがあるだけ。
なので、裏返しにして組み換え、凸凹の配置を真逆にすれば両面使えるんじゃないか? と思ったのですよ。
裏返した時、ドアや窓を取り付けている状態だと、重力を無視した変な位置にドアがついていることになります。
それなら、ドアや窓をつけなければ両面をフル活用できるのでは?

思い立ったらセリアが営業終了する前に行動!
実はドールハウスベースは既に複数個購入済みだったので、後は壁紙を選定するだけでした。
先に完成品を提示しましょうか。


3号室表、青い面はシリーズ専用品の、合皮っぽい質感のラグジュアリーな壁紙です。2号室(緑の部屋)と同ラインの色・模様違いですね。腰板もシリーズ品です。
3号室裏、赤い面。こちらには初めての試みを施しました。壁紙にシリーズ専用品ではないものを使用したのです。
こちらもセリアで販売されていた製品、デザインペーパーです。薄くて透けて見える、トレーシングペーパーみたいな質感のもの。
ベースの一面より大きい品だったのでサイズを合わせて切り取り、両面テープで貼りつけました。
純正の壁紙はまだまだ色々な種類があるけど、当然限りがあるわけで。
何でも貼りつけるだけで壁紙として成立するのだから、シリーズ品にこだわらなくてもいいのでは?
紙でも布でも『これを壁紙に使いたい!』と思えるデザインのものを探してみよう!
……と思い立ち文具系コーナーを探索した結果、模様も大きさも合格! なデザインペーパーを発見したので採用しました。
純正シリーズ品だと真紅の壁紙ってないんですよね。(※記事執筆時点)
写真だと見えにくいですが、さらにリッチにするべく上部にも銀のライン型シールを貼って装飾しています。これもセリアで購入。
腰板はシリーズ品ですね。これはさすがに百均の範囲で代わりを探すのが難しそう。
両部屋の向かって右側の壁に貼りついているものは、貼って剥がす前提の一時的な装飾。セリアのシールだったり、自分でレジンを固めたものだったり、リーメント産のミニチュアインテリアだったりします。
軽いものは両面テープ、重みがあるものはひっつき虫(粘着剤)で固定しています。
青い面は合皮(ビニール)っぽいつるつる感があり両面テープやマスキングテープでも傷つかないのですが、赤い面は完全に薄紙なので、ひっつき虫以外の粘着力があるものは貼らない方が無難そう。
新たに発見した反省点とおまけのカスタム
目論み通りリバーシブルの部屋を建造できましたが、この3号室、だいぶ壁同士の凸凹ジョイントによる繋がりが不安定になってしまいました。
これはベースの個体差よりも私の作り方のせいだと思います。
腰板を少し、凸凹ジョイントを侵食する感じで貼ってしまっていたことに固定してから気がつきました。
それ以前に、多少とはいえ重みのある腰板を両面に貼ってしまったがために安定しない重心になってしまっているのかもしれません。
これも『裏』になっている側にマスキングテープを貼ることで固定しています。薄紙である赤を裏にする時は、マスキングテープが傷つきにくい腰板に当たるように。
3号室まで作って新たに遭遇した問題もありました。
壁紙が剥がれてくるのです。
ドールハウスベースのシリーズに連なる壁紙には『のり付き』と『のり無し』があります。
1号室に使用した木造の壁はのり無しの壁紙で、両面テープで固定する必要がありました。紙と紙を両面テープでくっつけたので、剥がれてくることもありません。
で、2号室の緑の壁紙、3号室の青い壁紙はのり付きです。
裏側がシール状になっており、台紙を剥がしてそのままベースの厚紙に貼りつけられる仕様です。簡単!
……なのですが、そのうち3号室の壁紙だけがベースから剥がれてきました。2号室のシール壁紙は安定しているのに。
3号室は複数回大きな貼り直しをしたので、それが原因かもな……と思いました。
大部分を貼りつける→歪み、空気の入り込みに気付く→剥がしてやり直し、を繰り返したのです。
推測の域を出ないので断言できませんが、この製品を使用する時はよく狙いを定めて一発で貼り切るとその後が安定するかもしれません。
剥がれた部分には両面テープを貼って改めて固定しました。
さて、リバーシブル部屋を作ったところで目を1号室、2号室に向けます。
1号室と2号室は凸凹ジョイントの組み合わせが逆になっています。何も考えずに作った結果ですがね。
1号室の床はそのままだと2号室にはまらないけれど、1号室の床の裏面ははまる。逆も然り。
……というわけで、1号室の床の裏面に、3号室(青)に使用した白い床を貼り付けてみました。
これで2号室の床替えバージョンも撮影できます。
1号室の凹凸は3号室(青)の凹凸の向きと一致しているので、この床と交換することで1号室のイメチェンも可能です。
なんかお得な気がする!!
さて、これでドールハウスベースを3つ消費しました。
しかし、これらは全て洋室です。
で、今回使用しているドールハウスベース専用壁紙には畳もあります。
……作っちゃおうか? 和室!
セリアには1/12スケールふすまも売っているしね!!
……しかし、スタンダードな作り方から外れるということは、失敗のリスクもマシマシになるということ。
次回、4号室――和室建設計画の顛末を語ります。
続きはこちらから。
▶目次に戻る
