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夫婦円満の秘訣は犬たちだった!?|夫婦の会話 8割がワンコの話題🐶

夫婦の会話時間が減っているらしい。20年前と比べて、休日の会話時間が20分ほど少なくなっているという話まである。世の中はすぐに「スマホのせいだ」「夫婦関係の希薄化だ」と騒ぎたがるが、毎日同じ家で顔を合わせている相手と、20年も変わらず会話が増え続けていたら、そのほうが怖い。もはや夫婦というより、終わらないラジオ番組である。

うちの場合、夫婦の会話を支えているのは、愛でも努力でも記念日でもない。犬である。ココとリン。この二匹がいなければ、我が家の会話はかなりの確率で業務連絡になっている。

「洗剤ある?」
「米炊いた?」
「娘、何時に帰る?」

犬がいなければ、もはや夫婦というより小さな会社の総務課である。

子どもの話題は難しい。言い方を間違えると、ただの相談が審議入りする。「最近どうなん?」の一言にも、親としての距離感、過干渉問題、思春期の地雷、夫婦それぞれの教育観が絡んでくる。家庭内に国連が必要なレベルである。

ところが犬の話題は平和だ。

「今日ココがゲロ吐いたで🤮」
「リンがまたキューンしてたで📣」

これだけで会話が成立する。誰も傷つかない。誰も反省文を書かされない。せいぜい床を拭くくらいだ。

犬という存在は、夫婦の間に置かれたクッションみたいなものだ。直接向き合うと照れるし、時にぶつかる。けれど犬を挟むと、会話が丸くなる。

「ココ、そろそろカットせなあかんな」
「リン、また監視してるわ」

本当は夫婦の会話なのに、犬を経由すると角が取れる。これはもう家庭内通訳である。しかも通訳料はごはんと散歩で済む。たまに粗相という追加請求は来るが、弁護士よりは安い。

スマホについても思うところがある。夫婦がそれぞれスマホを見ている時間は、必ずしも冷めた時間ではない。仕事や家事や人間関係で削られた気力を、黙って充電している時間でもある。無言でスマホを見ている夫婦を見て「会話がない」と言う人もいるが、話さなくても同じ空間にいられることのほうが、よほど夫婦らしい。

むしろ、毎日きっちり向き合って「今日の気持ちを共有しよう」などと言われたら三日で逃げる。

ただし、旅行中でもずっとスマホを見ている娘にはイラッとする。老害の顔が出る。自分たちはスマホで休息しているのに、娘には「場の空気を読め」と思ってしまう。けれど、それもまた家族なのだろう。夫婦も親子も、理屈で整うものではない。少し矛盾していて、少し勝手で、少し面倒くさい。

夫婦円満の秘訣は、たくさん話すことではない。話したいときに話せること。黙りたいときに黙れること。そして、危ない話題に突入しそうなとき、犬のゲロや散歩やカットの話へ自然に避難できること。

沈黙は冷えた空気ではなく、慣れた空気である。犬の話題は、その空気をほんの少し温める湯たんぽみたいなものだ。

今日も我が家では、ココが寝て、リンが監視し、夫婦はなんやかんや犬の話をしている。20年前より会話時間が減ったとしても、そこに犬の名前が出てくるうちは大丈夫である。夫婦円満の秘訣は犬だ。

我が家では、愛のキューピッドより犬のほうがよく働いている。

……知らんけど(-ᴗ- )フフフ…✨

🐶 ココのアンサー:ママ喋りすぎ🗣️
🐩 リンのアンサー:うちは全部聞いとる👂

➡️ 次話はこちら👇

↩️ 前話はこちら:ブンくん失踪事件🪲

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