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寝る場所でバレる“犬の性格”|股の王・ココと監視の女王リン

うちには、寝る場所だけで生活スタイルが全部バレている犬が二匹いる。人ならまだごまかせる。職場ではきちんとした顔をし、家ではだらしなく寝転がり、外では「ちゃんとしてます」みたいな空気を出せる。

しかし犬は違う。寝る場所に性格が出る。しかも遠慮なく出る。隠す気がまったくない。

🐶【ココ】甘えん坊キング|“パパの股”を巡る攻防戦


ココは、トイプードルらしいふわふわの見た目をしているが、中身は完全に甘えん坊キングである。彼の寝床は、どんな日でもパパの股の間と決まっている。布団に潜れないと、前足でカシャッ、カシャッと掘り始める。

あれはお願いではない。入室許可を求めている顔をしながら、実際には強制執行である。

布団を開けると、ココは当然のように潜り込み、パパの股の間にピタッと収まる。そして満足げに顔を置く。そこが枕であるかのように、何の疑いもなく寝る。パパとしては、犬に愛されている喜びと、寝返りを打てない不自由さと、なんとも説明しづらい位置関係の気まずさが同時に押し寄せてくる。

💬 ……誰がポークビッツや😏🍌

ココのすごいところは、暑くなったら一度ちゃんと出ていくところである。ハァハァしながら布団から脱出し、今度はママの部屋へ移動する。そしてまた股の間に収まる。ココにとって人とは、家族である前に「股付き寝具」なのかもしれない。

やさしく言えば、心の距離が近い犬。悪く言えば、寝具への依存がやや強い犬である。

朝になると、結局またパパの股枕へ戻っている。寝返りで首をロックされても、足に挟まれても、まるで気にしない。ココはパパのことを、ちょっと体温のある大きなぬいぐるみだと思っている。

いや、もしかすると「動くこたつ」くらいの認識かもしれん。そこに愛があるのか、暖房効率を追求した結果なのかは分からない。ただ、こちらを見上げて「早く寝ようや〜😪」みたいな目をされると、文句を言う気力はきれいに消える。

🐩【リン】監視&見守りの女王|“足元ポジ”が安全地帯


一方、リンはまったく違う。元保護犬であるリンは、パパの股には来ない。リンの定位置はベッドの足元である。ここならパパの姿が見える。扉の向こうにいるママの気配も分かる。そして何かあれば、すぐに動ける。完全に警備員の配置である。寝ているように見えて勤務中なのだ。

真夜中、パパが寝返りを打つ。するとリンはサッと立ち上がり、ママの部屋へ確認に行く。ママが少し動くと、今度はパパの部屋へ戻ってくる。これを何度も繰り返す。二拠点監視シフト体制である。人間なら労基に相談するレベルだが、リンは自ら進んで夜勤に入っている。

愛情表現が重いと言えば、それまでである。けれどリンの場合、その重さの中に「置いていかれたくない」という気持ちが混じっている。誰かのそばにいたい。でも抱っこされすぎるのは落ち着かない。甘えたい。でも全部を預けるのはまだ怖い。

だから足元という絶妙な距離を選ぶ。近すぎず、遠すぎず、いつでも見える場所。リンにとってそこは、安全地帯であり、監視台であり、たぶん家族を失わないための小さな砦なのだ。

💬 ……ストーカー気質ではない。愛情表現がちょっと警備会社寄りなだけである。

🐾【深夜の寝床ローテーション戦争】


そして深夜になると、寝室では静かな戦が始まる。ココがママの部屋へ行こうとすると、リンが「越境禁止💢」と止める。ココがパパの部屋へ戻ろうとしても、リンは「ここもダメ💢」みたいな顔をする。家の中なのに国境がある。しかもその国境線はリンの気分で動く。最終的にココは「もうええわ」と言いたげにパパの股へ戻り、リンは足元で監視を続ける。

こうして見ると、犬が寝る場所というのは、ただの寝床ではない。

ココは愛をど真ん中に置く犬である。好きなら近い。眠いならくっつく。不安なら潜る。実に分かりやすい。一方のリンは、愛を離れた場所から守る犬である。近づきすぎず、離れすぎず、家族全体を視界に入れながら眠る。

🛏 犬が寝る場所=性格そのもの


どちらも愛情表現なのだ。形が違うだけで、二匹ともちゃんと家族を見ている。ココは体温で伝え、リンは距離で伝える。人間なら拗らせた恋愛相談になりそうな話だが、犬の場合は全部かわいいで片づくからずるい。

ただし、パパ側にも問題はある。股の間にはココがいる。足元にはリンがいる。布団の中は犬の都合で区画整理され、パパ本人は一番狭いスペースで寝ている。家主のはずなのに、寝床の権利だけは完全に犬へ譲渡されているのだ。

冬はいい。ココは湯たんぽになる。リンは足元の冷えを防いでくれる。だが夏は話が違う。股には熱源、足元には警備員。寝返りは禁止。移動も制限付き。ここまで来ると、もはやベッドではない。犬たちの生活が丸見えになる、我が家の小さな寝床社会である。

そして今夜もまた、ココは股の間に潜り、リンは足元で静かに見張るのだろう。寝る場所で性格がバレるのは犬だけではない。二匹に場所を奪われながら、それでも布団をめくって迎え入れてしまうパパの性格も毎晩しっかりバレている。


🐶 ココのアンサー:股に挟まる幸せ🥰
🐩 リンのアンサー:今夜も寝不足...🥱
🔗 次話はこちら👇

🐾 前話はこちら:ペットルームの悲劇🎭

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