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39℃の熱が5日間🌡️|大人の風邪はしつこいと思ったら……

金曜の夜、身体がだるいと思って熱を測ったら、体温計は38.7℃を示していた。

その前の週も風邪をひいていて、ようやく治ったと思ったところだった。まさかのぶり返しである。帰宅するなりベッドへ倒れ込み、「寝れば治る」と昔ながらの民間療法にすべてを託した。

ところが熱は下がらない。結果的に、今日まで39℃近い数字が5日間も続いた。ただ不思議なことに、食欲はある。思ったより動ける。選挙にも行けた。

「身体が資本の仕事してたから、無駄に体力だけはあるんよ」

そう自分に言い聞かせながら、とにかく寝た。熱があるのだから寝るしかない。寝て、寝て、また寝た。ところが体温計は相変わらず高い数字を出してくる。

そのうち、ストレスのせいかもしれないと思い始めた。知恵熱という便利な言葉もある。体力だけはある男が、謎の高熱と戦っている。そういう物語にしておけば、なんとなく格好もつく。


しかし、ふと違和感があった。39℃のわりに、おでこがそこまで熱くないのである。そこで、ようやく頭の中が別方向へ移動した。

「あれ……もしかして、電気毛布で身体が温まってるだけでは?」

外に出て一服し、身体を少し冷やしてから体温を測ってみた。

35.8℃。

体温計を見た瞬間、病気のドラマは一気に終わった。熱は、とっくに下がっていたのだ。39℃の正体は、免疫が戦っていた熱ではなく、コンセントから供給された熱だった。

寒気がしたのは、土日に雪が降っていたからで、頭が痛かったのは寝すぎ。身体がバキバキだったのも寝すぎ。病気と戦っていたのではなく、電気毛布と睡眠過多に振り回されていただけだった。

そりゃ食欲もある。
そりゃ動ける。

熱があると思い込んで寝続けた結果、ただただしんどい5連休が完成した。

※教訓

・高熱より文明の温度が怖い
・人間、わりと簡単に勘違いする
・体温測る前に電気毛布は切れ
・寝すぎは偏頭痛の元

病気より、生活習慣の罠の方が強い。
体温計より先に、文明を疑うべきだったのである。

↩️ 前章はこちら:脳内多動🤯
🌀 シリーズ序章:ADHD?いや、ただのナマケモノかもしれん🦥

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