ダイソーで買ったパペット🐰|330円商品だったのに……
フォロワーさんの記事で、犬とパペットで遊ぶ話を読んだ。手にはめた人形をぴょこぴょこ動かすと、犬が楽しそうに飛びつくらしい。
これは我が家にも導入すべき新アトラクションである。私はすぐにダイソーへ向かった。犬のおもちゃ売り場を歩いていると、ピンクのうさぎと目が合った。ふわふわの耳に、丸い顔。値段は三百三十円。舞台経験はなさそうだが、顔つきは「子ども向け劇団の新人です」と言っている。
私はその新人をスカウトし、家へ連れ帰った。

まずはココの前で初公演である。手にはめたうさぎをぴょこぴょこ動かす。パパとしては、うさぎが野原を跳ね回るイメージだったが、実際には中年男性の右手が布の中でもぞもぞしているだけである。
ココは一応、少し噛んだ。お、これは客席が温まってきたかと思った。しかし、その熱狂は三秒で終わった。

次にリンの前へ連れていく。リンはうさぎを見た。私を見た。もう一度うさぎを見た。そして、静かにその場を離れた。まるで「その芝居、私は降ります」と言わんばかりである。うさぎ劇団、初日から二匹中一匹に退席される。なかなか厳しい世界だ。

しばらくして見ると、ココはそのうさぎを枕にして寝ていた。主演俳優として迎えたはずの新人は、まさかの寝具部門へ異動である。
だが、気持ちよさそうに頭を乗せている姿を見ていると、これはこれで採用成功なのかもしれないと思えてきた。犬にとって、おもちゃとは、噛むもの、追うもの、振り回すもの、そして寝るもの。最終的な配属先は犬が決める。
三百三十円のピンクのうさぎは、我が家で華々しくデビューする予定だった。けれど今は、舞台の中央ではなく、ココのあごの下で静かに第二の人生を歩んでいる。
リンには相変わらず見向きもされない。たぶん彼女の興味は、散歩とパパの監視である。ダイソーから連れて帰った新人劇団員は、拍手こそもらえなかったが、寝顔だけは満席にしたのだから。

✉️ パペットで犬と遊ぶことを教えてくれたTUKUSHI女将さんへ
あの記事を読んで
うちでも試してみました。
結果は、
少し違う形になりました。
でも、
楽しいきっかけをくれてありがとうございます🤗

ちなみに今は
何をしようがさっぱりと興味なしです😂
……遊ぶ日は、
たぶん来ない気がします🐰
P.S 昨日、リンはドッグランで柴ちゃんとボール争奪戦してました💥

⬅️ 前話はこちら:ホワイトデー🍭
↩️ シリーズ1話:いまあなたに伝えたいこと✉️
