上海→西安|知らない街で、知らない人たちのダンスを見る|ユーラシア横断 #1
こんにちは!こにぞーです。
陸路の旅に取り憑かれた旅好きの30代です。
上海から西安への鉄道旅について書きます。
大学時代の友達と「上海からウルムチまで行ってみよう」と軽いノリで決めた旅でしたが、結果的にここからユーラシア大陸横断へとつながりました。

旅の全容はこちら:
上海→イスタンブールを陸路で旅した34日間の全記録|ユーラシア横断 #0
上海に到着
なぜか待ち合わせに成功した「上海浦東空港」
九州に住んでいる大学時代からの友達と、上海からウルムチまで行ってみようと始まったこの旅。当時、私は東京に住んでいたので上海で現地集合することになりました。
10月の午後、成田空港から中国国際航空のCA158便に乗って上海浦東国際空港(PVG)に到着。初めての上海でした。浦東空港の巨大さに戸惑いながらも、福岡空港から飛んできた友達となんとか合流できました。
こんなに広い空港でよく迷わず合流できたなと、未だに不思議ではあります。

空港バスで世紀大道まで行って、そこから地下鉄を使ってホテルへ。翌日は上海虹橋火車站から鉄道に乗る予定だったため、上海虹橋駅の近くのホテルに泊まりました。
既視感のあるクマのキレキレダンス
ホテルに荷物を置いて、上海の街へ繰り出しました。

翌朝は6時の列車(高速鉄道)に乗らないといけないため、外灘のエリアを軽く歩いて、簡単に夕食をすませました。
短い時間とはいえ、初めての上海はなかなか楽しくて、南京東路の和平飯店や、租界の建物などを見てテンション爆上げ。この時代の銀行建築は素敵ですね〜旧チャータード銀行上海支店、旧香港上海銀行上海支店など、楽しく見させてもらいました。

南京東路のお店にいた既視感のあるクマのキレのあるダンスも最高でした。
お店の赤い装飾も中国感満載!共産党感満載!やっぱ中国はこうでなくちゃね〜
上海→西安(高速鉄道)
バーキンをホットコーヒーで流し込む(575)
翌日の朝、4時頃に起きて、ホテルから出ている無料のシャトルバスに乗って鉄道駅へと向かいました。眠かったです。早朝の駅周辺にはまったく人がおらず、ここが本当に駅なのかさえ確証が持てませんでしたが、駅と思われる大きな建物に入るとやはりそこは駅でした。
巨大な上海虹橋火車站。
広すぎて、ちゃんと列車に乗れるか心配…
土曜日の朝ということもあって、駅のコンコースは多くの旅客で賑わっていました。チケットカウンターで Ctrip で予約していたチケットを発券し、お腹が空いたので朝ご飯を買いに駅構内にあるバーガーキングへ。本当はマクドナルドが良かったけど、なぜか開いていなかったです。マクドが開いてないのになぜバーキンは開いてるのか謎。
車内で食べるためにテイクアウトしました。

出発時刻の少し前にプラットホームへ行くとすでに列車が到着していました。思ってた以上に見た目が新幹線でした。そりゃ上海 – 西安間の約1,400kmを7時間で走るわけですからね。
▼ 乗った列車
列車番号:G1970
出発地:上海虹橋(06:10発)
目的地:西安北(13:22着)
料金:11,487円/人
定刻通り出発。
トラブル無く乗れてよかった〜
列車の中で食べるバーガーキング、味はめちゃくちゃ普通でした。ホットコーヒーで流し込むようにして食べました。

本場中国のTikTokが見たい
隣に座っていた女の子はずっと抖音(TikTok)を見ていて、中国だな〜と思いました。(この当時、2018年時点では日本においては短尺動画はまだ流行っておらず、中国のほうが先行してブームを作っていた。)
私も中国本場のTikTokが見たい!と思ったのですが、中国で契約していたSIMカードの電波が激弱で動画が開けなかったです。悔しい。

TikTokが見られないため「地球の歩き方」を読みながら友達と西安での予定を決めつつ、車窓の外を流れる黄河をながめていたら7時間半はあっという間でした。
▼ 鉄道旅の様子は私のチャンネル(こにぞーTV)でご覧いただけます。
西安北駅に到着。
駅のプラットホームで煙草吸っている人がいて、西安は喫煙に寛容なんだな〜と思いました。上海とは違った趣(?)があります。
地下鉄で西安の中心部にあるホテルへ向かいました。
西安滞在
中国はどこへ行っても中国なのだな
西安では、「西安阳光国际大酒店」という仰々しい名前のホテルに泊まりました。

「国際大酒店」という名にふさわしい高級な調度のホテルでしたが、料金は1人1泊あたり3,000円ほどで安い。部屋からは西安の市街地がよく見えました。曇っていてどんよりしていて、ほこりっぽい感じの景色。中国だな〜
街に出てみました。

きっと西安は、悠久の歴史の流れが至る所で感じられる神秘的な古都なのだろうと勝手に想像していましたが、実際は中国内陸部のただの地方都市で、喧騒と猥雑さに満ちた人民のパワー全開の街でした。

中国はどこへ行っても中国なのだなという驚き。 中国の街って、一見すると金太郎飴っぽいです。
一方で、歴史を感じる建物もあり、また、回族(イスラム教徒)の方を多く見かけました。上海とは道行く人たちの顔つきが異なることに、ある種の感動を覚えたりもしました。
確かに、中国はどこへ行っても中国なのですが、目を凝らすと違いが見えてきて面白いです。さすが人口14億人の多民族国家です。
この日の午後は、大雁塔に行ったり、回族街(イスラム街)で羊料理を食べたりと、西安市内を満喫しました。上海とは違った雰囲気で面白い。

西安の街を舌で記憶する
街の印象を決めるのは食べ物だと思います。どんなに立派な観光地より、ふいに出会った一皿のほうが、旅の記憶に深く沈む。
西安で食べた料理も、まさにそうでした。

特に美味しかったのは「羊肉泡馍(ヤンロウパオモー)」です!
濃厚な羊の出汁がしっかり染み込んだスープに、柔らかい羊肉、そして「馍」という小麦粉で作られた素朴なパンのようなものが入っています。春雨のような麺も入っていました。この「馍」がスープを吸って少しずつふやけていく感じ!美味しいんですよね〜(後にカシュガルでも同じようなものを食べます)
私は羊肉は臭みがある方が美味しいと思っているのですが、西安で食べた羊はほどよく臭みがあって素晴らしく舌に合いました。

ニンニクの甘酢漬けをかじりながら食べるのが中国流(西安流?)です。このニンニクのキレのある酸味とパンチが、羊肉の旨味と重なって、めっちゃ美味しかったです。

知らない街で、知らない人たちのダンスを見る
西安は、街をぶらぶらするだけでも楽しかったです。「革命公園」という、これまた仰々しい名前の公園へ。

音楽に合わせて愉快に踊る中年カップルがいて、「革命」とアンマッチな感じで面白かったです。中国の街でよく出会う、こういう「日常的なエネルギーの放出」を見るのが好きです。
それにしても、知らない街で見る知らない人たちのダンスが、なぜこうも印象に残るのでしょうね。
▼ 革命公園の様子は私のチャンネル(こにぞーTV)でご覧いただけます。3:40~
すごい!兵馬俑
西安2日目は、バスに乗って西安市郊外にある秦始皇帝兵馬俑博物館へ。
兵馬俑に圧倒されました!歴史の教科書で見た兵馬俑を、この目で見ることができたのは感慨深かったです。文学部で歴史を専攻していた友達も満足そうでした。2人とも終始写真を撮りまくっていましたね。

兵士と馬の数にも圧倒されましたが、これでもまだ半分以上が未発掘らしいです。やっぱり中国はスケールが違うな〜
ちなみに兵馬俑は中国の「国家AAAAA级旅游景区」に指定されています。さすがにAが多い。
ただ、雨が降っていたこともあってすごく寒かった!博物館の近くにあったスターバックスで飲んだホットコーヒーが、体にしみわたって美味しかったです。
半周で後悔した城壁サイクリング
日が暮れる前に西安市内に戻ってきて城壁に登りました。

この城壁は、西安の中心部を長方形で囲むように建てられており、全長は約13.7キロメートルあります。明の時代に建てられたそうですから、700年近い歴史のある城壁です。古都西安のシンボルと言ってもいいでしょう。
自転車を借りて、城壁の上をサイクリングしました。
夕暮れ時の西安を「写ルンです」で撮影しながら、チャリを漕いでいきました。ほんとに「写ルンです」は色が素敵です。余談ですが「旅先に持っていくなら「写ルンです」が最強だ」という記事を書いたので、よかったら読んでください。

石畳の上をチャリで走るのはけっこう大変です。振動がすごい!城壁を半周走ったところで、脚にかなりの疲労を感じました。しかし、チャリの返却は借りたのと同じ場所なので、来た道を戻るのも一周するのも同じ距離。
というわけで、結局、一周13キロを走りきりました。かなりヘトヘトになりました。ちょっと後悔。しかし旅というのは、ノリと後悔の真ん中で成立しているものなのかもしれません。

翌朝は朝早くから列車に乗らねばならず、早めに就寝。
ウルムチへ向かいます。
次回:西安からウルムチへ!26時間の鉄道旅

次の記事:
この記事が少しでも「面白かった」「また読みたい」と感じていただけたら、ぜひ「スキ」を押してください!
フォローもお待ちしております 🙏
陸路の旅と国境越えをテーマに、旅の記録を書いています。
▼ プロフィールはこちら 👇
