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買わなかった本16冊 2026年3月30日~4月5日

今週末、永田希『積読こそが完全な読書術である』の文庫版が出るという話が届いた。

自分も2020年にこの本を読んで以来「これが完全な読書の術です」と胸を張って本を積み続けてきたものの、昨年になって荒俣宏が2万冊の本を処分したとのニュースにふれて、やや自信をなくしているところ。

そんな中、今週気になったが買えなかった本たちがこちら。今回はいつもより多め。

和泉悠 (著)『悪いことばの力』(大和書房)

“悪さ”を通して改めてことばと向き合う

・「うざい、ダサい」は絶対に悪口?
・「かわいい」と褒めたはずが失礼に?
・「近頃の若者は」がダメな本当の理由は?
・「私なんて…」の自虐は危険?

悪いことばが悪い理由は、「感情」ではなく「力関係」をみるとよくわかる
ことばの使い方に迷う、大人のための言語哲学の本

ことばに対して、権力関係という枠組みを使うと、
比較的すっきりとした見通しを立てられます。
どこを押せばどこが動くのか、どこを回せばどこが光るのか、
という仕組みが明らかになるのです。
――「はじめに」より

悪いことばの力 - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。

言語哲学の和泉悠先生(南山大学)の新著。『悪い言語哲学入門』『悪口ってなんだろう』に続いて今回も「悪いことば」の本。和泉先生とは実は地元も年代も近くてふしぎなシンパシーがある。

スヴェルケル・ヨハンソン (著), 大久保 彩 (翻訳), 今井むつみ (監修)『人はなぜ言葉を話すのか? 「言語の起源」をめぐる人類の物語』(SB クリエイティブ)

私たちはなぜ言葉を話すのか? 「言語の起源」という人類最大の謎に魅せられた著者は、素粒子物理学者のキャリアを捨て、言語学の森へと入っていった。ハチの尻振りダンスは言語なのか。ナイチンゲールはどうして歌うのか。なぜ類人猿は言語を進化させなかったのか。さまざまな動物たちのコミュニケーションと比較しながら、言語の本質とは何かを一つひとつ確かめていく。言語学・古人類学・進化生物学・脳神経科学などいくつも学問分野の知見を織り合わせ、言語進化の謎について緻密で美しい文体で迫るポピュラーサイエンス。ドーキンスが絶賛したスウェーデンの言語学者、そのデビュー作にして代表作。

人はなぜ言葉を話すのか? | SBクリエイティブ

シジュウカラの鈴木俊貴先生が帯文を寄せているところになんとなくシュールさを感じる。対抗して『シジュウカラはなぜ言葉を話すのか?』もお願いします。

言語は化石に残らない。だからこそ、その起源をめぐる論考が推理のようで面白いのだ。

『人はなぜ言葉を話すのか?』鈴木先生の帯文

山田英夫 (著)『トレード・オン思考 トレード・オフを乗り越える「第3の道」』(KADOKAWA)

品質は上げたいが、コストは抑えたい――そんな二者択一思考を乗り越える

どの企業にもある「トレード・オフ」を解決するには?
従来の「バランスを取る」「一方を選択する」ではない第3の道がある。

・「服を買いに行く時間がない vs. 様々な服から選びたい」を解消――エアークローゼット
・「コスパの良い宿泊 vs. 運営コストを下げたい」を解消――スーパーホテル
・「混んでる電車は避けたい vs. 目的地に早く着きたい」を解消――西武鉄道
・「物を安く運びたい vs. トラックの稼働率を上げたい」を解消――ラクスル

競争戦略、ビジネスモデル研究で定評ある著者が、多くの事例を踏まえて、解決策を提示する。

「トレード・オン思考 トレード・オフを乗り越える「第3の道」」山田英夫 [ビジネス書] - KADOKAWA

「パラドックス思考」に通じる話かな。

田中秀樹 (著), 田中秀彦 (著)『仕様駆動開発 実践入門 ~ AIで実現する開発方法論』(日経 BP)

「ウォーターフォールの安定性」と「アジャイルの柔軟性」をAIで両立!
古くて新しい「仕様重視」の再発見

AIが実現する「仕様駆動開発」によって、仕様とコードが常に同期し、仕様とコードが最適なバランスを保てるようになります。その基本から実践方法まで、じっくり解説します。

本書では、GitHubが公式ブログで提唱した仕様駆動開発の4つの工程に、日本の組織特性を加味して、7つの工程として拡張・定義します。

【7つの工程】

1. 原則決定 → 2. 企画・要件定義 → 3. 設計計画 → 4. タスク分割
→ 5. 実装 → 6. 検証・受入 → 7. 移行・運用

さらに4つの原則と、3つの技術要素を定義し、仕様駆動開発を実現します。

【4つの原則】
●原則①「仕様は"生きたドキュメント"」
●原則②「仕様は”信頼できる唯一の情報源”」
●原則③「仕様は”変更と反復が前提”」
●原則④「AIでコストを抑える」

【3つの技術要素】
・Markdown
・Git/GitHub
・AI/AIエディタ

仕様駆動開発は小規模チームから大規模組織まで展開できる開発手法です。組織への展開で陥りがちな落とし穴とその対策まで本書はカバーします。

仕様駆動開発 実践入門 | 日経BOOKプラス

「ウォーターフォールの安定性」なんてソフトウェア開発に存在しないと思っているし「日本の組織特性」なんていうのも案外ファンタジーだったりして…と偏った思想を持ってはいるものの、ソフトウェア開発への生成 AI 導入は一見鈍重そうな大手 SIer のほうがへたなベンチャーより進んでいるように見受けられて、学ぶところがありそうな気がしている。

そういえばこの夏開催される AI DexEx Conference にも、いわゆる JTC の中の方々が登壇者として多数名を連ねている。

小関隆 (著)『中立という選択肢: エーモン・デ・ヴァレラとアイルランドの第二次世界大戦』(人文書院)

チャーチルを苛立たせたアイルランド首相デ・ヴァレラ

大国の戦争に巻き込まれまいとする小国にとって、中立は実践可能な選択肢なのか? ナチズムとの「聖戦」に背を向けるのは正当なのか? 中立の光と影を描く。

中立という選択肢 - 株式会社 人文書院

ドイツ×アイルランドという個人的に縁のある2国についての本ということで、見逃せない…。

アイルランドといえば、表題がちょっと似ている嶋田珠巳『英語という選択』大好評発売中。みんな買ってください。

カール・ヴォツェルカ (著), ミヒャエラ・ヴォツェルカ (著), 上村敏郎 (翻訳)『シシィの肖像:皇妃エリーザベトをめぐる神話と実像』(白水社)

シシィ神話を史料から解きほぐす

エリーザベト──愛称シシィ。16歳でオーストリアの君主フランツ=ヨーゼフの妃となった彼女は、永遠の若さと美をまとったまま、やがてアナーキストの刃に倒れた悲劇の皇妃として語り継がれてきた。堅苦しいウィーン宮廷の儀礼に順応することを拒み、ハンガリーの精神に強い共感を寄せた一方で、日に何度も体重計に乗っては一喜一憂する強い自己愛の持ち主。無謀なほどに激しい乗馬に励み、風雨のなかを何時間も歩きつづけるような過酷な運動に身を投じ、休む間もなく次の旅に出かけるような「過活動」的性質。こうした神話が幾重にも折り重なるシシィ像の前で、著者のふたりは史料の限界や矛盾を受け止めながら、史実から明らかなかぎりでエリーザベトの姿を誠実に描きなおすとともに、彼女のもうひとつの顔をも照らし出す。皇妃は率直に政治的見解を述べ、ハプスブルク家の過ちや弱点を容赦なく抉り出す詩を書き残していたのだ。そうした事実は、見る人が見たいものを見いだすスクリーンのような存在と化した「シシィ」を現実のほうへと引き戻し、鋭さと痛みを抱え、言葉で世界に抵抗しようとした生身の人間として立ち現われさせる。

シシィの肖像 - 白水社

ドイツ語マターとしてオーストリア史も気になっている。

エリーザベトといえば最近映画もみた。ところでこちらの邦題は「エリザベート」だけれど、白水社の「エリーザベト」のほうが原語の発音に近いと思う。

江口大和 (著)『取調室のハシビロコウ: 黙っていたら、壊された。 ある弁護士の二五〇日勾留記』(時事通信出版局)


普通の夫・一児の父が尊厳をかけて闘った実話
罵詈雑言を浴びせられる57時間の取調べ、 家族や友人に会えない250日間の勾留に、
あなたは耐えられますか?


弁護士だった江口大和さんは、2018年10月、交通事故を起こした男にうその供述をさせたとして、犯人隠避教唆の疑いで横浜地検に逮捕された。任意の取調べでは一貫して事実無根を主張し、逮捕後の取調べでは黙秘に徹した。黙秘する江口さんに、検事は驚くべきふるまいに出た!!

検事は「ガキ」「お子ちゃま」と子ども扱いをし、江口さんの中学生時代の成績表を取り寄せて数学と理科の成績を揶揄。その他にも罵詈雑言のオンパレード。勾留は250日に及び、家族や友人との面会はおろか、手紙のやりとりも禁止されていた。幾度となく接見禁止の解除や保釈を求めても、裁判所の壁が立ちはだかる……。

本書は江口さんの獄中メモを下敷きに、逮捕から今なお続く国家賠償訴訟の行方まで、約7年にわたる闘いをつぶさに記録したノンフィクション。黙秘権のあり方や人質司法の問題点を世に問う1冊です。

取調室のハシビロコウ - 時事通信出版局

著者が拘留されていた横浜拘置支所のすぐ近くに、実はそのころ住んでいた。どこか他人事とは思われない。

当地で住まいを探していたとき、不動産屋のおばさんが「こういう施設は治安の悪いところには建てられないから、こういう施設があるということは治安がよくて安全な街だという証拠なんですよ」と聞いてもいないのに教えてくれたのをふと思い出した。

Patricia Kong (著), Todd Miller (著), Kurt Bittner (著), Ryan Ripley (著), 長沢 智治 (翻訳)『EBM実践ガイド: アジャイルマネジメントフレームワーク』(丸善出版)

顧客満足度と組織の効果性を高め、ビジネスアジリティを実現するためのマネジメントフレームワーク、「エビデンスベースドマネジメント(EBM)」。本書は、その基本概念から実践方法までを体系的に解説した決定版である。

スクラムの考案者のひとりであるケン・シュエイバーと、Scrum.org が複雑で変化の激しい時代に対応するために考案したこの手法は、アジャイル時代のマネジメントの中核をなすものだ。スクラムやカンバンを実践する現場の改善や拡張、推進に役立つだけでなく、企業規模や業種を問わず、あらゆる組織に適用できる普遍性を備えている。

価値の定義と計測、仮説検証のループ、継続的な改善まで、EBMのエッセンスを実践的に紹介。さまざまな組織のエピソードを通じて、アジャイルを実践する際に直面する課題と、その打開策を示す。読者は自らの状況に照らして、エビデンスに基づくマネジメントを自分たちの組織に根づかせるための道筋を見出せるだろう。

EBM実践ガイド - 丸善出版 理工・医学・人文社会科学の専門書出版社

元ネタである Evidence Based Medicine (EBM; エビデンスに基づく医学) の概念もたとえば大脇幸志郎『なぜEBMは神格化されたのか』によれば大いに問題含みなわけですが、それを借りてきてしまってだいじょうぶ?

エビデンスに基づく医学(EBM)という言葉が、あたかも医学が事実の裏付けのない空理空論からすでに脱却したかのような含みで語り交わされている。しかし、実際には医学における重要な判断にエビデンスが必須どころか努力目標としてすら求められていないという事実がある。

なぜEBMは神格化されたのか 誰も教えなかったエビデンスに基づく医学の歴史 | ライフサイエンス出版

北村紗衣 (著)『素面のダブリン市民――ゆるふわアイルランド紀行』(書肆侃侃房)

ダブリンは世界で一番すてきな街です!

大学のサバティカル(在外研究)で1年間ダブリンに住むことになった英文学者のアイルランド滞在記。
文学、ことば、劇場から、最悪の住宅事情に、紅茶論争、ポテトチップス文化まで。


1年間住んで、心の故郷と思えるくらいダブリンが好きになりました。家賃がバカ高い以外は最高の街です。ロンドンに比べて住民はフレンドリーですが、そんなに干渉されることはありません。素晴らしい劇場や映画館があり、値段さえ我慢すれば美味しいお茶やコーヒーが飲めます。全体的に文化とか芸術を尊重する雰囲気があり、ロンドンや東京に比べて金儲け主義的なところが少なくて大学ものんびりしています。(略)アイリッシュ海に浮かぶ複雑な歴史と豊かな文化を持つエメラルドの島に、ぜひ興味を持ってほしいと思っています。
(エピローグより)

『素面のダブリン市民――ゆるふわアイルランド紀行』北村紗衣|エッセイ・評論|書籍|書肆侃侃房

先にも書いたとおりアイルランドには若干の縁があって。アイルランドの街といえばコーク派の嶋田珠巳先生(明海大学)と対談をお願いしたい。

そういえば昨年公開されていたアイルランド映画『KNEECAP/ニーキャップ』の劇場パンフレットに北村先生が寄稿していて、ええっ北村先生ってイングランドの人でしょうアイルランドと混同してはいけないのでは?とか思ったことがあったのだけど、実際には北村先生とアイルランドの間にもちゃんと縁があるのだった。

試し読み記事が公開されている。

エリック・L・ピータースン (著), 駒木令 (翻訳)『優生学の知られざる歴史』(原書房)

「優れた血統」という幻想
ナチスは終わったが優生思想の物語は消えていない

科学としての提唱から、人種差別や植民地主義、人口抑制からデザイナーベビーまで現在にも影響を残す優生思想の成り立ち。過ちを繰り返さないために知っておくべき歴史。図版65点。

社会に害をおよぼしかねない者を決めるのは、社会的、経済的、政治的、科学的、医学的な権力を持つ人々だった。つまり優生学とは、つねに権力者や富裕層、有力者が、ずっと弱くて貧しく、辺縁にいる人々の生殖を完全に支配することはできないまでも、必要ならばメスを用いて自分たちの影響下におこうとするこころみなのである。それが優生学の本質だ。

本書「はじめに」より

優生学の知られざる歴史 - 原書房

優生学といえばナチドイツ、つまり本書もドイツマター…ではあるけれど、ナチドイツの優生学はアメリカから輸入したという前史もあっていろいろと複雑。

マギー・オファーレル (著)『ハムネット』(新潮社)

シェイクスピアは、なぜ亡き息子の名を戯曲の題にしたのか? 夫がロンドンで働く父親不在の一家で子ども達を守り、ペスト禍で奮闘する不思議な能力をもった女性アグネス――。史実を大胆に再解釈し、従来の悪妻のイメージを一新する魅力的な文豪の妻を描いて、イギリス中で喝采を浴びた女性小説賞受賞作。

『ハムネット』 マギー・オファーレル、小竹由美子/訳 | 新潮社

今週末公開の映画が楽しみ。

表紙がかなり派手で、書店で見かけたとき新潮クレスト・ブックスの本だと気づかなかった。

細谷行輝 (著)『異能の言語学者 関口存男の意味形態論入門 ―AI 人工言知能への応用の可能性』(三修社)

本書は、第1部の『意味形態論入門』と第2部の『AI人工言知能への応用の可能性』から構成されている。異能の言語学者・関口存男の残した意味形態関連の様々な記述から、筆者なりの「意味形態像」を照らし出した。「AI人工言知能」は、人工知能を言語学的側面、とりわけ、意味論の観点からアプローチしようとするものである。

異能の言語学者 関口存男の意味形態論入門 ―AI 人工言知能への応用の可能性―|三修社

あの関口存男と AI が関連付けられるってほんとに?ドイツ語をやっているプログラマーとしては見逃せない話題のように思われるものの、ちょっとハイブロウで手が出ない。

水本篤 (著)『AIのある外国語教育』(松柏社)

不安から一歩先へ──生成AI使用を禁止する前に、教員が知っておくべきことがある

教材作成、評価、フィードバック、学習支援、文書作成、校務運営、研究活動──AIに任せられることと、教員にしかできないことを丁寧に切り分け、明日から活用できる具体的な方法を多数紹介します。AI時代の外国語教育を前向きに切り拓くための、現場の不安を払拭できる「とりあえずこの一冊」。これからの教育現場を支える、生き残っていくための羅針盤として、ぜひお手元にお持ちください。

❉【購入者限定特典】プロンプト作成支援ツール PromptMeisterをご用意しています。
目的や条件を選ぶだけで、本書の内容にもとづいたプロンプトを自動生成できます。さらに、メタプロンプトを用いて既存プロンプトの改善アドバイスを提示し、改善版の自動生成にも対応します。

図書出版 松柏社

(対話型生成)AI と語学教育についての本はいまや無数に出ているけれど、表題がおちゃめで気になった。

書評あり。著者からのオンラインサポートが手厚いもよう。

マティアス・ネルケ (著), 中村 智子 (翻訳)『私を消耗しない賢明な態度』(サンマーク出版)

ドイツ、韓国ベストセラー!
盛りたい自分・存在圧が強い誰かに磨耗しない。
強者も弱者もすり減る時代、世界で話題の「自他を消耗せず勝つ戦術書」

◎「自分をあえて小さく見せる」が最も賢術
◎「声が大きい人」は目立つが忘れられる
◎「静かな人が勝つ」が最もインパクト大
◎裏で着実に「準備」する
◎淡々と進め、度肝を抜く
◎「すごいのに謙虚」は最高である
◎「控えめ」で交渉を優位にする……

静かなまま勝つ
戦略的・控えめ。

Amazon.co.jp: 私を消耗しない賢明な態度 eBook : マティアス・ネルケ, 中村 智子: 本

著者名からドイツの本だとピンときた。ドイツでビジネス自己啓発的な本をたくさん書いている人のようだけれど、邦訳ははじめてのもよう。

キース・ヒューストン (著), 上原ゆうこ (翻訳)『計算道具の歴史:石、そろばんから電卓まで』(原書房)

最初は指や体の部位で数え、石や骨や木の棒を使った。やがてそろばんに似たアバカスが発明され、20世紀では機械式計算機、カシオ、シャープ、三菱電機などによる電卓、コンピュータへと発展する計算をする道具の歴史をたどる。

計算道具の歴史 - 原書房

計算道具関係の仕事を本業にしているので。

田中正人 (著), 斎藤哲也 (著)『哲学用語図鑑 完全版 西洋哲学・中国哲学・日本哲学』(プレジデント社)

10カ国超で累計50万部の
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古代ギリシアから現代思想まで
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ドイツ語版が欲しいと思いつつユーロが高くて尻込みしているうちに「完全版」が出てしまった。ドイツ語版が出るころ為替はどうなっているだろうか。


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