個人開発|なぜ自分でサービスを作っているのか
前回は、41歳でわからないことしかない人に戻った話を書いた。
今回は、今作っているMintor(ミンター)というサービスの話。

✦ お礼を渡す手段がなかった
開発を始めて、コミュニティでたくさん助けてもらった。
Discordの使い方、Gitの使い方、エラーの解決方法。
無償で教えてくれる人たちがいた。
ありがたかった。でも、申し訳なかった。
何かお礼がしたい。でも、手段がなかった。

はじめて知った個人開発界隈
個人開発の世界では、作ったアプリをリリースしても、
既存のアプリとの差別化が難しいらしい。
100円〜300円でも購入されないこともあるらしい。
されても数百円、数千円の世界が大半だという。
知らなかった。
もっと華やかで、ブイブイ稼いでるのかと思っていた。
それでも無償で助けてくれる。
何か返せるものはないか。ずっと考えていた。

✦ ミントの葉が浮かんだ
「Buy me a coffee」というサービスを知った。
コーヒーをおごる感覚で支援できる。いいなと思った。
でも英語だ。無理。
調べていくと、イラストレーター向けの支援サービスはたくさんあった。
ケーキや花束を贈るものもあった。
でも、開発者はまだまだ男性が多い。
ケーキやパフェや花束は、ちょっと違う気がした。
その時、ケーキの上に乗っているミントの葉が浮かんだ。
ミント。
なくてもいいけど、ないと彩りがない。
モヒートやチョコミントみたいに、好きな人はめちゃくちゃ好き。
いいかもしれない。
ちなみに私はパセリが好きだ。

花言葉を調べた
ミントの花言葉を調べた。
「美徳」「有徳の人」「温かい心」「思いやり」「効能」「癒し」
私が作りたいものと、ぴったりだった。
困っている人にやさしく手を差し伸べる。
支援を通じて双方が育つ。
そういう場所を作りたかった。
『Mint』に決めた。

✦ 「Mintor(ミンター)」になった
『Mint』は決まった。
でも、これはあくまでコアの部分だ。
揺るがない軸。大切にしたいこと。
サービス名を決めないとドメインも決まらない。
Mintの後ろに自然に繋げられる言葉を探す。
メンターという言葉は知っていたので、
もじって日本語で「ミンター」なんていいんじゃないか。
ミンターと読むには「er」なんだけど、
語尾を「er」にするか「or」にするか。
ChatGPTに100個ずつ単語を出してもらって、比較した。
「er」で終わる単語には、下記の様な単語がある。
Engineer、Developer、Designer、Teacher、etc.
どれも専門的なスキルを持っている人のイメージがある。
うん、スペシャリストだ。
Mintorは、もっと間口を広くしたかった。
「or」で終わる単語には、こういうものがある。
Creator(創造者)——価値を創り出す人
Contributor(貢献者)——誰かの役に立つ人
Collaborator(協力者)——一緒に作る人
Navigator(案内人)——道を示す人
Innovator(革新者)——新しいものを生み出す人
Motivator(やる気を引き出す人)——背中を押す人
Survivor(生き残る人)——困難を乗り越える人
Sponsor(支援者)——応援する人
Protector(守る人)——誰かを守る人
Mentor(導く人)——知識を伝える人
専門スキルがなくても、誰かの役に立てる。応援できる。一緒に作れる。
全部、Mintorにいてほしい人たちだ。
『Mintor』に決めた。

✦ なぜサブスクをやめることにしたのか
最初は、サブスクモデルで考えていた。
ハッカソンでは「収益化」が目標だったから、固定概念ができてしまっていた。
料金は980円と2,980円。
値付けって本当に難しい。
あっち行ってこっち行って、また戻っての繰り返し。
300円→1,980円→1,000円→1,500円→980円。
それに、プランごとに機能を分けなきゃいけないから、
機能を追加しては消して、消しては追加して。
料金プランを変えるたびに、「これだと機能をつけすぎだ」と削除。
差別化を図るには「もっとたくさんの機能がないと価値がない」と、
想定していなかった機能を追加する。を繰り返す。
でも、ずっと違和感があった。
無料のサービスがたくさんある中で、投稿することにお金を取るのか。
自分だったら払わない。

「結局、何がしたいの?」
12月2日、知り合いのエンジニアに相談した。
「これ誰に使ってほしいの?」
「その使ってほしい人たちは、サブスクしてまで使うかな」
確かに。
「結局、Mintorを作って何がしたいの?」
すぐに答えられなかった。
自分がこんなのがあったら良いな~と作り始めたのに、
最初の"想い"がわからなくなっていた。
自分が腑に落ちていないまま、このまま作り続けるのは限界がある。
そう思って、決めた。
サブスクはやめる。無料にする。
私は私の心のままに進むことを決めた。

どういう人に使ってほしいか
ペルソナは普通、一人に絞る。そう言われるかもしれない。
でも、Mintorには3人のペルソナがいる。
1人目は、私のような非エンジニアの開発に挑戦する人。
初めて開発に挑戦する人。
AIでアイデアが形にできるかもと期待を持って挑戦を始める人。
2人目は、エンジニアや個人開発者。
自分のサービスを自分で作っている個人開発者。
スキルはあるけど、企業関連ばかりで自分のサービスを持っていない人。
その知見を誰かに教えることで、信頼を積み上げて、副業的に収益を得られるようになってほしい。
3人目は、応援したい人。
推し活の対象として、個人開発者がいてもいいんじゃないか。
イラストレーターは「絵師様」と呼ばれて応援されるのに、開発者にはそれがない。あってもいいじゃない。
この三者が出会う場所を作りたかった。
利用した人にどうなってほしいか
非エンジニアの開発に挑戦する人には、恐れず挑戦をしてほしい。
エンジニアや個人開発者には、築いてきた知見やスキルを信頼に変えて、さらなる飛躍をしてほしい。
応援者には、挑戦する人が成長する姿を見守る楽しさを味わってほしい。

✦ 今、作り変えている
正直に言う。
今、Mintorは作り変えている最中だ。
まだ完成していない。
課題もたくさんある。
でも、見に来てくれた人にがっかりしてほしくないから、先に伝えておく。
もう少しで、新しいMintorになる。
がんばれ私!

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