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歌詠みに与えられる幸せ
執筆/セイ
短歌を詠み始めて三ヶ月がたった。
来週、ZINEのイベントに出るので、歌集をまとめているところだ。
数日前までは、昔に書いた小説本を作るだけで短歌はノータッチなつもりでいた。
しかし、やはりお客さん側になって考えてみると、薄くて簡単に読める本もあったほうが手に取りやすいと思った。
それと、前回のマッキーさんの記事も心変わりには影響している。
短歌が気持ちを伝えやすいのはわかっていたけど、生活の中で歌をプレゼントするって素晴らしいコミュニケーション!
せっかくの対面イベントなんだから、マッキーさんほどでなくても、初めて会った人・立ち読みしてくれる人の心に明かりをともせたらいいなと思った。
さて、はたして冊子にできるだけの数はあるだろうかと、過去の歌を見直してみる。
短歌は俳句と違って季語がないため季節は関係ないと言われるが、それでも夏の歌は鮮やかな色や暑さの感じられる単語が多く、晩秋の雰囲気とは異なっていた。
なるほど……季節の移り変わりや自分の心の様子は反映されていたのか。
ふだん忙しいと季節を忘れているけど、定期的に「短歌を詠む」ことで、自然と今この時に集中できていたよう。
私は、少し肌寒い空気を思わせる歌を、まず選んだ。
わかれ道選んで遥かな今日だってシーフードヌードルは好きだよ
目を閉じて声思い出すそのわけは海を見た日と同じ秋風
