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ルート66を行く 12 ニューメキシコ州西部

Santa Fe
日本でも有名なサンタ・フェ。ここは、プエブロ建築で有名です。
サンタ・フェは、アメリカ開国前から栄えていた町です。そのため長い歴史とドラマがあります。観光客はダウンタウンに宿泊し歩いて観光名所を回れます。塗り壁の建物が美しく、とても素敵な場所でした。

サンタ・フェの街

文化が交錯する場所
サンタ・フェは旧ルート66だけでなくサンタ・フェ・トレイルが通る町でもあります。ここは交通の要でもあるのです。東西南北から人が訪れ、離れていくポイントです。メキシコの文化、カナダの文化、東の文化、ロッキー山脈の文化が合わさり、地元で採れるターコイズや毛糸などを使ったアクセサリーやお土産を買うことができます。
今回の旅で、サンタ・フェの文化を掘り下げていく旅も面白いと思いました。歴史を辿っていくとルート66以前の大陸横断の大変さを知ることができました。そしてこの辺りには様々な文化の人が集まり、時には助け合い、時には戦っていたのです。アメリカの歴史を知る上でも重要なポイントだということを知りました。

サンタ・フェ・トレイルの街

観光地としてのサンタ・フェ
サンタ・フェは、アメリカ人に行きたい観光地のひとつです。オールドタウンには、様々なインディアン・ジュエリーやカウボーイの店が並んでいます。そして美味しいレストランがたくさんあるのです。プエブロ建築のホテルに宿泊し、歩いてオールド・タウンを回るだけでも十分に楽しいです。
私はいわゆる観光地を見て回るのはあまり興味がないのですが、ここにあるインディアン・ジュエリーの店員さんのお話がとても興味深かったです。このあたりで採れるターコイズの種類、何故ターコイズなのか、部族が大切にする装飾についてなどを丁寧に教えていただきました。

美しい教会

オールド・タウンには、アメリカ最古の教会などキリスト教の有名な教会がいくつも点在しています。それら教会には誰でも入ることができます。いくつかの教会を訪ねましたが、ここにもキリスト教から見るアメリカの歴史があり、それを知ることができました。

本物のプエブロ建築が残る街

本物のプエブロ文化
サンタ・フェから1時間北に行くとタオスというネイティブ・アメリカンが生活する町があります。今回はここまで足を伸ばしました。ここに行くと本物のプエブロ文化を知ることができます。長年この地で生活しているネイティブ・アメリカンのタオスという部族が、今も本物のプエブロ建築の家で暮らしているのです。
サンタ・フェの観光客向けのキラキラした世界ではなく、タオスには貧しく辛い世界が広がっていました。
このコントラストを知ることが、今回、私にとって重要な旅となりました。
元々のサンタ・フェもタオスのような場所だったのだと思います。サンタ・フェ・トレイル、ルート66が通ることにより、人が集まり今の観光地化された街に発展していったのでしょう。

サンタ・フェでは数日宿泊したいところです。私は2泊しました。
もっと滞在したいと思いつつ、西を目指します。

旧ルート66は、サンタ・フェから南に進路をとりアルバカーキを目指します。

ルート66のサイン

Albuquerque
ニューメキシコ州最大の都市アルバカーキ。アメリカ人でもこの街のスペルがキチンと書ける人は少ないそうです。
アルバカーキは、大陸の東西を結ぶ鉄道や道路の宿場町として栄えています。現在は、映像産業の拠点として、大学のある町として人口が増えています。ドラマ「Glee」や映画「ノーカントリー」はここで撮影されているので、どこかで見たことのある街並みです。ここ数年、Netflixが大きな撮影スタジオを町の南に作り、雇用が生まれています。ロサンゼルスからアルバカーキに移り住み映像産業で働く人も多くいるそうです。
しかし、この街はもともとネイティブやメキシコ人が集まる宿場町でした。現在もオールドタウンが残っていて、ここではアメリカ建国前の町並みが残っています。

アルバカーキのオールドタウン

私がアルバカーキで好きなのは、やはりルート66が走る道です。大都会なのにまだルート66の面影がたくさん残っていました。特にオールドタウン周辺には、アメリカ建国時の景色、ダウンタウン周辺には60年代のポップカルチャーが残っているのです。ここを車で走り興味がある場所で止まって観光するのが楽しいです。

アルバカーキは、ガソリンを入れたり、食事をしたり、宿泊するのにも適しています。ここから先、アリゾナ州フラッグスタッフまでは大きな町がありませんので、ここで用は全て済ませました。ガソリンを満タンにして、トイレに行き、ランチを食べて準備完了。
アルバカーキを出発します。

コンチネンタル・デバイド

Continental Divide
ルート66をしばらく西に走ると分水嶺がありました。ここに降った雨は東の大西洋、西の太平洋に流れます。ロッキー山脈により別れるのです。分水嶺はこのあたりに縦にあるのですが、シカゴからここまでの平らな土地を思い出しました。そして、ここから先は太平洋に向かうという気持ちになりました。
面白いのは、景色も分水嶺の東と西で大きく変わるのです。今まで、どちらかというと乾いた土地、寂しい感じでしたが、ここから先に行けば行くほど美しい森が広がり、活気が感じられるのです。

分水嶺の標識

おそらくアメリカン・ドリームを夢見てルート66を通りカリフォルニアを目指した貧しいアメリカ人たちも、ここを過ぎて気持ちが高鳴って行ったのではないでしょうか。
ただ、この先に恐ろしいモハーヴェ砂漠(Mojave Desert)があるのです…

Gallup
ニューメキシコ州は、そろそろ終了です。州境の手前にギャラップという小さな町があります。以前もこの町にあるエル・ランチョ・ホテルに立ち寄りました。このホテルは西部劇映画が人気だった頃、ハリウッドからやってきた映画クルーやキャストが泊まった場所です。今でも当時の写真や小道具が置かれています。

有名なホテル

今回、立ち寄ったらこの町はネイティブ・アメリカンの各部族が集まる場所であることを知りました。たくさんの部族がここに集まり、ロデオ大会をしたり、自分たちで作った工芸品の品評会をしたりするそうです。確かにさまざまな部族が集まって交流しているのをいたるところで見ることができました。タイミングが合えば、ネイティブ・アメリカンのイベントを見ることができます。この町を通る時は、事前に町のイベント情報を調べておくと良いでしょう。次回はいよいよアリゾナ州です。アリゾナから西は、ルート66のイメージ通りの世界が広がっています。お楽しみに。


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