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あかね噺-第135席・弟子入り-感想

<第134席感想・感想リンク・第136席感想>

「シド・クラフトの最終定理」の連載開始。
推理力がありすぎて、すぐに犯人がわかってしまう主人公の不幸を描いた、推理コメディです。面白かったけど、この感じの話で連載していくのは厳しい感じがする。一話は設定や舞台の説明と犯行の解決を組み込んだので、忙しい感じだったこともあって読みにくかっただけかもしれない。
そこまで凝ったトリックである必要はなくても、毎回、主人公の観察力や推理を見せて笑いにする必要があるなら、ネタ切れがすごい速度でやってきてしまいそう。可愛い女の子とドタバタしてるだけで楽しい漫画になれる気もするので、気にし過ぎかもしれないけど、今後どうなっていくか見守りたいと思います。

◆あらすじ


週刊少年ジャンプ 2024年11月16日発売 51号

生禄に弟子入りして前座になり寄席に向かうが、開口一番を任せられないと告げられる。

◆感想


新幹線まで付いて行ってうららに話を聞いてるけど、どこに行くつもりなんだろう。2人がどこに向かうのかも楽しみです。
二人も無事に弟子入したけど、いきなり波乱の予感です。
今回は、弟子入り・柏家一門、について書いていきます。

弟子入り
「あかね噺」では、いろんな人の弟子入りシーンが描かれてきたんですけど、この”弟子入り”ってなんとなくのイメージでしか分からない読者も多いんだろうと思います。
弟子入りと入学と就職、その世界に入るや教えを請うと考えると同じような言葉に感じるけど、受けるイメージは違います。

今回、一生と志ぐまの弟子入りが描かれたのですが、生禄が順序を持ち出した所に”弟子入り”を感じました。
入学や就職なら、希望者に対して何らかの見返りを求めます。入学なら学費であるし、就職なら労働を求めそれに対価を払うという契約になります。
しかし、弟子入りは、師匠が弟子に基本的に見返りを求めません。師匠が受け入れるかを決断するだけです。
今回も、生禄は一生達に見返りを求めずに、受け入れる条件として、物事の順序を説きました。

この順序というのは、弟子入りする前にやっておかないといけない所を整理してきなさいという事でした。
少し考えれば当たり前の話で、お世話になった女将さん、揉めたヤクザ、こういう人達への説明や遺恨をキレイにしておくのは大事なことです。

大事な事ですが、この事は生禄の得になることじゃ無い事なので、弟子入りに当たって何も見返りを求めないから”弟子入り”らしいと感じました。
同じ様に、あかねの弟子入りには両親の許可。嘉一の弟子入りには笑いに対しての心構えを誓わせる。あかね噺に描かれた弟子入りでは、師匠が自分のために何かを求めないという事で共通していて、弟子になるとはどういう事かの解像度が高いと感じました。

柏家一門
修業を経て、寄席修行となったんですけど、開口一番を任せられないと告げられます。
”開口一番”というのは寄席の一番最初の落語で、寄せの下働きに入っている前座が担当し、その担当を決めるのが前座頭になります。
前座は、開口一番以外で落語をすることは出来ないので、落語が出来る場所が無いという事になります。
これを告げたのは、後の柏家三禄で、理由は兄弟子の生禄と師匠の現三禄から、開口一番をさせるなと命令されたということでした。

生禄は三禄の弟子で、後の三禄とは兄弟弟子のようです。
そして以前に柏家生禄が阿良川志ぐまになったと聞いた時に感じた違和感が、想像通り三禄と生禄の間の確執が原因になった可能性です。
阿良川のモデルである立川が、柳家から飛び出した事とダブらせて推測したのですが、それと似た構図なのかもしれません。

立川談志は、志ん朝に真打ち昇進で抜かれ、自身が師匠に疎まれていて小さんを継げないと悟ったときに、志ん朝と対峙するに足る名跡を欲して林家正蔵に頼み込み”立川談志”という名跡を貰ったという逸話があるのですが、生禄が志ぐまになる過程も、これに近いのかもしれません。

生禄は今の所は三禄の命令に従っているようですが、談志が弟子の昇進で小さんと揉めて協会を抜けたように、生禄も一生達の為に三禄と衝突してしまいそうな予感がしました。とりあえずどうなるか楽しみですね。


過去編はここまでが”まくら”だそうで、当分の間この流れは続きそうです。
そういえば前回の感想に書きそこねたんですけど、愛一君が気になっていたんですけど、年齢的に今も生きてそうだと思うんで、現在の愛一が出てくるのかなって思ったんだけど、亨二の父親なんじゃないかって思い始めてきました。この予想が当たるのか楽しみにしたいと思います。
今回の感想はここまで、でわでわー。



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