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2度目の大阪万博。人混みと盛り上がりと

 EXPO 2025 大阪・関西万博 が終了した。

 6月に一度訪れて、

 但しあまりにも暑かったので、涼しくなってからと思っているうちに……終了も間近となった、10月の或る日。



混雑、は織り込み済みで

 混雑、はもちろん、有名パビリオンに入ることなど確率的にとても無理、ということは理解したうえで、「大屋根リングにのぼって、写真くらい撮れればいいな」という、期待薄で夢洲へ。

 交通は、わたしが地下鉄を選んだせいか、行きはそうでもなく(帰りはとんでもない混雑だった)、

 しかしもちろん人は多くて、

 走ると5秒くらいなんじゃないかと思える(くらい近い)目と鼻の先の地下鉄出口から、万博会場までの長蛇の行列は、行きも帰りも1時間超えだった。

 みんな「しょうがないよね」という感じ。よく騒ぎも事故も起きないな、と、素直に感心してしまう。

 前日まで雨が降ったりやんだりで、この日はこんな感じの天候。

 でも、6月には酷暑の辛さを経験していたので、暑くないというそれだけで、かなりありがたく感じた。


ただ歩き、大屋根リングへ

 日の入り時間も早くなっているので、今回は、日のあるうちに写真を撮り、ただ雰囲気に浸ろうと思っていた。

 もちろん抽選にも参加したけれど、当日も含めて一瞬でも「〇」印がまったく見当たらないほどで、ウェブ経由で抽選に参加するのは、早めにあきらめた。

 ミャクミャクは、やっぱり大人気。登場したばかりの頃は「えっ」と感じたけれど、目が慣れてくると、よくできたデザインのほうに目がいく。


大屋根リングから

 大屋根リング=1周2km。もちろん混雑していて速く移動はできないが、ゆっくりと、景色を眺めながら進むのは、なかなか愉しい。

 雲の狭間ではあったけれど、一瞬、夕陽も顔を出していた。

 どこを見渡しても、人、人、のシルエット。

 しかし、こんなにも多くの人が同時に、同じ体験をしているのだと想像すると、それはとても感慨深い。

月が出て来た

 大屋根リングからの眺め。

 薄暮の時間。

 月が、顔を出した。


null2 に、サヨウナラ

 エスカレーターで、地上におりて、

 null2の近くに行った。

 6月に訪れた際は、当日枠争奪戦で奮闘した友人のおかげで、なんとか最終回のインスタレーションを鑑賞することができた。

 今回は勿論、抽選に漏れてしまったわけだけど、

 日本フィルとのコラボのコンサートを鑑賞したり、

 表参道に期間限定で出現したnull2の間をくぐったりと(Instagramには投稿したが、うっかり、noteの記事化を失念していたことに気づいたので、のちほど)、null2ワールドには親しんで、

 落選が確定してからは、クラファンに参加して、null2の小さなかけらを頂戴することになっている(来年6月)。

 null2は、相変わらず吠えていた。


花火

 18時30分(40分)から予定していますが、天候によっては中止になるかもしれません……

 というあいまいな案内が何度も繰り返されていたけれど、その時間には、大きな打ち上げ音とともに、花火が空に舞っていた。

 場所取りをして待っていた方々もいたけれど、わたしは、コンビニ(レストランには当然入れず、セブンイレブンは長蛇の列で、あまり人のいないファミマをみつけて、サンドイッチを調達したところだった)から出たところで、建物の隙間から、ちゃんとフルサイズの花火を鑑賞することができた。


「2時間待ち」に並びかけたけど……

 もう気は済んだ気がするので帰ろうかなと思って、たしか、日本館が19時から先着順で受付をしている、という情報を思い出した。

 行ってみると、すでに「2時間待ち」とのこと。

 入れて21時。どうしよう……と、心の決まらぬまま、横の映像作品を眺めつつ、20分くらい、列にとどまってみたのだけど、

 いや、違うな。

 そんな気がして、列から離れて、歩き出した。

 これが、流れを変えた。

カナダ

 歌声が聞こえた。

 カナダパビリオンのほうからだ。

 混雑はしていたけど、遠巻きに観ている人が多くて、出る人の代わりに、なぜかするすると、会場に入れてしまった。

 Kelly Bado。明るいなかに、どこか哀愁のあるメロディ。

 しばらく入口に寄りかかっていたのだけど、会場から去る人と入れ替わりに、席につくこともできた。

 はじめから諦めていたとはいえ、「せっかく遠くから来たのにな……」という、残念というか寂しいというか、ちょっと疲れた気分を背負っていたのだけど、このライヴのおかげで、新しいエネルギーをもらった気がした。

 客席に降りてきてくれたりもして、大いに盛り上がって。

 どうもありがとう! そうだ、せっかく来たのだし、今夜の宿もある。どうせだったらクローズド時間いっぱいまで楽しもう。

 そう思って歩いていくと……


ポルトガル

 こんなに目立つ場所でDJライヴ。ポルトガルパビリオン

 列も、19時すぎにはそれほど混みあっていなくて、中も見学することができた。海をテーマにした、美しいインスタレーションのような、メッセージ性の高い映像。

 ちなみにこのノリノリのライヴには、帰りにまた遭遇することになる。


いのちの遊び場 クラゲ館

 夜間は、通り抜けて中のようすを見学することが可能だった。


オーストリア

 この、夜空に浮かび上がる建物は、オーストリアのパビリオン。

 行列はかなりのものだったが、惹かれて並んでみた。

 花の種入りの、粋なカードを受け取り、これがいわば、エントランス・パス。

 結局1時間ほど並ぶこととなったが(その間には、ちょうど、ドローン・ショーなどもあって、飽きなかった)、展示の目玉は、

 ベーゼンドルファーの自動演奏ピアノが展示。

 しかも、屋根の内側に葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」が描かれている「世界に16台」しかない楽器で、値段は5000万円だという。

 演奏と展示を愉しんだあと、屋上にのぼった。

 賑わいは、尽きない。

閉館間近のお祭り騒ぎ

 22時閉館。既述のように、まず花火が終わり、次にドローンショーが終わり、パビリオンが閉館して入れなくなり……と、段階を踏んで、人が少しずつ減り始めているのがわかった。

 イギリスパビリオンでは、閉館後のスタッフミーティングらしき風景も。

 そんななかでも、

 万博のInstagramをチェックしていた人ならご存じのように、特に閉幕前の夜のライブパフォーマンスは大変に盛り上がっていたようで、

 再び、ポルトガル。

 ここではクラブミュージックとDJパフォーマンス、さらにはアンコールと、まるでダンスフロアと化していた。

 そして、かの、カナダパビリオン。

 カラオケ大会? 人気のナンバーの大合唱が起きていた。

 なんだかみんな、とても楽し気。もちろんわたしも。

 その後、「ゲートを出て改札に行くのに1時間」「始発の夢洲では、乗れる限り車両に詰め込まれる」という顛末が待ち受けていたのだけど、それも、楽しい気分で笑ってすませることができた。

 ああ、お祭り騒ぎ。

 なぜ万博に行こうと思ったかといえば、何かの折に必ず「大阪万博のあった年は……」という話題が出てくるはずなので、自分の生きた時代の節目として、これは参加せねば、と思ったからなのだけど。

 それは正解だった。



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