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「やりたいことがわからない」私がモラトリアムを抜け出すまで|キャリアブレイクのその後|やりたいことの見つけ方

こんにちは。双子のトコトコ(姉、京大卒)です。
ほんの少し前まで、「やりたいことがわからない」という悩みを盛大にこじらせてきました。大学を休学し、会社員を経験し、何度もキャリアブレイクしながら、心のどこかで「このままでいいのか」とモヤモヤを抱えていました。

そんな私が、今は目の前のことに没頭して、日々満たされた気持ちで暮らしています。やりたいことをやっていると、気づいたら日が暮れています。

この記事では、やりたいこと迷子の自分がどう葛藤し、どのようにやりたいことを見つけたかの過程を書きます。かつての私のように「やりたいことがわからない…」と悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。


やりたいこと大迷走時代

大学進学する気はなかったのですが「やりたいことが分からないから、とりあえず大学に行こう」と大学に入学。1〜2回生は授業やサークルを詰め込んで毎日が充実していたものの、授業が少なくなる大学3回生の頃から本格的に進路に悩み始めました。

というのも、自分が何をしたいのか、今まで真剣に考えたことがなかったからです。「とりあえず大学進学」の弊害がここで出始めました。意図的にスケジュールを詰め込むことで自分探しを後回しにしていましたが、3回生ともなると、今後の進路を考えなくてはいけません。

自分と向き合っていると見たくない現実まで見えてしまい、本当に辛かった…。卒業したくない、就職したくない、院進したくないなど「やりたくないこと」ばかり増え、寝ているだけで卒業できる状態にもかかわらず、4回生の後期から休学しました。

休学中に動き回ったものの結局答えは出ず、会社員になってからも悩み続けました。例えば今から4年前の、食品メーカーの会社員をしている時のメモ。

25歳になった今もモラトリアムを謳歌している。大学の時に終わらせればよかったのだが、1年半休学しても分からなかった。
(*浪人、休学をしているので24歳で新卒入社)

頭でっかちになっている感はある。
大抵の自己啓発本には要約すると「とりあえずやってみよ」であり、色々やってみてはいるのだが、中々ピンとくるものがない。
もっとチャレンジすべきなのだろうか。いや、途中で諦めずに成功するまで続けるのがいいのか。
答えがないものに立ち向かうって苦しい。モラトリアムって苦しい。

当時のメモ

半年後にこの会社を退職し、WEBマーケター→海外放浪→経営コンサルタント→個人事業主というキャリアを辿りますが、この時はそれも知るはずもなく、毎日真剣に悩んでいました。

やりたいことを書き出し、反対にやりたくないことも書き出しても、結局自分がこれからどう生きていけばいいかは分かりませんでした。

その頃に書いたやりたいことリスト

ここまでこじれた原因は、私の中で「やりたいことは趣味でやる、仕事ではやりたくないこともやる」という選択肢がなかったからです。

やりたくないことを書き出すと、大抵会社員としてやらざるをえないものでした。決まった時間に決まった場所で働く、給料を自分で決められない、満員電車に揺られる、クライアントワークをする…etc。
雇われたくない、でも自分で稼ぐのは自信がない、の間で揺れていました。

その時、人生が動いた

何がしたいのか分からないけど、どう変わったらいいのか分からない。Google Keepに思いつくことを書き出しても答えは出ず、どんどん内省の沼にハマっていきました(今だったらそのメモを全部ChatGPTに投げて「こう悩んでるんだけど、やるべきアクションを教えて」と相談してます)。

でも、気づけば転職して、旅に出て、独立して、今の状態に至っていました。

そうなるには、少しずつマインドと行動を変えていきましたーーなんてマメなことは私にはできません笑。私は継続が大の苦手なんです。靴磨きから始めようなんて、夢まで遠すぎて気絶しそうになります(ごめんね、夢をかなえるゾウ)。

その代わり、勢いで環境を変えるのは得意です。そのおかげでモラトリアムから無事脱出できました。次の章では「これは役に立ったな」と思える具体的な行動を5つ書いてみました。

「やりたいこと迷子」脱出に役立ったこと5つ

① 生活習慣を改善する(食事・睡眠・運動)

さて、そもそも現状を変えるには体力が必要です。そのためには食事・睡眠・運動が何よりも大切。私がこれに気づくのはだいぶ後だったのですが、後述する4つの前提条件になるため、あえて最初に書きました。

私は「1人だとまともな生活が送れない」というタイプで、一人暮らしをしている時はなかなかに破滅的な生活を送っていました。

好きなものだけを食べ、夜中まで乃木坂46の動画を見るため常に寝不足。運動は趣味で続けていたのに、なぜか体重は増えるばかり。生活は見事に乱れていましたが、若さでカバーしていました。状況を客観視する機会もなく、なんとなく体の不調を感じながら、大学や会社員生活を送っていました。

そんな私の生活が一気に崩壊したのは、2社目のスタートアップで勤務を始めた時です。仕事上のストレスと、完全テレワークで部屋に閉じこもる孤独感が重なり、ついに食事が喉を通らなくなりました。「これはもう限界だ」と感じて会社を退職。実家に荷物を送り、心身リセットのためにニュージーランドへと旅立ちました。

その後、実家に戻って初めて「私、一人暮らし向いてなかったんだな」と痛感しました。人が同じ空間にいることでちゃんと食事を摂るようになり、自然と体調も落ち着いていきました。

それからは「一人が無理なら、誰かと一緒に住む」と決め、会社員を辞めた時は京都で複数人の家に居候し、今はパートナーと同棲中です。人の目があるだけで、無為に過ごす時間がなくなりますね。
妹も一人暮らしが向いていないタイプなので、もしかして双子でずっと一緒にいたから一人は無理なのか思ったりもします(賛同してくれる双子の方はいますか?)。

今は健康的な生活を送っています。毎日ラジオ体操+筋トレ+ウォーキング、栄養バランスの取れた食事、7時間以上のたっぷり睡眠など。基盤をしっかりしていると、新しいことにチャレンジする気力も湧いてきます。

最近読んだ本田晃一さんの「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」という本には、こんなことが書かれていました。

自分のコップが満たされていないのに、他人のコップを満たすのって、難しいんですよね。だからまず自分を満たして、自分がハッピーになってから、人を喜ばせる。

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法より引用

自分のコップの基本となるのは、食事・睡眠・運動です。これは贅沢ではなく、体のメンテナンスとエネルギー補給です。体は一生乗り換えられない車のようなもの。まずは土台を整えましょう。

かつての私が聞いたら耳が痛くなりそうな、食事・睡眠・運動チェックリストを勝手に作ってみました。人によって「健康でいられる条件」は違うと思うので、あくまで参考程度に。

◻︎3食きちんと食べているか
◻︎栄養バランスは取れているか(私は一人暮らしの時は魚・きのこ・果物を食べていませんでした)
◻︎加工食品やジャンクフードばかりになっていないか
◻︎カフェインやアルコールを摂りすぎていないか
◻︎7時間以上の睡眠が取れているか
◻︎ぐっすり眠れている実感があるか
◻︎週に2〜3回以上運動しているか
◻︎長時間座りっぱなしになっていないか(スタンディングデスクおすすめです)
◻︎肩こりや腰痛など、身体に不調が出ていないか

② 第3のコミュニティに入る

「このままではいけない、何かを変えないと」と思っていながら、どう動けばいいのか分からず呆然としていた会社員時代。ビジネス系のYoutubeを見ていたら、たまたまおすすめで表示された動画がありました。

話の内容は悪くなく、調べてみるとオンラインコミュニティを運営しているようでした。
「初月は割引価格、1ヶ月で解約OK」とのことだったので、これならリスクが少ないと判断し、すぐに入会してみました。

とはいえ、コミュニティに入るということは、人と関わる必要があるということ。私は↓の記事でも書いたように、人付き合いがあまり得意ではありません。

オンラインイベントには顔出しなしで参加し、終わった後は冷や汗びっしょり。初めてのオフ会には、胃痛で顔面蒼白になりながらなんとか参加しました。

でも、ラッキーだったのは、そのコミュニティが「心理的安全性の高さ」を掲げていたことです。
良識のある40〜50代が集まっており、珍しい20代ということもあり可愛がっていただきました。安心できる場で少しずつ自己開示の練習を重ね、気づけば半年後には自分でイベントを主催するようになっていました。「内向的で自分に自信がなくて…」と言っていたのが嘘のようです。

私はネットで情報を仕入れると、溢れる情報に飲み込まれそうになります。それよりは、誰かと直接話す方が情報収集の方法として好みです。そのコミュニティでたくさんの人に相談し、自分の輪郭が少しずつ見えてきた感じがしました。

今は他に集中したいことがあるのでそのコミュニティはお休み中ですが、いつか「こんなに大きくなりました」と報告しに戻りたいなと思っています。

ちなみに、先ほど紹介した記事内では「無理して社交の場に行くのをやめてみます」と書いていますが、最近は「今は外に出る時期だな」と感じて、懲りずに新しいコミュニティに飛び込みました。言動に一貫性がなくてすみません笑。ダーウィンは言いました。変化できる者だけが生き残る、と(都合よく引用する)。

振り返ると、私は今まで適切なタイミングで適切なメンターを見つけてきました。「どうやったらメンターを見つけられますか?」とたまに聞かれますが、探すコツは「数打ちゃ当たる」です。たくさんの人と会って、運よく気が合う人を見つけて個別で深く話す、の繰り返しです。

性格上、大勢の人と会うのがしんどいのが難点ですが、数ヶ月ごとにお籠り期間を入れることで自分を保っています。最近は自己紹介の場面でのみ積極的に自己開示して、そのあとは無理に話すのをやめました。自己紹介ではいろんなキーワードを散りばめるので、気になる人は話しかけてくれるだろうと思っています。

たくさんの人と会うのに必要なのは、やっぱり体力だとつくづく感じます。猪ばりに突撃するには①の「食事・運動・睡眠」に尽きます。

今はいろんなコミュニティがありますよね。失ったとしても時間と数千円程度です。迷っているなら、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。
ちなみに妹にこの話をしたら「宗教?」と言われました笑。姉妹でこんなに感覚が違うんですね。

③ 転職

前述のコミュニティの影響もあり「今の会社に勤めても未来がない」と思った私は、食品メーカーを1年で転職しました。たいして考えずに転職したせいで大変な思いをしましたが笑、「転職して環境を変える」という選択は間違っていませんでした。あのまま勤め続けていたら今の私はないです。

今お勤めの方だったら、転職は環境をドラスティックに変える有効な手段です。ハードルが高いと感じる方は、まずは転職活動から試しにやってみましょう。
私はビズリーチやWantedlyを使っていました。日本仕事百貨京都移住計画の求人も眺めていました。後者2つはコンテンツが面白いためメルマガに登録して拝読しており、たまにイベントにも行っています。

④ 海外に行く

日本だからダメなんじゃないか、海外ならもっと幸せに生きられるのでは?と思い、キャリアブレイク時代に東南アジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパに行きました。

ワーキングホリデーや永住権についての情報をたくさん調べましたが、その国で必要とされるスキルがないと難しいことが判明。今から看護師目指すか…?と頭をよぎったこともありますが、よくよく考えてみたら、私は人の下で働きたくありません。労働ビザのために何年も我慢できるかと言われると、絶対無理…。
何者でなくても生き延びられる国は、私にとっては日本だなと思いました。

当時はやりたいことも分からないし、住む場所も決まっていないという選択肢が無限にある状態でしたが、とりあえず住む場所が決まってホッとしました。

路頭に迷って仕方ない方は、海外に行くと視野が広がるかもしれません。いやいや、海外はハードル高いよ〜なんて声が聞こえましたので、海外に行く3ステップを記しておきます。

(1) パスポートの有効期限を確認する
(2) 航空券をポチる
(3) 飛行機代や滞在費を確保する(クレジットカードの支払いは来月。1ヶ月の間に稼ぐ!)

⑤ 副業、独立して自分の仕事を作る

会社員として3社を渡り歩いた末に、「やっぱり私は会社員に向いていない」と気づき、昨年2月に独立して個人事業を始めました。

とはいえ、最初から自分の仕事だけで食べていくのは難しいので、アルバイトと並行しながら生活を安定させ、自分のビジネスを育てていきました。今もアルバイトは保険として続けながら、個人事業の比重を徐々に増やしているところです。将来的には自分の仕事にフルコミットします。

会社員を辞めて「こんなにも生きやすくなるのか」と驚いています。
私はもともと「遊ぶように仕事をして、仕事のように遊ぶ」公私混同スタイルを理想としていましたが、会社員だと仕事と遊びを切り離さざるを得ませんでした。
今は起きている時間はずっとビジネスのことを考えていて、それが楽しくて仕方ありません。

楽しんでいる様子▼

今月からは、ビジネスについて赤裸々に語るメンバーシップを始めています。コーヒー1杯分の価格で月3本のビジネスレポートが楽しめます。興味のある方はこちらからどうぞ。

本当にやりたいことは何だったのか?

「私は本当に何をやりたいのか」とあらためて考えました。
頭の中を整理して抽象化してみた結果、以下の3つに落ち着きました。

【1】自分の感性や価値観に忠実になれるように、主体的に生きたい
【2】自分の世界観を表現したい(文章・もの・空間など)
【3】表現したもので誰かの心を動かしたり、心を豊かにしたい

この3つは単なる並列ではなく、【1】根本的なありたい姿 → 【2】手段・行動 → 【3】他者とのつながりというように、ひとつの流れとしてつながっている気がします。
かなり抽象的なので、それぞれ具体的に書いてみます。

【1】自分の感性や価値観に忠実になれるように、主体的に生きたい

私は直感が利く童だと、事あるごとに言われていました。実際、何か嫌なことが起こる前には胸騒ぎがしますし、進路もピンとくる感覚で選んできました。

イメージでいうと「鬼滅の刃」に出てくる伊之助のようなタイプかもしれません。彼は「皮膚感覚が鈍る」という理由で上半身の服すら着ないのですが、ああいう極端な感覚主義に共感してしまいます。もし自分が二次元の世界にいたら、そういうキャラになっていたと思います。

中高時代は「勉強だけしてればなんとかなる」と思っていたので、主体性のカケラもありませんでした。大学に入って自分で選んでいく場面が増えると、やっと主体性が育ち始めました。その主体性の芽は就職によって一旦刈り取られましたが、会社員を諦めてようやく「自分はこんなふうに生きたかったんだ」と気づきました。
体がだるいのに出勤しなければいけないとか、合わない人と一緒に働かなきゃいけないとか、そういう我慢が積み重さなって感覚が鈍っていました。

どんなに直感が鋭くてもそれを生かせるのは環境次第。そのためには、主体的に動ける環境に身を置きたいと思います。

【2】自分の世界観を表現したい(文章・もの・空間など)

昔からいろんな方法で、自分が良いと思うものを形にしたくて試行錯誤してきました。

手芸をしたり、写真を撮ったり、フラワーアレンジメントや生け花を習ってみたり、絵を描いたり、アンティークの買い付けをやってみたり、Youtubeをやってみたり、陶芸教室に通ったり、スモールビジネスを創作してみたり…。

こうした行動はすべて、「何かを表現したい」という気持ちから来ているんだと思います。

今のところ一番形になっている表現手段は文章です。このnoteや他のブログは自分の作品だと思っています。
最終的には「ビジュアルで伝える」方向に進みたいと思っていますが、まだイメージがぼんやりしています。これからも美術館を巡ったり、海外に行ったりして、少しずつ形になっていくのだろうと思っています。

これを書いていてふと思い出したのですが、母方の家は代々日本舞踊をやっている家系です。今でも生徒さんに日本舞踊を教えている親戚がいます。その人には子どもがいないため、たしなみは上の代で途切れてしまったのですが、そういう「何かを表現したい血」が流れているのかもしれません(ちなみに私は唄も踊りもさっぱりです)。

【3】表現したもので誰かの心を動かしたり、心を豊かにしたい

自分の世界観を表現できたら満足なのか?と言われると、答えはNOです。私は作品で誰かの心を動かしたり、心を豊かにしたいと思っています。そのため「創作する」だけでなく「発信する」までがセットです。
「よく分からないけど好き」「この感覚わかるわ」「なんか元気出た」と思ってもらえたら、私の使命を果たせたなと感じます。

まとめ

やりたいことがわからないって本当に苦しいですよね。私は当事者だったのでめちゃくちゃ分かります。少し前は「家業を継げばいい」「大企業に入れば安泰」なんて正解が用意されていた時代ですが、今は選択肢が多すぎてかえって悩んでしまう気がします。

「昔みたいに誰かが敷いたレールの上を歩きたい!」とないものねだりしていた時期もありました。しかし、レールの上にとどまる我慢よりも、自分でレールを敷く手間や試行錯誤を選びました。主体的に生きる方が、どうやら性に合っているみたいです(妹もきっとこのタイプ)。

文学フリマで配布した「自分探し終了のお知らせ」

私は「自由に生きるこんな先輩が身近にいたらよかったな」と思いながら発信活動をしているのですが、果たして今、私のまわりにいる後輩がそう思っているのかは分かりません笑。みんな社会で上手くやっていけそうな子たちばかりなんですよね。

それでも、noteを読んでくださった方の中に、こんな体験談がほしかったと思ってくれる人がいれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼
(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)



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ノソノソとトコトコ|東大&京大卒の双子 最後までお読みいただきありがとうございました😊 チップをいただけると、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」に出てくる美しいサファイアが届けられた若い劇作家のように執筆がはかどります。 「これは誰か、熱烈なファンからのものだ。 これでnoteが完成できる!」