【7/8投稿予定】原始人みたいに喋れ。それだけでトークン73%減
📝この記事でわかること
✅ GitHubで急上昇していた「AIを原始人みたいに喋らせて節約する」ツール(caveman)を、実際に検証した記録
✅ 「トークン65%減」の看板を、自分で測ったら73%減だった話(実測・1サンプル)
✅ 仕組みはコードでも魔法でもなく、たった1枚の"喋り方ルール"だったという中身
✅ 入れる時に危うく踏みかけた地雷(設定を勝手に書き換えるフックが初期ONだった)
✅ 「速い・安い」ツールを入れる前に、必ず確認する順番
前回、自分のAI利用が26日で35億トークン流れていた、という記事を書きました。その続きです。「じゃあ、その"おしゃべり量"を減らすツールって効くの?」を、まず1サンプルで測りました。
結論から言うと、1サンプルでは効きました。でも入れ方を間違えると事故ります。 今日は正直に実験内容をお話します。
🪨 発見:AIを「原始人みたいに喋らせる」ツールがバズっていた
GitHubのトレンドに、変な名前のツールが上がっていました。caveman(原始人)。看板はこうです。
why use many token when few token do trick(多くのトークン使う、なぜ。少しで足りる)
やっていることは、AIの返事をムダな言葉を削って短くすること。「かしこまりました、喜んでお手伝いします。おっしゃる問題はおそらく…」みたいな枕詞を全部やめて、要点だけを断片で返させる。中身(コードやエラー)は一切いじらない。
例えると、おしゃべりな部下に「前置きいらない、結論から」と教えるのと同じです。仕事の質は変えず、言葉数だけ削る。

📏 実測:「65%減」の看板を、自分で測ったら73%だった
看板を信じず、同じ内容を「普通の喋り」と「原始人喋り」で書いて、文字数を比べました。
✅ 普通:「了解。具体的に問題点は、有効期限の判定が…(491字)」
✅ 原始人:「Bug in auth middleware. 期限判定が < になってる。<= に直す。再起動して再テスト。(130字)」
491字 → 130字。削減73%(1サンプルのスポット計測)。看板の「65%」より、むしろ多く減りました。コードやコマンド(<= など)はそのまま残り、この例では意味も壊れませんでした。
中身は削らない。削るのは"言葉の脂身"だけ。少なくともこのサンプルでは、技術の意味は残った。
ただし正直な注意もあります。これはAIの作業チャットを短くする話であって、note記事の本文みたいに"読ませる文章"を原始人にする話ではない。使いどころを選びます。

⚠️ 事故りかけ:入れる時、勝手に設定を書き換えるフックが初期ONだった
ここが一番伝えたい"失敗回避ログ"です。このツール、curl … | bash で一発インストールできます。でも僕はすぐ実行しませんでした。中身をダウンロードして先に読んだ。そこで地雷を見つけました。
✅ インストールは初期設定で、AIの起動時に自動実行される"フック"を入れる(--with-hooks がデフォルトON)
✅ 僕は過去に、壊れたフックが原因でAIのファイル読み書きが全部止まった事故を経験している
つまり、便利ツールが、自分の環境の心臓部(設定ファイルとフック)に手を突っ込む設計だった。悪意はないけど、僕の環境では地雷になりうる。だから僕は「フックは入れない」指定(--no-hooks)で入れる、と決めました。
# 中身を読まずに一発実行しない。フックは外して入れる
npx -y github:JuliusBrussee/caveman -- --only claude --no-hooks
「速い・安い」の裏で、何を勝手に書き換えるか。install scriptは、実行する前に必ず1回読む。

🧠 人間のバグ:看板の数字と「無料そう」に、すぐ飛びつく
なぜこの記事を書くか。「65%減!」「ワンコマンド!」に、人は中身を見ずに飛びつくからです。僕もそうなりかけてたころから成長してる気がします。
✅ 大きい数字(65%)を見ると、検証せずに信じる
✅ 「一発インストール」の楽さに、リスク確認を飛ばす
✅ トレンド入り=安全、と勘違いする(人気と安全は別)
前回の記事の教訓と同じでした。見える数字(削減率)に飛びついて、見えないコスト(設定を書き換えられるリスク)を測らない。 順番はいつも「測ってから、確かめてから、入れる」。

🧭 いま回している判断ルール
✅ install scriptは実行前に必ず読む(curl … | bash を直接やらない)
✅ 環境の心臓部(設定・フック)を触るなら、最小構成(--no-hooks)で入れる
✅ 看板の数字は自分の環境で1回測る(今回は73%を確認)
✅ 削るのは"作業チャット"だけ。読ませる文章(note本文)は原始人にしない

🌟 まとめ
現在地:バズっていた節約ツールをスポット検証。看板65%に対し、1サンプル実測は73%減。仕組みは"喋り方ルール1枚"だった。
次の課題:数日ちゃんと使って、/caveman-stats の累計削減を実数字で出す。前回の35億トークンが、来月どれだけ減るかへつなげる。
問いかけ:あなたが最後に入れた「便利ツール」、install scriptの中身、読みましたか? 削減率の数字、自分で測りましたか?
僕は73%という数字より、「フックが初期ONだった」に気づけて自分の最適な形にツールを落とし込めたことの方が、今回の収穫でした。
スキを押してもらえると次を書く励みになります🌟
関連記事(トークンを測って減らす話の続き)
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