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紅葉真っ盛りの東北のあちこちで、生徒さんに会ってきた

先週、夫のマイクと東北を旅してきました。秋田から岩手、山形、そして宮城まで車で移動しながら巡ったのですが、ちょうど紅葉がピークの時期で、どこへ行っても美しい景色が広がっていて、本当に最高のタイミングでした。

今回の旅はただの観光ではなく、過去に私たちのコミュニティに参加してくださったメンバーさんたちとの再会がいくつも重なった、温かい旅にもなりました。私たちの英語コミュニティを卒業しても、それぞれの場所で新しく挑戦したり、活躍している姿に触れることができて、旅の景色以上に心に残りました。

まずは秋田へ

まず最初に向かったのは秋田。大阪から乗った飛行機は小さなプロペラ機で、結構揺れてスリル満点でしたが、窓の外には日本アルプスの雄大な姿が広がっていました。

こんな景色、なかなか見られない!感動

秋田空港に着き、レンタカーを借りるためにカウンターへ向かうと、そこにいた40代くらいの男性スタッフさんが驚くほど親切な方で、手続き中ずっと「クマには本当に気をつけてくださいね」と何度も言ってくれました。

どの道でどの時間帯に出る可能性があるか、最近の目撃はどこか、地元の人だからこそ知っていることを丁寧に教えてくれました。決してビジネスライクな対応ではなく、人柄の良さが滲み出ていて、心から私たちを気にかけてくれている様子でした。

「今、ちょうど冬眠に向けて食べ物をあさってる時期なので」と私に向かって言ったあと、マイクに向かって、「ベアー、イート。ラストスパート!」とカタコトの英語で説明してくれました(笑)。確かに今、熊にとってはラストスパートの時期かもしれない。

またその方は「秋田は初めてですか?」と聞いてくれて、夏の竿燈まつりを見に来た時の話で盛り上がったりしました。あまり日本のレンタカーのカウンターで、事務的な話以外のこういった会話をしたことがないので、空港に到着して早々に心がほっこりしました。マイクも「秋田の人って、本当に親切なんだね」と感動していました。

秋田・角館での再会

そこから車で向かったのは角館の武家屋敷エリア。

めちゃくちゃ紅葉がきれいでした

角館では、私たちの英語コミュニティAmbassador Language Program (ALP)に昨年参加してくれた女性メンバーさんに再会しました。彼女は東京から秋田に移住し、外国人向けに秋田の魅力を英語で発信する仕事をしている方で、以前の記事にも登場していただいたことがあります。

地元の食堂に案内してくれて、地元の料理を食べながら、近況をいろいろ聞かせてもらいました。雪が多くて大変なこともあるけれど、それ以上に秋田の人の温かさが心地よく、「もうずっと秋田に住み続けたい」と話していたのが印象的でした。

もうすぐご結婚されるそうです

今後は、住んでいる家を民泊のようにして、スキーや温泉に来る旅行者が長期滞在できる場所にしたいという目標も語ってくれました。私たちも、またぜひ泊まりに行かせていただきたいなと思います。

なんという名前のお料理か忘れましたが、地鶏と野菜の蒸し煮。おいしかった

1年以上前に英語をサポートした方とこうして元気に再会できて、その方の成長や変化を感じることができて、本当に幸せな時間でした。この仕事をしていて良かったと特に感じる瞬間です。

角館で起きたハプニング

ただ、その楽しい時間の中でちょっとしたハプニングが起きました。ランチの待ち合わせの直前に角館で有名なお醤油屋さんに立ち寄ったとき、テイスティングさせてもらった無添加のお醤油がとても美味しくて、「これは買おう!」とレジに向かいました。

ところが、いざお金を払おうと思ってカバンに手を入れるのですが、なんと、お財布がありません。いつもお財布を入れているポケットのチャックが開いていて、血の気が引きました。

東北をあちこちウロウロしましたが、熊には出会いませんでした

車からお店までの道なのか、車内なのか、落とした場所の心当たりが全くなく、完全にパニック。すると夫が「僕が駐車場まで戻って探してくるよ」とすぐに動いてくれて、私はひとまず彼女との待ち合わせ場所へ向かいました。

数分後、夫から「車の中にあったよ!」とメッセージが届き、心底ホッとしました。道の途中で落としていなくて本当に良かった。

紅葉の角館を歩きながら思ったこと

角館には以前も来たことがありましたが、秋の季節に訪れるのは初めてでした。武家屋敷のメイン通りの紅葉が本当に美しく、観光客もそこまで多くないのでゆっくり歩けて、写真もたくさん撮ることができて最高でした。

外国人観光客も何組かは見かけましたが、多くは中国の方で、西洋人はほとんどいない印象でした。私が住む大阪や京都では、日本人より外国人のほうが多いような状況に慣れているので、東北はまだまだ外国人観光客が少ない地域なんだなと改めて感じました。

雨に濡れた落ち葉も美しい

外国人に、「あまり知られてないけれど、おすすめの場所」を知りたいと言われた場合、私はいつも「東北と四国」と答えるようにしています。東京から広島までは新幹線でアクセスが良いので外国人が集中しがちですが、交通の便があまり良くない東北や四国は、訪れる人がまだ少ないようです。東北や四国こそ、本来の日本らしさがまだまだ残っていて、田舎の雰囲気が味わえる、素晴らしい場所だと思います。

今回、絶好の紅葉シーズンに行ったにもかかわらず、こんなにのんびりと観光できました。むしろこういう地域にもっと観光客が分散すると、東京・京都・大阪の混雑も少し緩和されて、いいのではないかなとも思いました。

建築家のメンバーさんの職場へ

次に向かったのは、ALPの男性メンバーさんの職場でした。彼のことは前回の記事でも書きましたが、秋田で建築家として活躍されている方で、今回その仕事場を案内していただきました。

木の温もりの素敵なオフィス

建築の専門的なお話を聞くのは純粋に楽しく、私たちにとっても勉強になることばかりで、引き込まれました。彼の手掛ける建物は見た目が美しいだけでなく、エコロジカルな視点を大切にしていて、暖房器具を使っていないのに中に入ると驚くほど暖かく、驚きました。

そんな技術や思想を持つ方を英語指導でサポートさせてもらっていることを改めて光栄に感じ、胸が熱くなるような時間でした。

楽しすぎたイタリアンの夜

その後、イタリアンレストランに連れて行っていただきました。ここも、彼が建築を手掛けた場所。たくさんおいしいワインを飲み、さらにとてもレアな日本酒まで出していただき、お料理もどれも絶品で、気がつけば4時間近くそのレストランで話し込んでいました。

彼とはずっと英語で会話をしましたが、雑談も専門的な話も自然にできて、ほんの1年前まではほとんど英語が話せなかった方が、こうして英語で楽しそうに話している姿を目の前で見られて、私たちも本当に嬉しかったです。

抽選でしか買えないという、レアな日本酒

この日は食事もお酒もおまかせにしていて、勧められるままにどんどん飲んでいたら、最終的にはワインや日本酒を合わせて10杯近く飲んでしまい、ホテルに戻った瞬間にベッドに倒れ込むように寝てしまいました。

気づいたらたくさん手土産まで持たせてもらっていて、ちゃんとお礼を言ったのかどうかすら記憶が曖昧ですが(苦笑)、本当に楽しい夜でした。

中尊寺金色堂へ

翌日は、私が以前からずっと行ってみたかった岩手・平泉へ向かいました。世界遺産の中尊寺金色堂を見るためです。ここも紅葉が本当に美しく、天気にも恵まれて、「来てよかったな」としみじみ感じる場所でした。

ここも熊の目撃情報が多発しているそうです

観光客も多くなく、外国人もあまり見かけず、のんびりと落ち着いて観光できました。

平泉も、紅葉がまさにピークの時期でした。京都なんかの紅葉シーズンはどこも大混雑ですが、だからこそ11月上旬の東北は最高だと感じましたし、これからも定期的に東北に紅葉を見に足を運びたいと思いました。

見慣れない道路標識

平泉をあとにして車で山形方面へ向かいました。ところで、東北の高速では、見たことのない標識を目撃しました。

これ。↓

この動物、Yahoo知恵袋によると「カモシカ」らしいです。夫に「カモシカって何?」と聞かれて、「うーーん、大きい鹿?」なんて適当に答えてしまいました。でも、調べてみると、カモシカは鹿じゃないそうなんです!

実はカモシカは「ウシ科」で、牛や山羊の仲間なんだそうです。全然知らなかった。

道中もずっと山が美しくて最高のドライブでした

山形の地元の味

山形では、地元のお酒をたくさんテイスティングできる施設へ。

1000円で6種類の地元の日本酒や赤ワイン、白ワインを試せるところで、マイクと私はそれぞれ別のお酒を6種類ずつ選んでテイスティングし、お気に入りのお酒も見つかってとても楽しい時間でした。

銘柄を選んで、小さいコップに入れて味見できる

そのあとは地元の居酒屋さんに入り、山形牛やおいしいお刺身を楽しみました。

蔵王キツネ村での再会

最終日は、宮城の仙台空港から大阪に帰る予定だったので、その道中にどうしても寄りたい場所として「蔵王キツネ村」に行くことにしました。

ここは、夫がたまたまGoogleマップで見つけて「行きたい」と言っていた場所なのですが、実は去年ALPに参加してくださっていた女性の職場がそのすぐ近くだということが分かり、「こんな偶然ある?」と驚きました。

彼女は仕事の時間を調整して、私たちに会いにキツネ村まで来てくださり、一緒に園内を歩きながら、たくさんのかわいいキツネたちに囲まれて過ごすことができました。

尻尾を枕にして丸まって寝る姿がかわいすぎる
丸まって寝るキツネさんたちをバックに

もふもふの毛並みのキツネたちを見て癒さながら、彼女と英語でいろいろな話をしながら散策して、楽しい時間を過ごしました。

過去のメンバーさんとの再会がくれるもの

今回お会いした方たちはみなさん、「わざわざ時間を作って来てくださって、本当にありがとうございます」と何度もお礼を言ってくれたのですが、私たちのほうこそお礼を言いたい気持ちでした。

というのも、過去にコミュニティに参加してくださった方々が、私たちのことをどう思っていたのか、参加して本当に良かったと思ってくれていたのかというのは、こちらからは分からない部分があります。もしかしたら「あまりいい経験じゃなかったな」「お金の無駄だったな」と思われている可能性もゼロではないと思うと、こちらから連絡をするのもかえって迷惑かも・・・と思ったりもします。

特に私は遠慮してしまうタイプなので、こういう連絡もつい躊躇してしまうのですが、それでも思い切って「もしよかったら、少しだけでも会いませんか?」と連絡してみたところ、あんなに喜んでくださって、私たちも本当に嬉しかったです。

旅がもっと特別になる理由

私たちも、せっかく日本を旅するなら、その土地に住んでいる過去のメンバーさんたちに再会できたらいいなと思っていますし、そのほうが旅そのものがさらに楽しいものになります。

今回のように、以前ご縁があった方たちとまた会えて、お互い元気に過ごしていて、それぞれの場所で活躍されていたり、環境が変わりながらも頑張っている様子を直接知ることができるのは、私たちにとって本当に嬉しいことです。

英語指導者と生徒という関係を超えて、彼らは一緒に時間を過ごした仲間のような存在です。またこうして再会できることに心から感謝した旅でした。

今回の旅でお世話になった方たちに持たせてもらったお土産など。「いぶりがっこ」という秋田の漬物が特にお気に入りで、いろいろ買ってきました。

余談

大阪に帰ってきた翌日には、またALPの別のメンバーさんの女性が大阪まで会いに来てくれました。

一緒にラーメン食べました
その後はお茶屋さんへ

もはや、仕事なのか趣味なのか遊びなのかよくわからない世界ですが(笑)、こうしてたくさんの方とのご縁がつながり、私たちが少しでも関わった方々が前に進んでいる姿を直接見ることができるのは、本当に幸せなことだなと感じました。これからも日本各地で、また世界のどこかで、こうした温かい再会が続いていけばいいなと思います。


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