酸素って、単体だと毒なんじゃないか。
——人間が酸素を吸い続けているのが、寿命に関係しているんじゃないかと思ってAIに聞いてみた。
はじめに
ふと気になったことがある。酸素って、高濃度だと単体で有毒なんじゃないか。
だとすると、人間が毎日酸素を吸い続けているのが、じわじわと体にダメージを与えていて、それが寿命の原因になってるんじゃないか。マラソン選手や筋肉ムキムキのボディビルダーが早死にするという話を聞くことがあるけど、それも他の人より酸素を大量に使っているからなんじゃないかと思った。
実際どうなのかAIに聞いてみました。
酸素は実際に細胞を傷つけている
聞いたら、思っていた以上に核心をついた答えが返ってきた。
酸素が老化に関係しているというのは、科学的に根拠のある話です。体が酸素を使ってエネルギーを作る過程で「活性酸素(フリーラジカル)」が発生します。これが細胞やDNAにダメージを与え、老化や病気の原因になるという「活性酸素説」は、老化研究の主要な理論の一つです。酸素は生きるために必要なものですが、同時に体をゆっくり酸化させているのも事実です。
つまり「酸素を吸うことで体が酸化していく」というのは本当の話だった。鉄が錆びるのと同じ「酸化」が、体の中でもゆっくり起きている。
じゃあ運動する人は早死にするのか
「マラソン選手は酸素をたくさん使うから早死にするのか」という話をしたら、ここで意外な答えが返ってきた。
実際のデータでは、定期的に運動するアスリートは平均寿命が長い傾向があります。運動によって酸素消費量が増えると同時に、体は活性酸素への防御機能(抗酸化システム)も強化されます。運動が続くほど、酸化ダメージへの耐性が上がるため、酸素をたくさん使う=早死にとは必ずしもなりません。
酸素をたくさん使う分、体がその対処能力も上げていくということらしい。マラソン選手が早死にするという話は、実際のデータとは逆で、運動習慣がある人の方が長生きする傾向があるみたいだ。
「生きるペースが速いと早死にする」説
ただ、気になって別の角度からも聞いてみた。
「生命速度論(Rate of Living Theory)」という考え方があり、代謝が速い生き物ほど寿命が短い傾向があるというものです。例えばネズミは代謝が速く寿命が短く、ゾウは代謝がゆっくりで長生きします。ただしこの理論は人間には当てはまりにくく、人間は抗酸化システムや修復機能が非常に発達しているため、代謝の速さと寿命が単純に比例しません。
ネズミとゾウの比較は面白くて、代謝が速い生き物ほど確かに短命な傾向がある。ただ人間はその「修復機能」が他の動物より優れているので、単純にそこには当てはまらないらしい。
おわりに
「酸素を吸うことで体がゆっくり酸化している」というのは本当だった。でも同時に、体はその酸化ダメージに対抗する仕組みも持っていて、運動するほどその対抗力も上がっていく。
マラソン選手が早死にするというのはデータ的には逆で、むしろ動いている人の方が長生きする傾向がある。酸素は毒でもあるけど、それと戦う力も酸素が鍛えてくれているということなのかもしれない。
関連記事
参考・引用
Harman, D. (1956). "Aging: A theory based on free radical and radiation chemistry." Journal of Gerontology, 11(3), 298–300.
Speakman, J. R. (2005). "Body size, energy metabolism and lifespan." Journal of Experimental Biology, 208(9), 1717–1730.
Garatachea, N., et al. (2014). "Elite athletes live longer than the general population: a meta-analysis." Mayo Clinic Proceedings, 89(9), 1195–1200.
