2025年、BリーグのCS開幕に向けて。1バスケファンとして、いま正直に感じてること。及び、自分的な今季のBリーグのトピック。【バスケ】【Bリーグ】【有料記事】
【無料】1人のバスケファンとしては、「CSこそが毎年の最大の楽しみ」である。「CSは、現実社会でいえば『入試』『国家試験』『就職試験』の本番である」と思ってるし、後世に語り継がれる試合の多くはCS(NBAでいうプレーオフ)から生まれるから。
それにしても、Bリーグの現行制度、CS終了を待たずして、移籍市場のことが公式発表でバンバン出るって、NBAでは絶対にあり得ない、CSの時期は、CSを楽しむに全集中したいが本音だよ!
(今回は、5回目の有料記事です。有料記事の執筆は、「2024年10月10日」以来、「7か月ぶり5回目」です。
今回の最大のテーマ、「CS開幕に向けて、いま正直に感じてること」及び「2024-2025、今季のBリーグ、自分(愛球人)的な3つのトピック」です。
無料部分で「CS開幕に向けて、いま正直に感じてること」「今季のBリーグ、自分的な第1・第2のトピック」を、有料部分で「今季のBリーグ、自分的な第3のトピック」「今季のCS、自分(愛球人)的な展望」です。
「自分的なトピック」は、「第1は三遠、第2は横浜BC、第3はSR渋谷を、主たるテーマとして綴る」になります。
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有料部分を設けているのは、「猛毒成分が入っている、いわばデリケートな内容が入ってることの考慮から」(=はっきりと本音を述べているけど、読者の中には立場的に嫌な気持ちになるリスクがある)も正直あります。
今後も時折ですけど、「有料部分を設ける記事」が起こるであろうことを、何卒御理解頂きたいです、と思ってます。)
「2024-2025のBリーグ」。いよいよ、バスケットボールといえばの、「ポストシーズン」「プレーオフ」の時期に突入になります。Bリーグでは「チャンピオンシップ」という表現をしますが、自分的には「ポストシーズン」「プレーオフ」の表現が、より「すとんと落ちる」のです。
いよいよ、CS(チャンピオンシップ)開幕に向けて。この「CS開幕に向けて」のテーマを綴るのは、初めてになります。
ですけど、CSの展望をする、というよりは、今回のnote記事のニュアンスは、「2024-2025のBリーグ、RSの自分的な振り返り」が、恐らくの主題になるかな、と感じてます。
なぜなら、自分がとりわけ得意としてるのが、「移籍市場のこと」「選手編成のこと」です。
で、今回のトップ画像。熟考の末に選んだのは、今季の4月4日に開業した「ジーライオンアリーナ神戸」の、自分が座った「5階席の最上段(実質的には7階席)からの景色」です(Bリーグの初試合は、4月5日。ちなみに自分は、今季の神戸の新アリーナの4試合のすべてを生観戦してます。この「ジーライオンアリーナの生観戦日記」は、いずれ執筆させて頂きたいと思ってます)。
直近のこのnote記事こそ、まさしく自分が「特に書きたいこと」。
日本人選手のことがメインですし、噂ではなくて、あくまでも「この選手が、このオフの移籍市場で人気・要注目になる選手だろう」のニュアンスで綴ってます。
現実のBリーグは、いままででも、「えっ?という移籍劇」が、毎年のように起きてきました。その一方で、移籍市場の注目選手が、最終的には残留で決着(中には、早い段階で残留、なこともある)のケースもあります。
自分がこうして、noteを綴るようになったのが、「2022年2月」です。
ちょうど、Bリーグの生観戦を本格化させた時期でもあります。
(自分のBリーグの生観戦は、「2020年2月」からです。)
ですので、いまで4年目。そう、「2021-2022」、島根・広島がすさまじい大補強を展開して、それがきっかけの1つになり、Bリーグのレベルが一気に向上(成長)を始めたときでもあります。
いまでも強烈な記憶であり続けてるのが、2021年のオフ。
CSの決勝の開幕(全日程の終了)を待たずに、広島が「ジャクソン(5月24日。SR渋谷から。現在は京都)」「寺嶋(5月26日。京都から)」という大型補強を立て続けに公式発表したことです。
結果、バスケファンの話題は、「CS決勝の試合内容」と同等程度に、「広島の大型補強」が大きな話題になりました。
1人の人間、1人のバスケファンとしては、「CSの決勝」って、「バスケ界にとって最も大きなこと」であると思っていて、「全日程が終わる前に、選手の補強を発表できる仕組みって、おかしいでしょう?」と、いまもずっとそう感じてます。
実際、NBAでは、選手補強の開始可能日は、「全日程が終了してから」と、ルールで決められてます(尤も現実には、水面下ではポストシーズンの期間中から、球団と有力選手の間では移籍交渉が繰り広げられてるといわれてますが…)。
選手1人が移籍・残留することって、「人生でとても大きな決断である」と自分は思うのです。これが「戦力外通告」ならばともかく、「(野球でいう)FA補強」が、全日程が終わる前に普通にバンバン発表できるシステムって、どうなのよ?と。実際、「CSそのものよりも移籍市場のことが話題になってしまってる、本末転倒な状況が起きたりしてる」な訳です。
ですけど、この、2021年の、CS決勝の開幕を待たずしての、広島の大型補強。これを機に、選手補強の公式発表の動きは、年々で早期化の傾向になっています。
で、特に「2023年のオフ」。
5月13日、「京都、岡田(信州から)の補強を公式発表」。
5月22日、「京都、前田(川崎から)の補強を公式発表」。
特に岡田の補強の公式発表は、なんと「CS1回戦の開幕日の当日」です。
実際、「CS1回戦のこと」と同等程度に、「京都の岡田の補強」は、大きな話題になってました。
いまの京都は、この「岡田、前田の補強があってこそ」(実際、今後3~4年程度も、岡田・前田がコアメンバーであり続けるだろうし、京都目線ではそうでなければいけないが)ではあるのです。で、実際、2023年オフの移籍市場は、特に序盤~中盤は、京都が話題の中心になってました。
とはいえ、これに象徴のように、移籍市場の動きは、もはや昨オフに至っては、「CSの終了を待ってから?ルールブックに書かれてないでしょ?」、そう、「紳士協定(不文律)の有名無実化」が、より加速化した感じです。
なぜ、これがまかり通ってしまってるかというと、Bリーグの移籍交渉は、なんと年明けの1月から理論上は可能であるからです。
実際に動き始めるのは、2月の中断期間からとのことですが、昨オフの広島は、なんと「船生、マーフィーに来季構想外を言い渡した」のは、この「2月の中断期間中」であったといわれてます。
NBAでは、「トレードデッドライン」が公式に設定されていて、毎年のように、この「トレードデッドライン」で、人間ドラマが展開されてます。で、この「トレードデッドライン」が、しっかり機能してる訳です。
ですけど、Bリーグでも、一応はこの「トレードデッドライン」が設定されてはいるのですが、実際には「ほぼ有名無実化状態」(=機能できてないに等しい)であるのは、トレードデッドラインが設定されてる3月中旬頃は、「球団側は既に、オフに向けての補強構想に動き始めている」からである訳です。
きつい表現をすると、開幕前の「ロスター決定の公式発表時」の時点で、思い描いたような選手編成ができないと、その時点で詰んでるも同然になってしまう(特に日本人選手は、途中補強の成立が、全体で年に1~3件程度と、とても少ない)。これってどうなのよ?と自分は思うのです。
そう「修正のマーケット」(NBAやMLBでの「トレードデッドライン」、欧州サッカーでの「1月の移籍市場」のこと)がない現況なこと。
「修正のマーケット」が事実上存在しないが故に、RS(レギュラーシーズン)を進める過程で、「飼い殺し状態」に陥ったら、そこから終了まで、事実上ずっと飼い殺しのまま、というケースが起こること。
(1)2022-2023の葛原(FE名古屋。しかも移籍1年目であり、FE名古屋は守備に不安を抱えており、葛原は弱点補強といえる貴重な守備型として補強したのに、なぜか最終盤に起用されるまでずっと飼い殺しであった)。
(2)昨季終盤の半澤(京都。これも、チームは守備に不安を抱えていて、半澤は貴重な守備型であったにもかかわらず、半澤の起用が適任な場面でも、前田を起用し続けた。これは前田の今季の復活や、京都の今季の躍進の一助になった面はあるが、昨季という意味では「この采配で、いくつも勝利を逸する要因になり、17勝という赤点の結果に」)。
(3)今季の阿部、船生、小島、永吉(いずれもSR渋谷。これは改めて後述で。ちなみに船生は、前述で少し言及であったが、本人は今季も広島に残留したかったと伺う、しかし球団判断でRS終了を待たずに来季構想外を言い渡された。で、移籍先では前年よりも出場機会が激減という散々な結末に[起用法の汎用性を持つので、いるだけで選手編成に柔軟性をもたらせるの長所のアピール機会さえできず])。
「飼い殺しが起こる」、これもバスケの1つです。人間がすることですので、これをゼロにはできない。
で、自分は「バスケットボールそのものが好き」の人間ですので(多くの球団で好きな選手が1人以上はいる感じですが)、「個推しの選手が」という訳ではないのですが、「その選手が最推し選手である」の場合でだと、たまったものではないよな…と。
…と、移籍市場・選手編成のことが大好きであるが故に、いきなりで、本題からある種脱線した感じが否めないですが(激汗)、そう、
「CSは、現実社会でいえば、『入試・就職試験・国家試験の本番』。
RSは、現実社会でいえば、『模試』。
『模試・普段の勉強』の積み重ねがあっての『入試・就職試験・国家試験』ではあるが、『入試こそが本番であって、模試が本番ではない』。
だからこそ、CSのときは、CSに選手もファンも集中できる感じであって欲しい。オフの移籍市場の話題は勿論普通にあってよいが、移籍市場が現実に同時に公然と動いているは、CS出場の選手・スタッフさんへのリスペクトの意味で、不合理と感じるのは自分だけ?」
そう正直に、自分は感じているのです。
https://www.spotrac.com/nba/free-agents/_/year/2025
いま、NBAの移籍市場の話題をリンク添付させて頂きましたけど、NBAでも、プレーオフが開催中で、いま「準々決勝(カンファレンスセミファイナル)」です。
ですけど一方で、いま、NBAでも、移籍市場の話題が同時進行で起きていて(繰り返すが、それ自体は普通にあってよいし、むしろ当然でさえある。問題は公式発表が同時進行であるシステムであってと)、今オフの話題で、
「トレイ・ヤング(PG。アトランタ・ホークス。この9月で27歳。ホークス一筋7年で、実はルカ・ドンチッチ[ロサンゼルス・レイカーズ]と同期でのNBA入り。直近のアシスト王であり、得点力も高く、日本人選手が参考にできるPGとも。一方でUSG%が高い、つまり「ボール独占傾向」の指摘もある。1年後にPO[プレイヤーオプション]。)」
「ヤニス・アデトクンボ(PF/C。ミルウォーキー・バックス。30歳。バックス一筋12年で、優勝1回、MVP2回、最優秀守備選手1回の超大物。ギリシャ人で、欧州バスケ人ではドンチッチ[スロベニア人]、ニコラ・ヨキッチ[デンバー・ナゲッツ。セルビア人]と人気を三分する。その突破力とパワーは「異次元」「理不尽」と称される。一方で実は3P試投率があまりなく、またUSG%が高い傾向が。2年後にPO[プレイヤーオプション]。)」
この2人が、今オフのNBAの移籍市場の要注目の中心になるだろう、と既にいわれてます。そう、「トレード市場」。
これは、今オフのFA市場で、(現時点で)確定でFA市場に出るの有力選手が、マイルズ・ターナー(C。インディアナ・ペイサーズ。29歳、ペイサーズ一筋10年。NBAを代表する「リムプロテクター」の1人であり、リムラン、3P能力を併せ持つ)くらいしかいない事情もあるかなです。ターナーも勿論、良質の選手ですが、NBA基準でだと「2nd,3rdオプションのタイプ」ですし、それに「最終的にはペイサーズと再契約するのでは」ということも(正PGのタイリース・ハリバートンと、相性が抜群ですし)、FA市場よりもトレード市場の方が盛り上がってる一因かなです。
(勿論、今オフのNBAのFA市場も、予想される顔触れの人数自体は多いのですが、「半ロールプレイヤー」「ロールプレイヤー」がずらりと並ぶ感じで、勢力図を大きく動かしそうな選手がいない現況ってことです。)
で、ヤングは「リーグ有数のPG」、アデトクンボは「リーグでトップ3に入るだろうPF」です。特にアデトクンボは「トレード市場に出せば、かなりの交換要員を得られるのでは?」と、既に噂されています。
で、ヤングもアデトクンボも、なぜトレードの噂が流れ出してるかというと、シンプルに
選手側の目線(このまま在籍しても、少なくとも向こう3年程度で、優勝を目指せる見込みがほとんどない。特にアデトクンボは、年齢的に全盛期寿命が、まさしくあと3年程度である。)
球団側の目線(このままエースを置いてても、それに次ぐno.2がいない現況では、少なくとも向こう3年程度で、優勝を目指せる見込みがほとんどない。そうであれば、エースにタダで出ていかれる前に、見返りを少しでも多くもらった方が、より合理的である。)
そう、ヤングの「アトランタ・ホークス」、アデトクンボの「ミルウォーキー・バックス」、いまのままでだと「よくてプレーイン程度」といわれてます、理由はシンプルに「2ndオプションといえる選手がいないから」。
それと、大型補強をしたが実を結ばなかった「サクラメント・キングス」、現時点でno.1の年俸総額だがプレーイン出場さえできなかった「フェニックス・サンズ」、額面上は強力なビッグ3を擁するが、いずれもガラスの身体である「フィラデルフィア・シクサーズ」も、ホークス、バックスと同様に「先行きが厳しい現況の球団」といえます。
とりわけサンズは、「ビッグ3の誰か(デュラント、ブッカー、ビール)を放出できないと、もう詰んでいる」といわれてますし、シクサーズ(76ers)に至っては、『ダンクシュート』さん曰く「いまのままでは、NBA史上最悪のビッグ3といわれても、反論はできない」とバッサリと切り捨ててる有様です。
ですけど、これは後述で改めて言及させて頂きますが、はっきりと述べます。
「いや、『SR渋谷』は、『サンズ』『シクサーズ』『キングス』『ホークス』『バックス』よりも、恐らく同等以上に厳しい現況かつ今オフであると映ってるから(ファンにはとても申し訳ないけど)。
少なくとも、『2022年オフの京都』『昨オフの川崎』よりは、『どうやって再構築するの?少なくとも、ここからWin Nowモードに改めてすぐにいくのは、全く現実的とはいえないよ?』であることは、はっきりしてる。」
実は、今回のnote記事で、特に書きたかったことが2つあって、その1つが、
「この2年のSR渋谷は、『All or Nothing』モードであった。ルカ・パヴィチェヴィッチをHCに招聘したというのは、そういうことだと。
で、結果は後者、『Nothing』、しかも控え選手を盛大に干して(その中には、昨オフの補強選手も含まれてた)、結果が出なくて(そもそも内容をガン無視のバスケであり、日本人選手もオーバー30のベンドラメ、田中大貴に依存し切ったバスケであった訳で)。
あとで改めて述べるが、せっかく2023年オフに『生涯SR渋谷を事実上宣言』してたベンドラメが、今オフに(『優勝したい』あるいは『最後は故郷に近い球団で』の理由で)退団を決断になっても、『もう充分にやったよ』が、自分の正直な感覚です。」
あとで改めて言及させて頂きますけど、球団側は「今季終了のごあいさつ、社長名義で」で、強気な趣旨の言葉を述べてますけど、
「いや、いま置かれた状況、そして今オフ及び来オフに予想される移籍市場の動向、わかってるの?いま強気な補強を試みようにも、サイクル的には『ただのその場しのぎ、問題の先送り』でしかないと思うよ?」
そう、自分は正直感じているのです。そう、「SR渋谷の、この2年間の大失敗」(といっても、「30勝でフィニッシュ」ではあるので、最低限の結果はできてる訳ですが)は、「今季のBリーグのトピックの1つ」と思ってます、あとで改めて綴るとは、そういうことです。
では、「CS開幕に向けて、いま正直に感じてること」が今回のテーマですけど、ここで、「2024-2025、今季のBリーグ、自分的なトピック」を、時間と文章量が許す範囲内でですが、綴らせて頂きます。
【無料&有料】「2024-2025、今季のBリーグ、自分(愛球人)的な、3つのトピック」。
ではここからは、「2024-2025、今季のBリーグ、自分的なトピック」を、綴らせて頂きます。まず、トピックの1つ目。
【無料】(1)三遠の「アナリティクス・バスケットボール」。自分は「日本バスケ史に残る、後世に語り継がれる『スーパーチーム』」と評価されてよいと思ってるが、現実のバスケファンの反応は、むしろ評価が割れている、それはなぜか?
「現代バスケは、よくも悪くも『数字・統計』という名の下に、可視化されている。選手・チームの特徴が、この『数字・統計』で読み解ける傾向が、年々強くなっている。
で、同じ総合力ならば、数字で可視化できる選手がより評価が高くなり、これといった特徴が見えにくい選手は、おのずと評価が低くなりやすい(勿論、例外的に、数字だけではわからない、『プロの目線だからこそわかる』的に、その選手の特徴が見出されるケースもあるけど)。」
いま、リンク添付させて頂いた、YouTube動画。
趣旨を簡潔に述べれば、
「統計指標の発達により、急激に効率化が加速した現代バスケ(特にNBA)は、この10年近くで一気につまらなくなっていったといえるのでは?」
です。実際、X越しにでも、バスケファンの間では、
「いまもバスケットボール自体は好きだし、これからもこれは恐らく変わらないけど、バスケットボールの『らしさ』が失われて行ってる感じは正直感じてる。ダンクとか、ペイントエリアの攻防が、もっとあって欲しい。」
「ここ3年で、急激にバスケットボールの観客・ファンは確かに増えてる。これは『河村勇輝』『スラムダンク』『日本代表』、この3つの影響が恐らく大きいと思う。でも、会場で増えたファンをより細かく観たら、試合を観てるというよりは、よくも悪くも『何かを撮ること』が自己目的化してるとか、『推し選手だけを見て、他は二の次』のファンが増えた感が。」
(果てには、「チアを観に来てる」ファンも、現実に少なからずいる。特にチア自体が人気である、島根の「アクアマジック」や、神戸の「ストークスチアリーダーズ」とかは、正直これが顕著。京都の「はんなりん」も、アイドル性を持ったメンバーがいることもあってか、この「チアを観に来てる」タイプのファンを、X越しに見かけます。)
かくいう自分は、「この数年で、バスケットボールがつまらなくなってきている」とは、正直感じません。
というか、かくいう自分は、noteやXで、恐らく特に先鋭的に、「数字」「統計」を駆使する方のバスケファンと自認してますし。
言い換えれば、「科学的」ともいえます。「科学的」の何が悪いの?と。
勿論、スポーツという営み自体が、「科学」ですべてが説明できることではない、そう、「感情」も「科学」も、どちらの要素もとても大切である訳で、よく「エモーショナル」(emothional。感情的な)といいますけど、そう、「感情に訴える」、「人間ドラマ」って言いますけど、「科学的」と「人間的」の両方の要素があってこそのスポーツ、バスケットボールである、ってことですね。
そう、野球でいう「セイバーメトリクス」、バスケットボールでいう「アドバンスドスタッツ」。よくも悪くも、「野球、バスケットボールの在り方を変えた」ことは否めないでしょう。
例えば、野球でだと「犠打は非効率である」「四球を選ぶことは、盗塁をすることと同等以上に重要である」とか。勿論、場面によっては犠打がむしろ有効なケースはいまでも少なからずありますが。
(2010年の野球のクライマックスシリーズ、第2ステージの第6戦、「ピンチバンター、塀内(千葉ロッテ)」、いまでも懐かしいなと記憶してます。)
これは、バスケットボールも然りです。いま、2冊の書籍をリンク添付させて頂きました(いずれも自分の愛読書の1つですし、特に1冊目の「Bリーグ超解説」は、バスケ生観戦時の必携書でもあります)。
バスケットボールを変えたと、よくいわれてる1つが、NBAのゴールデンステイト・ウォリアーズの「3ポイント革命」「スプラッシュ・バスケットボール」です。
そう、ウォリアーズのバスケから生み出されたのが、
「3Pは正義」
「ノンシューターは非効率(よほどの守備型は別として)」
「ミドルレンジは非効率」
「古典型センターは、重要性を落とす」
この、ウォリアーズバスケ、特に黄金期の「2013-14~2018-19」の5年間。なんとこの5年間のすべてで、「NBAファイナル出場5回、うち優勝3回」です。
この結果、どうなったか。
アンドレ・ドラモンド(「古典型センター」の代表例。デトロイト・ピストンズ時代を中心に、リバウンド王に5回輝いたが、28歳のシーズンである「2021-2022」以降は、正センターの座から陥落になった。)
グレッグ・モンロー(PFとして、若手時代にドラモンドと古典型ビッグマンコンビを形成しており、平均ダブルダブルに輝いた年も。しかし、わずか26歳のシーズンである「2016-2017」にレギュラーから陥落、2019年、29歳の時にNBAから事実上追い出されて、中国CBA等でプレー。現在はニューオーリンズ・ペリカンズのスキルコーチとのこと。
尤も、NBAでもMLBでも、引退後に指導者になる場合は、むしろ海外経験がプラスになるとのことで[「異なるバスケ・野球を学んでいて、複眼的な視野を持ってること」や「挫折を知ってるので、逆境にいる選手の気持ち・心掛け方を伝えられる」からとのこと]、その意味では「最終的には報われた」ともいえるかなだが。)
ジミー・バトラー、デマー・デローザン(いずれもNBAでは説明不要のスター選手だが、3P試投率が少なく、ミドルレンジの試投数がやたらに多いことで知られる。いまでは2人共に評価されているが、若手・中堅時代は「非効率なミドルレンジを多投し過ぎ」として「非効率なスコアラーの代表例」の烙印を押されていた。
尤も、特にバトラーは、2020年以降のマイアミ・ヒート時代でのプレーオフでの印象的なプレーの数々で、いわば「手のひら返し」に成功できてるし、デローザンもここ3年程度で「こういうスコアラーもいていいよね」と再評価されているが。)
とりわけ、ドラモンドのような「古典型センター」。時間の経過とともに、加速度的に居場所を失いつつあります(いまも何人かいるがと。シュートレンジの狭さに加えて、独力でフィニッシュまで持ち込む能力に乏しい傾向であることも恐らく大きいかなと)。
ですけど一方で、Bリーグ。いわば、NBAや欧州等で居場所を失った選手が、「選手としての居場所」を求めて流れ着くといえますが、(あとで言及するように、今季は「ポイントセンター」という新たなトレンドが生まれてるし、「3Pを駆使する現代型センター」も何人かいるけど、)Bリーグでは、この「古典型センター」が、いまも普通に何人も輝きを放ってます。
「ジャック・クーリー(琉球)」
「チャールズ・ジャクソン(京都)」
「トーマス・ウェルシュ(北海道)」
あとで改めて言及するかなですけど、クーリーは、Bリーグ入りの「2019-2020」から6年間ずっと、「Bリーグの中心選手」であり続けてます。
特に、Bリーグでビッグマンとして輝けるには、「クーリーと同等以上に勝負できるか」が、もはや指標と化している感じですし、ガード・アウトサイドの選手がペイントエリアに侵入を試みる際は、クーリーという壁を突破できなければならないと。
いわば、クーリーは、Bリーグにおける「試験官」といえる。
2022年のCS決勝、第2戦。いわゆる「The Step」といわれる、「4Q,46.5秒」の、永遠に輝き続ける伝説のプレー。
この「The Step ver2」。
右ウィングの位置から、一瞬のアジリティーでステップを開始。で、フリッピンを抜いて、クーリーの下をかいくぐるようにリングへ。で、シュートのタイミングをほんの少しずらして、程なくしてシュートで成功(その後の1FTも成功)。
判定は「クーリーのファウルで、バスケットカウント」。クーリーはこれにより「5ファウル」になり「退場」。
で、比江島は「The Step ver2」を成功させて、宇都宮ブースターに向かって「雄叫びを上げる」。そう、「どうだ!」という感じで。
比江島、プレーでは「俺様」って感じですけど、実は「感情を爆発させる」ことはほとんどないのです。
で、「バスケットLIVE」の実況。
「比江島が、ここまで感情を出して、ファンに自分をアピールするのも、なかなかないですねえ。」
うん、そうですよね、と。まさしく「名言」です。
この「The Step ver2」で、「72-77」に。
宇都宮の優勝をほぼ決定的にする一場面になったことをも含めて、「後世に語り継がれるプレー(その2)」です。
(「比江島、優勝おめでとう!(その3)」[2022年6月3日]より引用・抜粋。)
そう、比江島の、あの「The Step」が、いまもずっと語り継がれ続けてる理由は、比江島の「スター性」「物語性」も勿論あるのですが(特にこのときは、ほぼ独力でCS決勝へと導き、しかもほぼ独力で優勝を叶えたという、まさしく「異次元パフォーマンス」でしたし。勿論、よく見ると「ほぼ独力で」は誇張的ではありますが、得点面でいえば「ほぼ独力で」といえるので)、「クーリーを突破して、クーリーを5ファウル、退場に追い込む」で、琉球の生命線を葬った、これがより「伝説度」を増してると。
で、比江島。この2022年のCSの輝きだけでも、「伝説的な選手」として永遠に語り継がれる感じですが、実はこのオフに、長期大型契約にサインでした(厳密には、そういわれている。尤も公式には、複数年契約の発表は全くされていない)。
このとき、「2025年までの3年契約」にサインしたとされてますが、サインしたときで「31歳~34歳の3年契約」。一般論では、契約が終わるときには、パフォーマンスレベルが緩やかに下がっていく。
実際、契約1年目は、チームが半崩壊状態に陥りました。ですが、比江島のこの3年契約、どうであったか。
【比江島慎(宇都宮)、「30分換算EFF」「TS%」「USG%」。】
2021-2022(18.03)(61.5)(24.8)
(優勝に導く。3年契約の締結前。
尤もこの前年、比江島は負傷と不調でレギュラー陥落、
前年オフは移籍市場の話題に。安齋HCと話し合い残留。
CSでは、安齋HC曰く「戦術比江島」でゴリ押し切った。
[一方で守備は緻密な戦術を敷いてたが。])
2022-2023(18.69)(59.0)(27.4)
(本人はハイパフォも、チームは「32勝28敗」。
CS出場に失敗、特に中盤では「空中分解の一歩手前」。
尤もこれがかえって「ブレックスメンタリティー」のすごさを
知らしめる結果に[一般的には崩壊まっしぐらだったのが、
チーム内でコミュを密に取り、終盤は実は巻き返しに成功。
実際、オフは主力はほぼ全員が残留した。)
2023-2024(17.42)(61.2)(24.5)
(オフにニュービルを補強、強力な「スーパーデュオ」結成。
これがとても機能で、RSでは「51勝9敗、第1シード」に。
尤もCSでは、第3戦の末に、千葉Jに「1勝2敗」で敗退。
ただ、宇都宮でも代表でも「スコアラーの第一人者」を証明。
すごすぎて「ポスト比江島、どうするの」と、むしろ心配の始末。)
2024-2025(17.93)(65.0)(23.0)
(デュオ結成2年目、3年契約の最終年。
RSでは「48勝12敗、2年連続の第1シード」に。
チームとしても、伝統の堅守はそのままに、攻撃面で
「FG試投数」「3P試投率」「TS%」等が軒並み向上。
34歳にして、「SG/SFではいまだ、日本人no.1」を証明。
結果、長期大型契約は「想像以上の大成功」に。)
「18.03→18.69→17.42→17.93」。
しかも比江島、実はFG試投数は「8.3→9.5→9.1→8.9」と、意外と多くないのです。それで「4年連続で、EFFが17点超え」。もう、異次元です。
それだけではない。比江島は、優勝に導いた「2021-2022」以降、年々で「アシスト数」「3P試投率」「3P成功率」がいずれも上昇傾向ですし、これらのことも勿論とてもすごいのですけど、比江島の本質は、優勝に導いたあの当時も、現在も、いわばずっと、「1on1」であり続けているのです。
そう、「比江島ステップ」という代名詞。バスケ、Bリーグを観て、まだ程ないですという人間でも、耳にしたことがあるかなと想像です。
近年、比江島のような「1on1をより得意とする選手」、これはいわば「ドライブ」ともいわれていて、そう、「スラッシャー」と表現されますけど、この「スラッシャーを多用する選手」も、現代バスケでは「非効率的だ」といわれがちですし、比江島や岡田、馬場のように「3Pもできるけど、最大の得点源としてスラッシャープレーをする」ならばともかく(特に、相手をファウルトラブルに追い込みたい場合とかでは、むしろこの「スラッシャープレー」はむしろとても重要になってくる)、いわゆる「ノンシューター型」としてのスラッシャーも、実は少なからずいるのです。
そう、現代バスケにおいて、急激に存在意義を下落させていってるのが、いわば「ピュアPGでもない、守備型でもない、単なるスラッシャー」です。
この「単なるスラッシャー」の烙印を押されて、あっさりにB1から「実質的に追い出されてしまった」選手がいます。
「渡辺竜之佑(現B2福井。元SR渋谷。PG/SG/SF)」。
この渡辺竜、2023年オフ、突如として、SR渋谷を構想外になり(いわゆる「戦力外通告」「ゼロ円提示」)、移籍市場に出ました。当時「29歳」。
当初は、
「確かにノンシューターかもだが、守備力に優れていて、PG/SG/SFのどのポジションでも一定程度機能できる汎用性に優れるという大きな長所を持つ。守備型と割り切れば、チームに1人はいて欲しいバイプレイヤーであり、また第2PGとしてのゲームメイクもできるので、手を挙げる球団は恐らくあるのでは?」
といわれていました。特に、島根が第2PGをずっと探し続けていることが筒抜けの状況であったこともあり、島根、秋田など、合いそうな球団は恐らくB1にあるだろうと。
しかし、蓋を開ければ、6月下旬になっても、移籍先が決まらず。どうも、B1球団では「どこも手を挙げなかった」といわれてます。
最終的な移籍先は、B3の新球団の福井。SR渋谷で3年半、いわば恩師であった、伊佐勉さんに拾われる形での移籍でした。
B2球団で手を挙げる球団があったかは不明ですが、そう、少なくとも「想像よりも、市場価値が低かった」ことは、正直否めません。
なぜ、これが起きてしまったのか。
そう、いまリンク添付させて頂いた動画の「9:25~11:20」でも言及されてますけど、この「トニー・アレン」(SG。元メンフィス・グリズリーズ等。2010年代のNBAでの守備型の代表的選手)、「ノンシューター」の烙印を押されて、ノンシューターの市場価値を下落させるきっかけになったことが描かれてます。
で、渡辺竜。なぜ、「B1から突如で退去通告に追い込まれたか」。
2019-2020 (3P試投率[25.5]、3P成功率[24.0]、3P成功数[6])
2020-2021 (3P試投率[12.7]、3P成功率[27.8]、3P成功数[5])
2021-2022 (3P試投率[20.8]、3P成功率[21.2]、3P成功数[7])
2022-2023 (3P試投率[7.8]、3P成功率[16.7]、3P成功数[1])
簡単に述べれば、「守備型&汎用性であるメリット」よりも「ノンシューターであるデメリット」が上回ってしまったから(=程度問題を超えてしまったから)、「B1を追い出された」と。
全盛期であるSR渋谷での4年間で、3Pが「試投率、成功率のいずれもで、30%を超えたことが1回もない」こと。
それどころか、年間での3P成功数が「6→5→7→1」。
渡辺竜が3Pを成功させたら「明日、雨が降るわ」のレベルです。それほどの「ノンシューター」ぶり。
それと、渡辺竜は「守備型のユーティリティー」が特徴の選手ですが、「30分換算スティール数」は「1.90→1.62→1.35→1.16」。
良質ではあるけど、年々で減少傾向であること。これも、「ノンシューターであるデメリットを補えるとはいえない」と判断されたのでしょう。
この、渡辺竜がB1を事実上追い出されたことは、自分が1バスケファンとして、「3P成功率」と共に「3P試投率」を重要視する大きなきっかけにもなりました。
それほどまでに3Pが重要なのか、違和感は理解できます。
ですけど、現代バスケでは、もはや「3P」「FT」の重要性は、もう止められないだろうなあ、これが自分の正直な感覚です。
「統計指標の重要視」。自分も正直、統計指標は、結構な比率で参考にしています。ただ、
「統計指標は、大きな参考ではあるけど、必ずしも万能ではない。
大きくても、比率的には『50%~70%程度』であると感じる。
『数字では説明し切れない要素』(人間性、バスケに対する姿勢等)も、併せて考慮されて然るべき、とも強く感じてる。」
この最たるものが、野球の「WAR」です。
複雑な計算式、根拠があいまいな独特の係数。
それに、NPBの場合、救援投手の重要性がとても高いのに、救援投手のWARが、あまりに低い傾向であることは、強い違和感があります。
とりわけ、強力な「抑え」「勝利の方程式」を持つことは、相手球団に対する「心理的な恐怖感」を与えると思ってます。今季でだと、巨人の「大勢ーライデル・マルティネス」の勝利の方程式は、それこそ「かなりの恐怖感」といえるでしょう。
…という訳で、やっと本題です。そう、小見出しで載せましたように、
「三遠の「アナリティクス・バスケットボール」。自分は「日本バスケ史に残る、後世に語り継がれる『スーパーチーム』」と評価されてよいと思ってるが、現実のバスケファンの反応は、むしろ評価が割れている、それはなぜか?」
です。では、今季のRSの、三遠のデータを示させて頂きます。
実際順位(2位)、チームEFF(1位)、得失点差(1位)
FG試投数(1位)、攻撃回数(2位)、チームTS%(3位)
FG成功数(1位)、A/TO(1位)、速攻得点数(2位)
ネットRT(1位)、攻撃RT(1位)、守備RT(10位)
アシスト数(1位)、FT成功数(3位)、3P成功数(2位)
3P成功率(1位)、3P試投率(4位)
スティール数(5位)、ブロック数(1位)、OR数(2位)
リバウンド数(2位)、ファウル数(17位)、被ファウル数(1位)
ここに示した「23項目」のうち、「トップ5以内」が「21項目」。
「1位の項目」が「11項目」。うち「ダントツ1位」が「8項目」です。
(「ネットRT」「攻撃RT」「得失点差」「チームEFF」
「FG試投数」「FG成功数」「ブロック数」「被ファウル数」)
他の項目を併せて観ると、
TS%(3位だが、ここも1位を狙ってただろう。1位は宇都宮、2位は京都。自分たちより京都がここで上位に来たことは誤算だったと想像。)
攻撃回数(2位だが、1位とは僅差。ここも1位を狙ってたと想像。1位は大阪、藤田弘輝HCの下で、伝統の「走るバスケ」に回帰。ちなみに中盤までは、川崎が1位であったが、HCが健康問題で途中で休養、攻撃回数を終盤に落としたのはこの影響か?)
速攻得点数(恐らく特に重要視してた1つと思われるが、結果は2位。1位は名古屋D、そりゃあ、速攻の魔術師である齋藤拓実を擁してるもんね。ちなみに攻撃回数で1位だった大阪は、この項目は5位、FG試投数は6位。)
アシスト数(1位ではあったが、ダントツは逃した。ダントツを阻んだ僅差の2位は名古屋D、これも理由は当然に齋藤拓実。ちなみに個人アシスト王では、僅差で佐々木が1位に輝いたが、仮に齋藤が「85%ルール」ではなくて「80%ルール」であったとしても佐々木だった。尤もラスト2試合までは、齋藤がリードしていたが。)
FT成功数(3位だが、実はFT成功率は「ダントツの最下位(24位)」。そう、FT成功率は勿論に重要だが、「FTをどれほど成功数を持てたか」がより重要であると、今季の三遠から学ばされた。
これは3Pも同様で、3Pの成功率・試投率も一定程度は重要であるが、「3Pをどれほど成功数を持てたか」がより重要であると。
ちなみにこの「FT成功数」、1位はダントツで琉球、2位は千葉J、4位は京都。琉球、京都はFT獲得マシンである「クーリー」「ジャクソン」を擁している。こう考えると、「ペイントエリアで勝負できるセンターが、Bリーグではとても重要である」ことが併せて伺える。
で、三遠がFT成功数をなぜ多く稼げてるかというと、ヌワバ[3位]、メイテン[7位]だ[なお2人共に、成功率自体は70%を下回る]。クラーク→ヌワバの補強は、これだけでも成功だったといえる。)
3P成功数(2位。これも恐らく1位を狙ってたと想像だが、1位は宇都宮。3位の広島も、「アナリティック・バスケットボール」を志向の傾向が強く、エバンス、ブラックシアーはこの申し子といってよい。
余談だが、「30分換算でのEFF」だと、このトップ8は
「ブラックシアー[26.61]、エバンス[26.39]、クーリー[25.12]、エサトン[25.05]、ジャクソン[24.98]、ヌワバ[24.69]、メイテン[24.61]、カロイアロ[24.33]」。
これを所属球団にすると「広島、広島、琉球、名古屋D、京都、三遠、三遠、京都」になる。いわば、「ヌワバ、メイテンがいてこそ、今季の三遠は『スーパーチーム』に上り詰めたのだと」。
自分は応援球団の1つが京都だが、「広島、京都は、超優良外国人を2人擁していて、CSに届かなかったは、落胆・猛省もの」であるといえる。
さらに余談だと、クーリー、ジャクソンは、今オフに帰化の可能性がある。そうなると恐らく年俸は爆上がりが予想されるので、これも移籍市場に影響が起こる可能性が。)
3P試投率(4位。1位はダントツで宇都宮、2位は名古屋D、3位は広島。宇都宮は昨季から強烈に3P試投率を意識してるし、名古屋Dは伝統的に3P志向が強い、広島も3P試投率の意識を公言してる。その意味で、納得の顔触れ。
ちな、24球団中13球団が「3P試投率が40%超え」。ノンシューターがどんどん居場所を失っていくのは、もはや時代の流れか。)
OR数、リバウンド数(いずれも2位。1位はダントツで琉球。尤も3位に比してだと、結構引き離してはいるのだが。琉球が1位の理由は、説明不要の「ジャック・クーリー」。琉球もBリーグ全体も、クーリーの存在感がいかに絶大であるかが改めて伺える。)
被ファウル数(ダントツの1位。2位は琉球、3位は京都、4位は大阪。琉球はクーリーの存在、京都・大阪はチームとして「ファウルをもらう動き」を重要視してたので納得の感じ。とはいえ、被ファウル数がダントツの1位、これはいくつかの要因があるかなと想像だが、それほどに「相手守備を震え上がらせる攻撃力」であったことの証明といえるだろう。)
の感じです。で、いま、個人の「30分換算EFF」のトップ8が
「ブラックシアー[26.61]、エバンス[26.39]、クーリー[25.12]、エサトン[25.05]、ジャクソン[24.98]、ヌワバ[24.69]、メイテン[24.61]、カロイアロ[24.33]」
であったと述べましたが、チームEFFでだと
「三遠(ダントツの1位)、琉球(2位)、宇都宮(3位)、京都(4位。5位とは結構引き離している)、名古屋D(5位)」
でした。そう、京都は、確かに今季、昨季に比してだと躍進したとはいえますが、「机上の戦力値に比してだと、勝利数が伸び悩んだ」といえます。これは名古屋Dにも同様のことがいえる。
京都だと「守備」「帰化枠」。名古屋Dは「2人の新外国人の融合に苦しんだ」がいえます(チータムは、3月以降は水に慣れた感じで一気に巻き返して「20.12」だが、ルーク・メイは「17.04」と失意の結果に)。
そして、広島。負傷者の続出というエクスキューズがあったの考慮は必要ですが、それでも、ブラックシアー・エバンスと、「EFFが1位・2位」の超優良外国人の2人を擁してるのに、チームEFFは「12位」。今オフの補強の的確性がとても重要になることが伺えます。
で、三遠の1試合平均のチームEFF、なんと「105.2」。
これは、2021-2022の川崎の「108.6」、2022-2023の千葉Jの「105.3」に次ぐ「歴代3位」です(記録がある中でではあるが)。
で、今季の三遠。「日本バスケ史に残る、スーパーチーム」と表現しましたが、なぜ、そう形容されるのか、「100得点ゲーム」の多さです。
「100得点ゲーム」が、実に「15試合」。少なくとも「2021-2022」以降でだと、ダントツの1位です。「98得点、99得点という、いわば『100得点未遂』の3試合」をも合計すると、なんと「18試合」になります。
10月23日、vs名古屋D(98-72。100得点未遂であったが、名古屋Dの本拠地で、「名古屋Dがやりたいバスケを自分たちが遂行での完勝」。その得点力に加えて、伝統的に超攻撃型である名古屋Dに72失点に抑えたことも、大きな衝撃であった。)
12月1日、vs島根の第2戦(113-78。前日の敗戦の鬱憤を晴らすように、より守備志向を強調してた島根を一気に崩し切った。)
1月12日、vs仙台の第2戦(129-64。前日に、相手のラフプレーがきっかけで大野篤史HCが激高で出場停止に。異様な雰囲気での試合開始であったが、蓋を開ければプレーで仙台を完全に粉砕。いわば「異様な雰囲気を結果で黙らせた」といえる。)
3月1日、vs秋田の第1戦(105-72。「攻撃的守備」が球団カルチャーである秋田に「100得点ゲーム」、しかも秋田の本拠地で。秋田が静まり返ったことは言わずもがな。)
3月23日、vs宇都宮の第2戦(105-89。堅守を伝統とする宇都宮を相手に「100得点ゲーム」という大きな衝撃。前日の第1戦は激闘の末に惜敗であったが、内容を伴う完勝でリベンジに成功。)
そう、いわば「攻撃は最大の防御」を地で行くバスケスタイル。
まるで早回しのような「高速バスケ」であり、いわゆる「波状攻撃」もしばしばです。
ですけど、です。今季の三遠のバスケ。大野篤史HCになってから3年目、いわば「石の上にも3年」「ホップ、ステップ、ジャンプ」の「ジャンプの都市」「勝負の年」である訳ですけど、今季の三遠のバスケ、こういった統計データを取れば「ファンタスティックなバスケットボール」に映るのですが、X越しとかでの、バスケファンの解釈は、必ずしもそうではないと映ってます。
「確かに超攻撃型だけど、でも『観ていて楽しい』とは、恐らくちょっと違う。『相手に絶望感を与える』、そう、『絶望』という表現が、よりしっくりいく感じ。」
「よくも悪くも『システマティック』。サッカーのバルセロナのような『トータルバスケットボール』を志向してるのかもだけど、三遠のバスケって『余白がない』。破壊力はあるけど、創造できるファンタジスタがいないって感じ。」
「『荒い』。実際、『ファウル数が多い』し、相手と一触即発の場面が年間を通して何回かある。ファウルをもらうプレーが上手いのは認めるけど、よくも悪くも『マリーシア』、つまり『審判を欺くのが上手い』っていうか。それも技術の1つであることを否定はしないけど。」
「選手より、HCとか、やたらに多いスタッフ陣が先に浮かんでしまう。数字的な記憶は残るだろうけど、映像的な記憶に残るかというと、意見が分かれるのでは。『まるでロボットみたい』と感じるのは、自分だけかな?」
上述の言葉を抜粋すると、下記の感じになります。
「絶望」。「余白がない」。「荒い」。「マリーシア」。
「よくも悪くも『大野篤史』の刻印」。「ファンタジスタが不在」。
「まるでロボットみたい」。
そう、今回のnote記事のテーマを、「CS開幕に向けて、いま正直に感じてること」にさせて頂いたのは、特にこの
「三遠の今季(あるいはこの3年間)のバスケットボールを解釈するにあたって、『歴史に残るスーパーチーム』という評価とは必ずしもなっていないこと。いやむしろ、否定的・懐疑的な解釈が少なからずある、これってなぜだろう?」
これを、どうしても書きたかったんですよね。
「絶望」。そう、実際に「絶望」という愛称を頂戴した、女子フィギュアスケート選手、カミラ・ワリエワ(ロシア)。
「こんな相手、勝てるかよ。攻略できるかよ」という意味で、確かにワリエワと重なる感じはあります。
「余白がない」「ファンタジスタがいない」「まるでロボットみたい」。これは正直、確かにそうかもねです。ただこれは、好みの問題も多分に入ってるのかなと。
佐々木隆成。三遠の正PG。自分も、好きな選手の1人です。B2熊本から、2022年オフに移籍市場に出た際に、「B1でも普通に勝負できる」とは感じていましたが、でも、まさかいまのように「日本を代表するPGの1人」になるとは、全く想像できていませんでした。シンプルにすごいなと。
この、佐々木の特徴。自分は、サンアントニオ・スパーズの黄金期の名PG、「トニー・パーカー」を連想させるのです。スパーズのHCは、永遠の伝説といえる「グレッグ・ポポビッチ」。
はっきりと正直に述べます。自分は、スパーズの黄金期の当時、スパーズのことを「超絶につまらないバスケットボール」と真顔で感じていました。それこそ、noteを開設する2022年2月の時点でも。
そう、いまの三遠も、黄金期のスパーズも、よくも悪くも「バスケIQに満ちたバスケ」「合理的なバスケ」なんですよね。それは、バスケットボールの魅力の1つである「頭脳的なバスケ」である一方で、観客が本能的に追い求めている「わくわく感に満ちるバスケ」とは、正直に真逆にいる。
当時、より称賛を浴びてたのは、スティーブ・ナッシュを擁していた、フェニックス・サンズでした。サンズのHCは「マイク・ダントーニ」。
サンズのバスケって、それこそ「わくわく感に満ちるバスケ」だったのです。
それでいうと、自分は、ここ2年の京都のバスケ、むしろ批判的でした。理由は「志向するバスケスタイルが、一向に伝わらないから」。
ですけど、「余白がある」、確かにそうだよなと。これ、「自由の余地を残している」と言い換えることもできます。京都のスタイルの中心は岡田であり、岡田は「創造性」が魅力の1つですが、いわば「戦術岡田」ができる余白を意識的につくることで、攻撃に幅・奥行きをもたらせてると。
よくも悪くも、HCの刻印が強烈にある。これは、秋田の前田顕蔵HCがまさにそうですし(攻撃的守備)、群馬のカイル・ミリングHCは、むしろ戦術家として名高い感じです(どちらかといえば守備的なスタイルをより得意としているが、今季は「やろうと思えば、いままで取り組んでた速攻モード繰り出すぞ」の場面も、結構あったりでした。
それと、横浜BCのラッシ・トゥオビHC。自分は「ムービング・バスケットボール」、球団公式は「コレクティブ・バスケットボール」と読んでいましたし、これも確かに「よくも悪くも、スタイルが強烈にある」です。ですけど、この横浜BCのバスケ、結果が伴っているとはいえませんけど(1年目、ホップの年であるので、これは当然といえばそうである)、「観ていて楽しいバスケ」が、まだ散発的にではあるけどできてるんですよね。
「荒い」「マリーシア」。これは、感覚的なことが多分に混ざっているかなと映るので、多くは言及しません。ですけど、三遠のこの3年間の傾向って、有力球団の仲間入りをしたにしては、ファウル数が多いのは否めないんですよね。勿論これは、激しい守備を志向するが故でもあるかなですが。
「歴史に残るスーパーチーム」。数字上はそうであるはずなのに、実際の評価は分かれている。その理由の1つに、
3月12日まで→「36勝4敗」。(「自分たちのバスケができずに負けた」でだと、10月19日のA東京戦くらい。)
3月19日以降→「11勝8敗」。(勝ち越してはいるが、明らかに失速。配信越しにがっつりと観戦した「京都vs三遠」の2試合でも、京都は特別な戦術を講じた感じはしなかった、いわば「ただ勝手に失速傾向になってた」と。そして実際にその後、失速傾向が顕著になった。)
そう、RS終盤の明確な失速傾向。実は昨季も、3月以降に明確に失速傾向でしたが、これは「負傷者の続出」「相手関係的にきつい相手が偶然に並んでいた」要素が、結構ありました。
ですけど今季は、「なぜ失速傾向なのだろう?」という明確な理由が、少なくとも自分は見出せないと。これが、今季の三遠に対する心証を、むしろマイナスにしていると映ります。
それと、「日本人選手で『華があるスター選手』がいない」。
佐々木、大浦、吉井、通夜。確かにいずれも良質の選手である。でも、「創造性を生み出せる」といえる日本人スター選手がいない、とみなされてると。三遠が「スーパーチーム」とみなされてない、理由の多くは恐らくこれでは?と、自分は映ってます。
それと、三遠って、大野篤史さんをHCに招聘する際に、当初は「一緒に連れて行くのは2人程度」の意向であったといわれている。ですけど最終的には、いわゆる「大野組」といわれる千葉J時代のスタッフのうち、マネージャーを除くほぼ全員が「セットで一緒についていった」になった。
これ、大野篤史さんの「人望の厚さ」の証明であるとともに、球団側にとっては「予定外の出費の誘発」であった感じでと。実際、確か1年目のオフだったかな、大きな赤字で、債務超過が云々といわれてた記憶が…と。
いわば「これほどまでに上り詰める過程で、かなり無理をしている」と映っていることも、心証がプラスになってない一因でしょう。
で、三遠のバスケットボールは「アナリティクス・バスケットボール」と呼ばれている、と述べました。「アナリティクス」、つまり「統計重視」の意味ですし。この三遠のバスケの生命線の1つと映ってるのが、「スタティスティカルアナリスト」、つまり「統計専門のアナリスト」の存在です。
これ、三遠以外で取り入れてる球団が、1~2球団あるかないかくらいなのでは?と。そう、自分は、「統計専門のアナリスト」は、他球団も積極的に導入して欲しいです!と感じてますけどと。
ですけど、今季、三遠は興味深い存在であり続けてきた感じでもあります。その理由の1つが、自分の「最推しの1人」でもある、「早坂咲輝マネージャー」の存在です。
自分は、Bリーグのマネージャーで最も大切な資質能力は?といえば、
「選手とHC・スタッフ・球団職員の架け橋になれる人間であること」
「選手と共に戦えること、つまり『13人目の選手』になれること」
勿論、いわゆる「事務的な能力の高さ」も重要であると思いますけど、ここはBリーグ、日本であること。日本人の気質ということに照らせば、「選手と一緒に戦える人間」って、そう、「観ている人間の心を揺さぶる」って感じなんですよね。
この「選手と一緒に戦える」「13人目の選手である」、そう感じてるのが、B1でだと
「光下朱里彩さん(広島)」
(旧姓は吉田。女性で初めてのGMが実現するならば、この人であると自分は強く感じてる、それほどの「スーパーマネージャー」。尤も今季は、この役割は、大久保礼央奈AMGにある程度は移譲の感じに映ってるが。)
「早坂咲輝さん(三遠)」
「薄井麻鈴さん(横浜BC)」
3人に共通するのは、HCからの信頼の厚さが伝わることもあります。
横浜BCの薄井さんは、今季は「13人目の選手」として以上に、「架け橋役としての存在意義」の方で、より輝いていた感じですし。
そして、この3人のいずれも、勿論本人がそれを望むかどうかにもよりますけど、「いつか、GMとして手腕を振るう姿を観たい!」と、1人のバスケファンとして正直感じてます。
で、早坂さん。ここ3年、Bリーグは観客数が増加傾向であり、それ故に「観客の声援の声量が、加速度的に大きくなっている」です。
宇都宮、群馬、横浜BC、島根、秋田の本拠地とかは、この「声援の声量」は、「もはや魔境」の域にあるといってもよい。
ですけど、どの会場であろうとも、早坂さんの「声」は、配信越しでもとてもよく響く。「10,9,8…」といってるのですけど、「早坂咲輝MGのその情熱は、唯一無二の資質能力である!」と強く感じてます。
ですけど、この早坂さん。実はいままで、キャリアを通して、「北海道→三遠→滋賀→北海道→三遠」(故郷は北海道。今季で6年目)ですけど、いままでの5年間は、申し訳ないけど「低迷請負人」「呪いが掛かっている」状態(サッカーの「前田遼一の呪い」の逆バージョンです)。「キャリアを通して、勝率.400超えが1回もなかった」のです(第1次三遠時代は「コロナ危機がなければ降格相当」を、滋賀時代は「B2降格」を経験してる)。
「こんなにも情熱的な人間が、なんでいつもこんなひどい目に遭わないといけないの?」と、正直ずっと感じていました。
「努力を人一倍できる人間は、相応の報いがあって欲しい」と自分は1人の人間としてずっと感じていますけど、早坂さんって、「人間として尊敬できる」とずっと感じていて。この「人間として尊敬できる」は、広島の光下MG、横浜BCの薄井MGも然りです。ですので、昨季の広島の優勝は、その意味でもとても嬉しかった!と。
ですので、今季の三遠の「日本バスケ史に残る、異次元の超攻撃的バスケ」。そしてCS出場を叶えたこと。
自分は、「早坂咲輝MGが、その人一倍の情熱と努力が、ついに報われた!とても嬉しい!」と正直感じてます。
それと、勿論、ヌワバ、吉井の補強は、大きいと思いますけど、三遠にとっての「CS決勝、優勝へのラストピース」は、「早坂咲輝マネージャー」であった、と強く感じてるんですよね。
いずれにせよ、今季の三遠。昨季も「中地区を優勝、第2シードでCS出場」でした。ですけど結果は「CS1回戦で敗退」でした。
だからこそ、今季。数字や映像で見れば、「歴史に残るスーパーチーム」であると自分は感じていますが、現実には評価は割れている、というか否定的な解釈も少なからず聞こえてくる。
結局は、「CSでどれほど勝ち上がれるか」「CSで、どれほど印象的なバスケができるか」に掛かっている、ということでしょう。
ですけど、気に掛かるデータが。昨季と同様に、今季も「RS終盤に失速傾向で、CS本番に突入である」こと。これ、自分は「もともとスピード、運動量を擁する傾向であるが故に、ガス欠を起こしてる?」と読んでます。
で、昨季のCS1回戦で負けた相手は「広島」でしたが(0勝2敗、つまり「スウィープ負け」)、相手のHCは「カイル・ミリング」でした。
で、今回の三遠のCS1回戦の相手は「群馬」ですが、群馬のHCは「カイル・ミリング」。「歴史は繰り返すのか、それとも『昨日の自分よりも今日の自分』を体現できるのか」。要注目だな、と正直感じてます。
視点を変えれば、CS1回戦を勝ち抜ければ、CS決勝までは一気に勝ち上がれる可能性が恐らく高い。その意味でも、「批判を称賛に変えよう」の、これ以上ない相手であるともいえます。
【無料】(2)今季のBリーグの戦術トレンドになった「ポイントセンター」。これは、昨季に生まれた戦術トレンドの「オールラウンダーな3.5番」と共に、とても興味深いと感じてる。
この戦術トレンドの発信源が「マイク・コッツァー(横浜BC)」。自分は、コッツァーには1年でも長く横浜BCにいて欲しい(「コレクティブ・バスケットボール」の生命線!)が、今オフの移籍市場の要注目と、RS終盤からずっと囁かれ続けてるが、果たして…。
マイク・コッツァー(横浜BC)[20.40][3.62][2.86]
ジェームズ・マイケル・マカドゥ(島根)[20.15][2.50][1.19]
ケーレブ・ターズースキー(群馬)[19.77][2.67][1.84]
スコット・エサトン(名古屋D)[25.05][3.02][1.87]
(カッコ内の数字は「30分換算EFF」「30分換算アシスト」「A/TO」の順です。)
今季のBリーグ。1人のバスケファン的に、「最も衝撃を受けた選手」を1人挙げるならば?」の設問があれば、即答です。「マイク・コッツァー(横浜BC)」であると!
昨季の「最も衝撃を受けた選手」が「アンジェロ・カロイアロ(当時は大阪。現京都)」であったように。昨季でいえば、「ジェイク・レイマン(三河)」も、とても衝撃を受けた選手でしたが。
アンジェロ・カロイアロ(大阪→京都)[23.96→24.33]
ジェイク・レイマン(三河)[20.82→21.83]
タナー・ライスナー(秋田)[19.46→15.34]
カロイアロは、「いつか日本で観たい」「Bリーグ入りすれば、高確率で適合できる」といわれていました。Bリーグ入りの当初に、「いつか日本でプレーしたいと、数年前からずっと思っていた。タイミングがやっと合った」と仰ったときは、そりゃあとても嬉しかったですし、しかも自分の応援球団に来たので、なおさら嬉しかったですよ。
とはいえ、これほどまでに「異次元の輝き」であるとは、でしたけどね。その「異次元のバスケIQ、シュートレンジ、突破力、パス技術」(ときにはダブルチームを突破することもでしたし)もですし、攻守の両面でいつも全力姿勢。
惜しむらくは、カロイアロ、その異次元の資質能力であるが故に(実は本質的には「フォアザチームの選手」であり、「USG%はむしろ、えっ、こんなに低いの?」って選手であるのだが)、負傷離脱をすると、「マイナスの意味で、全くの別チームになってしまう、いわば『劇薬』」であること。
この「劇薬」という烙印を押されたからか、昨オフは、本人・球団は残留したかったと伺いますが、新しく就任した藤田弘輝HCの意向が「必要ない」であったとのことで、不本意な形で移籍市場に出ることに。他球団からすれば「えっ?マジ?待ってました!」という感じで、当然のように争奪戦になったとのことですが、どうやら本人が「できれば、引っ越したくなかった」ということと(家族も日本で一緒に暮らしてるとのこと)、京都がロイ・ラナHCが直接出馬して口説き落としたこともあって、移籍先が京都に。
はい、今季、「京都に移籍してくれて、ありがとう!」ですよ。もう、どれほど勝利へと導いてくれたことか。カロイアロの異次元のバスケIQで、恐らく5勝程度は勝利を上積みの感じですから。
ただ、「劇薬」というのも、理解できるなでもあって。そう、「ファイナルサード」(コートの、ラスト3分の1の部分の攻略)、「ペイントエリア」の攻略が、カロイアロの個人技に少なからず依存していた感じは否めないですので(正直、この2年、開幕時に思い描いていたほどは、「速攻得点数」や「アウトナンバー創出数」を持てなかったことをも含めて)、「いなくなったときが恐怖だな」の感じで。
いま、カロイアロは「この7月で36歳」です。年齢的な衰えリスクが否めないではありますが、少なくとも今季は、年齢面を全く感じさせない良質のプレーぶりでした。プレーの多くが、身体能力に全く依存せずに、頭脳的なプレーの感じですので。特に「ファウルをもらうプレー」は天下一品。
京都に来た理由が「引っ越したくなかった」であることに照らせば、普通に考えれば「来季も残留と信じてる」です。ただ、補強を試みる他球団は、恐らくいるだろうなと。とりわけ、そう、ラッシ・トゥオビHCによる「コレクティブ・バスケットボール」(自分は「ムービング・バスケットボール」と呼んでいますが)に、カロイアロはドンピシャで合うのです。いわば横浜BCのバスケは、大阪時代のマティアス・フィッシャーHCのバスケの強化版ですので。
「カロイアロには、引退までずっと京都にいて欲しい!」。感情論で申し訳ないですけど、いまはこれが正直な本音です。
「ジェイク・レイマン」も然りです。「NBAで6年間、243試合に出場」、これはBリーグにいる外国人選手では、かなりの実績といえます。そんな超大物がなぜBリーグに来たかというと
「大怪我をして、その間にNBAで居場所を完全に失ったから」(実際、三河入りの前年は全休をしている)
「大学(NCAA)時代に指導を受けたライアン・リッチマンHCから直々に誘われて、嬉しかったから」
とのこと。
それが、6thマン的な起用であるのに、求められる役割にしっかり適応できてること。そう、「フォアザチーム」。これは「攻守の両面で全力姿勢」であることを含めて。
よく、「バスケに対する姿勢」といいますけど、数字・能力以上に、この「バスケに対する姿勢」「人間性」がとても大切であると、学ばせて頂く1人です。
だからこそ、「日本向き」(Bリーグ向き)であるといえる。(まあ、きついことを言うと、「オーバー30」の時点で「NBA復帰を試みようにもできない、事実上の片道切符だから」でもあるのですが。)1年でも長く日本にいて欲しいです!と正直感じてます。
それと、「タナー・ライスナー」。ライスナーは昨季、実は途中入団で、当時の秋田は「積み上げた『攻撃的守備からの組織的攻撃』」が壊れてしまっていて、生命線である中山がかつてない絶不調に陥るなど、まさしく「崩壊状態」でした。それが、ライスナーの入団で、壊れたパズルが一気に修繕に向かっていき、バスケットボールの不思議さ、奥深さを考えさせられた1人です。
でも、秋田ではこの2年、「1stオプション」の役割でしたけど、これは恐らくチーム事情によるところがとても大きい。恐らく本質的には「2nd,3rdオプションでむしろより輝ける選手タイプ」と映ってます。とても利他的・献身的で、数字以上にパス・守備での貢献が高いですので。
それと、特に「人間としてとても素敵だなあ」と感じたのが、昨季の終盤。脳震盪を起こしてしまい、回復に恐らく時間を要するの診断が出て、でも故障者リスト(インジュアリーリスト)の登録期限が過ぎていると。
それ故に、泣く泣くの「契約解除」に。ですけど、契約解除の発表になってからも、最終戦まで(アウェー戦でも!)ずっと帯同を続けたのです。それも、ガチでチームと共に戦い続けてたと伺う。
その上、オフの突入の早々に残留を発表。こんなの、ファンの立場だと、とても嬉しいに決まってるじゃん!と。しかも、伺うことによると、本人は「1年でも長くBリーグで、できれば秋田でプレーしたい」意向だとか。
尤も実は、このライスナー、今オフの移籍市場で、移籍の噂が出てます(具体的な球団名は出てないが、興味を示してる球団が複数あるらしい)。
「バスケIQにとても優れて、安価な3.5番」としてニーズがあるとのこと。確かに、「CS出場を現実目標とする球団の、2nd,3rdオプションとして」でならば、まさしくドンピシャである感じなんですよね。
いわば「ボールはライスナーにある」といえますが、果たしてと。
(ちなみに秋田の今オフでいえば、中山にも「関東圏の球団が接触」という噂が既に出ています。それもあってか、秋田のファン[「ハピブー」と呼ぶとのこと]は「補強は勿論あって欲しいが、まずは『中山、ライスナーの残留こそが、最大の補強』である」との声が公然とあるほどです。)
話を少し脱線させた感じだったりしますが(汗)、話を、今季のBリーグの「自分的な第2のトピック」である「ポイントセンターという、新たなるトレンド」へと戻します。
今季のBリーグ。「最も衝撃を受けた選手」、「コッツァー(横浜BC)」と述べました。
実は昨季まででだと、いわゆる「ポイント4.5番」の選手タイプは、何人かいて、存在感を放っていました。
ニック・ケイ(島根)(21.44)
(Bリーグを代表する、超優良外国人。いまもずっと、現役のオーストラリア代表。4年間ずっと島根だが、本人以上に、家族が島根をとても気に入っているのだとか。)
ケリー・ブラックシアー・ジュニア(広島)(26.61)
(広島に入団から3年目。今季はラスト2試合でエバンスを逆転して、「30分換算EFFで、リーグ1位」に輝いた。NBA基準でならMVP受賞だろう。
機動力、シュートレンジ、パス、守備意識、リムプロ、リムラン、あらゆる能力を高いレベルで兼備している。
惜しむらくは、守備面でパワー型にやや弱い感じで、今季は年明けから「ゴール下をドンと守れるセンターが欲しい」と公然といわれてること。)
ジョーダン・ヒース(京都)(15.97)
(長く川崎で、ニック・ファジーカスと強力ビッグマンコンビを形成で、「ポイント4.5番」の草分けでもある。しかし今季は、移籍市場でまさかの売れ残り状態を、京都がぎりぎりで拾った。
年明け以降に復活[年明け以降の「30分間換算EFF」は「19.38」]。終盤は、宇都宮と数多の激闘を繰り広げた全盛期を連想させる「神ブロック」を連発。カムバック賞、あっていいのでは?)
ニック・ケイ、ブラックシアーは、もともとが「フォアザチーム」でありながら、状況・場面次第では「20得点以上を普通に取ってくる」選手です。
シュート、パスをとっても、何種類ものレパートリーを持ってるので、「ポイント4.5番」という表現は、とても「すとんと落ちる」と。
で、コッツァー。衝撃を受けた理由は、簡潔に述べれば「バスケを知っている」、つまり「バスケIQの突出性」です。
では、コッツァーを、「取扱説明書風」に綴らせて頂きます。
【マイク・コッツァー(横浜BC)、「選手としての特徴」。】
(1)最大の魅力は「ポイントセンターとして」。
「30分換算のアシスト数」が「3.62」、「A/TO」が「2.86」。
これは正直、「PF/C」としては「すさまじく突出してる」。
(一般に、PF,Cの選手の「A/TO」は「1.00を下回るが珍しくない」。
逆に「1.30」を超えると良質。「2.00」だと「異次元」といえる。
これが「2.86」。どれほどバスケIQに優れてるかが伝わる。
しかも、アシスト数も「3.62」。まさに「2ndハンドラー」だ。
実際に今季は、出場試合数49のうち、
「5アシスト以上の試合」が「12試合」。この12試合の「A/TO」は「70/17」、なんと驚異の「4.12」だ。尤もこのときの勝利数は「5勝7敗、勝率.417」で、勝利貢献とは比例してない感じだが。)
(2)OR(オフェンスリバウンド)の意識が高く、平面の守備も巧い(これがスティールに表出されてる)。
(30分換算で、OR数が「2.90」、スティール数が「1.66」。
特にスティール数は、ビッグマンにしてはかなり高い部類。ビッグマンのスティール能力は、マカドゥが突出してるので目立たないかもだが、平面の守備でいえば、数字以上に「マカドゥと双璧」といえる。
ORも、実際に試合を観ると、ポジショニング・ボックスアウトの両面に優れており、だからOR数を量産できる。細かく計算してる訳ではないが、恐らくOR能力は「リーグでトップ10のレベル」にあるのでは。)
(3)純粋なセンターなのに、ファウル数が少ない。30分換算でだと、恐らく純粋なセンターでは最もファウル数が少ないと思われる。
(実際、今季の出場試合数49のうち、「4ファウル以上の試合」が「3試合」、「3ファウル以上の試合」に拡げても「11試合」。
一般に、ビッグマン、とりわけセンターはゴール下・ペイントエリアが主戦場であることから、ファウル数がどうしてもかさみやすい[ましてやBリーグは、テイクチャージを試みても、ほとんどがファウル献上の判定になる傾向であるので]。後述のように、得点面の短所はあるが、出場時間を食える[「イニングイーター」ならぬ、「プレイタイムイーター」]意味で、HCの立場でだと「とても有難い選手」といえるだろう。)
(4)「リムラン能力に優れる」。実際、今季の横浜BCは「速いバスケ」を志向していたが、速攻の先頭になってたり、コースト・トゥ・コーストを試みる場面が少なからずあった。
(5)「なお得点能力」。これがコッツァーの「最大の弱点」。
まず、「シュートレンジが、ゴール下に事実上限定(3Pどころか、ミドルレンジさえほぼゼロ)。故にこの種のタイプだと、2P成功率が60%程度はあって欲しいが、実際の2P成功率は「52.0%」。
で、FT成功率は「58.3%」(純正センターはFTがそもそも苦手な傾向の選手が少なからずであるので、そう考えると納得ではあるが)。
故に、TS%は「53.3%」と低い。何かを改善できるとすれば、シュートレンジの拡大は恐らく全く現実的ではなさそうであるので、「日々の地道な練習の中で、特にFTに意識的に多くの時間と試投数を充てること」に尽きるだろう。
↓
で、今季の「30分換算EFF」が「20.40」。これはいわば、「得点貢献に御世辞にも優れてるとはいえないことに照らせば、それ以外の要素(「パス」「守備」「リムプロテクター」「オフザボール」とかでの貢献)がとても優れていることの証明といえる」だろう。
ただ一方で、「得点貢献に御世辞にも優れてるとはいえない」「周りを活かす姿勢が上手い」意味では、「1stオプションで使うことはNG」「2nd,3rdオプションでこそ、より輝ける」選手タイプといえる。
で、「USG%」は「19.7%」。つまり「アンセルフィッシュ」(とはいえ、イメージよりも低い)。その意味でもなおさら、「2nd,3rdオプションの選手タイプ」であることが伺える。
そう、「巧い」けど、「得点貢献以外の要素に全振り」であること。
いわば「玄人好み」の選手である、といえます。
#ToTheBone pic.twitter.com/zcFospYs75
— 横浜ビー・コルセアーズ (@b_corsairs) May 4, 2025
それにしても、今季のRS最終戦に向けての、この横浜BC公式によるポスト、自分的には「何回観ても飽きない」、「ほんと大好き!」と。
とりわけ、
「海賊一丸 積み上げてきた コレクティブ・バスケットボール
共に戦おう 航海の先にある 最高の笑顔のために」
自分たちが志向するバスケスタイルに、横浜BCに携わる人間の皆が一丸で、強い自信を持っていること、この完成が叶ったとき、自分たちは「CS出場、そしてその先へ」の景色に届くと強く信じてることが伺えます。
尤も自分は、この、ラッシ・トゥオビHCによる、横浜BCが志向するバスケスタイルは、「人もボールも動くバスケットボール」と思っている、つまり「ムービング・バスケットボール」と判断しています。実際、いわゆる「モーション・オフェンス」を多用していますし。
だけどそれでいて、「無駄な動き」「無駄なパス」は少ない(その一方で、「崩しは完璧なのに、フィニッシュの拙さがとにかく目立つ」が、他球団に比して突出して多い。そう、「日本人選手の得点源が、誰か1人でいいからいれば」、恐らく30勝に届いていた可能性が高いのではと)。
そう、自分は関西圏の在住、しかもいま住んでるのは大阪ですので、マティアス・フィッシャーHC時代の大阪の2年間、がっつりと観ていました。
今季の横浜BCの姿は、恐らくフィッシャーHCが目指していた姿だったのでは?と。1人のバスケファンとして、正直にそう感じています。
(余談だが、前大阪HCのマティアス・フィッシャーさん、今季は台湾のT1リーグの高雄のHCを務めていたとのこと。大阪では志半ばに終わったけど、またBリーグで観たいなあ、恐らく現実的にはB2球団になりそうだが。)
で、コッツァー。はっきりと正直に述べます。
「今オフの移籍市場、コッツァーは、残留するのか、移籍になるのか。
噂レベルでだが、横浜BCは、トゥオビHCが、就任の条件としてコッツァー(あるいは、それに似た「ポイントセンター」)の補強を強く希望した、といわれている。
実際、今季の横浜BC、「コッツァーがいるといないとでは、全く別のチームであった」といえる(そりゃそうだよね、いないと「ボールの回りが悪くなる」のだから)。
コッツァー出場時(22勝27敗)
コッツァー不在時(2勝9敗)
実際、コッツァーは、その数字・成績以上に、今季のBリーグに強烈な印象を与えた。日本を気に入ってるようなので、来季もBリーグはまず確実だろう。
問題は、来季も横浜BCにいるのかどうかだ。入団時、横浜BC側は、コッツァーの契約年数を公式発表していない(選手の契約年数の公式発表はマストである、と自分は思ってるのだが。例えば「NBA」「豪州NBL」では、選手の入団時に、「契約年数」は勿論、それが「オプション付きであるか、もしオプション付きである場合、それがどのようなオプションであるのかの明示がなされている」)。
そう、「1年契約」か「2年契約」かで、話が全く変わってくるのだ。
で、横浜BCの試合を観ている人間ならば伝わるかなだが、横浜BCの「コレクティブ・バスケットボール」は、明らかに「コッツァーありき」だ。
そう考えると、可能性のこととしては、コッツァーは「普通に考えれば、残留が有力」と考えるのが自然だろう。
いまの横浜BCは、資金力自体は恐らくリーグ平均を上回っている。そもそも、この3年のBリーグの観客数の爆増を最も牽引したのが横浜BC自身であるし、河村がNBA挑戦になった今季でも、会場・ファンの熱量は、衰えるどころがむしろ増してる感じだ。
それに、都市のマーケットサイズも、横浜は明確にビッグマーケットにある。コッツァーを残留させる資金の面は、恐らく問題ないはず。
それに、仮に万一、コッツァーが退団した場合、「ポイントセンター」と数字上で明確に伝わる選手は、実はほとんどいない(故に後継の確保は、困難であるといってよい)。その意味でもなおさら、残留の可能性が高いといってよいだろう。
しかし、コッツァーの移籍の可能性は、実は2月の中断期間中から、ずっと燻り続けている。これは、「センター、特にできればポイントセンタータイプが明確に要補強ポイントである」球団が、しかもCSレベルの球団で存在しているからだ。名指しをすると「A東京」「広島」の2球団。
A東京(グダイディスが途中退団[直接の理由は負傷の回復の見込みが薄いからだが、そもそも今季は成績を大きく落としており、負傷を口実に見切られた可能性もある]。ただ、同等の代替は見つけられなかった感じで、途中補強したのは、長崎を途中退団したスティーブ・ザック[長崎というよりは、昨季まで2年間秋田にいた、がより伝わるかなだが。ちなみにザックこそ、Bリーグにおける「ポイントセンターの草分け」]。しかしザックは、秋田時代の輝きはまるでなく、今オフはセンターが要補強ポイントに。
なぜ、コッツァーが移籍市場に出る場合、A東京が有力候補の1つか。
「HCのデイアニス・アドマイティスはリトアニア人。リトアニア代表HCのときから、コッツァーを高く評価していたとのことで[コッツァーはエストニア代表の中心選手]、実際に横浜BCとの試合でも、会見でコッツァーを名指しで評価・警戒していた。」
「A東京は、資金力・都市のマーケットサイズでは、説明不要のno.1。しかも来季も同じ東地区であることが確定であるので、横浜BCの戦力を削げる、いわば二重のメリットが。」)
広島(昨季の優勝球団。今季はHCが交替したとはいえ、コアメンバーは昨季を踏襲しており、CS出場は有力視されていた。しかし実際は、開幕前から年間を通して負傷者続出に苦しみ続けて、「28勝32敗、勝率.467」と失意のシーズンに[EASLの優勝で、意地は示したのが救いだが]。
実は今季の広島、「30分換算EFF」で、全体1位がブラックシアー[26.61]、全体2位がエバンス[26.39]。つまり2人の超優良外国人を擁しているにもかかわらず、「30勝にさえ届かず」「EFFは12位」に沈んだ。
この理由は、日本人選手の現有戦力で、負傷明けの寺嶋がno.1である惨状出会ったも一因といえるが、戦術的に特に大きな要因が、「vsパワー型のセンターにやられまくってた」ことだ[vsクーリー〈琉球〉、vsジャクソン〈京都〉が象徴的。また、純粋なパワー型ではないが、エサトン〈名古屋D〉、メイテン〈三遠〉にも苦しんでた]。
↓
そうなったのは、ひとえに「古典型センター」である、帰化枠の河田チリジの急激な衰え[35歳という年齢面に加えて、ヘルニアをやってしまったことによる能力の劣化が要因といってよい。それほどに、ヘルニアは恐ろしいし、チリジ自身がとても悔しいと想像]が大きい。
で、広島の現況は、メイヨが「いつ帰化が叶うかのカウントダウン」である[帰化志望は、球団を通して既に公言済み]。それ故に、外国人の構成は「エバンス、ブラックシアー、[純正センター]」の理想が明確。
勿論、海外からの補強も、同時並行で要検討してると想像である。しかし、より理想としては、「できれば国内球団から補強したい」ではと。
その要補強ターゲットが、なぜ「コッツァーのほぼ1択」であるのか。
マカドゥ(今季、「前年が大怪我で全休」の状況から、島根が拾う形で入団[本人曰く、事実上のGMの広瀬健太さんに直接誘われたことが嬉しかったから、とのこと。SR渋谷時代にチームメイトだった]。NBA経験者で元の能力は高いが、「スコットのように、獲ったら大劣化してたのリスク」が懸念されていたが、蓋を開ければ「完全復活は勿論、むしろ凄みを増した」。そう、リムプロ、スティール能力はそのままに、周りを活かす「ポイントセンター」に開眼したのだ。
現実的には、島根の入団の経緯や、復活できたことへの感謝に照らせば、「移籍する合理的な理由がない」、故にまず残留。それに島根は、資金力自体はあるので、なおさら「広島目線では、ノーチャン」。)
ターズースキー(今季は群馬に入団から3年目。毎年、オフのたびに、ファンから「放出して、アップグレードを図った方がよい」と公然といわれるが、早い段階で残留を続けていた[尤も、リバウンドにやや物足りなさがあるは否定しないが、EFFと守備は一定程度のレベルを堅持し続けてた]。
それが今季は、「ポイントセンター」に開眼で、数字以上にBリーグで最も充実のシーズンに。過去2年は早い段階で群馬に残留を続けてることにも照らせば、本人は群馬に強い愛着があると考えるがより自然。ましてや今季は3年目で自己最高のシーズンであったに照らせば、まず残留。つまり「「広島目線では、ノーチャン」。)
エサトン(今季は名古屋Dに入団から4年目。結論から述べれば、「残留で、議論の余地はない」。というか「2年後の帰化を目指すかどうか」、もう既にそれほどの領域の選手だ[恐らく本人は、名古屋Dで残りの選手人生をやり遂げたいが本音だろうと想像。いわば「クーリーの名古屋D版」]。
今季は、30分換算EFFが「25.05」でキャリアハイ[しかもリーグ全体4位]。バスケIQ、TS%にもともと定評があったが、今季は「ポイントセンター」「OR能力」に開眼で、これがキャリアハイにつながった。))
はっきりとした根拠はないですが、現時点でだと、コッツァーの今オフは
「残留70%、移籍(実質的な引き抜きでの)30%」
が、自分の読みです。
はっきりしたことは、昨季・今季で
「オールラウンダー型(できれば、3P能力を兼備)の『3.5番』」
「リムラン・リムプロ能力を兼備の『ポイントセンター』」
この2つの選手タイプは、「明確に『Bリーグ向き』の選手タイプである」が証明されたことです。例えば、今季でだと
クラーク(18.94)[オールラウンダー型の3.5番]
ニック・ケイ(21.44)[A/TO、シュートレンジに優れる4.5番]
マカドゥ(20.15)[リムラン、平面守備に優れるポイントセンター]
この、島根の「3人の外国人の選手編成」、選手タイプ的にとても理に適っているんですよね。しかも、帰化枠の「エヴァンス・ルーク」(13.43)も「オールラウンダー型の3.5番」なので、選手編成的には理想型といえる。
この企業努力が、「CS出場権を奪還できた」に結び付いたといえます。
いずれにせよ、昨季だと「カロイアロ」、今季だと「コッツァー」という、「観ていてとても楽しい」選手に出会えたこと自体に、とても感謝の想いです。
来季も、1人のバスケファンとして、「衝撃を覚える選手」「新たなる選手タイプ・戦術のトレンド」に出会いたい、そう強く感じてます。
…で、実は今回の記事は、「途中から有料記事」の形式です。
そう、「今季のBリーグのトピック、その3」及び「今季のCS、自分的な展望」が、「有料記事の部分」になります。とりわけ、「今季のBリーグのトピック、その3」は、恐らくきつい表現が少なからず混ざることが想像である観点から、リスクヘッジの観点をも含めて、有料記事の方法にしようの判断です。
CSの時期になると、毎年でとても楽しみにさせて頂いてるのが、hiroさんのnote記事です(hiroさんは、熱烈な宇都宮ファンです。名前を御存じのバスケファン、恐らく結構いるのでは?と)。
hiroさんでいえば、実は当初、1人のバスケファンとして、違和感を長く抱き続けてたのが、「勝率.600理論」。すごい執着してる感じで、「いや、何を根拠に?」と、ずーっと強い違和感だったのです。これは、NBAのプレーオフの出場ラインが「勝率.550で、ストレートインの確定ライン、勝率.500で、プレーインの確定ライン」であることの影響もあったかなと。
いまも、この「勝率.600理論」、違和感が完全に払拭されてる訳ではないのですけど、でも「理解はできる」ようになりました。そう、なぜか。
「CS出場ラインの目安=36勝=勝率.600」。
実際、36勝に到達できた球団のCS出場確率は「100%」です。
ですので、これが「vsCS出場球団」であれば、より納得できて読めるのかなの感じですけど、でも、それにしても、hiroさんのCS出場チームの分析、いつも実に細かくて、しかも的確なんですよ。もう、ただただすごい。
で、今回、初めて、CSの展望に挑戦しますけど、自分的なメインは「今季のBリーグのRS、自分的な3つのトピック」であって、せっかくだし、自分なりに「今季のCS、どう読んでいるのか」を、読み物的なテイストでよいのであれば、時間と文章量が許す範囲内でだけど、綴ろうと。
それに、ポストシーズンは、「バスケットボールファンにとって、最大の楽しみ」ですのでね。そう、「CSこそが本番である」と。
実は自分、来季は「リアル事情」と「総予算の削減」により、今季ほどは生観戦の試合数を確保できないことが、現時点で事実上確定してます(今季は合計で、恐らく40試合以上を生観戦しました)。これについては、いずれ改めて言及の機会を持てればと思っていますが。
ですので来季は、限られた予算を、年明け以降に特に集中させる感じでと、現時点ではイメージしてます。そして願わくは、特に京都がCS出場を叶えることを信じてのイメージでと(京都は、「いくつかの要補強ポイントに的確な補強ができれば」の注釈付きだが、それが叶えば「CS出場、そしてその先へ」が現実圏といえるところまでは来ているので)。
今回、「CSの展望」に挑戦したいと思ったのは、来季、京都がCS出場を叶う景色を信じて、の想いも含んでます。
(本音はこれに、大阪も加わって欲しいが、大阪は今オフは「アリーナ改修」を抱えてる事情から、ピンポイントでの補強資金投入に留めざるを得ない、と読んでるんですよね…。)
で、です。「今季のBリーグのトピック、その3」。
有料記事として綴らせて頂きますが、先述で少しだけ言及させて頂いてますけど、そう、「『Win Now』モード全開での2年間で、あとに残ったのは『失意』であった、SR渋谷」です。
「この2年のSR渋谷は、『All or Nothing』モードであった。ルカ・パヴィチェヴィッチをHCに招聘したというのは、そういうことだと。
で、結果は後者、『Nothing』、しかも控え選手を盛大に干して(その中には、昨オフの補強選手も含まれてた)、結果が出なくて(そもそも内容をガン無視のバスケであり、日本人選手もオーバー30のベンドラメ、田中大貴に依存し切ったバスケであった訳で)。
あとで改めて述べるが、せっかく2023年オフに『生涯SR渋谷を事実上宣言』してたベンドラメが、今オフに(『優勝したい』あるいは『最後は故郷に近い球団で』の理由で)退団を決断になっても、『もう充分にやったよ』が、自分の正直な感覚です。」
「いや、いま置かれた状況、そして今オフ及び来オフに予想される移籍市場の動向、わかってるの?いま強気な補強を試みようにも、サイクル的には『ただのその場しのぎ、問題の先送り』でしかないと思うよ?」
このことを、今回のnote記事の序盤部分で綴りました。
本論は、有料部分で綴らせて頂きますけど、いま(今オフ)、SR渋谷が恐らくで置かれている状況は、「とても厳しい。というか、帰化枠のSランク選手であるホーキンソンとの現行契約が恐らくあと1年残っていることが、より問題を難しくさせてる感が」と正直映ってます。
…と、ここまで、「無料部分」になります。
では、ここからが、「有料部分」になります。
今回の「有料部分」は、「今季のBリーグのトピック、その3(『Win Now』モード全開での2年間で、あとに残ったのは『失意』であった、SR渋谷)」及び「2025年のCS、自分的な展望」です。
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