風の神様の歓迎と叱咤激励
鳥居を潜った瞬間、色とりどりの蝶が舞った!
黄色に白に黒アゲハ
「うわぁ!」
感激のあまり、思わず声が漏れてしまいました。
いきなりの神様の歓迎に触れ、私の心は小躍りを始めたようでした。
奈良の龍田大社ー龍田風神とも呼ばれる風の神様を祀るお社だそうです。
何か特別な願いがあった訳ではありません。
ただ静かな場所で、ゆったり過ごしたくて訪れたのが龍田大社でした。
神様からの歓迎が嬉しくて、ワクワクしながら先に進みました。
いつもなら、まず本殿からお参りするはずなのに、この日はなぜか摂社・末社の方から回っていました。
お賽銭を入れようと財布を開けると、
「あ、小銭が少ない。」
これからいくつもお社を回るのに、足りなくなりそう。
「こちらでは申し訳ないけれど、ご勘弁ください……」
そう心の中でつぶやいた瞬間、
眉間めがけて、すごい勢いで虫が飛んできた。
「うわっ」
咄嗟に神様に怒られたぁ…と感じ、思わず笑ってしまった。
すみません、すみませんとお賽銭を入れて手を合わせました。
はぁ、いきなりやらかしちゃったな…
と反省しつつ、本殿に向かいます。
狛犬さんに挨拶をしようと前まで行くと、足元に小銭が置かれていました。
これは…
前日に読んだ本に、狛犬さんは足元にお金を置かれるのを嫌がっていると書かれていたのを思い出します。まさにその光景が目の前にありました。
神様から試されているのかも…
このお金は本殿の賽銭箱に入れようと思ったのですが、人の目がある前で狛犬さんの足に置かれたお金を取るのは、やっぱり気が引ける。
そう思ってためらっていると、なんと、その場にいた人たちがいつの間にかいなくなっていたんです。
「えっ」
神様が、今がタイミングと言ってくれている気がしました。
そして、神様からの小さなチャレンジをやり遂げ、無事に本殿へ手を合わせる事ができました。
神様に導かれ、歓迎され、叱咤激励を受けた…
そのすべてが、神秘的で、優しくて、キラキラとした時間になりました。
つたない文章で読みづらい部分もあったかと思いますが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
終わり
ーその他もお読みいただけると嬉しいですー
