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🌅人生の夏は、あっという間に過ぎていく――『50歳からのむなしさの心理学』第1章⑤から学んだこと

50歳前後になると、
これまでとは違うモヤモヤした気持ちを抱くことが増えてきました。

そんなときに手に取ったのが、
榎本博明さんの『50歳からのむなしさの心理学』です。

本書は、50代以降に突然訪れる空虚感やむなしさ
心理学の視点から整理し、それを「生きる意味を再構築するチャンス」
として捉えるためのヒントを教えてくれる一冊です。

今回は、第1章⑤「あっという間に人生の夏を駈け抜けてしまった」
の概要とポイントをまとめます。

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■第1章⑤「あっという間に人生の夏を駈け抜けてしまった」

この節では、青春時代や働き盛りの日々が、
振り返ってみると一瞬のように感じられる50代の心情が描かれています。

若い頃には、
人生はまだまだ長く続くように思っていました。

しかし、仕事や子育て、家事などに追われながら
日々を過ごしているうちに、気づけば50代。

「自分は、いつの間にここまで来たのだろう」

そんな驚きや寂しさが、
むなしさとなって心に浮かび上がってくるのです。


■人生の夏を駈け抜けてきた

20代や30代は、
目の前の仕事や生活を成り立たせることに必死でした。

30代から40代になると、
職場では責任が増え、家庭でも多くの役割を担うようになります。

その時々では、
必要なことを懸命にこなしてきたはずです。

それでも、50代になって少し立ち止まると、
「人生の夏は、もう終わってしまったのではないか」
と感じることがあります。

過ぎている最中には気づかなかった時間の大切さを、
振り返ったときに初めて実感するのです。


■時間が急に速くなったように感じる

若い頃の1年は、
とても長く感じられました。

ところが年齢を重ねるにつれて、
1年が驚くほど早く過ぎていくようになります。

同じような毎日を繰り返していると、
新しい出来事や記憶に残る経験が少なくなり、
後から振り返ったときに時間が短く感じられることがあります。

毎日忙しく動いていても、心に残る出来事が少なければ、
「あっという間だった」という感覚が強まります。

だからこそ、新しい場所へ出かけたり、
初めてのことを経験したりする時間
は、
人生の記憶を豊かにするうえでも大切なのだと思います。


■「もっと味わえばよかった」という後悔

仕事や子育て、家事に追われている間は、
「今を楽しもう」と考える余裕がなかなか持てません。

落ち着いたら旅行へ行こう」
時間ができたら趣味を始めよう」
いつか自分のためにゆっくり過ごそう」

そう思いながら、
目の前の役割を優先してきた人も多いのではないでしょうか。

しかし、
その「いつか」が来る前に時間は過ぎていきます。

振り返ったときに、
「もっと自分の時間を大切にすればよかった
「心から楽しいと思える経験を味わえばよかった」という思いが、
むなしさにつながることがあります。


■そのときは最善を尽くしていた

過去を振り返ると、
「別の生き方もあったのではないか」と思うことがあります。

けれども、その時々の自分は、
限られた状況の中で精いっぱい選択してきたはずです。

仕事を優先したこと。
家族のために時間を使ったこと。
自分のことを後回しにしたこと。
それらをすべて間違いだったと考える必要はありません。

過去の自分を責めるのではなく、
これまで何を大切にして生きてきたのかを振り返ることが、
これからの時間の使い方を考える手がかりになります。


■この節の核心

この節から感じたのは、
「あっという間だった」という思いは、
人生を無駄にした証拠ではないということです。

むしろ、「これから残された時間をどう使うのか」
真剣に考える時期に来たことを知らせるサインなのだと思います。

むなしさや焦りが生まれるのは、
「もっと納得できる人生を送りたい」
という気持ちが残っているからです。

何も望んでいなければ、
焦りも後悔も生まれません。

「このままで終わりたくない」と感じる心は、
より良く生きたいという意欲の裏返しでもあるのです。


■これからの時間を考える

この章を自分自身に重ねて読むなら、
まず「人生の夏に何へ時間を使ってきたのか」
言葉にしてみることが大切です。

・仕事。
・家族。
・子育て。
・趣味。
・お金。
・人とのつながり。

これまで大切にしてきたものを書き出すことで、
自分がどのような人生を歩んできたのかが見えてきます。

そして次に、
「これからの時間を何に使いたいのか」を考えてみます。

・減らしたいものは何か。
・増やしたいものは何か。
・誰と過ごしたいのか。
・どのような毎日を送りたいのか。

大きな目標を立てるだけでなく、
今日からできる小さな行動に落とし込むことで、
むなしさは少しずつ前へ進む力に変わっていきます。


■人生には、これからの季節もある

人生の夏が過ぎたからといって、
人生そのものが終わるわけではありません。

夏の後には、実りを迎える秋があります。

これまで積み重ねてきた経験を生かし、
自分にとって本当に大切なものを選び直せる時期です。

過ぎてしまった時間を悔やむのではなく、
これからの時間をどう味わうか

50代は、人生の残り時間を数える時期ではなく、
新しい季節の生き方を考え始める節目なのだと感じました。


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