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9.【乳がん】平成おばさん、がんセンターへ行く 後編【治療計画まで】

こんにちは。平成おばさんミツクニです。

前回から引き続き、がんセンターでの怒涛の検査についてお話していきます。


↓初めての方はこちらから↓


【本日の流れ】

  1. 採血・採尿

  2. 心電図

  3. レントゲン

  4. 造影CT

  5. 会計




採血6本と、不意打ちの検尿


院内マップを手に採血室まで行くと、受付で「採尿もしてきてください」と紙コップを手渡された。検尿があるなど初耳だったので驚いたが、まだトイレを済ませていなかったのが不幸中の幸いだった。

検尿を先に済ませるべきか、採血で呼ばれるのが先か…と迷っていたところ、早々に番号を呼ばれたので席に着く。

男性看護師のすぐそばには、様々な色のキャップがはめられた「6本の採血管」が鎮座していた。

え? 6本?

思わず顔に出ていたのだろう。
「多いですね〜。遺伝子検査の分も入ってるみたいですよ」と教えてくれた。

ああ、そういえばさきほどの診察で遺伝子検査の希望を出したんだった。3割負担でも10万円ほどかかると説明された、例の検査だ。HBOCと呼ばれる「遺伝性乳がん卵巣がん」かどうかを調べる検査のことを思い出す。
母方にも父方にも乳がんになった親戚はいなかったが、たまたま罹患していないという可能性や、疎遠になった親戚が罹患している可能性もある。
それに、もしも私が遺伝子を持っていたら、家族(私には姉がいる)に早期受診を促せるので、せっかく保険診療できるなら、とお願いしたのだった。

採血自体は手際よく終わり、遺伝子検査用の採血管以外、どの色が何に使われるものなのかは分からないままだった。止血してもらった箇所を指で強く押さえながら、私は検尿のためにトイレへと向かった。


続く心電図はほとんど待たされることもなく、検査着に着替える必要すらなかった。
健康診断などで何度か受けたことがあるが、あの肌ににゅっと吸い付くような吸盤の感覚は、いつも快と不快のちょうど真ん中あたりを突いてくるな、と思う。


レントゲンも難なく進み、次はCTと言われたので素直に向かった。しかし、受付スタッフから「16番受付に行ってくださいと書かれてますよ」と指摘される。
検査順序が記載された用紙に改めて目を落とすと、確かにレントゲンとCTの間に、手書きで「16番受付」と書き加えられていた。
そういえば、採血の結果が出ないとCTの検査は出来ないと言われていたっけ…
なるほど、さきほどの6本の内の一つは、このCTの許可を出すためのものだったのだと合点がいった。


初めての造影CT

採血の結果には問題がなかったようで、無事に許可が下り、再度放射線エリアへと向かう。

私にとっては、これが人生初のCTだった。

そもそも、CTってなんだろう。MRIとは何が違うのだろうか。
頭に浮かぶのは、巨大なドーナツ型の機械に人間が吸い込まれていく光景なのだが。

いざ検査室に入ってみると、中にあったのはやはりイメージしていた巨大なドーナツ型の機械だった。
あれ?じゃあMRIってどんな機械だっけ?と疑問が浮かぶが、今の私にはどうでもいいことだ。

装置へ仰向けに寝転がり、両腕を頭の上に上げる。
看護師や放射線技師から様々な指示を投げかけられたものの、正直なところ、緊張もあって半分ほどしか頭に入っていなかった。
とりあえず、機械の音声通りに息を止めればいいことは理解できた。

試運転だったのか、造影剤なしのスキャンだったのか分からないが、装置の動きが止まると看護師が入ってきて、いよいよ造影剤の投与が始まる。

はじめ右手の血管に注射を刺されそうになったのだが、私の血管があまりにも浮き出てこなかったため、急遽左手へと変更になった。
その際、「今後は検査のとき、自分から左手希望って申告したほうがいいよ」とアドバイスをもらう。
考えてみれば、今までの採血も献血も、すべて左手でしか成功したことがなかった。今後は最初から左手を差し出そうと心に誓った。

「身体がカッと熱くなるような感じがあるけど、普通だからね。気持ち悪いとかあったらこれ(ナースコール)押してね」とテストコールをして、造影剤投与が始まった。

機械の中に入りながら、段々と身体が熱くなっていく。
「ちゃんと薬入ってる?」看護師の問いにYESと伝えたが、股間も熱いんですけど?普通?
でも「股間が熱いです!」とはさすがに恥ずかしくて言えなかった。


全てが終わってようやく会計へ。総合受付と隣り合っているため、来院時と同じ場所へ帰ってきた。
大きな病院なので会計は自動精算機なのだが、クレジットカード払いはできるのだろうか。
周囲の様子を観察してみても現金で支払う人が多く、機械にある唯一の「カード挿入口」には、誰もが診察券を差し込んでいる。
ドキドキする…今日は遺伝子検査もしているので、10万くらいかかる…現金そんなに持ってないのに…

順番が回ってきてタッチパネルで操作していく。
すると、「現金・クレジットカード」の文字。
良かった〜!
え、じゃあカードどこに挿すの?タッチ式?と思ったら、診察カード入れのところが光る。
そこかい!
無駄に緊張して損した気分だった。


次回、別日にMRI検査に行きます。


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