健康情報を書くときのファクトチェック
健康情報を書くときは、できるだけ間違いを減らしたいと思っています。
そのために、AIも活用しながらファクトチェックを行っています。
今回は、私が健康情報を確認するときに意識していることについて書いてみます。
誰でも間違える可能性はある
私は、AIを使って仕事をすることがあります。
むしろ、かなりの頻度で使用している方だと思います。
文章執筆のサポートをしてもらうこともあります。
私は頭の中にあることをまず整理しておきたいので、文章を書く際はWordなどに思いついたことを書き出してから、AIにチェックしてもらうことが多いです。
文章のまとまりが悪いときには、それを整えてもらうこともあります。
また、情報検索にもAIのサポートを受けることがあります。
最近はGoogle検索を使わず、直接AIに調べてもらう人も増えているのではないかと思います。
私もその一人です。
AIは以前より改善されていますが、怪しい情報を正しい情報のように提示してくることがあります。
私は、そのような情報を見抜いて同じ質問をもう一度問い直すことがありますが、訂正してくれるときもあれば、そうでないときもあります。
そのようなときはGoogleで検索し、信憑性を確かめます。
さらに必要であれば書籍で確認することもあります。
しかし、私が誤った情報を誤りと見抜けていない可能性もあります。
私のように見落としの多い人間でなくても、間違いを間違いと気づかずに誤認する可能性はゼロではありません。
私は、健康情報を書く以上、できるだけ間違いを減らしたいと思っています。
正しいとはどのレベルで正しいのか
正しいとは、どのレベルで正しいのでしょうか。
健康情報では、動物実験で確認されたものなのか、人間で確認されたものなのかで意味が異なります。
人間で確認されていても、どの程度の確率で効果があるのか、有害作用はどの程度なのかまで考える必要があります。
これらを踏まえて、はじめて「正しい情報」といえるのだと思います。
私自身も、書いているうちに「これは本当にそうだったか」と不安になることがあります。
読んでくださる方がいる以上、間違った情報を提供することは避けたいと思っています。
正しい情報かどうかを確認することをファクトチェックといいます。
私は、noteに投稿する際にもファクトチェックを行っていますが、完璧かといえばそうではありません。
書籍と違って、十分な説明量を確保することが難しい場合があります。
そのため、大筋で間違いないというレベルで投稿しています。
少なくとも、噂でないことは押さえるようにしています。
書籍では、査読付き論文や診療ガイドラインなど信頼できる資料で、自分の述べたことを支持するものがあるかを確認します。
また、反論する論文と支持する論文のどちらが多いか、エビデンスのレベルがどうかというところまでは、ほとんどの場合深く追求していないというのが事実です。
AIによるファクトチェック
こうした見落としを減らすために、私はAIを積極的に活用しています。
AIは膨大な知識をもとに、私が気づかない誤りや矛盾を指摘してくれることがあります。
あらかじめ、間違いがあれば指摘するよう指示して文章を入力すると、間違いと思われる箇所を教えてくれます。
また、「この薬剤の作用機序は本当にこれで合っているか」「この数値は最新のガイドラインと整合しているか」といった確認を依頼すると、私の記憶違いや思い込みを訂正してくれることがあります。
完璧ではありませんが、一人で執筆するよりも間違いを減らせる可能性は高まります。
ただし、AIにも限界があります。
新しい研究やガイドラインが十分に反映されていない場合もありますし、正しい記述を誤りと判断してしまうこともあります。
AIは便利な道具ですが、最後に判断するのは人です。
ここは特に注意しておく必要があります。
判断に困る情報
判断に困る情報もあります。
一例として、「日焼け止め ビタミンD 阻害」と検索すると、日焼け止めがビタミンD生成を妨げる可能性を指摘する記事が上位に表示されやすくなります。
一方で、「日焼け止め ビタミンD 大丈夫」と検索すると、日焼け止めを塗っていてもビタミンDは生成されるとする記事が上位に表示されやすくなります。
このように、検索の仕方だけで正反対の情報が表示されることがあります。
では、どう判断すればよいのでしょうか。
私の結論は、日焼け止めは塗ったほうがよいというものです。
ビタミンDは日光によって体内で合成されますが、その合成量には個人差があります。
また、食事からの摂取量にも限界があります。
一方で、日焼け止めは理論上ビタミンD合成を低下させる可能性がありますが、実際の生活では完全に紫外線を遮断できるわけではありません。
不足が気になる場合には、食事やサプリメントで補うこともできます。
さらに、シミやシワといった光老化、そして皮膚がん予防の観点からは、日焼け止めの使用も重要です。
結局は、日焼け止めを適切に使用しつつ、必要に応じて食事やサプリメントで補うという対応になります。
健康情報を提供するときは、理屈だけでなく、実際の生活でどう対応できるかまで考えて伝えることが大切だと思っています。
今回はビタミンDを例に挙げましたが、このような例は数多くあります。
おわりに
健康情報を書くたびに、「本当にこれでよいだろうか」と立ち止まることがあります。
AIも活用していますが、最後に判断するのは私自身です。
これからも、新しい情報をできるだけ確認しながら、間違いを減らす努力を続けていきたいと思っています。
まとめ
・健康情報は、発信者自身も誤りに気づいていない場合がある
・正しいかどうかだけでなく、どのレベルのエビデンスなのかを考えることが大切である
・AIは誤りや矛盾の発見に役立つが、万能ではない
・検索方法によって正反対の情報が表示されることもある
・情報を発信する際は、できるだけファクトチェックを行うよう心がけている
