【メンタル管理】羊毛フェルトはオタクのメンタル回復に効く
推しを自分の手で立体化したいと思ったことはありませんか?
こんにちは、「体力なさすぎおばけ」の30代会社員、甘さくです。
昨今、二次元キャラクターはもちろんのこと、アイドル等の三次元ジャンルでもたくさんの「ぬい」が発売されていますよね。
外食に行ったりすると、隣の席の女の子たちがいそいそと推しのぬいを取り出し始め、プチ撮影会が始まる……なんて光景に出くわすことも珍しくなくなってきました。
「ぬい活」という言葉もずいぶん浸透してきたと思います。
こと立体化という話に関して言えば、フィギュアについても年々クオリティが上がってきていますよね。
装飾多めな女性キャラクターのフィギュアなど、本当に綺麗で可愛くて、芸術品の域に達しているものすらあるように見受けられます(お値段もどんどんアップしている気がしますが)。私も一体欲しい。
そんな恵まれた時代にオタクとして生を受けた私たちですが、悲しいかな必ずしも自分の「推し」がぬいやフィギュアとして公式から発売されるとは限りません。
そんなとき、器用な方はぬいやフィギュアを自作してしまうのでしょうが、私のような不器用オタクにそんな技術はありません。
ではどうするか。
羊毛フェルト(ニードルフェルト)でふわふわなフィギュアを作る。
これです。
詳しくは本文で説明していきますが、羊毛フェルトにはお裁縫の技術もフィギュア製作の技術も必要ありません。
むしろ編み物やぬい製作など、他の手芸に挫折した経験がある方にこそ、羊毛フェルトにチャレンジしてみることをおススメしたい(私も羊毛フェルト以外の手芸はからっきしです)。
それに、推しをコツコツ自分の手で立体化する作業はMP(メンタル、気力)回復にも効きますよ。
羊毛フェルト(ニードルフェルト)とは
羊毛フェルトとは、ふわふわの羊毛を「ニードル」と呼ばれる専用の針で刺し固めていき、好きな形を作っていく手芸のことです。
羊毛には色とりどりのカラー羊毛と、作りたい物の土台をつくるためのベース羊毛があります。

どんなのがつくれるの?
一番最近作ったものは会社のマスコットキャラクターなので画像出せない(会社のSNSに登場させてもらっています!)んですが、羊毛フェルトを始めて数か月の頃の私が作ったものをいくつか載せておきます。
教本の通りに作ったものや、キットになっていた物は除きました。
ご参考まで!




Vちゃんは本当に初めたばかりの頃にただただ愛だけで作ったので、今見ると粗がすごいですね。前髪どうなってんの。
あと、アルルは前髪をぱっつんにするべきだった。
初心者の上、「早く形になったところが見たい!」と次々に工程を進めていってしまったため、どの作品も毛羽立ちが目立ちますね。
このぽやぽやした毛は、丁寧に表面を刺し固めていけばかなり落ち着きます。
あ、あとアルルとVちゃんには芯として太めのワイヤーを入れてあります。人型でも、小さいマスコットを作る際は特にいらないと思います。
……どうでしょうか?
ふつうに羊毛フェルト作品を検索すると、達人が作った超絶美しい作品か、特級呪物のどちらかが出てくると思うので、リアルなところをお伝えしたくて敢えて載せてみました。
繰り返しになりますが、私は羊毛フェルト以外の手芸はからっきしな不器用ウーマンです。
そうそう、SNSで定期的に見かける初心者さんによる特級呪物の正体は、ウケ狙いか極端に急ぎすぎ(ほとんど刺し固めずに次の工程に移っている)のどちらかだと思います。真に受けちゃだめだ。
必要な道具は?
「羊毛フェルト、少し興味が出てきたかも」という方、ありがとうございます!
そんなあなたのために、ここからは必要な道具や注意点などをお伝えしていきますね。
羊毛フェルトに必要な道具は、ニードルと「フェルティングマット」等と呼ばれる、作業中にニードルが机に当たって折れたりするのを防ぐためのマット。
それから、材料となる羊毛。
最低限必要なのはこれだけです。

最近は、ダイソーの手芸コーナーですべて揃えられたりもします(店舗によって品ぞろえは異なると思いますが)。
色々試しているうちに欲しいものが増えてくるとは思いますが、まず試してみたい、という場合は百均の道具・材料でも良いと思います。
ただし、手芸屋で買える羊毛に比べると百均の羊毛は若干まとまりにくい&毛羽立ちがおさまりにくいので、短時間で綺麗な作品を作るのは難しい印象です(個人の感想です)。
百均で買える材料や道具、キット類はあくまでも「お試し」と捉えた上で、利用してみるのも良いと思います。
私も一番はじめに作ったのはダイソーのキットです。

「腕、どしたん?」って感じですね。細長い物を作る方法が分からなかったあの頃……。
ちなみに、道具は知らぬ間に増殖していきます。最低限必要な道具はマットとニードルだけなんですが、作りたいものの形が複雑になっていったり、効率を追い求めていったりすると色々と欲しい物が増えていきます。
複数本ニードルをセットできるホルダーなんかは最たる例ですね。

とはいえ「あれこれ高価な道具を買い揃えないと快適に作業ができない」というわけではないのでご安心を。
私が主に使っているのは手芸用のはさみやピンセット、目打ち、チャコペン(色付きと白色)くらいです。
ピンセットと目打ちはセリアで買いました。

あと、私は「ブラシマット」というブラシで出来たフェルトマットを愛用しています。
スポンジや発泡スチロール製のマットと比べるとサイズは小さいですが、長持ちするので便利。
ぶっちゃけ、作りたい物が増えていくと必然的に増えていくカラー羊毛の方がよっぽど収納を圧迫します。
思い通りの形をつくるには?練習の仕方は?
私の場合ですが、この本に載っている物をはじめのページから順番に作っていきました。多分、最終ページに載っているケーキ以外はぜんぶ作ったはず。
はじめの頃は百均の羊毛を使っていて、色についてもあんまりこだわらず、ある色で作っていました(形を作る練習ができれば良かったので)。
それから、定期的にXへ製作途中の物をアップして、上手な方々にアドバイスをもらったりしていました。羊毛界隈の皆さん、優しすぎる……!
SNSで色んな方々の作品を見て、「これはどうやって作っているんだろう?」と考えるのも、上達の近道だったりします。
あとはYouTubeですかね。sayamokoさんの動画は何度も見返していました。しろくまちゃんかわいい。
あ、そうだ。お人形を作りたい方にはこちらの本も超オススメです。
私が作ったアルルやVちゃんの体の中の芯は、こちらの本を参考にさせていただいています(少しアレンジしていますが)。
羊毛フェルト=瞑想=メンタルが整う
忘れちゃいけない、「MP回復に効く」というお話。
実は羊毛フェルトで作品を作る時間って、ほぼ「無」になれるんですよ……。というか「無になっていないと危ない」すらある。
どういうことかというと、狙ったところに一定リズムでサクサク針を刺していくのって、結構集中力がいるんですよ。油断すると普通に指を刺して流血しますからね(指カバー等を使えば軽減できますが)。
巷ではジャーナリングが「書く瞑想」と言われていますが、羊毛フェルトは「刺す瞑想」なのです(物騒)。
この情報社会、ふつうに過ごしているだけでは「無」になれる瞬間ってほとんど無くないですか?それこそ、瞑想の習慣でもない限り。
羊毛フェルトは強制的に「無」になれる上に、推しを生み出すこともできるし、作品が出来上がった時の達成感も味わえる。かなりMP回復に「効く」趣味なのです。
デメリットは2点
MPに「効く」羊毛フェルトにもデメリットはあります。以下の2点です。
完成まである程度時間がかかる
肩(首と背中も?)が凝る
特に、毛羽立ちの少ない綺麗な作品を作ろうと思ったら、かなりの時間がかかると思っておくべきでしょう。
小さな動物のマスコットでも、数時間はかかります。15センチくらいの人型を作る場合、どんなに早くても数日~数週間は見ておいた方が良いでしょう。
はじめたばかりの頃、私は休みの日に8時間ぶっ続けで作業したりもしていましたが、絶対に真似しない方が良いです。
なぜなら、二つ目のデメリットにも挙げましたが、肩や背中に負担がかかるからです。利き腕をひたすら小刻みに上下運動させる必要があるので、とにかく肩が凝るんです。
つまり、MPを回復する代わりにHP(体力)を削ります。
そもそも座りっぱなしで長時間作業するのも良くないでしょうしね。
私は、「20時以降に作業はしない」と決めています。もっと早めた方が良いかな……。
作業した日の夜は意識してゆっくりめに湯船につかり、早めに休むようにしましょう。
それでも、羊毛フェルトは楽しい!
色々書きましたが、とにかく推しを立体化できるって、最高じゃないですか?
独特の柔らかい雰囲気も、何とも言えず良いですよね。「PUI PUI モルカー」があれだけ流行ったのも、モルカーたちが羊毛フェルトで作られていたから、っていうのもあると思います。
ぬいでもない、フィギュアでもない、ふわふわな羊毛フィギュア。どんな不器用さんでも、根気よくやれば必ず推しを具現化できるはず。
気になった方は、ぜひ百均の手芸コーナーを覗いてみてください!
ではでは、ここまで読んでくださったあなたに、何かいいことがありますように。
余談(補足)
この記事を書くにあたり、数年前別のブログメディアで執筆した羊毛記事に使用した画像や、Xの羊毛アカウントに載せていた画像を引っ張り出してきました(※出先で書いてるので)。
もし「この写真、どこかで見たことあるような……」と感じたとしたら、それは私なので大丈夫です(?)。名前も似てるはず。
以上です!
よろしければこちら↓の記事もどうぞ!
※お仕事のご相談(記事制作/レビュー等)は「クリエイターへのお問い合わせ」またはXのDMからどうぞ。PR表記は明示して対応いたします。
