なぜか舐められがちなデザイナーへ|スムーズな納品に必要なのは言葉遣いが9割
一児の父親でWebデザイナーのあめろぐです。
プロフィールはこちら。
デザインの現場で、「なぜかクライアントに舐められてしまう…」なんて悩みを抱えたこと、ありませんか?
私はWebデザイナーとして10年以上活動し、現在は管理職として現場を取り仕切る一方、副業でフリーランスとして案件をこなす中で、こういった経験を乗り越えてきました。
案件が長期化すると、その分利益がマイナスに…
できるだけスムーズに納品まで行いたいと考えますよね。
この記事では、特に若手デザイナーやフリーランス志望の皆さん、または「クライアントに振り回されてばかりで自分が大切にされていない」と感じている方に向けて、どうすれば「舐められないデザイナー」になれるか、そのカギとなる「言葉遣い」について実例を交えてお話しします。
まずは企業に勤めて経験を積みたいと考えている実務未経験の方はこちらの記事をぜひご覧ください。
:: 「舐められている」と感じる瞬間
まずは、どんな時に「舐められている」「軽んじられている」と感じるのかをこれまでのクライアントとのやりとりを振り返ってみましょう。
無茶な低予算や無料依頼
知人だから、という理由で「友情価格」や場合によっては無料依頼をされること、ありませんか?
「お手伝い程度でいいから」と軽いノリで依頼されると、どうしてもプロとしてのプライドが傷つきます。
過剰な納期プレッシャー
「明日中にお願い!」と、現実的でない納期を押し付けられるケース。
結果、無理なスケジュールでクオリティが下がり、結局もっと手戻りが発生する…という悪循環。
無限の修正要求
一度デザインを提出しても、「もう少しこうしてほしい」という指示が次々に舞い込む。結局、契約時に決めた範囲を超えた対応が続き、気が滅入る経験も。
発言権のなさ
打ち合わせでこちらの意見を聞いてもらえず、一方的な指示だけが来ると、存在感が薄く感じられてしまいます。
:: なぜデザイナーは舐められてしまうのか?
業界構造の問題
クライアント側も「フリーランス=雑用担当」といったイメージを持っている場合があります。
デザインの専門性や工程・必要スキルやコストについて理解が追いついていないのが現状です(「原価掛からないでしょ?」という発言をするようなクライアントに傾向あり)。
自分自身のアプローチ
若手や駆け出しのデザイナーほど、遠慮しがちで「仕事をもらうこと」が先行してしまいがち。
その結果、こちらの主張や適正な条件交渉ができず、結果的に「都合のいいフリーランス」として扱われることになりかねません。
コミュニケーションの難しさ
メールや対面でのやりとりで、あまりにもフランクになりすぎると、ビジネスパートナーとしての信頼感が薄れてしまいます。
逆に卑屈に話しすぎても自信のなさが伝わり、クライアントからの評価が下がので注意が必要です。
:: 言葉遣いで変わる!舐められないデザイナーへの第一歩
言葉遣い、実はコミュニケーションの質そのものが信頼感を左右します。
ここからは、現場ですぐに使える具体的な例を交えながら、どうすればプロとして自分の価値を守れるのかを考えてみましょう。
基本はビジネスマナー
丁寧な言葉遣いは基本中の基本
「お世話になっております」「よろしくお願いいたします」など、定型文を適切に使い、ビジネスメールとしての体裁を整えましょう。ただし、堅苦しさに流されず、分かりやすく簡潔に伝えることも大切です。
自分の価値を下げない
「〇〇させていただきました」よりも、「〇〇を制作しました」と、自分の仕事に自信を持って表現する。
自信がある言い回しは、クライアントにも安心感を与え、信頼へと繋がります。
条件はしっかり伝える
納期や予算、修正回数など、重要な条件は最初にしっかりと話し合う。
「申し訳ございませんが、現行のスケジュールですと明日中は難しいです。〇〇日までお時間をいただければ、しっかりと仕上げられます。」
といった形で、理由と代替案をセットにして提示しましょう。
ヒアリングを徹底する
「お任せ」と言われたときこそ、丁寧な質問が必要です。
「具体的にどんなイメージでしょうか?参考になるサイトなどあれば教えてください。」
といった聞き取りで、双方の認識のずれを防ぎます。
追加修正はあらかじめルールを決める
修正依頼が多くなった際には、最初に決めた修正回数を超えた場合は追加料金が発生する旨を、あらかじめ伝えておくのも重要。
「今回の範囲内ではこの修正で完了としております。大幅な変更が必要な場合は、再度ご相談させていただければと思います。」
といった形で、自然に線引きをすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
:: 具体例で見るコミュニケーション術
納期が無理な場合
状況: 「急ぎで明日までにお願い!」という依頼が来たとき
対策:
「申し訳ございません。現在のスケジュールでは明日納品は難しい状況です。〇月〇日までお時間をいただければ、品質を保った上でしっかりと仕上げられます。」
低予算または無料依頼の場合
状況: 「友情価格でお願い」という依頼
対策:
「大変恐縮ですが、プロとして責任を持って取り組むためにも、適正な料金体系でのご提案をさせていただければと存じます。」
要望が曖昧な場合
状況: 「お任せでお願い!」という依頼
対策:
「具体的なイメージを共有いただけるとより良い提案ができるかと思います。参考にしたいデザインや、好きな色味、雰囲気などがあれば教えていただけますか?」
修正依頼が止まらない場合
状況: 修正が何度も続くとき
対策:
「現段階で一通り完了しているかと思います。大幅な変更が必要な場合は、追加対応としてご相談させていただければと思います。」
:: まとめ
どんなにデザインスキルがあっても、クライアントとの信頼関係が築けなければ、仕事はスムーズに進みません。
私自身もこれまで、厳しい納期や無理な依頼に何度も直面してきました。しかし、言葉遣いやコミュニケーションの工夫次第で状況は変わります。
自分の価値を正しく伝え、適切な条件で仕事を進めるために、まずは言葉遣いを見直してみてください。
それが、あなたのデザイナーとしての信頼を築く第一歩となります。
そして、安心して自分のクリエイティブな仕事に没頭できる環境を作っていきましょう!
