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本が読めないのは普通です。でも、その代償がちょっとエグい話|AI要約・オーディブル・ながら聴きで私に起きた“分かった気になってるだけ”の正体と、そこで終わらないために(たぶんあなたにも起きてます)

実は今、ものすごく正直なことを言うと、

「あわよくば、もっと私の本が売れないかな…」

そんな生々しい下心を抱えながら、この記事を書いています。

でも、これ、
ただのポジショントークじゃないんです。

本を出している身だからこそ、
「これはまずいな」
って思ってしまった話です。

それは……
「今、本を読める人」が、
この先かなり有利になるだろうということ。

そしてその理由に、
私はオーディブルで気づいてしまいました。


オーディブル最高!…のはずだった


手足を動かしている間も、どうしても文字を摂取したくて。

去年の11月、AmazonのAudible(オーディブル)を契約しました。

定額で聴き放題。
いやもう、最高じゃないですか。

…と思ってたんですが、
ある日、気づいてしまったんです。

耳で「聞く」のと、目で「読む」のでは、浸透率が全然違う。

軽い本なら問題ないんです。
でも、ちょっと複雑になると。

右耳から入って、左耳からスーッと抜けていく。

「あれ、今なんて言ってた?」ってなる。

オーディブルのリスニング記録

画像の「バブル全史」とかがまさにそれ!!

皿洗いをしながら聴いていた時のこと。

ちょっと複雑な話に入った途端、

「ん?今のなんでそうなった?」

って、軽く引っかかりました。

でもそのとき、手は泡だらけ。
スマホを触るのも面倒で、
「巻き戻し」を押すのをやめてしまったんです。

で、こう思いました。

「ま、いっか。結論はあとで分かるっしょ」

……これ、やったことありませんか?
オーディブルじゃなくても、
例えば、動画とかポッドキャストとか。

紙の本なら、
一行前に目を戻すだけで済むのに。

気づいたら、

“分かった気になってるだけ”の状態で最後まで行く。

そのとき、ちょっとゾッとしました。

ああこれ、

「理解してない部分を、自分でなかったことにしてる」

んだなって。

そしてたぶん、
この小さな「ま、いっか」の積み重ねこそが、
構造を理解する力を、じわじわ削っていく。

結局どうなるか。

「これは良い!」と思った本ほど、
紙の本を買い直して、もう一回読む。

完全に二度手間。
でも、これ、どうやら私がアホだからではないらしい…。

編集さんの赤ペンにキレかけた話

少しだけ、昔の話をさせてください。

私のweb小説がはじめて書籍化されたとき、
初校は、もう本当にひどかった。

赤ペン、赤ペン、赤ペン。

ダメ出しの嵐。

まあ、下手だったのは分かってるんです。
それはいい。

でも、ひとつだけ納得いかなかったことがありました。

文章が、めちゃくちゃ細切れにされていたこと。

一つの文章のカタマリが、5分割くらいになってる。
それが一冊まるごと。

当時の私は思いました。

「これじゃ小学生の作文じゃないか!」

…って。

(編集さん、本当にごめんなさい)

でも、今なら分かるんです。

文章には「重さ」がある

文章って、実は全部同じじゃないんですよね。

そこには、

“密度”=脳への負荷(認知コスト)

があります。

・密度が高い文章 → 読むのにエネルギーがいる
・密度が低い文章 → スッと読める

分かりやすく言うと、

専門書って「読むぞ」って構えますよね?
でも絵本って、気づいたら読めてる。

あの違いです。

で、編集さんは、これをやってたんです。

読者の認知コストを下げる作業。

当時の私は気取ってたけど、
編集さんは完全にプロの仕事でした。

じゃあ、今なぜ「本が読めない」のか

ここ、すごく大事な話です。

近年、話題になりましたよね?

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
三宅香帆さんの名著。

売れた時点で「みんな本読めてるやん!!」って話なんですけども(笑)

それはいいとして、
「本が読めない」のは
あなたのせいじゃないです。

むしろ逆、
現代社会が、そうさせてます。

・仕事は判断と返信の連続
・スマホを開けば情報の洪水
・常に脳が働き続けてる状態

その結果どうなるか――

脳が勝手に“省エネモード”に入る。

これ、必然です。

だから人は、

・ショート動画
・AI要約
・短くて分かりやすい情報

に流れていきます。

これ、怠けじゃありません。
むしろ生物として正解の動きです。

でも、その代償がちょっとエグい

ここからが本題です。

じゃあ、その「ラクさ」と引き換えに、
私たちは何を失っているのか。

答えはシンプルです。

「構造」です。

情報って、実は2層あります。

・表の1/3 → 共感・結論(気持ちいい部分)
・裏の2/3 → 論理・文脈・戦略(本体)

今のSNSや動画って、
この「1/3」だけを超高速で食べさせてくる。

例えるなら、

・動画・要約 → 栄養ゼリー
・本 → 骨付き肉

ゼリーは楽です。すぐ吸収できる。
でも、噛む力は一切つかない。

一方で本は面倒です。
でも、
噛むからこそ、自分の血肉になる。
いっぱい考えると増えるよって言われた
“脳のシワ”ってやつですね。

AI要約の、ちょっと怖い話

AIって、めちゃくちゃ優秀ですよね。
分かりやすいし、速いし、便利。

でも、その裏で何が起きてるか。

「文脈」が消えてます。

AIは、
「とにかく分かりやすい」
に最適化されてます。

だから要約するとき、

・前提条件
・試行錯誤
・遠回りした思考

こういう部分を全部、
“ノイズ”として削ぎ落とす。

でも実は、
そこが一番大事だったりする。

現実の問題って、シンプルじゃないです。
だからこそ、
「考えた過程」=文脈が武器になる。

だから、会議資料は要約しても
本は要約しないでくださいね(笑)

成功者が「本を読め」と言う理由

これ、意識高いからとかじゃないです。

彼らは知ってるんです。

価値は“削られた2/3”にあるって。

無料の世界では消えてしまう部分。

・面倒な前提
・ややこしい論理
・一見ムダに見える説明

そこにこそ、
現実を解くヒントが詰まってる。

だから本を読む。

本を買うっていうのは、
ただの消費じゃないんです。

「文脈にアクセスする権利」を買ってる。

これ、かなり本質です。

だから、いきなり頑張らなくていい

ここまで読んで、

「じゃあ読まなきゃダメか…」

って思ったなら、大丈夫です。

いきなり
「カラマーゾフの兄弟」
とか読まなくていいです。

まずは、

・本屋に行ってみる
・オーディブルで流してみる

それでOK。

そして、
「ちょっといいな」と思ったら、
その一冊をちゃんと読む。

それだけで、
もうスタートラインには立ってます。

最後に(本音)

ここまで偉そうに語りましたが、
正直に言います。

もしその一冊が、
私の本だったら、

めちゃくちゃ嬉しいです(笑)

でもそれ以上に
この記事を読んだあなたが、
もう一度「読む」という行為を取り戻したら、
それが一番いいな、と思っています。

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もしこの記事を読んで

「久しぶりに本屋さん行ってみようかな」

そう思えた人がいたら
“スキ”で教えていただけると
嬉しいです。

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うら表紙|無名→書籍化の記録(WEB小説) 読んでくれたこと、心より感謝します。いただいたチップは真心と思い、大切にします。私は時間がかかりましたが、あなたが私よりもっと短い時間で、自分の人生を愛せるよう願っています。