鼻に水を流して、脳みそに油を届ける
※このお話は「わたしのディナチャリア」シリーズのひとつです。はじめての方は、まずこちら(ディナチャリアって何?)からどうぞ。
※アーユルヴェーダを知らない人にこそ読んでほしい連載です。カタカナは意味を都度そえるので、わからなければ飛ばして、気楽にどうぞ。
舌のときに「毎朝ベーっと舌を観察してる変な人です」って白状したけど、今日もそんな感じの回です。
鼻のケア。
ジャラネティ(鼻うがい)とナスヤ(点鼻)。
アーユルヴェーダって、オシャンティで丁寧な暮らし……みたいなイメージあるでしょう。実際わたしが毎朝キッチンのシンクでやってることは、知らない人が見たら「この人、大丈夫…?」の領域です。
まず、鼻に塩水を流す(ジャラネティ)
ジャラネティは、ぬるま湯の塩水を片方の鼻から入れて、反対の鼻から出す鼻うがい。文字にすると地獄みたいだけど、ちゃんとやると驚くほど痛くないんです。
ポイントは、温度と塩分濃度。
ここを外すと、あのプールで鼻に水が入ったときの「ツーン!」がきます。あれは塩分が足りない真水だから痛い。
人肌くらいのぬるま湯に、ヒマラヤ岩塩をちゃんと溶かす。
温度がほんとに難しくて、毎朝ここだけは神経を使います。
道具はネティポット。今はステンレス製を使ってるんだけど……正直、大きいし、あんまり気に入ってない(笑)。本当は素敵な1点もののちょうどいいサイズの片口のお気に入りを見つけてやりたい。
毎朝の儀式がちょっと特別になりそうでしょう。
わたし、毎日触る道具はお気に入りの「一生もの」で揃えたい人なんです。
ジャラネティのやり方は、キッチンのシンクに屈んで、塩水を右の鼻から入れて左から出す。次に左から入れて右から出す。
このとき、なぜか口が勝手にぽかんと開く。(あれ、みんなも開いちゃわない?)
鼻が詰まってる日は全然うまく流れなくて、けっこう大変な格闘になります。
ちなみに、娘が初めてこの光景を見たとき。
無言で、そっと目を逸らされました。
たぶん「うちの母、とうとう変なことを始めた」と思ってる。
うん、傍から見たらそうだよね、否定はできない(笑)。
──でもこれ、見た目がちょっとアレなだけで、何千年も前から受け継がれてきた、ちゃんと理にかなったケアなんです。
そこは声を大にして言っておきたい。
そして、脳みそに油を届ける(ナスヤ)
ジャラネティで鼻をきれいにしたら、流れでそのままナスヤ。点鼻です。
使うのは、キュアリング済みの太白ごま油。
大きめのスポイト瓶で、思いっきり頭を後ろに倒して、「脳みそに届け〜」って気持ちで鼻からオイルを吸い込みます。上を向いたまま、ときどき吸い込みながら、鼻の横をしっかりマッサージ。
しばらくして顔を正面に戻すと、鼻の奥から喉にオイルがツーッと垂れてくる。
で、わたしはここで毎日むせます。ゴホッてなる。
これ、他の人は平気なのかな……?
垂れてきたオイルには、鼻と喉の汚れがくっついてるので、ガーッ、ぺっ、としっかり吐き出す。鼻が詰まってる日は、ここで鼻水も痰も一緒に出しきる。おかげで、わたし鼻詰まりはゼロです。ビシッと通ってる。
変な人だけど、やらないと気持ち悪い
ナスヤを続けてると、鼻から喉にかけてオイルで薄くバリアが張られてる感じがして、本当に風邪をひかなくなりました。
あと、匂いにすごく敏感になる。鼻はいつもスッキリ通ってる。
喉はむせるけど(笑)。
これ、セルフケアの資格講座で習いました。お風呂でやるのもおすすめ。
湯気で鼻がゆるんでるから流れやすいし、垂れたオイルもそのまま流せて気持ちいいです。
キッチンで鼻に水を流して、油を吸い込んで、ガーッぺっ。
文字にするとほんとに変な人なんだけど、これがもう「やらないと気持ち悪い」領域になってます。続いてる理由は、正しいからじゃなくて、やったあとの鼻の通りが気持ちいいから。たぶんそれだけ。
舌のときと同じ。気持ちいいから続く。わたしのディナチャリアは、だいたいそれで回ってます。
90日間のアーユルヴェーダ実験、本編はこちら。
