大嫌いだったガヴァラ
※これは「わたしのディナチャリア」シリーズの一篇です。
ディナチャリアって何?という方は、まずこちら →
※アーユルヴェーダを知らない人にこそ読んでほしい連載です。カタカナは意味を都度そえるので、わからなければ飛ばして、気楽にどうぞ。
大嫌いだったガヴァラ
生まれて初めてオイルプリングをやった日のことを、私はたぶん一生忘れない。
アーユルヴェーダの教室で、生徒みんなで一斉に。
使ったのは、キュアリング済みの太白ごま油。
口に入れた瞬間、体が「むり」と言った。
込み上げてくるものを必死に飲み込んで、心は半泣きだった。
でも、これはガヴァラのせいではない。
完全に、私の体と、刷り込みのほうの問題。
だって、生まれてこのかた「大量の油を口に入れるなんて罪悪」だと思って生きてきたんだもの。
油のとろっとした質感も、口の中にへばりつく感じも、におい(特に、においだったのかもしれない)も、ネバネバした後味も、当時の私には全部むり。正直、慣れるまでは本当にきつかった。
それでも、あの日この習慣に出会わせてもらえたことには、今でも感謝しております。
そもそもガヴァラって?
オイルでうがいをする、アーユルヴェーダの口腔ケア。
口の中の汚れや毒素(アーマ)を油に絡め取って、ぺっと出す。
舌や歯ぐき、口臭、のどにいいとされていて、毎朝のディナチャリアの定番のひとつ。
ちなみにオイルうがいには2種類あって、
ガンドゥーシャ:口いっぱいに油を含んで、動かさずにじっと保持する
ガヴァラ(カヴァラ):少なめに含んで、クチュクチュ動かす
教室で習ったのは、たぶん口いっぱいになるまでクチュクチュする本格的なガヴァラ。
当時の私には少し手強かった。。
「好き」にはなってない。でも、できるようになった
今は毎日できるようになりました。
救世主は、ミントのオイルプリング専用オイル(Banyan Botanicalsの「Daily Swish」というもの)。
この90日の実験を機に買ってみた。
正直に書くね。あのネバつきや、へばりつく感じは、今でも好きじゃない。でも——込み上げてこない。だから、できる。
「快適〜♪ 気持ちいい〜♪」には、まだ全然なってない(笑)。
でも私は、それでいいと思ってる。「えずかずにできる版」を見つけられたら、それでもう続くから。
私のガヴァラ
本当は、口の中が唾液でいっぱいになるまでクチュクチュするのが理想。でも——無理無理。時間がめっちゃかかるし、口角の筋肉が死ぬ(笑)。
なので私のやり方はこう。
白湯を火にかけて、ある程度煮詰まるまでの間、クチュクチュ。
これでちょうどいい長さになるし、白湯を待つ時間も無駄にならない。
出すときは、ビニール袋にティッシュを入れて、そこへぺっ。そのままゴミ箱へ。自然に配慮。
意外と、効果ある気がする
好きにはなってないと言いつつ、効果は意外とあると思ってる。
まず、歯肉が引き締まる感じがする。
それから、口角の筋肉がけっこう疲れるので、ほうれい線とか表情筋にもよさそう(うがいしながら顔トレしてる気分)。
あと、ぺっと出しきれなかった分の油分でのどが潤うから、喉にもいい気がする。
どれも「気がする」レベルの体感だけど、毎朝の小さな積み重ねって、たぶんこういうことなんだと思う。
理想からはほど遠いけど、これが私の続けられる形。いつか「気持ちいい」まで行けたら万々歳だけど、今は「えずかずにできてる」だけで、私は十分えらい。
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