⚽2026W杯|日本は優勝出来る⁉ 鍵は幸運、戦略、それから覚悟 ∽ 第三章 ∽
$${_{2025年10月18日加筆修正}}$$
∽ 第一章 ∽
∽ 第二章 ∽
∽ 第三章 ∽ 日本優勝に至る理想のシナリオ
第一章、第二章で述べた事由を踏まえた上で、日本が優勝する可能性が高いと見積もられるシナリオを考えてみた。荒唐無稽のようでも、実際のレギュレーションに沿っているので、全くありえないという事はない。ただ、試合の結果は予想ではない。特に決勝トーナメントについては、願望に寄っている。
組合せ抽選
欧州プレーオフ勝者4ヵ国と大陸間プレーオフ勝者2ヵ国は、FIFAランキングと関係なくPot.4に入る。

出場国とポット分けは、独断と偏見で決定
大陸間PO2ヵ国は、南米とアジアから
欧州POにイタリア進出濃厚とみる

優勝絶望的と考えられる最恐の組合せ
日程も移動もきつい
グループリーグを突破しても
ラウンド32は強敵必死
出場国とポット分けは適当に決めてはいるが、実際の組合せの雰囲気は上の表のようになるだろう。
同じ地域の国が同じ組に入らないように、抽選が行われる。16ヵ国ある欧州だけは、同組は2ヵ国までとなっている。まだ詳細は不明だが、すべての組に欧州の国が入るというルールが加わるかもしれない。ポット4に欧州の国が入る可能性は低いだろう。よって日本が入る組は、ポット1または3、あるいはその両方が欧州の国という事になる。ポット4はアジアとアフリカが多いが、日本はアジアの国とは同組にならない。
日本が優勝する可能性が高い道すじを模索しているので、優勝に希望が持てるグループ分けを基に、話を進める。
日本が入るべき理想は、B組。その場合、ポット3か4、もしくはその両方は、欧州とアフリカの国となる可能性が高い。上の表ではポット3『トルコ』、ポット4『チュニジア』とした。
グループリーグ対戦順は、ポット4・1・3または3・1・4が理想。『トルコ』『カナダ』『チュニジア』の順に対戦とする。
Match 8 グループステージ第1戦
6月13日 サンフランシスコ
$${\large日本 3-1 トルコ}$$
初戦をしっかり勝つことが、優勝への近道。引分けでもいいという考え方は、相手が同等以上の実力の場合だ。負ければ優勝はない。初戦負けても優勝できるのは、カタールW杯のアルゼンチンぐらいだ。あのぐらい地力があれば別だが、日本の場合は勝利あるのみ。1位突破のためには、勝利だけでなく積極的に得点を挙げる必要がある。
第1戦のもうひと試合、カナダvs.チュニジアは、ホームアドバンテージを活かしてカナダが3-1で勝利。
Match 27 グループステージ第2戦
6月18日 バンクーバー
$${\large日本 1-1 カナダ}$$
共に勝利で迎えた第2戦。開催国という立場上、カナダは何としてもラウンド32に進みたい。勝ち点4でほぼ確定のため、負けたくないという思いが強い。対する日本はどうか。
試合は、前半のうちに1点ずつを挙げ同点に。後半、カナダがボールを持つと動きが怪しくなる。少しでも前が詰まりそうだと、後ろにパスを出すようになる。引分けでラウンド32のノルマ達成なら十分。攻めるリスクを冒す必要はない。そんなカナダを見た日本はどうするだろう。 執拗に相手を追いかけまわし、ボール奪取してゴールへ向かうか。 日本のボール保持で攻めるにしても、迫力のある攻めは鳴りを潜めるか。
引分けなら日本も突破確実。さらに得失点差でカナダを上回る。日本もカナダの動きに同調するかもしれない。試合終了が近づくにつれ、その傾向は強くなる。
先に試合終了するMatch 26 チュニジア vs. トルコは、チュニジアが勝利。
Match 52 グループステージ第3戦
6月24日 シアトル
$${\large日本 1-1 チュニジア}$$
チュニジアは勝ち点3で試合に臨む。勝ち点4でラウンド32確定となると、勝利より引分けを重視すると思われる。日本は敗退を気にすることなく、勝利を目指す。グループ1位と、勝利によりチームを鼓舞するのが目的となる。
互いに1ゴールずつを挙げて同点に。一方、同時キックオフで行われるカナダ vs. トルコは、勝利しなければ先のないトルコが猛攻を仕掛けて2点先取。カナダが逆転勝利するとは考えにくく、このまま終われば日本のグループ1位は確定。勝利へのモチベーションは、チームの鼓舞だけになる。
引分け狙いでガチガチに守り始めたチュニジアに対し、攻めあぐねる日本。勝利が必須ではない状態で、この状況を打開するのは容易ではない。
この試合もまた、第2戦と同じような膠着状態に陥る。
グループステージ結果
$$
\def\arraystretch{1.2}
\small
\begin{array} {|c|c|c|c|c|cccc|}\hline
&順&勝&得&失&カナダ&日本&トルコ&\footnotesizeチュニジア\\\hline
カナダ&2&4&4&4&―
&\begin{matrix}△\\{1-1}\end{matrix}
&\begin{matrix}⚫\\{0-2}\end{matrix}
&\begin{matrix}⚪\\{3-1}\end{matrix}
\\\hline
日本&1&5&4&3
&\begin{matrix}△\\{1-1}\end{matrix}&―
&\begin{matrix}⚪\\{2-1}\end{matrix}
&\begin{matrix}△\\{1-1}\end{matrix}
\\\hline
トルコ&4&3&3&4
&\begin{matrix}⚪\\{2-0}\end{matrix}
&\begin{matrix}⚫\\{1-2}\end{matrix}&―
&\begin{matrix}⚫\\{0-2}\end{matrix}\\\hline
\footnotesizeチュニジア&3&4&4&4
&\begin{matrix}⚫\\{1-3}\end{matrix}
&\begin{matrix}△\\{1-1}\end{matrix}
&\begin{matrix}⚪\\{2-0}\end{matrix}&―\\\hline
\end{array}
$$
日本は首位通過。3位チュニジアも、ラウンド32へと進出。
カナダとチュニジアは同点だが、直接対決でカナダ上位となる。

Match 85 ラウンド32
7月2日 バンクーバー
$${\large日本 2-0 パラグアイ}$$
グループステージ第3戦終了から中7日。十分な休養期間を得た日本代表。その分、決勝戦までは16日間に5連戦となる。バンクーバーとシアトル間の、移動の負担がほとんど無いこともプラス要因だ。日程が過密なようでも、休養期間を上手に使い、コンディションを整えれば、この試合が初戦かのように闘えるだろう。
強化試合ではお馴染みのパラグアイだが、W杯での勝利はない。
ランキングでは格下にあたるが、一発勝負のトーナメントでは決して油断のならない相手である。だがここを快勝して次への弾みを付けたい。
ここまでは、いわばウォーミングアップ。優勝を目指す国は、ラウンド16からが本番。W杯で躍進するチームは、試合を重ねる毎に強くなっていくものである。開幕時点で完成度が高いチームは打たれ弱く、実は脆い。2014ブラジルW杯がそうだった。
Match 96 ラウンド16
7月7日 バンクーバー
$${\large日本\underset{延長1-0 }{ 1-1 }クロアチア}$$
中4日で迎えるクロアチア戦。カタールW杯のリベンジとなる。
前回よりさらに強くなり、コンディションも良い日本代表なら、遅れをとることはないだろう。粘り強く闘ってくるクロアチアだが、必ずや はね返してくれるはずだ。
Match 100 準々決勝
7月11日 カンザスシティ
$${\large日本 3-2 ベルギー}$$
ここから中3日の連戦。決勝のニューヨークに向けて東へと進軍する。ロシアW杯のリベンジとなるベルギー戦。もうあの時の轍は踏まない。2失点でも うろたえず、しっかりと最後を締める。過去の教訓を無駄にしてはならない。
Match 102 準決勝
7月15日 アトランタ
$${\large日本 2-1 スペイン}$$
前回カタールW杯で勝利しているため、スペインに対して苦手意識はないかもしれない。ただ強豪国は、グループステージと決勝トーナメントで違った顔を見せる。グループステージの相手をなめているわけではない。試合をこなす毎に、明らかに強いチームへと成長している。出来るなら、日本もそうありたい。
カタールW杯では、『三苫の1ミリ』によって勝利を手繰り寄せることが出来た。あれは「幸運」と言える。こう言うと、「ゴールラインを割っていないと判定された」ことが「幸運」と捉える方がいるかもしれないが、そうではない。「ゴールラインを割っていないボールに触れることが出来た」ことが「幸運」である。こういった「幸運」をいかに積み上げていくかが、決勝トーナメントを勝ち抜く鍵となる。
Match 104 決勝
7月19日 ニューヨーク
$${\large日本\underset{延長1-1 }{ 1-1 }ブラジル\\\footnotesize{PK5-3 }}$$
ここまで来ると、強豪国とはいえ連戦の疲れが見える。チームの練度は成熟しても、消耗戦であることもまた事実。「ブラジルは以前ほど強くない」などという情報は、決勝戦の舞台ではクソほど役に立たない。つけ入る隙があるとするなら、アルゼンチンとの南米頂上対決を終えた後で疲弊している。
という点に期待したい。ここまで来ると、優勝への執着心、執念がどれだけ強いかに掛かっている。その点において、ブラジルほど手強い相手はいない。
∽∽∽ 第三章 終わり ∽∽∽
$${\footnotesize\bfこの記事が参加している募集}$$
$${\boxed{\fbox{\large\#}{\scriptsize\bf{北中米ワールドカップ決勝}}\hspace{25pt}\tiny\raisebox{1pt}{\textrm{2026/7/19}}}\\ \\\boxed{\fbox{\large\#}{\scriptsize\bf{💗スキしてみて}}\hspace{53pt}\tiny\raisebox{1pt}{\textrm{10,000,000件}}}}$$
$$
\footnotesize\textrm{\fbox{\#妄想トーナメント} \fbox{\#FCなんはな} \fbox{\#KaTeX魔術} \fbox{\#サッカー日本代表} \fbox{\#サッカーを語ろう} \fbox{\#北中米ワールドカップ決勝}}
$$
∽ 終章 ∽
「鍵は幸運、戦略、それから覚悟」というテーマで述べてきた。主に、第一章は「幸運」、第二章は「戦略」をテーマにしていたが、「覚悟」については、明確になんの覚悟が必要かを まだ述べていない。
グループステージ第2戦と第3戦において明言は避けているが、無気力試合が行われる懸念を示唆している。特に第2戦においては、両チームの陣営、選手、共に「この試合は引分けでいい」と頭の片隅にこびりついているはずだ。グループステージ勝ち点4が突破相当であることを知らなかったなら別だが。
そんなことがあるだろうか。 たかがサッカーファンでしかない、わたしでも気付いた事実。各国の戦略担当が知らないはずがない。
引分けで構わないからと、ゴールに向かわず「無気力試合」を行うか、あくまでも勝利にこだわるか。第2戦の場合、天秤に掛けられているのは「ラウンド32進出」か「試合の勝利」ではなく、「ラウンド32進出」か「観衆の期待に応える」となっている。観衆の期待とは「ゴール」そして「試合の勝利」だが、チームにとっては「試合の勝利」は二の次。チームにとっての勝利とは、ひとつでも上のステージに進む事である。
「無気力試合」はメリットがある。現状より状況が悪くなることがなくなる。現状よりより良い結果を求めてゴールに向かうのは、状況が悪くなる可能性を孕んでいる。それだけでなく、怪我や疲労の蓄積といったデメリットが伴う。
「無気力試合」の印象は、あまり良いものとは捉えられない。特に日本では、試合に全力で臨むのが是とされる。監督や選手が批判されるのは、間違いないのではないだろうか。
そもそも、選手達は「無気力試合」を望むのだろうか。真剣勝負での決着を望んでいるのではないか。
「無気力試合」を行う選手だけでなく監督を含むチーム全体が、被害者である。やれば批判にさらされる。
「無気力試合」が起こるのは、レギュレーションの欠陥に原因がある。チームは巻き込まれているだけである。
48ヵ国の北中米W杯は、勝ち点4でほぼ「ラウンド32」確定となることにより、「無気力試合」が起こる条件が揃いやすくなっている。条件が揃ったとしても、必ず「無気力試合」になるわけではないが。
第三章の場合は、開催国であるカナダとの対戦だったが、強豪国相手に真剣勝負を挑む場合、敗北というリスクがより大きくなる。「無気力試合」は賢明な選択と言える。
選手達は批判されることを「覚悟」の上で、真剣に「無気力試合」に臨んで欲しい。わたしは選手やチームを批判する気には なれない。
日本代表が、「無気力試合」の過程を経て優勝したら、祝福され、称えられるのだろうか。
もちろん全試合全力で真剣勝負で臨むのが理想だが、優勝は遠のくだろう。
なぜなら、強豪国は「無気力試合」を作戦のひとつとして組み込む事に躊躇しない。メリットを理解しているから。強豪国は優勝までの全体として全力を尽くす。それはその過程において「無気力試合」を全力で行うことを含んでいる。
「目前の試合に全力で臨む」を是とし、「無気力試合」を否とする方は多いと思う。しかしそれで優勝するには、日本はどれだけ強くなればいいのだろう。
たとえ日本代表が「無気力試合」をしても、批判しないで欲しい。彼らは「覚悟」を持って試合に臨んでいる。
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