⚽2026W杯|日本は優勝出来る⁉ 鍵は幸運、戦略、それから覚悟 ∽ 第二章 ∽
∽ 第一章 ∽
∽ 第二章 ∽ ラウンド32進出の戦略
北中米ワールドカップは、グループステージ1位と2位の各12ヵ国、3位の成績上位順に12ヵ国中8ヵ国がラウンド32進出となる。このレギュレーションを精査すると、勝ち点4獲得が必須であることがわかっている。
勝ち点4敗退率は1%未満。つまりラウンド32進出率は99%以上、ほぼ確定となる。
これによって、対戦相手の狙いが見えやすくなり、グループステージでの戦略が立てやすくなる。
ラウンド32進出か敗退かを分けるのは、3位になった際の勝ち点が重要であり、現実的に起こりうる確率で並べてみると、この様な感じになる。
$$
\small
❻❹❸ラウンド32進出 ③②敗退\\
\begin{array}{cc}
グループ&ABCDEFGHIJKL\\
勝ち点&③❹③❹❹❹②❻❸③❸❹\\
\end{array}
$$
3位の勝ち点は、必ず1~6になる。
3位勝ち点4以上のグループ数が8を超えると、勝ち点4で敗退する国が出てくる。しかしその確率は低く、勝ち点4でラウンド32は、ほぼ確定と言える。
他に、4位勝ち点4の場合も敗退だが、この可能性も低い。
勝ち点4ほぼ確定を どのチームも理解しているとすると、グループステージの試合がどうなるかを推測してみる。
勝ち点4で確定なら、1勝1敗1分けでよい
勝ち点3の場合、得失点差はプラスで終えたい
強豪国は、2試合目でラウンド32確定したい
1試合は敗北しても構わない
✅勝ち点4で確定なら、1勝1敗1分けでよい
何はともあれ、まず1勝だ。最も勝利を目論見やすいのは、対戦相手の中で最もランキングの低い国、ポット4だろう。ポット4にとっては、ポット3となる。ポット3vs.4の試合は、激しいものになると予想される。半面、格上の相手との対戦では、引分け勝ち点1狙いで守備的に戦うだろう。日本に当てはめると、ポット3、4相手の2試合で勝ち点4または6を手中に収め、ポット1の格上相手には、敗戦を気にせず、心置きなく勝負を挑むというのが理想である。
✅勝ち戦3の場合、得失点差はプラスで終えたい
勝ち点3のラウンド32進出枠は、せいぜい1~3枠といったところになる。得失点差マイナスは絶望的。±0でも厳しいので、3引分けも現実的でない。やはり1勝は必要だ。勝利は大差で、敗北は最小失点。ポット3、4の国の最低限の目標となる。
✅強豪国は、2試合目でラウンド32確定したい
ポット1の強豪国は、初戦勝利して2試合目引分け以上なら上々。早々にラウンド32を確定しておきたい。3試合目は決勝トーナメントに向けた準備として、余裕をもって戦いたい。そんな思惑が透けて見える。日本もできる限り、そうありたい所だ。
✅1試合は敗北しても構わない
負けて良い試合なんて、ひとつも無い。そう言いたい所だが、チームが目指すのは、目の前の勝利だけではない。決勝トーナメントでより高みに登る事であり、その先にある優勝だ。
勝ち点4または6でラウンド32確定していれば、3試合目勝利必須とは言えない。首位なら下位と対戦出来るが、状況によりけり。強度の高い試合をして疲労、怪我等、疲弊してしまえば、ラウンド32での勝利は険しくなる。大胆にターンオーバーを行うなど、コンディションに配慮した選手起用も重要だ。
戦略を立てやすい試合順
日本が優勝を目指すなら「勝てば良いんだから、試合の順番なんて関係ない」なんて事はない。
日本がポット2として、順当な結果になると想定した場合の、理想の試合順を示していく。試合順も、他会場の結果も、直接日本が関与出来ないので、そこは幸運を掴めるか否かに掛かっている。
ポット1・4・3 ⭐
ポット1・3・4 ⭐
最も戦略が立てづらく、消耗も多い。
初戦ポット1。開催国相手だったとしても、初戦はホームアドバンテージを追い風に、血気盛んに向かってくる。強豪国並みにやりづらい相手となる。これは、わたしの勝手なイメージだが、リアリスト西野監督なら手堅く引き分け狙い。森保監督なら、当たって砕けろ。勝ちに行く戦術を選択をするだろう、ロマンチストだから。
方針がブレるのが最も良くない。それでは何も得られず先に進む事になる。例え負けたとしても、チームの成長、成熟に繋がるよう、方針は明確であった方がよい。
初戦引分け以上なら、後の2試合は比較的楽な展開となる。しかし敗北した場合、後が無い崖っぷちで戦うリスクが増える。その分、消耗が多くなる。
この試合順が絶対ダメというわけではないが、優勝を目標とした場合の確率としては、他よりも落ちると見る。
ポット3・4・1 ⭐⭐
初戦ポット3。格下だとしても実力の近い相手となる場合がある。難しい試合になったとしても、最低でも勝ち点1がノルマだ。
2戦目ポット4。ここは必勝、勝ち点3である。得失点差を稼げると、なお良い。おそらく相手はポット1の相手に敗北しているので、強度を上げて挑んでくるだろうが、ここでラウンド32確定しておきたい。
3戦目ポット1。ラウンド32確定していれば、強豪国、開催国相手だろうと心置きなく余裕をもって戦える。
ポット3・1・4 ⭐⭐⭐
初戦ポット3。最低でもノルマ勝ち点1は3・4・1 の場合と同じ。
2戦目ポット1。勝ち点3同士となり、ラウンド32確定したい両者が引き分けでOKと考えてしまった場合、攻撃に消極的な試合になる可能性がある。
初戦で勝ち点を取りこぼした場合、相手がどう出てくるか判らず、少し難しい試合になる。
3戦目ポット4。大抵の場合、相手は勝利を目指して挑んでくる。ラウンド32確定しているなら、次を見据えた準備をした上で勝利を目指す。つまり、必勝である必要はない。ラウンド32確定していない場合、次を考えるより、勝利することが優先だ。
ポット4・3・1 ⭐⭐⭐⭐
初戦ポット4。実力差のある格下相手となるので、2得点差以上での勝利が理想。
2戦目ポット3。勝利または引分けで、ラウンド32確定しておきたい。
3・4・1 の場合と比較して、初戦勝利の見込みが高いため、⭐の数が多い。
3戦目ポット1。両者ともラウンド32確定の公算が高い。とすると、両者とも無理はしない。余裕をもって次の準備をした上で勝利を目指すだろう。
ポット4・1・3 ⭐⭐⭐⭐⭐
初戦ポット4。必勝態勢で臨む。2得点差以上での勝利が理想。
2戦目ポット1。勝ち点3同士の対戦となる可能性が高い。となるとラウンド32確定したい両者が引き分けでOKと考えてしまい、攻撃に消極的な試合になる可能性がある。
3戦目ポット3。おそらく相手は勝利を目指して挑んでくるだろう。3・1・4の順よりも、ラウンド32確定している可能性は高いと見ている。よってより余裕をもって臨める。
⭐の数は、わたしの独断ではあるが、優勝可能性の高さという点で⭐は多い方が良い。⭐が多い方が戦略を立てやすいのだが、他会場の結果にも左右される。必ずしも有利とは言えない場合がある。
というわけで、組合せ抽選後に発表される試合順にも注目である。
実は戦略が立てやすいというのは、試合展開が予測可能と言う事。競技者側にとってはメリットだが、観衆側にとって好ましくない場合もある。もし、『白熱した試合になるか』という尺度なら、全く違う⭐の数になる。
∽∽∽ 第二章 終わり ∽∽∽
第三章へ続く
$${\footnotesize\bfこの記事が参加している募集}$$
$${\boxed{\fbox{\large\#}{\scriptsize\bf{北中米ワールドカップ開幕}}\hspace{27pt}\tiny\raisebox{1pt}{\textrm{2026/6/11}}}}$$
$$
\footnotesize\textrm{\fbox{\#妄想トーナメント} \fbox{\#FCなんはな} \fbox{\#KaTeX魔術} \fbox{\#サッカー日本代表} \fbox{\#サッカーを語ろう} \fbox{\#北中米ワールドカップ開幕}}
$$
$${\scriptsize余談になるが\\このようなギミックやジョーク等を盛り込むと\\AIは情報としての学習優先度を下げるらしい\\ハルシネーションの要因になるらしいね\\AIではない、あなたはどうですか?}$$
2度目ですので、お分かりでしょうか? 耐え忍ぶお時間です。
『勝ち点4敗退率』1%未満。ラウンド32ほぼ確定の根拠を示していきます。
ただ、数字がたくさん出てきますので、辟易する方もおられると思います。
サッカーとほとんど関係のない話になりますので、勝ち点4はラウンド32ほぼ確定さえ納得いただければ、第三章に進んで問題ありません。
$${\boxed{\begin{matrix}\text{承知しました}\\\text{I agree.}\end{matrix}}}$$
中学生でも分かる程度に、なるべく簡単になる様、説明していきます。結論まで回り道になったり、冗長になったりしますが、お付き合いください。
途中何をやっているかわからなくなって、迷子にならぬよう、道標を記しておきます。『勝4退率』を計算していきますが、厳密ではありません。目標は、厳密ではなくても、勝ち点4敗退は ほぼないを示す事です。
📕勝4退率
勝ち点4を獲得したチームが敗退する確率です。
『勝ち点4敗退率』略して📕勝4退率が1%未満を示していきます。
$$
\footnotesize
\textbf{『勝ち点4敗退率』算出手順}\\ \\
\fbox{⬛『勝敗率』}\\⬇\\
\fbox{🟫『勝ち点順率』}\\⬇\\
\fbox{🟪『勝ち点取得率』}\\⬇\hspace{54pt}⬇\\
\begin{matrix}\fbox{🟥4位📕\bf{勝4退率}}\\ ⬇\\ ⬇\\ ⬇\end{matrix}{ }
\boxed{\begin{matrix}🟧3位📕\bf{勝4退率}\\🔶12チーム\\🔶24チーム\\🔶48チーム\end{matrix}}\\⬇\hspace{54pt}⬇\\
\fbox{🟨📕{\bf勝4退率}は
1%未満}\\⬇\\
\fbox{🟩勝ち点4はラウンド32ほぼ確定}
$$
⬛『勝敗率』
$$
\def\arraystretch{1.1}
\small
\\{互角テーブル (単位\%)}\\
\begin{array} {c|cccc}
&\text{p1}&\text{p2}&\text{p3}&\text{p4}\\ \hline
\text{p1} & {―} & {38} & {38} & {38}\\
\text{p2} & {38} & {―} & {38} & {38}\\
\text{p3} & {38} & {38} & {―} & {38}\\
\text{p4} & {38} & {38} & {38} & {―}\\
\hline
\end{array}\\
{}\\
{32ヵ国テーブル (単位\%)}\\
\begin{array} {c|cccc}
&\text{p1}&\text{p2}&\text{p3}&\text{p4}\\ \hline
\text{p1}& {―} & {44} & {50} & {56}\\
\text{p2}& {32} & {―} & {44} & {50}\\
\text{p3}& {26} & {32} & {―} & {44}\\
\text{p4}& {20} & {26} & {32} & {―}\\
\hline
\end{array}\\
{}\\
{48ヵ国テーブル (単位\%)}\\
\begin{array} {c|cccc}
&\text{p1}&\text{p2}&\text{p3}&\text{p4}\\ \hline
\text{p1}& {―} & {47} & {56} & {65}\\
\text{p2}& {29} & {―} & {47} & {56}\\
\text{p3}& {20} & {29} & {―} & {47}\\
\text{p4}& {11} & {20} & {29} & {―}\\
\hline
\end{array}\\
\\{}\\
{※引分けは24%}\\
$$
32ヵ国テーブルは32ヵ国W杯
48ヵ国テーブルは48ヵ国W杯
を想定
『勝ち点順率』算出には、この『勝敗率テーブル』を使用します。
統計による数値ではありませんが、傾向を算出するためなので、これで問題ないと考えます。統計による数値ではないとはいえ、現実から乖離した数値というわけでも無く、例え数値を多少いじったとしても、得られる傾向に大きな違いはありません。
🟫『勝ち点順率』
勝敗表の一例として、次のようになったとします。
$$
\def\arraystretch{1.5}
\small
\begin{array} {c|c|ccc}
&\footnotesize{勝ち点}&a&b&c&d\\\hline
a&6&―&⚫&⚪&⚪\\
b&9&⚪&―&⚪&⚪\\
c&0&⚫&⚫&―&⚫\\
d&3&⚫&⚫&⚪&―\\\hline
\end{array}
$$
上位から順に並べて勝ち点順を表すと、上の例では[9630]となります。
勝ち点順のパターンは40通りあります。
勝敗率テーブルによって、勝ち点順が現れる確率を算出します。
$$
\def\arraystretch{1.1}
\small
勝ち点順率/組 (単位\%)\\
\begin{array} {c|rrr}
\text{勝ち点順}&互角&32ヵ国&48ヵ国 \\\hline
\text{9630}&7.23&8.45&10.03\\\text{9611}&2.28&2.67&3.17\\\text{9440}&2.28&2.67&3.17\\\text{9431}&4.56&4.93&5.36\\\text{9421}&2.88&3.24&3.69\\\text{9333}&2.41&2.39&2.31\\\text{9222}&0.30&0.34&0.39\\\text{7730}&2.28&2.67&3.17\\\text{7711}&0.72&0.84&1.00\\\text{7640}&4.56&4.93&5.36\\\text{7631}&4.56&4.58&4.63\\\text{7621}&2.88&3.00&3.15\\\text{7540}&2.88&3.24&3.69\\\text{7531}&2.88&3.00&3.15\\\text{7521}&1.82&1.97&2.16\\\text{7441}&4.32&4.32&4.30\\\text{7433}&4.56&4.17&3.65\\\text{7432}&2.88&2.76&2.61\\\text{7431}&1.82&1.90&1.99\\\text{7422}&1.82&1.82&1.82\\\text{7322}&0.57&0.60&0.63\\\text{6660}&2.41&2.39&2.31\\\text{6641}&4.56&4.17&3.65\\\text{6633}&7.23&6.04&4.62\\\text{6541}&2.88&2.76&2.61\\\text{6522}&0.91&0.87&0.83\\\text{6443}&6.85&5.73&4.38\\\text{6442}&2.88&2.52&2.07\\\text{5550}&0.30&0.34&0.39\\\text{5541}&1.82&1.82&1.82\\\text{5532}&0.91&0.87&0.83\\\text{5531}&0.57&0.60&0.63\\\text{5522}&0.57&0.57&0.57\\\text{5443}&2.88&2.52&2.07\\\text{5442}&1.82&1.67&1.48\\\text{5432}&1.15&1.10&1.04\\\text{5332}&0.36&0.36&0.36\\\text{\bf4444}&0.72&0.60&\textbf{0.46}\\\text{4443}&0.61&0.53&0.44\\\text{3333}&0.02&0.02&0.02\\\hline
\text{計}&100&100&100\\
\end{array}
$$
🟪『勝ち点取得率』の算出
『勝ち点順率』を順位別に集計し、『勝ち点取得率』を算出します。
$$
\def\arraystretch{1.1}
\small
【48ヵ国】勝ち点取得率 (単位\%)\\
\begin{array} {c|rrrr|r}
\text{勝ち点}&1位&2位&3位&4位&{占有率} \\ \hline\text{9}&28.1&&&&7.0 \\
\text{7}&41.3&4.2&&&11.4 \\
\text{6}&20.5&36.9&2.3&&14.9 \\
\text{5}&9.2&16.7&0.4&&6.6 \\
\text{4}&0.9&38.5&35.5&0.5&18.8 \\\hdashline
\text{3}&&3.3&44.4&17.5&16.3 \\
\text{2}&&0.4&13.2&12.6&6.6\\
\text{1}&&&4.2&41.3&11.4 \\
\text{0}&&&&28.1&7.0 \\\hline
\text{計}&100.0&100.0&100.0&100.0&100.0\\
\end{array}
$$
📒占有率は、その勝ち点が現れる割合
勝ち点4は18.8%×48ヵ国≒9ヵ国
48ヵ国中8~10ヵ国と見込まれる
勝ち点2で2位になるのは、勝ち点順[9222]です。
勝ち点3で2位になるのは、勝ち点順[9333][7322][5332][3333]です。
勝ち点3や2で2位になる可能性は低く、ここを狙う戦略は現実的ではありません。
勝ち点6が3位になるのは勝ち点順[6660]。
勝ち点5が3位になるのは勝ち点順[5550]。
勝ち点5以上が敗退するのは、138億年に一度有るか無いか程度となり、考える必要はありません。
順位ではなく、勝ち点4以上が、ラウンド32進出/敗退のポイントになります。
🟥4位📕勝4退率
勝ち点4で4位敗退となるのは、勝ち点順[4444]です。
[4444]の順になるのは、3試合目対決時の勝ち点が、4vs.1・4vs.1、または3vs.3・3vs.3の場合です。この組み合わせになった時点で、勝ち点4は安泰ではないです。
4vs.1・4vs.1の出現率/組は、約3.8%。
3戦目終了で[7711][7521][7441][5522][5442][4444]の何れかになります。
3vs.3・3vs.3の出現率/組は、約2.6%。
3戦目終了で[6633][6443][4444]の何れかになります。
『4位📕勝4退率』は、
グループ内4チームが同じ勝ち点4なので、『勝ち点順率』48ヵ国 0.46%/組を4チームで割ります。
$$
0.46\%÷4=0.115\%
$$
もともと、全体に対する割合が少ないので、最終結果への影響が少ないです。
多数を占める、『3位📕勝4退率』の方が重要です。
🟧3位📕勝4退率の算出
$$
\def\arraystretch{1.1}
\small
3位勝ち点取得率 (単位\%)\\
\begin{array}{c|rrr}
\text{勝ち点}&互角&32ヵ国&48ヵ国 \\\hline
\text{6}&2.4&2.4&2.3&\\
\text{5}&0.3&0.3&0.4&\\
\text{4}&39.1&37.5&35.5\\\hdashline
\text{3}&43.4&43.8&44.4\\
\text{2}&11.8&12.4&13.2\\
\text{1}&3.0&3.5&4.2\\\hline
\text{計}&100.0&100.0&100.0\\
\end{array}
$$
3位勝ち点4以上は、互角で41.8%、48ヵ国で38.2%。実力差が大きいほど、勝ち点4以上が少ないです。勝ち点4以上の3位勝ち点取得率、略して『📗勝4上3率』は約40%と覚えておいてください。これが低い方、つまり実力差が大きい方が勝ち点4は安泰になります。
次回北中米ワールドカップは、48チームトーナメントですが、類似のフォーマットに、12チーム、24チームトーナメントがあります。
考え方は同じなので、簡単な順に12チーム、24チーム、48チームの順に説明します。簡単にするために、コインの表/裏、50%ずつとして確率を計算します。📗勝4上3率を50%として計算するのと同じです。表🔵は勝ち点4以上、裏🟡は勝ち点3以下を表します。
🔶12チーム
12チームトーナメントは、
4チーム×3グループで行われます。
1位と2位、
そして3位の成績順に
上位2チームが次ラウンド、
下位1チーム敗退です。
コイン3枚を同時に投げて、
表/裏が出るパターンは$${2^{3}=8}$$通り。
3枚とも🔵勝ち点4以上が出る確率は$${\frac{1}{8}}$$です。
$$
\def\arraystretch{1.5}
\small
\begin{array} {rc}
No.&A B C\\\hline
1&🔵🔵🔵\\\hdashline
2&🟡🔵🔵\\\hdashline
3&🔵🟡🔵\\\hdashline
4&🔵🔵🟡\\\hdashline
5&🟡🟡🔵\\\hdashline
6&🟡🔵🟡\\\hdashline
7&🔵🟡🟡\\\hdashline
8&🟡🟡🟡\\\hline
\end{array}
$$
No.1は🔵勝ち点4以上敗退が1チーム、1通り。
No.2~8は🔵勝ち点4以上敗退無し、7通り。
勝ち点4獲得チーム数は、
📒占有率16.7%として、
12チーム中2チームと想定。
『3位📕勝4退率』は、
8通り中1通り、
チーム数2なので、
$$
\frac{1}{8}÷2=6.25\%
$$
となります。
🔶24チーム
24チームトーナメントは、
4チーム×6グループで行われます。
1位と2位、
そして3位の成績順に
上位4チームが次ラウンド進出、
下位2チーム敗退です。
コイン6枚を同時に投げて、
表/裏が出るパターンは$${2^{6}=64}$$通り。
64通り全ては多いので、
🔵勝ち点4以上が敗退となる
7パターンのみ図示します。
$$
\def\arraystretch{1.5}
\small
\begin{array}{rc}
No.&A B C D E F\\\hline
1&🔵🔵🔵🔵🔵🔵\\\hdashline
2&🔵🔵🔵🔵🔵🟡\\\hdashline
3&🔵🔵🔵🔵🟡🔵\\\hdashline
4&🔵🔵🔵🟡🔵🔵\\\hdashline
5&🔵🔵🟡🔵🔵🔵\\\hdashline
6&🔵🟡🔵🔵🔵🔵\\\hdashline
7&🟡🔵🔵🔵🔵🔵\\\hline
\end{array}
$$
No.1は🔵勝ち点4以上敗退が2チーム。1通り。
No.2~7は🔵敗退が1チーム。$${_{6}{C}_1=6}$$通り。
🔵敗退無しは57通り。
勝ち点4獲得チーム数は、
📒占有率16.7%として、
24チーム中4チームと想定。
『3位📕勝4退率』は、
6チーム中2チーム、かつ64通り中1通り。
6チーム中1チーム、かつ64通り中6通り。
これら合計となり、
チーム数4なので、
$$
\Big(2×\frac{1}{64}+\frac{6}{64}\Big)÷4=3.125\%
$$
となります。
🔶48チーム
48チームトーナメントは、
4チーム×12グループで行われます。
1位と2位、
そして3位の成績順に
上位8チームがラウンド32、
下位4チーム敗退です。
コイン12枚を同時に投げて、
表/裏が出るパターンは$${2^{12}=4096}$$通り。
さすがに多すぎるので、図示は控えます。
勝ち点4獲得チーム数は、
📒占有率16.7%として、
48チーム中8チームと想定。
『3位📕勝4退率』は、
12チーム中
敗退4チーム、$${_{12}{C}_0=1}$$通り。
敗退3チーム、$${_{12}{C}_1=12}$$通り。
敗退2チーム、$${_{12}{C}_2=66}$$通り。
敗退1チーム、$${_{12}{C}_3=220}$$通り。
これら合計となり、
チーム数8なので、
$$
\begin{split}
\Big(&4×\frac{1}{4096}
+3×\frac{12}{4096}\\
+&2×\frac{66}{4096}
+1×\frac{220}{4096}\Big)÷8\\
≒&1.2\%
\end{split}
$$
となります。
少々強引に算出しましたが、上の確率は高く見積もっています。
と言うのも、📗勝4上3率は約40%。
よって、コインの表🔵が出る
確率を40%とすると、
『3位📕勝4退率』は、
$$
\begin{split}
\big(&4×\left(0.4\right)^{12}×\left(0.6\right)^{0}×1\\
+&3×\left(0.4\right)^{11}×\left(0.6\right)^{1}×12\\
+&2×\left(0.4\right)^{10}×\left(0.6\right)^{2}×66\\
+&1×\left(0.4\right)^{9 }×\left(0.6\right)^{3}×220\big)÷8\\
≒&0.23\%
\end{split}
$$
となり、1%未満です。
もし、2試合で勝ち点6、4を得てラウンド32ほぼ確定したチームが、3戦目軒並み負けるというような事が起こると、📗勝4上3率は上昇するのですが、せいぜい50%です。この計算結果を示すには、いたずらに表と数字が増えるだけですので、割愛します。📕勝4退率が十分低いことを示せればいいわけですから。
ラウンド32ほぼ確定したチームが片っ端から負けていくのは、八百長すら疑われかねない異常事態ですので、まずありえません。なお📗勝4上3率50%でも、『3位📕勝4退率』は約1.2%です。
🟨📕勝4退率は1%未満
チーム数が12➡24➡48と増えるに従って『3位📕勝4退率』は下がります。
また、実力差が大きくなるに従って『3位📕勝4退率』は下がります。48ヵ国W杯は、実力差が大きいと見積もられるので、『3位📕勝4退率』が低くなるのは、必然です。
📕勝4退率は、
『4位📕勝4退率』と
『3位📕勝4退率』の合計
と言えるので、
$$
0.115\%+0.23\%=0.345\%
$$
となり、1%未満です。
算出方法が厳密とは言えないし、数値の精度は高くありませんが、低い水準なのは間違いありません。
🟩勝ち点4はラウンド32ほぼ確定
3戦目の2試合の組合せを勝ち点で見た際、4vs.1・4vs.1と3vs.3・3vs.3は、勝ち点4安泰と言えません。勝ち点順[4444]となり、4位敗退の可能性があるからです。
4vs.1・4vs.1は約3.8%。3vs.3・3vs.3は約2.6%。計約6.4%は、順位を気して3戦目に臨む必要があります。
しかし、それ以外の約93%は勝ち点4安泰。グループ順位を気にせずに、ほぼラウンド32確定と言えます。
勝ち点3の国が引分けを狙わず、リスクを冒してゴールに向かうのは、勇ましいと思いますし、応援したくなります。しかし、本気で優勝を目指す国ほど、そんなリスクは冒さないものです。もっとも、優勝候補の強豪国なら2戦目でラウンド32確定させるでしょう。
もしあなたが監督で、勝ち点3をすでに得ていたら、引分けを狙わず、勝利に向けて邁進しますか?
次の第三章は、日本が優勝するための道筋を妄想しています。
∽ 第三章 ∽
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