「便利な素材屋」という鎧を脱ぐ決意|300超の観測で見えたテイカーの生態とHSPクリエイターの生存戦略
以前、
「スキ返し」をやめる記事を書いた。
今回は更に
「みんフォトを使ってくれた人の記事紹介」も
完全に終了する記事を書こうと思う。
この記事のためのBGM
静かな場所で曲を流しながらお読みください。
「みんなのフォトギャラリー」を通じて、
私のイラストは300回以上の旅をしてきた。
これまでその一つ一つを丁寧に追い、
記事にまとめてきたけど、
今日、ついにその更新を止める決断をした。
1|観測された「テイカー」の生態
イラストの300以上の旅先を観測して、見えてきた真実。
「自分の物語の彩り」として大切に扱う人と、
単なる「便利な無料素材」として消費する人、
その間には、超えられない深い溝があった。
前者の記事は、気に入って扱ってくれていることがとても嬉しい。
けれど、後者の記事には、表現への敬意も、共鳴も、ない。
そこにあるのは情報の羅列と一方的な宣伝。
スキも、コメントも、ましてや「灯り(チップ)」も届くことはない。
それは、私の魂の欠片であるイラストが、
「無機質な消費」という冷たい砂に埋もれ
踏みにじられていくような光景だった。
2|「便利な人」という名の新しい鎧
通知が届くたびに相手の記事を読みに行き、リンクを貼る。
その数分間の積み重ねが、
私の最も大切な「深海の創作時間」を侵食していた。
かつて私は
戦場で生き抜くために「強さ」という鎧を着てきた。
でも今、テイカーの期待に応えようと奔走することは、
私にとって「便利な人」という新しい鎧を着ることだった。
だからもう、自分を削ってまで
誰かのための便利な道具でいることをやめることにした。
そして、「画像を使用しました」の通知も切った。
3|「見えない敵」との戦い
自営業を始めてから、私はずっと
自分で作り上げた「見えない敵」と戦っていた。
来もしない客のために
「時間通りに開店しなきゃ」
どうでもいい人のために
「ちゃんとした人だと思われなきゃ」
過去に同業者や客から言われた言葉を
実力がついた今でも、いつまでも引きずっていた。
……田舎に移住してまで、
私は都会の「普通」という亡霊に縛られていた。
なぜ存在しない敵と戦ってしまうのか。
それは、
「何もしない自分」には価値がない
という恐怖から逃げるためだ。
ルールに縛られ、
誰かのために忙しく動いている間だけ、
「正しさ」という偽りの安心感を得ることができる。
しかしその「正しさ」は実は
労働者、つまり奴隷の考え方だ。
それは自由に創作するべきクリエイターにとって
魂を摩耗させる毒でしかない。
内向的な私の脳が最も得意とする
「最高出力の創作」を妨げる、最大のノイズなのだ。
参考記事
▶︎ 深海で実を結ぶ|孤独が「才能」だった理由
4|「イエベ春」の夫が教えてくれたこと
無駄に頑張る私を、夫は不思議そうな目で見る。
彼は、典型的な「ギバー(与える人)」であり、
同時にどこまでも軽やかな「イエベ春」の気質を持っている。
(▶︎色の性質についてはこちらのマガジンで。)
私が「正しいルール」に縛られて苦しんでいるとき、
彼は笑って言った。
週末まで我慢しなくていいんだ。
毎日楽しめばいいんだよ。
その一言で、私はやっと気づいた。
サラリーマンのように、
決められた時間に、
決められた義務をこなすことで
自分を守らなくていい。
私たちは、
自由になるためにここに来たはずだった。
「真理はあなた方を自由にします」
その言葉を、私は夫の軽やかさの中に初めて見たのだった。
5|HSPクリエイターが知っておくべき生存戦略
自営業として、そしてクリエイターとして、
常に「テイカー」との戦いの中にいたことに気づいた。
そこで、HSPクリエイターが知っておくべきことを伝えたい。
生きる世界を分ける: 提供する側と搾取する側は、住む次元が違うということ。奪い合いのループに留まってはいけない。
課金の心理: 自分の成長に課金できない人は、誰からも価値を認められない。学ぼうとしない人は、誰にも教えることができないのだから。
相手にしてはいけない。
搾取され続けてはいけない。
自分のエネルギーを
「奪う人」に捧げるのは、もう終わりにしよう。
私たちがやるべきことは、
早く実績を積み、価値のある人材になること。
そして、搾取の循環から抜け出し、
「与え合う循環」の次元へ移動すること
だ。
以前に書いた記事も参考になると思う。
6|本当にやるべきこと
本当にやるべきことに集中する。
それだけ。
必要なものは、
正当な対価を払って手に入れ、
学び、自分のものとして成長する。
消費する側(テイカー)から抜け出し、
提供する側へと回り、高め合う循環の中に入る。
私が紹介記事リストを更新するのをやめるのは、
その時間を「本物の共鳴」を届けてくれる人たちのために、
そして私自身の「最高出力の創作」のために使うと決めたから。
もう、私の「安息」を誰にも譲らない。
この潔い境界線の先にだけ、
本物の自由があるのだと信じている。
7|境界線の引き方
イラストの利用者の多くは、
みんフォトの向こう側に「人間」がいるとは思っていない。
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