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続々、大人になってからの友達


近所、というか
うちの目の前の家は私の中学時代の同級生男子の家だ。
ご両親は事情があり別な場所に住んでいるが、平屋といえど部屋数はうちより多いまったくデカイ家に住んでいるその同級生が、今朝。

「なあ、あお!(私)
おまえンち、同窓会の知らせ来たか?」

私は中学から今の家に住んでいるので、
それ以前から皆が知り合いという中学でなかなか孤立した中学時代を過ごした。
まあ、それなりに
仲良くなった友達は居たし、
意地悪はされても
いじめられていたわけではないので
転入生なわりに
平穏だったと言える中学時代だった。
だから卒業して、高校も通う人数の少ないところを選び中学の同級生とはなんの連絡も取り合ったりしていない。
なので
なんの連絡も来ない。

「あおさ、誰とも連絡取ってないの?」

「うん。
めんどくさいし。」

「あのさ、
俺運転してくから一緒に行かね?」

なんだかさらにめんどくさい。
誘われたからには行かねばならないだろうか?
待てよ。今週土曜は映画を見に行く。
夜、同窓会に出掛けて、
翌朝日曜日は大磯まで行かねばならぬ。
やはりそんな体力が今の私にあるわけがない。

「いいじゃん、行こうよ。
あれさ、めんどくさくなったら
なんか一杯飲んでさ、電車で帰って来ちまえよ。」

また、そのコーヒーだかオレンジジュースのためにわざわざ会費払って電車賃かけて挙げ句バス賃までかかって
バス停から歩いて7分。

考えただけで、めんどくさい。

言っておくが
同級生男子には嫁がいる。
嫁とも話はするが、気さくないい嫁だ。
めんどくさいが行くのか。
めんどくさいから行かないのか。
そんなことを考えるのもめんどくさい。
オトナになると
やりたいことが増える。
お金もそこそこ自由になるし
精一杯頑張れば時間も生まれる。
せっかく作ったそれらを
たいして覚えてもいない
向こうも、
「コイツ、誰やったっけ?」
と頭の周りにハテナマークを雷様みたいにくっ付けて私を見るであろう同級生にヘイコラしながらコーヒー飲んでも旨くはない。

何しろ、卒業してからただの一度もそう言った集まりに出席していないのだから。

なぜ、
そんなに集まりたいのだろう。
オトナのクセに。
集まったって
腰が痛いの、肩が痛いの、血圧が、コレステロールが、膝が、毛が、
と泣き言しか言わないはずなのに。

お向かいの同級生男子と
ちゃんと話をするようになったのは
あちらが結婚し、二人の娘が嫁に行き、
同級生男子に孫が出来、おじいちゃんになってからだ。
同じように学校に行って
同じような地域で過ごしているのに
なぜ、こうも違うのか。

いや、うらやましいのではなく。

私は思う。
何かが決定的に違うわけではない。
ただ
同級生には多少の積極性があり、
私にはまるでないだけのこと。
私が逆の立場なら
たぶん同級生男子を同窓会などに誘ったりしない。

「あおさ、ケータイの番号教えろよ」

「なんでよ。」

「なんでって、教えておけよ。」

しつこいので教えた。
あー
同窓会!めんどくせえ!!(笑)



大人になってからの友達

続、大人になってからの友達



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