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「塗料が高すぎる理由、知ってますか?」実はこれ、“次に上がる株”のヒントです。No2

#投資思考譚 No.2

前回までの投資思考譚はこちらから⇩⇩⇩

設計者の利益は、静かに削られています。

見積を出すたびに金額が変わる。
「この価格、来月は無理です」と普通に言われる。

最近、これが当たり前になってきました。

特にきついのが——
塗料」

建築やってる人なら、全員わかると思います。
正直、「もうやめてくれ」が本音です。


見積を取るたびに金額が変わる。

「この価格、来月は無理で…」
と普通に言われる。


実際の現場では、こんなことが起きてます。

設計見積を出す
→ 物価上昇
→ 仕上げを削ってコスト調整
→ また物価上昇

デザインだけが削られていく

これが今のリアルな状況です。。。


最近、大手設計事務所がこぞって
“素地を活かしたシンプルな空間”を増やしているのも

資材コストの影響が大きい


これからの設計者は

・安く
・ シンプルに
・ それでいて美しく

この無理ゲーみたいなバランスを求められます。


でも今回の話は、ここで終わりません。
これはただの「値上げの話」ではなく

➤ 実は、“次に動く株”のヒント。


■ なぜ塗料はここまで上がったのか

結論からいきます。

➤ 塗料コストの大半は石油由来です。

つまりこうなります。
【原油 UP→ナフサUP→ 塗料 UP→建築コスト UP】
シンプルですが、これが本質です。

塗料コストフロー

ただし、今回厄介なのはここからです。

  • 原油価格の上昇

  • 円安

  • 輸送費の上昇

  • 人手不足

➤ これらが“同時に”起きている

そして重要なのが

➤ コスト増と価格転嫁にはタイムラグがある

つまり企業は一度、利益を削られます。


その結果、現場ではこうなります。

  • 見積が安定しない

  • 価格が読めない

  • 設計でコントロールできない

➤ 設計の外(外生要因)で全てが決まる状態

これは普通に地獄です。。。。


・この先、何が起きるのか

流れはシンプルです。

  • コスト優先の設計が増える

  • 品質とのトレードオフが進む

  • 材料選定の重要性が上がる

そして本質は

➤ 「値上げできる側」が勝つ


■ 誰が得してるのか?

ここからが「投資譚」となります。
値上がりというと誰もが「損する話」
に見えますが、
視点を変えましょう。

➤ この状況で得しているのは誰か?


困っているのは現場側ですが、
作っている側はどうでしょうか?

「値上げできる企業」=価格を“押し付けられる構造”を持つ企業

つまり能力じゃなくて、ポジションの問題です。


■ 強い企業とは

一見すると全員が苦しそうに見えます。
でも違う。
 今後、勝つ可能性があるのは

“値上げできる企業”ではなく
“値上げを受け入れさせられる企業”

【①業界シェア】
例えば市場を握ってる
企業は以下が挙げられます。

  • 日本ペイントホールディングス

  • 関西ペイント

塗料って実はかなり寡占気味で 
代替が効きにくく、 一社だけ値上げじゃなく
“業界で上がる”構造を持ちます。


【②切り替えコスト】
建築現場のリアルの話をすると、

  • 一度決めた塗料を途中で変えられない

  • 実績のある企業の材料を結局使いたい

  • 仕様変更=設計変更+責任問題

が関係してて、塗料って単なる材料じゃなくて

  • 耐久性

  • 施工性

  • 仕上がり

  • 品質保証

が全部絡みます。
また、劣化防止・防水・美観に関わる
防水材、外壁塗装、断熱材がなければ
そもそも建物寿命は下がることから、

結論「高くてもそのまま使う」となり、
大手は強みをそのまま発揮しやすくなります。

▶「建築は“見える部分”でなく、“止まると成立しない部分”から崩れる」


【③ 建物コストの上がり方から見る】
コストの波及の流れはシンプルです。
住宅をイメージするとわかりやすいです。

①塗料など材料を作る会社

②工事会社(ゼネコン・工務店・設計事務所)

③建物を売る会社(デベロッパー)

④エンドユーザー(買う人=私達)

①~④の中では
「利益が削られる会社」 と
「守れる会社」が分かれます。


ここで勝負を分ける考え方として
【ケース①:強い会社】
原材料が上がっても「じゃあ値上げします」で通る

・利益:戻る or 伸びる
 ・株価:上がりやすい


【ケース②:弱い会社(下請け・中小など)】
原材料が上がって値上げすることで顧客離れを
引き起こす可能性も高いです。つまり以下の可能性が高くなります。

・ 利益:削られる
・ 株価:下がる or 上がらない


強い会社とは、
ここでは日本ペイントホールディングス
のような企業を指してます。
シンプルに定義すると
値上げしても顧客が離れない企業
とみてもよいです。

3〜5年チャート
実際に株価の構造を見て見ると。

原材料価格が上がる中でも、
コロナ後〜インフレ局面における
価格転嫁によって業績を維持しています。

直近チャート

260503時点の株価(現状は様子見相場)
※直近のチャート確認は自身の目でも確認ください

過去は転嫁で耐えてますが、
今回は短期で株価にダメージがでてます。

2月には上昇が見られますが、これは
「この会社ならインフレでも勝てるでしょ」
という期待のもと一次的に上がったが、原油不足が思う以上に重なるこ不安で下がってきているように思えます。
しかし、最終的には上昇に好転すると考えます。

株価フェイズの具体的なイメージは
下記と考えております。


〈フェーズ①(今:株価弱い)〉

  • 原油高止まり

  • 投資家の不安拡大

  • 収益圧迫

 〈フェーズ②(初期反転:ここが狙い)〉

  • 原油ピークアウト(-15%くらい)

  • 株価が反応し上昇傾向

〈フェーズ③(本格回復)〉

  • 原油安定 + 値上げ浸透

  • 収益改善

  • 利益確定

➤「原油は“価格”より“トレンド転換”」
➤「底を当てるゲームじゃなく。“不安が消えた証拠”に乗るゲーム」


■ さらに上流を見ると

塗料の元は石油です。
気になる場合は調べてみても面白いと思います。


  • ENEOSホールディングス

  • INPEX

➤そもそも原料その“元”を握ってる側
このようなところも構造上シンプルに強いです。


■ 一段深い視点(最重要)

今回本当に見るべきはこれ。

➤ 値上がりしてる企業ではなく「値上げできる企業」


前回の譚でも書きましたが

  • 代替が効かない

  • シェアが高い

  • ブランド力がある

こういう企業は

➤ 価格を上げても売れる

だから強いのです。


■ 投資思考はこれだけでいい

これだけの思考でOKです
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① 身近な違和感に気づく
(塗料高くない?)

② 原因を考える
(石油・為替)

③ 上流を見る

④ 「値上げできるか」を考える
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これだけで、今回のニュースの見え方は変わります。


■ まとめ

・塗料は石油製品なので値上がりしている
・今回は複数要因が同時に起きている
・この流れはしばらく続く可能性が高い

≪今日の譚の要点≫
「インフレで苦しむ側、儲かる側は同時に存在」
「原油は“価格”より“トレンド転換”」


あなたの身の回りでも、
同じことが起きていませんか?

その値上がり——
誰が利益を得ているのか?

そこに、投資のヒントがあります。


※本記事は特定銘柄の推奨を目的としたものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



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