見出し画像

全部消えたのに、怒らなかった──マイクラ姉妹に学んだ“感情の育ち”

「えっ、全部消えた!?」

その夜、我が家のリビングには、緊張感が漂っていました。

いつものように、姉妹でマインクラフトをプレイ。
最初は妹Rちゃん(7歳)の番。サバイバルモードでの冒険です。

でも——操作ミスから、彼女はゲームオーバー。

問題はそのあと。
一緒に遊んでいた姉Aちゃんの貴重なアイテムが、妹の操作によってすべて消えてしまったのです。

そしてその瞬間、Aちゃんは顔をくしゃくしゃにして——号泣。



でも、そのあとの展開が予想外でした。



1年前のAちゃんなら、怒りにまかせて放送禁止用語を叫び、妹を責めていたと思います。
でもこの日は違いました。

怒るでもなく、責めるでもなく——ただ全身全霊で泣いていたんです。

それはまるで、スーパーで「買って〜!!」と泣き叫ぶ子どもみたいな、シンプルな悔しさの涙。

私は内心、「おお…」と拍手していました。



怒らなかった理由は、きっとこうです。



「ここで怒ったら、ママからお説教されてゲーム時間が減る」
そんな合理的な計算も、あったのかもしれません。

でもそれ以上に、Aちゃんの中で“感情をどう扱うか”という成長が起きていたように思うのです。



そして、もうひとつ驚いたこと。


彼女は次の自分の番になると、泣き止んでサバイバルモードを再開。
アイテムを一から集め直しながら、ふと妹に言ったんです。

「今度サバイバルやるときはさ、私の荷物は冒険に出る前にチェストに入れておいてくれない?」

怒りじゃなくて、提案という形で伝えていました。



子どもって、こうやって育っていくんだ。


• 感情を自分でマネジメントする力
• 喪失感から立ち上がる力
• 相手と新しいルールを作る交渉力

ゲームという小さな世界の中で、Aちゃんはそんな“生きる力”を少しずつ手に入れているように見えました。



私たち親は、つい「子どもを育てる」ことに一生懸命になりがちです。
でも本当は、子どもは自分の力でちゃんと育っていくものなのかもしれません。

その瞬間を見逃さずに、隣でちゃんと見ていること。
それが、私の役目なのだと感じました。



みなさんのお子さんも、こんな“感情の育ち”を見せてくれたことはありますか?

良かったら、聞かせてください


私のその他の記事

いいなと思ったら応援しよう!

しおんの棚 この文章が、あなたの心に少しでも灯りをともせたなら―その気持ちが何より嬉しいです。励みになります。