ゾクッとする小さな怖話 弐
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204号室の回覧板
ある静かなマンションに住む大学生の話。
そのマンションでは、
回覧板を隣の部屋の
ドアノブにかけていくのが
決まりになっている。
ある日の夕方、
彼がバイトから帰ると、
ドアノブに回覧板がかかっていた。
次は隣の「204号室」に回す番になる。
彼は回覧板に目を通して
すぐに隣へ行き、
ドアノブに回覧板をかけて
自分の部屋に戻った。
しかし、数分後。
「ガタッ」と音がして、
自分の部屋のドアノブに
何かが当たる音がした。
不思議に思ってドアを開けると、
さっき回したはずの回覧板が、
また自分の部屋の
ドアノブに戻っていた。
『あれ? 204号室の人、
間違えて回してきたのかな』
そう思い、彼はもう一度、
今度はインターホンを押してから
回覧板を204号室のドアにかけた。
しかし、204号室から返事はない。
でも、ドアの向こうから
「ず、ずず……ごりっ」と、
重い何かを引きずるような
音が聞こえてきた。
彼は気味悪くなって、
急いで自分の部屋に逃げ込み、
鍵をかけた。
すると、一分も経たないうちに。
「コン、コン、コン」
今度は自分の部屋のドアを
ノックする音がした。
恐る恐るのぞき窓(ドアスコープ)
から外を覗いてみる。
でも、外には誰もいない。
広角で見えるドアスコープには
人の影はない。
彼は、恐る恐るドアを開けてみた。
ただ、廊下の突き当たりにある
隣の204号室のドアが、
ほんの数センチだけ開いていて、
真っ暗な隙間から「何か」が
こっちを覗いているような気がした。
彼は、慌ててドアを閉めて
カギをかけた。
その夜、彼は眠れなかった。
明け方、
ようやくウトウトし始めた頃、
玄関で「カサッ」という音がした。
それは、
ドアの下にある新聞受けの隙間から、
何かが差し込まれた音だった。
彼が玄関へ行ってみると、
そこには回覧板の
「一番最後」のページが
破り取られた紙が落ちていた。
その紙には、住民の名前が並ぶハンコ欄があるのだが、
201、202、203(彼)……と
続くその下の「204」の欄に。
朱肉ではなく、どす黒い「指紋」が
べったりと押されていた。
そしてその横に、
ひどく歪んだ、文字とも
図形ともつかない記号で、
こう書き殴られていた。
「 そのうち 、 お ま え の
部屋のな か を み せ てもらうよ 」
彼はすぐさま引っ越したが、
今でも回覧板の「カサッ」という
音を聞くと、あの204号室の
真っ暗な隙間を思い出して、
動悸が止まらなくなるという。
☆★☆
集合住宅というのは、
意外に両隣の人の名前や顔を
知らないと言います。
いつの間にか引っ越して
また誰かが入居する。
私、時々思うんですけど‥‥
隣から聞こえる音って
本当に居る隣人の
音なのでしょうか‥‥‥
いつの間にか引っ越していて
空き家だったりするのでしょうか‥‥‥
おしまい

なっていないのが怖い(笑)
著作 安桜芙美乃
共作 Gemini AI
SUNO AI MUSIC
【見えない隣人】
作詞 作曲 編曲 Echo.EXE
【歌詞】
[Intro]
[Verse 1]
隣り合う 見知らぬ記号
ドアノブに かかった静寂
回覧板を 回すたび
境界線が 少しずつ溶ける
[Verse 2]
「ガタッ」と鳴る ドアの向こう
戻ってきた はずの足音
インターホンの 沈黙と
引きずる音の 「ごりっ」という響き
[Pre-Chorus]
のぞき窓(ドアスコープ)
広角に歪む 無人の廊下
開いた数センチの 闇の奥
何かが僕を 数えている
[Chorus]
見せないで 見せないで
隣に潜む 名前のない影
朱肉に混ざる 黒い執着
「そのうち 中を見せてよ」と
歪んだ文字が 喉を撫でる
[Bridge]
カサッ、と音がした
新聞受けに 落ちた絶望
破り取られた 僕の明日
[Outro]
ねぇ、君の隣は 本当に「空き家」?
🎵 Music created with Suno AI (Pro Plan)
©️ 2025 Echo.EXE / Suno AI
