なぜ私が「子連れピースボート世界一周」を決意したのか?〜諦めかけた夢を叶えるまで〜
人生の休暇に「世界一周」を夢見た私
2人目の産休に入った時、私は「これが最後の産休・育休だ」と強く感じていました。人生の大きな休暇となるこの期間に、復職してからではできないような、特別なことをしたい。漠然とそんな思いが胸の中にありました。
実は、2020年のコロナが始まった頃、主人とイタリア発のショートクルーズに乗る予定があったんです。マツコの知らない世界でクルーズ船の特集を見て「いつか乗りたい!」と夢見て予約していたのですが、コロナで中止に…。その時は本当に残念で、いつか必ずリベンジしたいと思っていました。
コロナが明けてクルーズが再開されても、平日にかかる長期の船旅は仕事をしているとなかなか難しいもの。だからこそ、「この産休中にこそ、クルーズに乗るチャンスがあるんじゃないか?」と、本格的に考え始めたんです。
未就学児と「世界一周」?ピースボートの「子どもの家」が決め手に
そんな中、「子連れで参加できるクルーズ」というキーワードでネット検索をしていると、ピースボートの存在を知りました。そこで目にしたのが、「12歳以下は無料参加」というありがたい情報と、何よりも「ピースボート子どもの家」という未就学児限定の保育園の存在です。
これに目が釘付けになりました。モンテッソーリ教育を取り入れていること、そして昼間の時間帯(9時〜15時)を子どもたちが「子どもの家」で過ごせること…。これに魅力を感じ、一気にピースボートが現実的な選択肢として浮上しました。
世界一周で108日間という長期間、もし子どもたちがずっと家族とだけ過ごすとなると、親としてはワンオペに息苦しさを感じるだろうな…と想像しました。船内で開催されるたくさんのアクティビティやプログラムにも参加したいのに、子どもがいるからと制限がかかるのは寂しい。そして何より、子どもたちにとっても、家族と過ごせるのはもちろん良いけれど、社会との交流がなくなるのは、対人関係を学ぶ大切なこの時期にもったいないんじゃないか?と考えていました。
実は、夫と将来設計を話し合う中で、「子どもと一緒に過ごせる時間は小学校ぐらいまでかもしれないね」という話になったんです。小学校に入れば義務教育ですし、長期間でお休みするのも難しくなります。中学生になれば部活動なども始まって、休日も家族と過ごす時間が少なくなるだろう、と。だからこそ、子どもたちがまだ小さく、一緒に旅行へ行ける間に、惜しみなく「経験」にお金をかけて最高の思い出を作ってあげたい。そんな思いも強くありました。
「子どもの家」があることで、これらの懸念が解消される!これが、未就学児の子どもたちを連れてでもピースボートに参加できると感じた一番の魅力でした。
「子連れ船旅」の壁を越える、いくつものメリット
世界一周は私の昔からの夢でした。海外が好きで、非日常を味わい、異文化に触れることが大好きなんです。ただ、子連れで海外旅行となると、飛行機の移動時間や時差、そして大量の荷物がいつも課題でした。
その点、船旅なら時差が発生しても1日に1時間程度と体が楽。観光地で重いスーツケースを運ぶ必要もありません。荷物は基本的に船内の客室に置いておけるので、観光の日はその日1日分の荷物だけを持参すればいい。まだおむつが必要な子もいれば、着替えや飲み物など、日中の移動だけでもかなりの荷物になる子連れ旅行にとって、これは本当に大きなメリットだと感じました。
船での旅、そして世界一周旅行には以前から興味があり、この産休中にクルーズに乗りたいという強い気持ちがありました。そんな中、子どもの対応もあるクルーズとして調べた結果、一番最初に目に入った(広告で上がってきた)のがピースボートだったので、早速説明会に参加することにしました。
家族の協力と、仕事の理解がくれた「最後の一押し」
108日間という長期間の旅。夫は仕事を休むことが難しいため、私と子どもたち2人だけでは正直ハードルが高いと感じました。そこで、私の両親に「一緒に行かない?」と、相談というよりは誘う形で声をかけました。もちろん、「子どもの家」の存在も伝えました。
父は昔から海外が好きで、留学経験もあり、仕事でも海外出張が多い英語ペラペラな人です。ピースボートの年3回ある出発プランの中で、8月出航のオーロラを見ることができるプランを知ると、それが父の目に留まり、とても魅力を感じてくれたようでした。
ちょうど話を持ち出した2023年6月時点で、父が「来年には仕事を引退する」と言っていたこともあり、2025年8月出発なら長期間仕事を休んで出かけることが可能だと分かり、両親の参加が決まりました。
説明会に参加して分かったことの一つに、「子どもは2歳以上じゃないと参加できない」という条件がありました。父の仕事の引退時期と、下の子が2歳になるタイミング、そしてオーロラを見れる航路。これら全てが重なったのが2025年8月からのピースボート乗船だったんです。
「でも、育休期間は終わっちゃうな…」
そんな不安がよぎりましたが、同じ会社で役員である夫に相談したところ、「うちの社長だったら全然いいよって言ってくれるはずやで」と一言。
ありがたいことに、私は会社で信頼を得ており、唯一在宅勤務が許されている身。社長は仕事はもちろん大事にする一方で、社員の家庭や夢を特に大切にしてくれる方なんです。「仕事の引き継ぎや準備がしっかりできていれば、やりたいことやっていいよ」というスタンスだったので、申し込んだ後に夫から世界旅行の旨を話してもらったところ、「いいんちゃう」と快く承諾してくれました。仕事が休めるかどうかが大きな懸念点だったので、社長からの後押しのおかげで、私も最終的に決意を固めることができました。
私の両親が参加することになり、費用面もサポートしてくれることになったのも、決定的な後押しとなりました。
不安を乗り越えるための「練習クルーズ」
余談ですが、ピースボートの説明会では、正直、思っていたほど知りたい情報が得られませんでした。特に、子連れの場合の船内での過ごし方、医療体制、食事や洗濯などの日常生活については、既に経験された方のブログを読み漁って情報を補完しました。
申し込んだ後、私の母はかなりネガティブになっていました。「日本周辺を回るクルーズと、太平洋・大西洋を横断するのでは全然違うよ」「太平洋に出たら波が荒くて船酔いしまくるらしいよ」「子どもたちは大丈夫なの?慣れない環境で体調崩すんじゃないの?」など、周囲の声を聞いては不安を募らせていました。
確かに船旅の経験がなかったので、
子どもたちが船酔いするかどうかも分かりません。そこで、私たちはピースボート乗船の約1年前から、船に乗る練習を始めることにしました!
実際に乗ったのは、以下の3つのクルーズです。
別府から神戸港までの阪九フェリー
東京から済州島・鹿児島を巡る5泊6日のMSCベリッシマのクルーズ
沖縄から宮古島・石垣島・台湾を巡る5泊6日のMSCベリッシマのクルーズ
正直なところ、2つ目の東京から出航したMSCベリッシマでは、私が船酔いしてしまい「これを108日間も経験するのは無理かも…」と心が折れそうになったこともあります。
でも、船内でご飯を食べ過ぎないようにしたり、しっかり睡眠をとったり、あるいは「酔わないようにしよう」と身構えるのではなく、「この揺れに身を任せてみよう」という心持ちに変えることで、後半は体調を戻すことができました。
↓これは船酔い前に書けた記事
さらに、船旅の途中で娘が体調を崩して発熱し、船内の医療機関にかかる経験もしました。基本的には英語でのやり取りになりますが、Google翻訳などを使いながら状況を伝え、酔い止め薬をもらったり、持参した市販の風邪薬で乗り切ることができました。
これらの「練習クルーズ」で、船旅での緊急事態も一通り経験できたことで、ある程度の想定ができるようになりました。
色々な不安や大変な準備があったけれど、不安を募らせるよりも、「どうしたら実現できるか?」という視点で進めていき、乗り越えてきました。
あっという間に出港までの時期が近づいてきています。ドキドキしながら、夢の期間を過ごしていきたいなと思っています。
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【世界一周への道】
このマガジンでは、私たちのピースボート世界一周への準備や、旅のリアルな情報をまとめています。ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた人:あらゆち
4歳と1歳の子どもを育てるママ、あらゆちです。本業はWEB制作・マーケッター、そして管理栄養士でもあります。
2025年夏から、家族でピースボートに乗って子連れ世界一周を計画中!
ご飯作りは私の息抜きだけど、時短も諦めたくない派。ありのままの心で、子どもに「誇れるママ」になることを目標に、日々の葛藤や気付きを綴っています。目指すは心の声や自分の想いを、もっと上手に言語化すること!
【SNSもやってます!】
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