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高卒者のための遅咲き英語学習術

今でこそロンドンで博士課程をやっている自分だが、実は20代は最終学歴は日本の専門学校卒だった。専門学校は大卒者もまれに入学するので分かりにくいのだが、自分は日本の高卒で日本の専門学校に入っている。

そんな自分は日本の公立校の高卒までの英語力で、25歳から東京でブラック労働をしながら英語を学び、29歳でイギリスの大学学部に直で入学(日本の高卒者は通常はファウンデーションコースという準備コースに入ってから学部に入る)した。ちなみに分かりやすく数字で表すなら、26歳時に一生懸命勉強して受けたTOEICの点は360点くらい、4年前にコロナ禍の暇つぶしで何も勉強しないで前日に夜更かししてボケた頭で不織布マスクをして受けた(草)TOEICの点は920点。

故に、30過ぎでブリストルの大学学部を卒業後に日本に帰国してから耳にタコができるほど聞かれる質問がこれ。

どうやって英語を勉強したんですか(・▽・)?

↑これ、30代のブラック企業勤務時代のアホな新卒部下から、昨年お世話になった都内某大学病院のエリート医師まで、本当に様々な人々に聞かれた質問である。あまりに長い年月、老若男女問わず、全く接点のない、バラエティーに富んだ職業の人々に全く同じ質問をされる。なので、今回はその質問に答えるべく記事にしてみた。

ただ、自分が25歳だったのは四半世紀前の話なので、当時の英語学習法は今のものとは全く異なるので参考にならないと思われる。なので、今回は英語を学ぶ心得を「学習術」としてお伝えできればと思います。

そもそも自分が25歳の時にやっていたのと同じ学習法は、今の人にとってはアナログ過ぎてやってられないとだろう。自分でもよくあんな労力がかかる勉強をしていたもんだ、と今となっては思うくらいだからだ(笑)。ただ、心得だけは今も昔も通用する(ハズ)。

【注意事項】この記事を読んでも必ず英語力が上がるという保証は全くありません。自己責任でお読みください。

【2025年3月19日追記】
IELTS(英語検定試験)対策の記事を公開しました。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

1 いつやるか?今でしょ。

ちょっと古いが本当にこれに尽きる。さすがはカリスマ予備校教師のバズワード。たった一言で本質をついている。英語に限らず何かを学びたいと思ったら、何も考えずにまずは単語の一つでも覚えることから始めたほうが良い。つべこべ言わずに今すぐ始めろ!

2 何のために英語を学ぶのかをターゲティングせよ

言語はただのコミュニケーションを取るための手段。故に、英語というコミュニケーションツールを何のために学ぶのかを明確にすることが、英語学習を持続するための原動力になる、と自分は考えている。まずはその勉強を続けるための原動力を確保しよう。

ちなみに自分の場合はイギリスの大学学部でアートアニメーションを勉強したかったから英語を勉強しただけ。今も博士課程で研究したい対象があるから英語を使っているだけである。

効率的(別の言い方をすれば「楽する方法」)に英語を習得する方法を探すよりも、まずは目的のターゲティングをするほうがよっぽど英語力は早く上がる(ハズ)。

3 学ぶ環境を選ぶ

自分の経験上、英語を学ぶ時に重要なことの一つは、実は「環境」だと考えている。英語に限らずだが、間違った環境ではどんなに努力をしても何も身に付かない。それどころか間違った環境に居続けると自分のモチベーションも削がれて学ぶことを止めてしまう。さらに言えば金をドブに捨てることになる。なので、間違った環境にいる時はさっさと環境を変えよう。

ここで言う「環境」とは、通う学校や教師、共に学ぶクラスメイト、はては使う教材、今であればオンラインサービスのことである。例えば、以下の記事でも触れているが、自分の場合は四半世紀前に東京のブリティッシュカウンシルの英語学校に通っていた。

当時のブリティッシュカウンシルはイギリス留学を強く意識した学校を運営していた。教師はイギリス本国にて慎重に審査、トレーニングされた一級の教師が日本に派遣されていたので、今思ってもとても質が高かった。今の日本の英会話学校のように、日本人女性と結婚して日本の婚姻ビザを持っているだけの素人イギリス人なんぞは決して雇ってはいなかった。

また、その頃のブリティッシュカウンシルでのクラスメイト達も大変、モチベーションが高かった。今とは違い、留学のハードルが大変高かった時代なので、通っている日本人学生はそれなりの社会的地位の社会人が多く、大学生でも今で言うMARCH以上の学校の学生ばかりだった。そもそも当時の日本は現在よりも大学数自体が少ない(Fラン大学がなかった時代)から大学進学率が低かった。故に、当時の日本の大学生自体が今のそれよりも遥かにモチベーションは高かった。

ブリティッシュカウンシルで使っていた教材もイギリス本国でケンブリッジ大学出版が出していた本場の教材を輸入したものを使っていた。その時代はそれしなかったのだ。ただ、一方で、今の参考書にあるような日本語による日本人が苦手としているところに重点が置かれた解説など一切なかったので日本人には勉強しにくいものの、結果的に否応なしに英語漬けになる、という今のゆるい、もとい、やさしい時代では考えられないような超スパルタ教育となっていた。だからこそ、その時代ではモチベーションが高い人しか英語を学んで留学できなかった、と言うのも一理ある。当然、今のようなオンラインラーニングもなければ、そもそもGoogleすら無かった時代である(当時の検索エンジンはYahooとMSNくらい。しかも今よりもネットも劇遅い)。電子辞書すら普及しきってなかった時代だから、辞書を引くにしても紙の辞書だった。アナログどころかアンプラグド(←音楽用語。電源を使わない、という意味)検索は今の若い人が想像できないくらい労力がかかったもんだ(涙)。

【注意事項】今のブリティッシュカウンシルは英会話に重点を置くようになったので必ずしも留学向きではないかもしれない。皆さんは自分自身で目的やご自身の都合に合った環境を選んでください。

何が言いたいかというと、真剣に英語を学びたい人向けに教育を提供することを目的としている教育機関で、プロフェッショナルな教師から質の高い(スパルタかも)教材を使って学び、モチベーションがアホみたいに高いクラスメイトと切磋琢磨しろ、ということである。

以前の記事に書いた53歳のおっちゃんもモチベーション高かっただろ?なんせ、埼玉の市役所職員の高卒のおっちゃんが家族に秘密でゲリラ的に毎週東京の学校に通ってたんだぞ(笑)。つまり、あんな人がいるようなところで学べってことだ。参考となる事例なのでもう一度、その記事のリンクを下に貼っておくので復習するようにw

なお、今の時代なら対面の学校に通わずにオンラインラーニングでも良いのだろうが、間違っても巷のしょーもない英会話スクールに行ったり、金儲けで英語ネイティブなだけの素人を海外で安く雇っているわからないオンライン英会話なんぞとは契約はしてはいけない。

4 間違えることは正義と心得よ

日本人にありがちなのは間違えることを恐れて何も発言しない、書いたものを見せない、間違えることを恐れるばかりに正解を探し続けて無駄に時間をかけて時間切れ、など。これらは語学学習では特に足を引っ張る。

とりあえず語学学習に限らず、学びの場では間違えることは正義である、と心得ておこう。自分も博士課程の指導教官との面談では日々、研究における間違いを指摘されるが、それを指摘するために教官がいるのである(苦)。

日本人はウザがられるくらい間違った英語で発言する方が英語学習ではちょうど良いと感じる。他の国の人々もみんなそうやっております(と、言うと日本人は安心するので書いとくw)。

最後に

以上が、小中高が日本の公立校だったのに25歳にもなってから英語を学んだくせにアラフィフでロンドンで博士課程をやっている奴、が偉そうに伝える英語学習術(心得え)でした(笑)。

ちなみに、自分の時代は英語の授業は中学校からで、学校の英語の先生たち(純日本人)は「L」「V」も発音できてなかったし、何よりあいつら日本から一歩も出たことがなかった。よくそんなんで英語なんか教えていたよな、って今にして思うけど、かく言う自分も19歳までパスポートを持ってなかったw つまり、そういう時代だった、ということ。

こんなんでも25歳から英語を始めても死ぬまでにはイギリスの大学院の博士課程に入れるくらいの英語力が身についた奴が世界に最低一人はいるので、とりあえず安心してください(爆)。

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