3種類のコーヒーと、その先。
五月の終わり、コーヒーの試飲会を開きました。
会場は、三原市の地域おこし協力隊として活動する
山下さんが営むコーヒー店「Negura x 山下時光珈琲」

場所を貸していただき、
コーヒーも淹れてもらいながら、
ゆっくりと飲み比べができる時間をつくっていただきました。
集まったのは、地域おこし協力隊や支援員の方、障害者雇用に携わる方、
大工さんご夫婦など。それぞれ違う立場で地域と関わる皆さんです。

まずは、みんなで豆を挽くところから始めます。
手回しミルで豆を挽き、一杯ずつ丁寧にドリップ。
小さなカップに少しずつ注ぎ、
同じコーヒーを飲み比べました。
この日、私が持っていったのは、
以前訪れたインドネシアの農園から仕入れたエクセルサ。
コーヒー全体の中でも市場流通量はわずか数パーセントしかない、希少な品種です。
現地で生産者の方に話を聞き、畑を歩いたことを思い出しながら、皆さんと一緒に味わいました。

今回焙煎を担当してくださった方が試飲用に用意してくださったのは、ゲイシャ。
参加者の一人が「これ気になる」と手に取ったことをきっかけに、「せっかくだから飲み比べてみよう」と、みんなで味わうことになりました。
私自身が焙煎したシダモも、この日のラインナップに加わりました。
ミルクと合わせると甘みが出て、私のお気に入りです。
同じコーヒーを飲んでいるのに、感想は本当にさまざまです。
「香りが好き。」
「私はこっちの方が飲みやすい。」
「これは自分より、誰かが好きそう。」
一人で飲んでいたら、「好き」か「苦手」かで終わっていたかもしれません。

でも、誰かの感想を聞くことで、「そんな感じ方があるんだ」と、
自分では気づかなかった味に出会えます。
コーヒーを飲んでいるというより、みんなで味を探しているような時間でした。

コーヒーと一緒にいただいたのは、三原のPÂTISSERIE PIECEさんのケーキ。(写真撮っておけばよかった)
以前、「おいしいよ」と教えてもらっていたお店のもので、この日初めていただきました。
誰かから聞いた「おいしい」が、自分の体験になる。
そんな小さな出来事も、この時間をより豊かにしてくれました。
「好き」が違うからこそ、新しい発見がある。
これからも、コーヒーをきっかけに人が集まり、会話が生まれ、お互いの「好き」を知る時間を少しずつ増やしていきたいと思っています。
その先で、コーヒーだけでなく、人と人との出会いも一緒に届けられるような形を考えています。

私もこちらで購入した葉っぱの形のお皿を、今でも食卓でよく使っています。
※今回会場をお借りした「Negura × 山下時光珈琲」では、コーヒーのほか、紅茶やジュース、スコーンなどの焼き菓子も楽しめます。
※インドネシアで農園を訪ねたときの様子は、こちらの記事にまとめています。
※エクセルサコーヒーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
