見出し画像

【作中資料|解析】湖畔で記録された波形と映像差分|第一記録「湖畔の信号」

CASE-B/記録解析

対象資料

CLIP_001.mp4
CLIP_002.mp4
CLIP_003.mp4
AUDIO_REF.wav
現地撮影映像
現地録音データ

解析目的

  • 受領映像三本の差分確認

  • 受領音声に含まれる反復波形の確認

  • 現地で記録された音声との比較

  • 端末状構造の表示変化と波形の照合


01|受領音声

AUDIO_REF.wavには、風または環境音に近い低い音が記録されていた。

音量は小さく、通常再生では周囲の雑音と区別しにくい。

波形表示へ切り替えたところ、似た形状の反応が複数回確認された。


AUDIO_REF.wav
同一または類似した形状の反応が、一定の間隔を空けて出現している。


確認内容

  • 反応は一度だけではない

  • 発生間隔に大きな乱れがない

  • 各反応の形状が類似している

  • 通常の風音に見られる不規則な変化とは異なる

  • 音の発生源は特定できない

録音機や撮影機材に由来する駆動音も検討した。

ただし、受領映像三本の異なる位置に同様の反応が残っているため、
特定の操作音だけでは説明できない。


02|映像差分

三本の映像は、同じ湖畔を近い位置から撮影したものと判断した。

以下の要素は、おおむね一致している。

  • 岸の形

  • 水面の位置

  • 対岸までの距離

  • 周辺の植生

  • カメラの向き

一方、水辺の奥に記録された輪郭は一致しない。


同一地点と考えられるフレーム。
湖畔の形状は一致するが、奥に記録された線と構造が異なる。


差分

比較対象確認結果

湖面      大きな差なし
岸の形     大きな差なし
周辺の植生   大きな差なし
水辺の奥の輪郭 映像ごとに異なる
通路状の線   一部の映像で確認
建物状の輪郭  一部の映像で確認

波形三本に共通する反応あり

映像全体が破損している場合、
湖面や岸の輪郭にも同様の乱れが発生すると考えられる。

しかし、差が集中しているのは水辺の奥に限られている。

このため、単純な圧縮ノイズまたはファイル全体の破損とは断定できない。


03|現地映像との比較

現地到着時に撮影した映像には、
受領映像で確認された構造物は記録されなかった。


左:受領映像
右:現地到着時の映像


共通しているものは湖畔の地形だけだった。

以下は、現地到着時には確認できない。

  • 通路状の線

  • 建物状の輪郭

  • 湖面上へ続く構造

  • 端末状の物体

受領映像が別の場所で撮影された可能性も検討した。

ただし、岸の形と撮影位置が一致するため、その可能性は低い。


04|現地録音

現地調査の終了直前、録音機の入力表示が一定の間隔で反応した。

周囲では、反応に対応する音源を確認できなかった。

録音された低い音を受領音声と並べた。


上:AUDIO_REF.wav
下:現地録音


完全に同一の録音ではない。

音量と周辺雑音には差がある。

ただし、反応部分の形状と継続時間には共通点がある。

受領音声に記録されていた反応が、
共有された位置情報の周辺で再度発生した可能性がある。


05|方向変化

霧の発生後、録音機の向きを変えながら反応を確認した。

通路状構造の方向へ向けた場合、波形は大きくなった。

反対方向へ向けた場合、反応は弱くなった。


通路方向へ向けた際に、反応が強く記録されている。


この結果だけで、波形そのものが位置を示しているとは断定できない。

ただし調査中、最も強い反応は通路の奥から記録された。


06|端末状構造

通路の先で確認した端末状構造には、
文字または記号に見える表示が現れた。

表示内容は判読できない。

既知の文字体系との照合も行えていない。


表示内容は判読不能。
同じ形状の記号が複数回使用されている。


表示が変化したタイミングで、録音機にも反応が記録された。

その波形を、受領音声および現地録音と比較した。


07|波形照合

記録

共通する反応 
AUDIO_REF.wav あり
CLIP_001.mp4  あり
CLIP_002.mp4  あり
CLIP_003.mp4  あり
現地録音       あり
端末表示変化時       あり

映像に現れた構造物の形は一定ではない。

現地到着時には、構造物そのものが存在しなかった。

それでも、波形だけは複数の記録に共通している。

第一記録で確定しているのは、
通常の湖畔には存在しない構造と
規則的な波形が記録されていることまでであり、
その発生源や意味はまだ判明していない。


解析結果

  1. 受領音声には、類似した波形が反復している。

  2. 同じ湖畔を撮影した映像内で、奥の構造だけが一致しない。

  3. 映像差分は、単純な画面全体の破損とは異なる。

  4. 受領音声と類似する反応が、現地でも記録された。

  5. 反応は、霧の中に現れた通路の方向で強くなった。

  6. 端末状構造の表示変化と、録音機の反応が連動した。

  7. 構造物の形や有無が変化しても、波形には共通点が残る。


未確認事項

  • 波形の発生源

  • 波形が音声なのか、別の信号が音として記録されたものなのか

  • 映像ごとに構造が異なる理由

  • 構造物が現地に存在する条件

  • 霧が発生条件に含まれるか

  • 端末状構造の用途

  • 表示された文字または記号の意味

  • 波形が示していた対象

  • 依頼主が同じ波形を認識していたか


直江透・追記

映像は一致しない。

現地にも、最初は何もなかった。

それでも、波形だけは残っている。

同じ場所を示しているのか。
同じものが、違う形で記録されているのか。

まだ分からない。

ただ、ノイズではない。


映像記録

解析対象となった第一記録の映像。



関連記録

前の記録

制作側の記録


いいなと思ったら応援しよう!

247Axel 応援していただけると、次の制作を続ける力になります。急に踊ったりはしませんが、静かにかなり喜びます。