【作中資料|現地調査】湖畔で確認された構造物|第一記録「湖畔の信号」
CASE-B/現地確認
調査地点
依頼主から共有された位置情報周辺
調査目的
受領映像と現地景観の照合
映像内に確認された構造物の有無
参照音声と現地音声の比較
映像異常の発生原因の確認
天候
曇り。調査中に霧が発生。
現地到着時
共有された位置情報と、実際の湖畔の形状は一致した。
以下についても、受領映像との大きな差は確認されなかった。
岸の形
対岸までの距離
周辺の植生
湖面の位置
撮影地点と推定される場所
ただし、受領映像内に確認された構造物は、
現地到着時には存在しなかった。
周辺にも、該当する施設へ接続する道路や通路は確認できない。

共有された位置情報周辺。
到着時点では、映像内の構造物は確認できなかった。
映像記録
受領映像と近い位置から撮影を行った。
記録されたのは、現地で目視できる景観のみ。
湖
草地
対岸
曇天
受領映像に残されていた通路状の線、
および建物と考えられる輪郭は再現されなかった。
この時点では、
映像内の構造物が現地に常設されている可能性は低いと判断した。
音声反応
撤収準備中、録音機の入力表示が断続的に反応した。
周囲で確認できた音は、風と草木の擦れる音のみ。
入力表示は風による不規則な変動とは異なり、一定の間隔で繰り返された。
録音を停止し、再度開始した後も反応は継続。
録音機の向きと位置を変更したが、完全には消失しなかった。
反応時に記録された低い音は、肉声では確認できない。
受領していた AUDIO_REF.wav と比較した結果、
類似した波形が確認された。

現地で記録された低周波反応。受領音声との共通点が確認された。
霧の発生
音声反応の確認後、湖面付近から霧が発生した。
霧は短時間で広がり、対岸および周辺の景観を遮った。
発生前と比較して、気温や風の急激な変化は確認できなかった。
視界が低下した後、霧の奥に直線的な輪郭が現れた。
最初に確認されたのは、以下の形状。
水平に延びる屋根状の線
複数の柱状構造
湖側へ延びる細い通路
霧の移動後も輪郭は消失しなかった。
構造物
確認された構造物は、駅または搬送施設に近い形状を持っていた。
ただし、一般的な施設に存在する以下のものは確認できなかった。
看板
施設名
案内表示
利用者用の入口
通常の道路との接続
人の存在
通路は湖面上へ延びているように見えた。
目視だけでは、実体の有無を判断できなかった。
通路へ接触したところ、足元に固い感触を確認した。
少なくとも調査中は、荷重による沈下や崩落は発生しなかった。

霧の発生後に確認された構造物。現地到着時には存在していなかった。
端末状構造
通路の先で、黒い平面状の構造を確認した。
最初の確認時には明確な装置として認識できなかったが、再確認時には端末に近い外観を持っていた。
外部に以下のものは確認できない。
電源ケーブル
接続端子
操作ボタン
製造元を示す表記
画面状の部分には、文字または記号に見える表示が現れた。
既知の文字体系との一致は確認できず、内容は判読不能。
表示が変化するタイミングと、録音機に記録された波形の変動が一致した。
確認結果
現地調査によって、以下を確認した。
受領映像の撮影地点と、共有された位置情報は一致する。
到着時点では、映像内の構造物は存在しない。
受領音声と類似する波形が現地で再度記録された。
霧の発生後、それまで存在しなかった構造物が確認された。
構造物には接触可能な部分が存在した。
端末状構造の表示と、録音機の波形が連動した。
未確認事項
構造物が出現した条件
霧との因果関係
通路および構造物の材質
施設の用途
端末状構造の動力源
表示された文字または記号の意味
依頼主が同様の現象を確認していたか
受領映像が撮影された時点での現地状況
現時点では、映像の破損や撮影機材の不具合だけでは説明できない。
直江透・所見
現地に存在しないものが、映像には残っていた。
現地へ行った後、それはもう一度現れた。
二つが同じものなのかは、まだ分からない。
ただ、波形だけは一致している。
関連記録
前の記録
次の記録
いいなと思ったら応援しよう!
応援していただけると、次の制作を続ける力になります。急に踊ったりはしませんが、静かにかなり喜びます。