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発信できるネタがない。現場を離れた創業者が抱える静かな孤独

SNSが続かない、発信するネタがない、がんばっても成果が見えない
そんな自分を「向いていない」と責めてしまうあなたへ…
実は、私も、ずっと同じ場所でもがいている

衣服制服の環境活動家さくらやカナコです。
今回は、そんな私のもがきをお話します。

「私には何もない」からはじまった話

正直に言います。
私には、発信できるネタがないんです。
インスタグラムやブログを開いても、書けるのは営業のこと、プロジェクトのこと、講演やメディア出演のお知らせばかり。
現場の「今日」を届けることが、いつの間にかできなくなっていました。
一方で、全国のさくらやの仲間たち(私たちは「パートナー」と呼んでいます)は、日々の在庫情報を発信して、フォロワーをどんどん増やしています。

うらやましいな、と思うのです。

「よし、私もSNSをがんばろう」と意気込んでみても、ネタがない。
無理をししてしまって続かない。
続ける方法を、今でも探し続けています。

創業当初は、書くことがたくさんあった

そんな私も、さくらやを高松で始めたばかりの頃は、違いました。
無料の地域ブログを使って、在庫情報を載せたり「今日はこの地域にチラシ配りに来ています」と投稿したり。
お客様の声を紹介することもありました。
Facebookが出始めた頃は、子どもの習い事のお迎え待ちの隙間時間に、スマホでせっせと投稿していました。
ところが、さくらやが全国に広がり始めると、私は「本部」の仕事に集中するようになりました。

現場から離れた瞬間、書くことがなくなったのです。

それでも何か発信しようと、家族の行事のことや、作った料理の写真を載せてみたりしました。
しかし、フォロワーは増えませんでした。

ずっと抱えていた「届かない」もどかしさ

創業してから、地域の支援活動にも取り組んできました。
でも、いつも困っていたのは「集客」でした。
幸い、高松店のスタッフたちには子どもがいて、お店に来てくださるお客様にも声をかけられたりもしました。
おかげで活動はにぎわっていたし、ブログに載せる写真も絵になりました。

でも、ずっと思っていたんです。
「さくらやに来てくれたお客様に、もっとお知らせしたい。でも、その手立てがない」
そこで、公式LINEを作ってみました。
でも運用がうまくいかない。
認証をもらうための名前の付け方に苦労もする。
時間だけが過ぎて、だんだん遠のいていったのです。

それでも「みんなにお知らせするには、どうするのが一番いいんだろう」と、ずっと考え続けてきました。

コロナ禍、YouTubeに挑戦してみた

コロナ禍で、YouTubeが一気に広まりました。
それまでは「子どもが見るもの」というイメージだったのに、大人もみんな見るようになっていったのです。
おうち時間でダイエットダンスや料理動画が流行って、私も「やってみよう」と思いました。
ただ本気でやるなら、ちゃんと学びたい。
そう思って、ネット広告で流れてきた「YouTube大学」に入学しました。
受講料はかなりの高額。
でも、これまでSNS発信の難しさを痛感していたから、思い切ったのです。

全身ピンク、やってみました

YouTube大学で、ブランディングの話になりました。
「さくらや=ピンク」というイメージ戦略を立てて、全身ピンクコーディネートに挑戦することに。
でも、冬にピンクの服を探すのは意外と難しいのです。
ピンクのセーター、ピンクのシャツ、ピンクのスカート、ピンクの靴、ピンクのズボン……
お店を何軒もまわって、買いやすい値段のものを少しずつ集めました。

全身ピンクで街を歩いたこともあります。

今思えば、なかなかのチャレンジャーでした。今はちょっと、できそうにありません。若くはないけれど、若気の至り、というやつかもしれませんね。

動画編集の壁

YouTubeは、撮影よりも編集が大変でした。
YouTube Studioのアプリを入れて、有料の編集アプリも使ってみて。スマホで撮影しているから、スマホで編集するのが素人にはやりやすいんですが、限界があったのです。
YouTube大学では「動画は1秒単位の戦略が必要」と教わりました。でも、それは私には無理でした。
撮影と編集に何時間もかけることが、どうしてもできない。

スタッフを増やして手伝ってもらおうとしましたが、編集経験のある人はいなくて、動画はアップされないまま、人件費だけがかかっていく…。
私も素人なら、スタッフにも適切な研修が必要だったし、その人に合った仕事を見極めなければいけなかった。それができていなかったのです。
結局、YouTubeでの発信はやめました。
私が発信しても、現場の声ではなく「本部の声」になってしまう。
視聴者が求めているものとは違う。とそれは自分でもわかっていたから。

「しながらキッチン」という小さな実験

次に思いついたのは、YouTubeでゲストを招いて対談する形式でした。
ゲストと話すことで話題が広がるし、私自身の視野も広がる。
きっかけは、仕事を手伝ってくれていたTさんとの何気ないオンライン通話でした。
お互い主婦だから、夕食の準備をしながらオンラインで話すことがよくあったんです。私たちは子育て、仕事、家庭、介護…
たくさんのことを同時進行でこなさなきゃいけない。頭の中は毛糸がもつれ合いながら、なんとかコトが進んでいく感じ。
「〇〇しながら」が当たり前の日常で、キッチンで大根を切りながらオンライン打ち合わせ、なんてこともありました。

そこから生まれたのが 「しながらキッチン」 という企画です。

ゲストをお招きして、3人でオンラインでおしゃべりする。
これは本当に楽しかったのです。
でも、続きませんでした…

ゲストを探し
日程を調整し
オンラインのURLを発行し
対談し
終わったら編集し
サムネイル用の写真をもらって、サムネイルを作る
ゲストへのお礼のメッセージを送って……と
やることが、多すぎました。

Tさんも忙しくなり、私も別のプロジェクトが始まり、止まってしいました。
でも、これはいつでも再開できるもの。いつか別の形になっても、またやりたいなと思っています。

ここまでが、2023年頃までの話

これが、私がここ数年、広報や発信について試行錯誤してきた記録です。
うまくいったこともあれば、うまくいかなかったことのほうが多い。でも、どれも無駄ではなかったと思いたい。
「通りすぎていくお客様と、どうやってつながり続けるか」
この問いへの答えは、まだ見つかっていません。

そして、まだまだこれからも続いていきます。
この続きは、また次回へ。

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